練習試合 U-19日本代表候補vs全日本大学選抜

今日はU-19日本代表が見たくて西が丘へ。
天気はあいにくの雨。気温もみるみる下がり、観戦には厳しいコンディション。
午前中までの活動だったらしいフル代表・ハリルホジッチ監督の姿を確認しました。
試合形式30分x3本の練習試合。
○1本目
U-19日本代表候補
GK
21 若原 智哉 185/79 京都サンガF.C.U-18
DF
28 藤谷 壮 178/61 ヴィッセル神戸
29 中山 雄太 180/70 柏レイソル
30 橋岡 大樹 182/70 浦和レッズユース
35 初瀬 亮 175/64 ガンバ大阪
MF
8 神谷 優太 176/63 湘南ベルマーレ
16 佐藤 亮 170/60 明治大
26 久保田 和音 170/62 鹿島アントラーズ
32 冨安 健洋 185/72 アビスパ福岡
FW
9 小川 航基 180/70 ジュビロ磐田
14 和田 昌士 177/74 横浜F・マリノス
ーーーーーーーー小川ーーーーーーーー
ー久保田ーーーー和田ーーーーー佐藤ー
ーーーー神谷ーーーーーー冨安ーーーー
ー初瀬ーーーーーーーーーーーー藤谷ー
ーーーー中山ーーーーーー橋岡ーーーー
ーーーーーーーー若原ーーーーーーーー
全日本大学選抜
GK
1 前川 黛也 3年 190/79 関西大
DF
3 今津 佑太 2年 183/77 流通経済大
4 宮地 元貴 3年 183/82 慶應義塾大
6 高尾 瑠 1年 181/64 関西学院大
23 小川原 一輝 1年 183/68 関西学院大
MF
7 野嶽 惇也 3年 177/66 福岡大
15 柴戸 海 2年 178/68 明治大
17 松木 駿之介 1年 170/68 慶應義塾大
19 山口 一真 2年 175/70 阪南大
20 名古 新太郎 1年 169/65 順天堂大
FW
9 松本 孝平 3年 186/86 国士館大
ーーーーーーーー松本ーーーーーーーー
ー松木ーー名古ーーーー山口ーー野嶽ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー小川原ーーーー柴戸ーーーーー高尾ー
ーーーー宮地ーーーーーー今津ーーーー
ーーーーーーーー前川ーーーーーーーー
最初のチャンスはU-19。
1分、混戦となった中盤から16佐藤が右サイドへ大きく展開。
28藤谷が前線に運んでクロスを入れますが、ここはDFがクリア。
序盤ペースを握ったのは一回り体つきの大きい大学選抜。
フィジカル、インテンシティで上回り、U-19陣内でのゲームが続きます。
6分、U-19は中盤の守備でルーズボールに両ボランチが見合ってしまうと、
大学選抜20名古が拾い、素早くラストパス。
最前線9松本の前で、28藤谷がクリアも濡れた芝の影響か中途半端に。
これを再び20名古がダイレクトで狙いますが、キーパー正面をつきます。
U-19のビルドアップはやはりキャプテンの中山が起点。
最終ラインでボールを受ける回数が多く、前線に運びながらパスコースを伺います。
そして10分、劣勢だったU-19はショートカウンター。
中山からパスを受けた8神谷が前を向くと、前方で膨らんでスペースを作っていた9小川へ展開。
小川は横スライドで一人を剥がすと、30m中央から右足を一閃!
