プリンスリーグ東海第8節
JFAアカデミー福島vs清水桜が丘

JFAアカデミー福島U-18
今大会は、
第7節終了時点で、6勝1敗勝点18で1位。
中断期間に行われたクラブユース選手権は、
東海大会準優勝で、全国大会進出。
全国大会GLは、
三菱養和、川崎フロンターレ、ブラウブリッツ秋田と同組。
今シーズン初観戦。
GK
1 川上 康平 3年 188/76 JFAアカデミー福島
DF
2 加々美 蓮 3年 169/62 JFAアカデミー福島
4 福田 尊琉 3年 176/70 JFAアカデミー福島
6 加藤 聖 3年 171/63 JFAアカデミー福島
8 廣岡 睦樹 3年 176/68 JFAアカデミー福島
MF
7 高木 一史 3年 178/66 JFAアカデミー福島
10 橋田 尚希 3年 166/58 JFAアカデミー福島
14 外薗 隆一 3年 162/58 JFAアカデミー福島
15 向井 ひな太 3年 163/62 JFAアカデミー福島
28 三戸 舜介 2年 161/55 JFAアカデミー福島
FW
9 植中 朝日 3年 179/72 JFAアカデミー福島
ーーーーーーーー植中ーーーーーーーー
ー三戸ーーーーー橋田ーーーーー向井ー
ーーーーー外薗ーーーー高木ーーーーー
ー加藤ーーーーーーーーーーー加々美ー
ーーーーー福田ーーーー廣岡ーーーーー
ーーーーーーーー川上ーーーーーーーー
61分
7 高木→
21 竹内 洲人 2年 169/56 JFAアカデミー福島
80分
15 向井→
40 本保 奏希 1年 170/52 JFAアカデミー福島
90分
4 福田→
43 山之内 佑成 1年 173/63 JFAアカデミー福島
2019年U-17日本代表/三戸、竹内
静岡市立清水桜が丘高校
今大会は、
第7節終了時点で、5勝2敗勝点15で3位。
中断期間に行われたインターハイ予選は、
静岡県大会優勝で、全国大会進出。
全国大会は、1回戦で東福岡(福岡)と対戦。
今シーズン初観戦。GK
1 藤原 元輝 3年 城内FC
DF
2 村上 太一 3年 アスルクラロ沼津
3 望月 海千 3年 清水FC
13 加藤 俊介 2年 清水エスパルス
14 佐野 光紀 2年 SEPARADA SC
MF
6 宇山 翔太 2年 清水エスパルス
7 安部 侑真 3年 SALFUS oRs
8 古長谷 千博 3年 清水エスパルス
25 野牧 稜平 3年 グランパス三好
FW
5 黒田 瞬矢 3年 エスパルス駿東
10 松永 颯太 3年 アスルクラロ沼津
ーーーー松永ーーーーーー奥田ーーーー
ー古長谷ーーーーーーーーーーー安部ー
ーーーー野牧ーーーーーー宇山ーーーー
ー望月ーーーーーーーーーーーー村上ー
ーーーー佐野ーーーーーー加藤ーーーー
ーーーーーーーー藤原ーーーーーーーー
HT
5 黒田→
9 前田 翔茉 3年 藤枝東FC
61分
13 加藤→
11 植田 遼太郎 3年 藤枝東FC
試合形式は45分ハーフ。
天候は雨。時之栖グラウンドは初めて訪れたが、ピッチラインに沿って屋根付き・個別座席の観客席があって非常に良好な観戦環境。
この規模のサッカー場が、もっと増えるといいのだけど。
アカデミーは、年代別代表経験のあるCB3狩野奏人(3年)が不在。
この試合CBに入った8廣岡睦樹は、本職はボランチかな?
