プリンスリーグ関東第4節
桐光学園vs矢板中央

桐光学園高校
昨年度は、
プリンスリーグ関東:6勝5分7敗で7位。
インターハイ:神奈川県予選敗退
高校選手権:神奈川県予選敗退
今大会は、
第1節:vs 前橋育英(A)3-1
第2節:vs 横浜F・マリノス(H)0-0
第3節:vs 大宮アルディージャ(A)0-2
今シーズン初観戦。
GK
1 丸山 拓郎 3年 180/72 GRANDE FC
DF
4 内田 拓寿 3年 180/68 FC多摩
5 望月 駿介 3年 175/70 FC多摩
7 國谷 敦史 3年 169/71 GRANDE FC
8 岡 孝樹 3年 176/70 FC渋谷
MF
2 田中 彰真 3年 164/59 FC東京むさし
6 中村 洸太 2年 163/61 東急レイエス
9 阿部 龍聖 3年 161/58 FC多摩
10 西川 潤 2年 180/66 横浜F・マリノス
FW
11 敷野 智大 3年 175/76 FC川崎栗の木
13 西牧 蓮 3年 173/68 横浜FC鶴見
ーーーー西牧ーーーーーー敷野ーーーー
ー西川ーーーーーーーーーーーー阿部ー
ーーーー中村ーーーーーー田中ーーーー
ー國谷ーーーーーーーーーーーーー岡ー
ーーーー望月ーーーーーー内田ーーーー
ーーーーーーーー丸山ーーーーーーーー
80分
13 西牧→
19 佐々木 ムライヨセフ 2年 173/66 横浜F・マリノス追浜
85分
6 中村→
18 鷲塚 蓮 3年 188/80 平塚市立金旭中
2018年U-16日本代表/西川
矢板中央高校
昨年度は、
栃木県1部リーグ:17勝1敗で1位。
参入戦を制し、プリンスリーグ関東昇格。
インターハイ:栃木県予選敗退
高校選手権:ベスト4
今大会は、
第1節:vs 横浜F・マリノス(A)2-1
第2節:vs 大宮アルディージャ(H)1-0
第3節:vs 桐生第一(A)1-0
今シーズン初観戦。
GK
1 安西 駿 3年 183/67 会津サントスFC
DF
2 後藤 裕二 3年 173/66 栃木SC
3 長江 皓亮 2年 180/70 FCV可児
4 白井 陽貴 3年 180/75 FCエルマーノ那須
5 内田 航太郎 3年 171/70 水戸ホーリーホック
MF
6 土谷 大晟 3年 172/61 波崎市立波崎第三中
8 木村 泰晟 3年 167/57 那須塩原市立三島中
16 池田 隼人 3年 177/67 宇都宮市立田原中
17 伊藤 恵亮 3年 170/56 クラブ与野
FW
14 大塚 尋斗 3年 181/73 FCレガッテ
18 久永 武蔵 2年 174/65 アイデンティみらい
ーーーー大塚ーーーーーー久永ーーーー
ー木村ーーーーーーーーーーーー伊藤ー
ーーーー池田ーーーーーー土谷ーーーー
ー内田ーーーーーーーーーーーー後藤ー
ーーーー白井ーーーーーー長江ーーーー
ーーーーーーーー安西ーーーーーーーー
30分
18 久永→
10 飯島 翼 3年 170/58 FCファイターズ
HT
8 木村→
9 板橋 幸大 3年 154/52 FCスポルト宇都宮
17 伊藤→
7 山下 純平 3年 168/58 FCV可児
・試合形式は45分ハーフ。
・昨日に続き今日も非常にいい天気。初めての桐光学園は、直近の人工芝化を終え公式戦使用可となり、屋寝付きスタンドありと私立校の底力を感じる素晴らしい施設。観戦環境としてもユース年代随一。
・矢板中央は選手権で注目を集めた11望月謙(3年・埼玉ユナイテッドフェスタ)が不在。
・両チーム監督を始めベンチから声がよく出ることもあってか、序盤からヒートアップ。球際は非常に激しい。
・矢板は14大塚尋斗を狙ったハイボール。桐光はライン裏へのロングキックをスピードのある9阿部龍聖、13西牧蓮に狙わせるが、チェックが厳しくお互い自由がない。
・大塚と桐光5望月駿介のマッチアップは、非常に見所に溢れる。空中戦に強みのある望月だが、大塚もハンドオフで吹っ飛ばす場面もあり、お互い体の強さは高校トップレベル。
