サニックス杯決勝
U-17日本代表vs東福岡


サニックス杯最後の試合は、スタジアムで行われる決勝戦。

地元・東福岡と、注目の久保建英出場のU-17日本代表の対戦ということもあって、
屋根付きのメインスタンドは9割がたの入り。
バックスタンドもそこそこの集客で、3000人ほどが見守ります。

 

U-17日本代表


今大会は、U-17ウズベキスタン代表、韓国高校連盟選抜、U-17北京選抜と同居のグループAを1位通過。
決勝トーナメントは、
1回戦:vs 九州国際大付高 3-2
準決勝:vs 青森山田高 3-0

今シーズン初観戦。
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GK  
1  大迫 敬介  1年 185/77 サンフレッチェ広島ユース

DF 
12 杉山 弾斗  1
年 174/57 市立船橋高
14 藤松 航矢  1年 178/65 サガン鳥栖U-18
15 菅原 由勢  中3 176/66 名古屋グランパスU15
16 小林 友希  中3 181/66 ヴィッセル神戸U-15

MF 
2  田中  陸  1年 166/62 柏レイソルU-18
6  齊藤 未月  2年 165/60 湘南ベルマーレユース
8  中島 元彦  1年 169/63 セレッソ大阪U-18
17 平川  怜  中3 174/63 FC東京U-15むさし
FW
11 中村 駿太  1年 168/60 柏レイソルU-18
21 久保 建英  中2 167/59 FC東京U-15むさし

ーーーー久保ーーーーーー中村ーーーー 
ー中島ーーーーーーーーーーーー田中ー
ーーーー平川ーーーーーー齊藤ーーーー
ー杉山ーーーーーーーーーーーー菅原ー
ーーーー小林ーーーーーー藤松ーーーー
ーーーーーーーー大迫ーーーーーーーー

 

 

東福岡高校

今シーズンは、プレミアリーグWESTに所属。

今大会は、青森山田、星稜、アビスパ福岡と同居のグループDを2位通過。
決勝トーナメントは、
1回戦:vs 大津高 5-1
準決勝:vs U-17ウズベキスタン代表 3-2

今シーズン初観戦。

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GK  

1  前島 正弥  2年 184/79 長崎レインボーSC
DF 
2  中村  駿  1年 178/65 大分トリニータ
3  小田 逸稀  2年 173/68 サガン唐津
4  児玉 慎太郎 2年 178/65 レオーネ山口
21 阿部 海大  1年 180/72 スマイス・セレソン 
MF 

6  青木 真生都 1年 165/60 サガン唐津
7  青木  駿  2年 170/60 長崎南山中
8  田尻 京太郎 2年 173/60 FCコンキスタ

10 福田 湧矢  1年 176/70 小倉南FC
11 高江 麗央  2年 173/62 ロアッソ熊本
FW 

9  藤井 一輝  2年 178/75 ルーヴェン福岡

ーーーーーーーー藤井ーーーーーーーー 
ー青木駿ーーーーーーーーーーー福田ー
ーーーー田尻ーーーーーー高江ーーーー
ー小田ーーーー−青木真−ーーーー中村ー
ーーーー児玉ーーーーーー阿部ーーーー
ーーーーーーーー前島ーーーーーーーー

鍬先 祐弥(2年/MF/長崎南山中)、藤川 虎太朗(2年/MF/サガン鳥栖U-15)は日本高校選抜遠征のため不在。

 

 

試合形式は40分ハーフ。同点の場合は延長なしの即PK戦。

開始から際立つのは、東福岡のパスワークのレベルの高さ。
大きく開いたウイングへ、テンポよく速いボールをまわしていきます。

しかし最初のチャンスはU-17。
4分、ショートカウンターからバイタルでボールを受けたのは21久保。
ドリブルは一旦DFに体を入れられますが、体をするっと入れて奪い返すと、
右足でクロスを入れますが、ここはクリア。

東福岡は、その後も速いパスでサイドに展開しますが、
その次のアクションで、前線の9藤井にボールを預けることができません。

7分、チャンスはまたもU-17。
左サイドからのスローイン、21久保が体を相手にうまく預け入れ替わると、
緩急のついたドリブルで、4児玉を振り切りそのままシュート!
キーパー1前島がセーブしますが、個人技でも十分通用することを示します。