左隅に突き刺し、さすがの決定力を見せつけます。
〈U-19日本代表候補 1-0 全日本大学選抜〉
小川はシュートモーションが特徴的で、
インステップというよりインサイドに近い形で、隅に強烈なシュートを繰り出します。
ウォーミングアップでも入念にチェックしていた形で見事な先制点。
先制後も、引き続きペースを握るのは大学選抜。
13分、右サイドから押し込むとコーナーキックを獲得。
意表をつくショートコーナーから20名古がアーリークロスも中は合わせ切れず。
15分、今度は19山口が30m強の距離からミドルで狙うもゴール右。
18分、左サイド連携から攻め込んだ23小川原が切り返しで完全に相手をちぎり突破。
マイナスの折り返しに20名古が合わせたボールは、ファーゴール枠内へ。
しかしここに待っていたのはU-19の35初瀬。
枠内でのブロックからクリアで窮地を救います。
21分、U-19は相手コーナーからのカウンター。
ハーフライン際で受けた14和田が二人を振り切って独走。
しかし、エリア手前で戻ってきたDFにつかまると、一対一でやや躊躇してしまい小川へのパスはオフサイド。
22分、今度はキーパーのパントキックからまたも14和田。
右サイドからカットインで対面の大学選抜2今津を剥がし、左足ミドル。
ややコースが甘く、キーパーがしっかりキャッチ。
前半最後のチャンスはU-19。
29分、 14和田が自陣でパスカットから、9小川が32久保田とのパス交換で密集を突破。
左サイドに大きく展開すると、再びボールを受けた14和田がクロスに持ち込むもDFがカット。
U-19は、中盤を厚くした大学選抜に対し数的不利になるケースが多く、
劣勢に陥ったものの、最終ラインがしっかりと対応。
飛び級の30橋岡は、
マッチアップの大学選抜9松本とのファーストコンタクトでフィジカルの違いを見せつけられたものの、
その後は29中山とコミュニケーションを密にとりながら抑え込みました。
攻撃ではショートカウンターから決定機を創出。
いくつかチャンスに絡んだ14和田は実力の片鱗は見せたものの、
ドリブルにいつものキレがなく機能したとは言いがたいか。
○2本目
GK
1 廣末 陸 180/72 青森山田高
DF
28 藤谷 壮 178/61 ヴィッセル神戸
30 橋岡 大樹 182/70 浦和レッズユース
32 冨安 健洋 185/72 アビスパ福岡
35 初瀬 亮 175/64 ガンバ大阪
MF
8 神谷 優太 176/63 湘南ベルマーレ
11 伊藤 涼太郎 174/62 浦和レッズ
29 中山 雄太 180/70 柏レイソル
31 森島 司 172/58 サンフレッチェ広島
FW
10 森 晃太 175/69 ヴァンフォーレ甲府
13 垣田 裕暉 187/78 鹿島アントラーズ
ーーーー-森-ーーーーーー垣田ーーーー
ー伊藤ーーーーーーーーーーーー森島ー
ーーーー中山ーーーーーー神谷ーーーー
ー初瀬ーーーーーーーーーーーー藤谷ー
ーーーー冨安ーーーーーー橋岡ーーーー
ーーーーーーーー廣末ーーーーーーーー
2本目は、選手を入れ替えたU-19がペースを握ります。
31分、 28藤谷からライン裏へ抜け出した13垣田へパスが通ると、
右サイドからのクロスは、エリア内10森に渡りますが、DFに囲まれシュートには持ち込めず。
38分、今度は左サイド35初瀬から縦パス一本、またも13垣田が抜け出します。
緩急をつけたカットインから右足を一閃。
キーパー強襲のシュートもここは大学選抜1前川がファインセーブ。
39分、U-19はショートカウンター。
右サイド31森島がためて、全速力で追い越す28藤谷を使い相手ラインをちぎると、
速いクロスに10森が飛び込むも、惜しくも届かず。
45分、10森がハーフラインでボールを受けると、細かいタッチから二人を交わし右サイドを突破。
前線に運びアーリークロスを入れると、13垣田がボレーで合わせるも惜しくもゴール右。
ここでU-19は再び選手交代。
ここでお役御免となった右サイドバック28藤谷はさすがの存在感。
スピードはこのゲームでも抜けており、サイドバックであそこまで推進力を持った選手は歴代でもいないレベルでは。
久々の代表招集となった35初瀬は、今日は攻撃の機会は限られたものの、
相手の激しいプレスの中でも、繰り出すショートパスの質が非常によく、パス交換における安定感は見せました。
45分 〜
GK
1 廣末 陸 180/72 青森山田高
DF
4 野田 裕喜 181/73 ガンバ大阪
5 町田 浩樹 188/74 鹿島アントラーズ
19 舩木 翔 175/58 セレッソ大阪U-18
25 長谷川 巧 178/67 アルビレックス新潟U-18
MF
11 伊藤 涼太郎 174/62 浦和レッズ
22 鈴木 徳真 167/57 筑波大
27 伊藤 洋輝 184/73 ジュビロ磐田U-18
31 森島 司 172/58 サンフレッチェ広島
FW
10 森 晃太 175/69 ヴァンフォーレ甲府
13 垣田 裕暉 187/78 鹿島アントラーズ
ーーーー-森-ーーーーーー垣田ーーーー
ー伊藤涼ーーーーーーーーーーー森島ー
ーーーー伊藤洋ーーーーー鈴木ーーーー
