SBSカップ
静岡ユースvsU-18スペイン代表

今日はSBSカップで静岡はエコパに。
東海道線、愛野駅から舗装された道路を歩いて15分ほど。
暑かったクラ選、インハイとはうって変わり、屋根に覆われ、日陰で風が吹くと心地よいです。
まず行われるのは静岡ユースとU-18スペイン代表の一戦。
静岡ユース
GK
1 市川 泰成 3年 182/72 東海大静岡翔洋高
DF
3 田口 雄太 3年 163/60 清水ユース
4 立田 悠悟 2年 188/72 清水ユース
5 村松 航太 3年 170/70 清水ユース
7 森下 龍矢 3年 168/62 ジュビロ磐田U-18
MF
2 梅村 豪 2年 169/59 清水ユース
6 荒井 大 3年 174/63 静岡学園高
11 福井 悠陽 3年 167/58 清水ユース
15 旗手 怜央 3年 172/67 静岡学園高
17 赤木 直人 3年 170/65 飛龍高
FW
9 加納 澪 3年 173/68 静岡学園高
2015年U-18日本代表候補/森下
2015年U-17日本代表/立田、梅村
2014年U-17日本代表/村松
ーーーーーーーー加納ーーーーーーーー
ー旗手ーーーーー福井ーーーーー赤木ー
ーーーーー荒井ーーーー梅村ーーーーー
ー田口ーーーーーーーーーーーー森下ー
ーーーーー立田ーーーー村松ーーーーー
ーーーーーーーー市川ーーーーーーーー
U-18スペイン代表
GK
13 Unai Simon 189/84 Athletic Club
DF
2 David Carmona 177/70 Sevilla FC
3 Sergio Akieme 174/70 Rayo Vallecano
4 Javier Jimenez 182/74 Valencia CF
5 Xiker Ozerinjauregi 187/78 Athletic Club
18 Julen Arellano 190/82 Athletic Club
MF
6 Igor Zubeldia 179/76 Real Sociedad
7 Diego Altamirano 181/74 Atletico Madrid
8 Mikel Oyarzabal 180/77 Real Sociedad
10 Alex Garcia 174/69 Villarreal CF
11 Javier Ontiveros 176/70 Malaga CF
FW
9 Simon Moreno 173/70 Villarreal CF
ーーーーーーーー17ーーーーーーーー
ー18ーーーーーーーーーーーーー7ー
ーーーーー8ーーーーーー6ーーーーー
ー3ーーーーーー10ーーーーーー2ー
ーーーーー5ーーーーーー4ーーーーー
ーーーーーーーー13ーーーーーーーー
試合は40分ハーフ。80分終了時点で引き分けの場合は、延長なしで即PK戦。
序盤からスペインがボールをキープ。
左右に展開し、両サイドから仕掛けます。
最初のチャンスはスペイン。
4分、バイタルでのこぼれを8Oyarzabalが左足ミドルで狙いますが、これはキーパー1市川の正面に収まります。
一方の静岡は、5分15旗手が左サイドでためてから5村松を経由して逆サイドへ展開。
7森下がボールを受けてから素早くクロスを入れると、9加納が頭で合わせますが、これはゴール上へ外れます。
スペインは、10Garciaを起点にボールをまわしますが、パススピードはそれほどでもなく、中央から崩すことはできません。
それでも右サイドから押し込むと、コーナーを得る機会が増え始めます。
13分、スペインは8Oyarzabalがバイタルでためてゴール右へ走り込んだ9Morenoへスルーパス。
Morenoはそのまま右足でシュートを狙いますが、これはゴール左へ逸れます。
スペインの次のチャンスは16分、右サイドのコーナーキックに4Jimenezがヘッド。
これはキーパーの正面をつきます。
スペインは中盤で奪われたときの対応が速く、
ボランチ2梅村、6荒井が前線にボールを供給する前に潰されてしまい、なかなか展開することができません。
押し込まれていた静岡は、17分カウンターで7森下からライン裏へ素早くボール入れると、
ディフェンスの頭を越して走り込んだ9加納とキーパーが競争。
交錯しますが、ボールはゴールわずか左へ外れてしまいます。
静岡は続く20分、カウンターから6荒井がドリブルでためて左にいた11福井へ。
深くえぐってクロスを上げると、17赤木のヘッド。
ふわりとしたボールは惜しくもポスト直撃。
決定的なチャンスを作ります。