10分、U-17はCB16小林からいい縦パスが11中村に入ると、
おとしを受けた8齊藤がドリブルからシュート。
ボールはゴールを越えますが、いい形を作ります。

15分、U-17のクリアを、東福岡4児玉が後逸。
右サイドに流れたボールを拾った11中村が、カットインから左足のシュートと見せかけ、ヒールで深い切り返し。
右足でシュートを狙いますが、ゴールわずか左。

そして17分、東福岡9藤井のおとしを狙い、U-17の17平川が3小田からボールを奪取。
速い縦パスを供給すると、左サイド開いていた11中村が右足で強烈なミドル!
キーパー強襲のボールは、1前島が何とかセーブ。
U-17が東福岡のパスワークを徐々に守備網に嵌め出し、鋭いショートカウンターからゴールに迫ります。

23分、東福岡の最初のチャンス。
何度か突破を見せていた右ウイング10福田が、力強いドリブルからシザーズで右サイドを完全にちぎると、
折り返しに、エリア内フリーで待っていた8田尻が合わせますが、シュートはゴール上。
ここは決めておきたかったところ。

26分、U-17はバイタルでボール奪うと、21久保が一人を剥がしシュート。
DFがブロックしたボールをフォローに入った17平川が狙いますが、またもディフェンスが触ります。

そして29分、均衡が崩れます。
11中村、21久保の見事な連携で中央突破。
運んだ久保がタイミングを見て右サイドへ展開すると、
2田中がカットインから、思い切りよく左足を振り抜きます。
強烈なシュートは、ゴール右隅へ。
キーパー一歩も動けない見事なシュートで、U-17が先制!
〈U-17日本代表 1-0 東福岡高校〉

攻め手を緩めないU-17は続く31分、
右サイドからのスローイン、エリア内11中村が頭で落としたボールを21久保がボレーで狙いますがキーパー正面。

そして33分、U-17は中盤でボール奪うと、21久保が30m地点から左足で強烈ミドル。
急激に落ちたボールに、キーパー1前島は正面で構えていたものの、軌道を読み切ることができず触るのがやっと。

防戦一方の東福岡は36分、
右よりエリア手前でフリーキックを得ると、11高江が蹴ったボールはクロスバー直撃。

続く39分、エリア内で9藤井がボールを納めシュートまで持ち込みますが、
囲むディフェンスを剥がしきれずシュートはブロック。

そして前半終了。

序盤、東福岡が速いパス展開を見せていたものの、
U-17は最終ラインとウイング、ワントップのギャップを埋めて、パスコースを分断。
後ろや横への繋ぎを奪いどころに定めると、奪取から素早くショートカウンターに移り、
21久保、11中村の個人技から決定機を作り出しています。

東福岡は右ウイング10福田のドリブルでしかチャンスを作り出せておらず、
予想外に厳しい展開に。

 

 

後半開始から、U-17は、
15菅原→3石原 広教(2年/DF/湘南ベルマーレユース)、
16小林→4青山 夕祐(1年/DF/名古屋グランパスU18)。

46分、U-17は中盤でボールを奪った17平川が、
ドリブルから自ら狙いますが、シュートはゴール左。

48分、東福岡は右サイドのコーナー。
11高江のライナー性のボールに3小田が頭で合わせますがゴール左。

53分、東福岡は
8田尻→20佐藤 凌我(2年/FW/福岡市立次郎丸中)。
前線の布陣を以下の通りに。
ーーーーーーーー藤井ーーーーーーーー 
ー青木駿ーーーー福田ーーーーー佐藤ー
ーーーー青木真ーーーー高江ーーーーー

57分、U-17は右サイドを6齊藤が強引に抉りシュートまで持ち込みます。
キーパー触りますが、脇を抜けゴールへ向かうボールを8中島が押し込み追加点・・・かに思われましたが、
ここは中島が惜しくもオフサイドの判定。

その後両チーム中盤でボールを回す時間が続き、決定機が生まれないまま時間が過ぎていきます。

68分、U-17は、
2田中→10藤本 寛也(1年/MF/東京ヴェルディユース)、
8中島→5西山 大雅(1年/MF/横浜F・マリノスユース)。
布陣を以下の通りに。
ーーーー久保ーーーーーー中村ーーーー 
ー平川ーーーーーーーーーーーー藤本ー
ーーーー齊藤ーーーーーー西山ーーーー