・桐光は、徐々にサイド展開の精度を増していく。左は10西川潤と7國谷敦史の細かい連携。押し上げた國谷のスルーパスに逆サイドの9阿部龍聖が抜け出しシュートに持ち込む場面も。
・15分ごろから若干ペースダウン。桐光は最終ラインからのビルドアップ。2田中彰真が最終ラインに落ちて起点となるが、左CB5望月駿介、サイド7國谷敦史と共に右利きのため、左キックは悪くないが受け方でどうしてもワンテンポ遅れる。
・桐光のボランチは田中と6中村洸太。共に小柄で味方や局面への寄せに強みを持つ機動性の高いペア。一方の矢板はサイズのある16池田隼人を置き、ハイボールの一次ブロックの役割を果たす。
・31分、矢板は早くも10飯島翼を投入。この後の交代も含めて、前線の入れ換えは元々決まっているよう。
・その後も両チーム決定機がなかなかつくれない。矢板は縦に急ぎすぎで繋ぎの精度を欠く。桐光は時折クロスまで持ち込む場面もあったが中と息が合わず、クロス精度・トップの位置取り(特にニアへの突入)両方改善が必要だろう。
・このまま前半終了かと思われたが、43分、桐光は右サイドでセットプレーを得ると、7國谷敦史のクロスを中央5望月駿介が頭で叩き込み先制に成功する。
・後半スタートからやはり矢板は両サイドを変える。
・序盤一点を追う矢板が強度高く押し込むが、途中出場のドリブラー8板橋幸大はマッチアップの桐光8岡考樹に抑え込まれ、なかなかチャンスを作れない。
・一方の桐光は、左10西川潤がスピードに乗った突破から際どいミドルを放つと、左クロスからこぼれを9阿部龍聖が合わせるもゴール上。7國谷敦史の強烈ミドルは矢板1安西駿のグッドセーブにあい、追加点を奪えない。
・10西川潤は、高校年代のプレースピードにも大分順応したようで、高速連携や長い足を用いたフェイクでの単独突破など見せ場を作ったが、クロス、シュートと最後の局面は精度・アイデアをもっと高めてほしい。
・追加点の好機を逃した桐光は一瞬の集中の欠如が命取りになる。25分、矢板1安西駿の何でもないパントを誰も触れずにバウンドさせてしまうと、そのままライン裏にこぼれ、抜け出した9板橋幸大がヘッドで飛び出した1丸山拓郎の頭を越して同点。非常にもったいない失点。
・よくない取られ方で明らかにメンタルの低下が伺える桐光に、矢板がさらに畳み掛ける。
・29分、右サイドをこの試合で初めてといってもよい小気味よいコンビネーションで崩し、2後藤裕二がゴールライン際まで侵入すると、折り返しを6土谷大晟が合わせて逆転に成功する。
・この連携にも絡んだ10飯島翼は面白い選手。どちらかというとフィジカルに長けた選手が多い矢板において、異質さが際立つテクニシャン。左足の吸い付くようなトラップから独特なリズムのパス、ドリブルを繰り出し大きなアクセントになる。プレー選択のいやらしさも持ち合わせる。
・追う立場となり、再び強度を高める桐光だが、矢板は4白井陽貴中心に体を張って守る。セットプレーから再び5望月駿介のヘッドが飛び出すもゴール内カバーに入っていた2後藤裕二がクリア。絶対的なスタミナの差も表れ始め矢板はここから再び桐光を押し込む。
・40分、矢板は左9板橋幸大の仕掛けは止められるが、浅いクリアを拾った14大塚尋斗がエリア左角度のないところから左足を振り抜くと、逆サイドネットに突き刺さるファインゴール。ここで突き放せるところに今年の矢板の強さを感じる。
・ポスト役として奮闘していた14大塚尋斗だが従来はよりプレーに幅のある万能型のようなので、別に潰れ役をやってくれる選手がいてセカンドを受ける側になればもっと得点が期待できそう。その意味で、矢板には望月謙という更なる伸び白も残っている。
・長身18鷲塚蓮を投入し、パワープレーを仕掛けた桐光だが、なおも強度を保つ矢板の前になす術なし。矢板が地力を感じさせる逆転勝ちで開幕からの連勝を4に伸ばした。今シーズンの台風の目になるチームだ。
2018年04月29日 11:00K.O.
プリンスリーグ関東 第4節
桐光学園高校 1-3(1-0)矢板中央高校
@桐光学園サッカー場
(桐光)44分 望月駿介
(矢板)71分 板橋幸大、76分 土谷大晟、84分 大塚尋斗