チャンスを作り始めた静岡は27分、
右サイドのコーナーキックから逆サイド2梅村がフリーで頭で合わせますが、これはゴール左へ外れます。
30分には、前線でボール奪った6荒井が15旗手を経由しバイタルに侵入すると、中央から左足一閃。
強烈なシュートはキーパーが弾きます。
一方スペインも32分、静岡最終ラインからの縦パスを奪ってショートカウンター。
7AltamiranoがドリブルでDFを置き去りにし、右サイドからシュートを狙いますが、キーパー正面に飛んだボールはクリアされます。
36分、静岡は早くも17赤木に替え8河上 将平(3年/MF/東海大静岡翔洋高)を投入。
ボランチに入り、6荒井が左サイド、15旗手が右サイドへ。
一方、スペインも起点になっていた10Garciaを下げ、14Enrique Perez(MF/Rayo Vallecano)を投入します。
前半はこのままスコアレスで終了。
静岡はスペインにボール支配をされるも、パススピードはそれほど速くなく中央を崩される様子はありませんでした。
サイドも3田口、7森下がしっかり対応していますが、コーナーを与えてしまうと、身長が劣るだけに危険な香りも漂います。
後半、開始から静岡が積極的にプレスを仕掛けます。
押し込み始めた静岡のファーストシュートは2分、
8河上が遠めから狙いますが、ゴールを大きく超えてしまいます。
引き続きスペインのポゼッションが始まりますが、前半と異なるのは自陣内ということ。
静岡は54分、疲れの見え始めた11福井に替え、10立川 嶺(3年/MF/ジュビロ磐田U-18)を投入し、更に圧力をかけていきます。
スペインも、途中交代の15Gaspar Panadero(MF/UD Almeria) が左サイドからスピード豊かなドリブルで積極的な仕掛けを見せます。
その後両チームなかなかチャンスを作れないでいましたが、66分、静岡はカウンター。
5村松からの縦パスで一気に9加納が抜け出しますが、キーパーと一対一になりかけたところで後ろからディフェンスの足が伸び、シュートには持ち込めず。
決定的なチャンスを逃します。
先制点を奪いたい静岡は68分、6荒井に変え16薩川 淳貴(3年/MF/静岡学園高)を左サイドに投入。
15旗手が再び右サイドへ。
31分、静岡は左サイドからの展開。
浮き球を9加納が胸で落とし、10立川がバイタル中央へ侵入すると、そのまま右足ミドルで狙いますが、これはゴールわずか左。
36分、静岡はスペイン最終ラインの処理ミスを誘い、拾った16薩川が右サイドゴールライン際まで突破。
角度のないところ左足で狙いますが、これはキーパーがセーブします。
訪れたチャンスを決めきれず、誰もがPK戦への突入を意識し始めた終了間際の78分、ついにゲームが動きます。
スペインは左サイドでコーナーキックを得ると、前半も惜しい場面をつくった4Jimenezが、頭ひとつ出て合わせます。
ボールは右ポストを直撃するも、これをJimenezが自ら押し込んで、スペインが待望の先制点。
〈静岡ユース 0-1 U-18スペイン代表〉
その後静岡は、セットプレーでキーパー1市川も上げて同点ゴールを狙いますが、追いつくことはできず。
後半押し込まれながらもワンチャンスをモノにしたスペインが、勝利を飾りました。
静岡ユースは、敗れたものの強豪スペインに対して堂々の戦いぶり。
ゴールへのいくつかのチャンスをモノにしていれば勝利、そして優勝も見えていたのですが。
チームの起点となっていたのは15旗手。
正確なタッチと体の強さ、使い方のうまさでボールを持つと積極的に仕掛け、左右両サイドで存在感を示していました。
また守備面では、ポゼッションを許したものの、素晴らしいラインコントロールを見せた5村松と集中を切らさずはじき返し続けた4立田のコンビを中心に、中央はしっかりとブロック。
立田は裏へのボール処理で、相手に入れ替わりを許しそうな場面が何度か見られたものの、体をはって押さえ切りました。
また両サイドバックの二人も特筆すべき内容。
3田口はマッチアップしたスペインの選手とはかなりの体格差があったものの、非常に俊敏でケアが速く、相手の動きをしっかりと見極めて対応、自由を奪いました。
7森下は、状況判断が速く相手のプレスが来ても冷静に対応、前線への素早いフィードも光っていました。
元々年代別代表経験者も多いだけに、今後U-18代表を始め、各代表にどんどん絡んでくれるといいですね。
SBSカップ
静岡ユース 0-1(0-0) U-18スペイン代表
@エコパスタジアム
(スペイン)78分 Javier Jimenez