その後、個で仕掛けてくるU-17に対し、
最終ラインで食い止める場面が続いていた東福岡は、徐々に消耗。
ラインが上げられなくなってしまい、中盤が間延びして危険な状態に。

69分、17平川が中盤から持ち上がりミドル。
これはゴール左へ外れます。

73分、東福岡はロングボールをクリアしきれず。
右サイド11中村がクロスを入れますが、やや前に行ってしまいキーパーがキャッチ。

74分、久しぶりの東福岡のチャンス。
右サイド10福田が単騎で突破、速いグラウンダーのクロスに、
ニアに走り込んだ20佐藤が合わせますが、惜しくもサイドネット。

75分、U-17は右サイドエリア内、21久保がキープからリフティングで相手を交わし、
囲まれる中コンパクトな振りで強烈なシュート。
これはゴールわずか右上。

78分、U-17は、
17平川→7堀 研太(1年/MF/横浜F・マリノスユース)。

78分、6齊藤が前線の11中村に預けて、狭いスペースを突破。
左サイドからカットインでバイタルに侵入し、シュートまで持ち込みますが、
惜しくもゴール左。
終盤まで追加点を狙う姿勢を崩しません。

そして最後まで攻め続けたU-17の勝利を告げるホイッスル。

終始ゲームを支配し続けたU-17日本代表が、
サニックス杯14回目の出場にして、初の頂点に立ちました。

 

U-17はフィジカルで上回る東福岡に対しても、
一歩も臆さず自分たちのペースに持ち込みました。

非常に効いていたのがダブルボランチ。

キャプテン6齊藤は、攻守に貢献度の高い素晴らしい選手。
ボディバランスが抜群によく、守備では球際を激しく制し、
攻撃でも、同じくフィジカルに長ける東福岡3小田をちぎり、あわやゴールまで持ち込むなどその突破力を披露。
展開力、スタミナも十分で、今シーズン中にトップチームでの出場もあるかも。

17平川は、フリーランニングの質が非常によく、
守備では相手のパスを読み、鋭く飛び出して度々ボールを奪取。
奪ってからも、素早くパスを出すところ、相手を剥がすところの状況判断がよく、
中学生ながら、このゲームでも存分に持ち味を発揮していました。
ミドルシュートも可能性を感じるものが。

11中村は、今日はゴールこそなかったものの相手への十分な脅威に。
得点を決めることに技術を特化させており、ボールを受けてからシュートに持ち込むまでの動作がとてもしなやか。
威力も十分で、自ら狙うことを第一とし、次の選択肢として周囲を使うという意思決定の順序が、
非常に整理されている印象を受けました。
スナイパーのような雰囲気が、とても魅力的な選手で、まもなく開幕するプレミアリーグでの活躍もとても楽しみ。

そして中学2年生の久保は、このレベルでも特別な才能を有していることをはっきりと示しました。
体の預け方や、タッチの強弱、コースが非常に巧みで、一回り上の相手を翻弄。
シュート技術も非常に高く、コンパクトな振りでゴールを強襲。
無回転シュートで正面に構えたキーパーを慌てさせた場面は、U-18年代のゲームではなかなか見ることができないものでした。
相手との”間合い”のコントロールに務めているところも特徴的で、
振る舞いのひとつひとつもふくめて、スペインの選手がプレーをしているよう。
彼も今年から参戦するプレミアリーグでのプレーが本当に楽しみです。


昨年夏冬連覇を達成し、今シーズン3冠を目指す東福岡にとって、
気持ちを改めて引き締めるに十分なゲームだったのでは。

最終ラインとウイング、ワントップの距離感、そしてくさびの精度が良好ではなく、
今日はことごとくパスを分断されてしまいました。
インサイドハーフの対人も改善の余地が。

今日は不在だった藤川、鍬先が復帰すればまた違ったレベルのプレーを見せてくれると思いますが、
プレミアリーグでは一戦一戦謙虚に戦い、昨年を超えるようなチームを作り上げて欲しいですね。

 

サニックス杯 決勝
U-17日本代表 1-0(1-0)東福岡高校
@グローバルアリーナ
(U-17)29分 田中陸

 

 

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