桜が丘は、清水エスパルスユースから転籍したCB4東海林泰地(3年)が不在。
首位を走るアカデミーが、序盤からゲームを支配する。
総じて個々の基礎技術が高く、とりわけキックの質がいい。
8廣岡睦樹の右足、6加藤聖の左足は特筆もので一振りで局面を打開するスペシャリティだ。
左サイドバック6加藤聖は、プレースキッカーも務める。
フィード能力だけでなく、タイミングの良い攻め上がりからパワフルな推進力もあり。
このポジションでは、今年見た中で一番いい選手。
最初のチャンスはアカデミー。
8廣岡睦樹のフィードから9植中朝日が抜け出す。
エリア右寄りから右足のフィニッシュも、ゴール左へわずかに外れる。
組み立てにおいて目立つのが、ボランチ14外薗隆一。
運動量が多くボールホルダーに寄せて、パスワークに絡む潤滑油的な存在。
左足の配球もよく、守備では高い危機察知能力を備え、ルーズボールに身体を張ってリスクを摘み取る。
両サイドへパスをつけ、サイドバックが大外、後ろにトップ下あるいはボランチが素早くフォロー。
数的優位を作り出し行けるなら縦、ダメなら戻して逆サイドへ展開とプレーモデルの練度が非常に高い。
中高一貫教育の賜物か、この辺りのオーガナイズは群を抜いている。
17分、左サイド28三戸舜介がパスを引き込み、最終ラインを押し下げる。
フォローした10橋田尚希が逆サイドへ展開。
中央でのパス交換エリア右寄りに侵入した2加々美蓮がシュート。
キーパーがなんとか触って逃れる。
この左CK、中央で9植中朝日がドンピシャヘッドでゴールに突き刺す。
アカデミーが先制。
防戦一方の桜が丘は、前線に180半ばの長身5黒田瞬矢を配置。
体の厚みもあるが、機動力が不足し空中戦に勝ち切れない。
背番号的にCBとの併用かな?
10松永颯太が落ちてボールを引き込むも、アカデミーは複数人で寄せ潰しにかかる。
それでも20分、中盤右サイドで受けた松永が素早く逆へ展開。
8古長谷千博がカットインから右足で際どいシュートを放つが、惜しくもゴール右。
二人だけであっという間にチャンスを作り出し、このホットラインは今年の桜が丘の生命線だ。
その後も、アカデミーが次々の決定機を作り出すがスコアは動かず前半終了。
桜が丘は、前線に9前田翔茉を投入。
機動力のある前田のプレスバックにより前プレの効力が増して徐々にアカデミーをハメだす。
一転押し込まれる展開となったアカデミーは自陣から押し上げることができない。
桜が丘が決定機を迎える。
ボランチ25野牧稜平のミドルフィードを10松永颯太が胸で落とす。
飛び込んだ9前田翔茉がジャンピングボレー。
ゴール強襲も、ここはアカデミー1川上康平が横っ飛びでビッグセーブ!
存在感を示したのが、桜が丘伝統の8番を背負う古長谷千博。
線は細いが、攻撃センス抜群。
相手に囲まれスペースのない局面でも、その上を行くイマジネーションで打開する。
カットインから深い切り返しで剥がし、左足ショットも強烈。
この形で何度もチャンスを作り、自分のモノにしている。
15分、守勢のアカデミーは、相手CKのクリアに28三戸舜介がハーフラインから独走。
GKとの一対一を巧みなチップキックで制し、大きな追加点をゲット。
AFCU-16選手権優勝メンバーの28三戸舜介。
小柄だが、基礎技術そして体の使い方がよくキープ力は抜群。
そしてチーム戦術における役割への理解度の高く、頭の良さが伺える。
47分、アカデミーは右サイドの2加々美蓮が縦にクサビを入れる。
9植中朝日がCBを背負いながら落とし、内側に切れ込んだ加々美がエリアへ中央から侵入。
プッシュはGKがストップするが、こぼれを植中が押し込み決定的な3点目。
9植中朝日は、アカデミーのエースストライカー。
裏抜けのスプリント、背負ってのキープからパスワークへの絡みと万能。
クロスへの反応もよく、スコアラーとしての能力も高い。
プロ入りも狙える逸材では?
48分、桜が丘は左コーナーのチャンス。
再構築から8古長谷千博が左サイドを突破しクロス。
ゴール手前混戦となると、最後は6宇山翔太が左足ボレーで突き刺し1点を返す。
これをラストプレーにタイムアップ。
押し込まれる時間帯もあったが、アカデミーが上位対決を貫禄の試合運びで制した。
選手それぞれの役割が非常に整理されており、チームとしての機能性がすこぶる高い。
クラ選本大会でも、上位進出の可能性は十分にある。
2019年6月28日 14:00K.O.
プリンスリーグ東海 第8節
JFAアカデミー福島U-18 3-1(1-0)静岡市立清水桜が丘高校
@時之栖スポーツセンター御殿場グラウンド
(アカ)18分 植中朝日、61分 三戸瞬介、90+3分 植中朝日
(清水)90+4分 宇山翔太