ー舩木ーーーーーーーーーーー長谷川ー
ーーーー町田ーーーーーー野田ーーーー
ーーーーーーーー廣末ーーーーーーーー
U-19は交代直後の選手に動きの鈍さが見られると、
46分、大学選抜は縦パスを繋ぎ、エリア内の9松本へ。
キーパーと一対一の局面も、U-191廣末が素早く距離をつめてセーブ。
決定的なピンチを防ぎます。
ここで大学選抜も選手を総入れ替え。
特に印象に残ったのは20名古。
運動量豊富でプレーの関与が多く、密集の厳しいボールもワンタッチで正確な裁きを披露。
19山口は、パワーと技術を兼ね備え、おそらくこのチームの中心的役割を期待されている選手。
もう少し判断スピードを早めたいところか。
48分 〜
GK
12 小島 亨介 1年 183/73 早稲田大
DF
2 溝渕 雄志 3年 174/68 慶應義塾大
5 鈴木 準弥 2年 174/71 早稲田大
14 小池 裕太 1年 170/64 流通経済大
22 米原 祐 3年 183/74 関西学院大
MF
8 手塚 朋克 2年 168/65 慶應義塾大
10 重広 卓也 2年 177/60 阪南大
13 中野 誠也 2年 168/58 筑波大
16 渡邉 柊斗 1年 168/57 東海学園大
FW
11 出岡 大輝 3年 179/71 関西学院大
18 ジャーメイン 良 2年 181/72 流通経済大
ーーーーーーー-ジャメ-ーーーーーーー
ー中野ーーーーー出岡ーーーーー手塚ー
ーーーー重広ーーーーーー渡邉ーーーー
ー小池ーーーーーーーーーーーー溝渕ー
ーーーー鈴木ーーーーーー米原ーーーー
ーーーーーーーー小島ーーーーーーーー
50分、大学選抜は18ジャーメインのキープから、ボランチ10重広が縦パス。
バイタルでボールを受けた11出岡が前を向くと、U-19の5野田が引っ掛けてしまいます。
このフリーキック、14小池がキーパー1廣末の重心の逆をつき、ゴール右隅を鮮やかに揺らします。
〈U-19日本代表候補 1-1 全日本大学選抜〉
2本目は、U-19がペースを握り返す展開も追加点は奪えず。
選手交代後、ゲームスピードに馴染めなかったDFが後手に回ると、
隙をついた大学選抜が同点に。
U-19は2トップが好プレー。
特に目立ったのが13垣田。
質の高いフリーランで相手ラインを度々抜け出した一方、
強靭なフィジカルを誇る大学選抜3今津に対しても、しっかりと背負えることをアピール。
内山ジャパン初招集となった10森は、
悪コンディションの中でも、長短繊細にタッチを使い分け局面を打開。
今日は得意のシュートに持ち込む場面がなかったのが残念。
○3本目
GK
20 辻 周吾 187/80 サガン鳥栖
DF
4 野田 裕喜 181/73 ガンバ大阪
5 町田 浩樹 188/74 鹿島アントラーズ
19 舩木 翔 175/58 セレッソ大阪U-18
25 長谷川 巧 178/67 アルビレックス新潟U-18
MF
17 長沼 洋一 177/64 サンフレッチェ広島
22 鈴木 徳真 167/57 筑波大
24 堂安 律 172/70 ガンバ大阪
27 伊藤 洋輝 184/73 ジュビロ磐田U-18
FW
23 岩崎 悠人 170/64 京都橘高
34 邦本 宜裕 173/74 アビスパ福岡
ーーーー邦本ーーーーーー岩崎ーーーー
ー長沼ーーーーーーーーーーーー堂安ー
ーーーー伊藤洋ーーーーー鈴木ーーーー
ー舩木ーーーーーーーーーーー長谷川ー
ーーーー町田ーーーーーー野田ーーーー
ーーーーーーーー-辻-ーーーーーーーー
69分、大学選抜は左サイド13中野がカットインから強引にミドル。
相手にあたりコーナーを獲得すると、エリア内の混戦から最後は18ジャーメインが押し込み逆転。
〈U-19日本代表候補 1-2 全日本大学選抜〉
再び劣勢に回ったU-19は、最終ラインから34邦本に預け展開を試みるも、
前線の枚数が少なく、バイタルまでボールを運ぶことができません。
23岩崎はスピードをチェイシングでしか発揮できず。
大学選抜は、終盤左サイドから波状攻撃。
75分、13中野のクロスは一旦クリアも、拾った14小池が逆サイドへ正確なクロスを供給。
フリーになっていた11出岡が頭で合わせるも、キーパー正面。
77分、再び左サイド13中野が突破。
深く抉って、マイナスのクロスに11出岡がダイレクトで合わせるも、キーパー20辻がビッグセーブ。
78分、13中野のミドルは再び20辻がセーブ。
これに18ジャーメインがつめるもゴール左。
このまま試合終了。
U-19は結局逆転負けという結果に。
選考の要素が強かったゲームだったからか、チームのスタイルはあまり感じられず。
今後もメンバーの入れ替えは盛んに行われると思いますが、
中山、藤谷、小川の3人が主軸を担っていくような気がしました。
中盤の選手は、神谷がアシストを記録したものの、
攻撃でも守備でも、いずれの選手も大きな存在感を示せなかったのが不安なところですね。
練習試合
U-19日本代表候補 1-1(1-0,0-1,0-1)全日本大学選抜
@味の素フィールド西が丘
(U-19日本代表)10分 小川航基
(全日本大学選抜)51分 小池裕太、69分 ジャーメイン良