プリンスリーグ関東第5節
横浜FCvsヴァンフォーレ甲府

GWもあと2日。
雲ひとつない気持ちがいい天気。
プリンスリーグ関東、ヴェルディグラウンドと迷ったけど、今日は横浜FCLEOCトレーニングセンターへ。
相鉄・上星川駅からバスで5分ほど、丘陵の浄水場上に人工芝のピッチが2面。ピッチ沿い、金網を挟んで幾つかベンチが設けられており、観戦はグラウンドレベルに。
連勝で波に乗る横浜FCユースと、ヴァンフォーレ甲府U-18の一戦。
横浜FCユース
昨シーズンの成績は、
クラブユース選手権:ベスト16
高円宮杯:神奈川県1部リーグ優勝
Jユースカップ:1回戦敗退
プリンスリーグ関東は、
第4節終了時点で2勝1敗で5位。
第1節(A) vs 前橋育英 1-4
第2節(H) vs 山梨学院 ※天候不良のため延期
第3節(H) vs 帝京第三 1-0
第4節(A) vs 桐光学園 3-1
今シーズン初観戦。
GK
16 加茂 剛 2年 188/77 バディーSC
DF
2 菅原 道人 3年 177/64 横浜FC
4 神山 京右 3年 177/64 東急レイエス
5 藤富 涼南 2年 170/61 横浜FC
15 橋本 健人 2年 170/54 横浜FC
MF
6 西条 正輝 3年 173/66 横浜FC
7 山本 凌太郎 3年 172/59 横浜FC
8 小澤 知也 3年 180/66 横浜FC
10 服部 剛大 3年 164/60 横浜FC
13 瀬長 直亮 3年 176/67 横浜FC
FW
9 金澤 隆太 3年 178/77 BANFF横浜ベイ
ーーーーーーーー金澤ーーーーーーーー
ー服部ーーーーーーーーーーーー瀬長ー
ーーーー山本ーーーーーー西条ーーーー
ー橋本ーーーーー小澤ーーーーー藤冨ー
ーーーー神山ーーーーーー菅原ーーーー
ーーーーーーーー加茂ーーーーーーーー
79分
7 山本→
34 平松 功輝 1年 170/52 横浜FC
85分
13 瀬長→
11 中村 拓貴 3年 168/60 横浜FC
2015年U-17日本代表/服部
2015年U-15日本代表候補/神山
ヴァンフォーレ甲府U-18
昨シーズンの成績は、
クラブユース選手権:ベスト8
高円宮杯:プリンスリーグ関東9位
Jユースカップ:2回戦敗退
プリンスリーグ関東は、
第4節終了時点で1勝2敗1分で7位。
第1節(A) vs 川崎フロンターレ 0-1
第2節(H) vs 東京ヴェルディ 1-2
第3節(A) vs 前橋育英 2-1
第4節(H) vs 帝京第三 1-1
今シーズン初観戦。
GK
1 関 敦也 3年 172/72 浦和レッズ
DF
4 酒井 匠 3年 188/78 ヴァンフォーレ甲府
5 入間川 景太 2年 179/65 ヴァンフォーレ甲府
18 金子 航太 1年 167/54 ヴァンフォーレ甲府
24 土屋 快登 1年 175/61 ヴァンフォーレ甲府
MF
6 岡野 将也 2年 171/60 Uスポーツクラブ
7 西海 那音 3年 180/70 ヴァンフォーレ甲府
19 長田 光生 1年 177/64 ヴァンフォーレ甲府
20 馬場 智哉 1年 165/56 ヴァンフォーレ甲府
FW
11 小澤 輝 2年 169/59 フォルトゥナSC
27 堀越 翔也 1年 171/67 1FC川越水上公園
ーーーー堀越ーーーーーー小澤ーーーー
ー長田ーーーーーーーーーーーー馬場ー
ーーーー岡野ーーーーーー西海ーーーー
ー入間川ーーーーーーーーーーー土屋ー
ーーーー酒井ーーーーーー金子ーーーー
ーーーーーーーー−関−ーーーーーーーー
68分
19 長田→
15 結城 碧生 2年 174/64 1FC川越水上公園
73分
11 小澤→
16 大橋 勇斗 2年 168/63 ヴァンフォーレ甲府
昨年からレギュラーの10宮川瑞希(3年/フォルトゥナSC)はベンチ外。
試合形式は45分ハーフ。
序盤は最終ラインから組み立てたい横浜FCと、激しいプレスで応戦する甲府の構図。
横浜FCは中盤以前の動きが少なく、なかなか縦パスが入らず。甲府に相手陣内のスペースを埋められており、パス回しのテンポが上がりません。開始10分まで、両チーム決定機なし。
しかし12分、思わぬ形から均衡が崩れます。横浜FCのハイクロスを甲府4酒井が処理ミス。つめた横浜FC9金澤が競り合いを制すと、エリア内侵入、一旦潰されるも、フォローに入った7山本がゴール左隅に蹴りこみ横浜FCが先制!
〈横浜FCユース 1-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
20分、先制した横浜FCが右コーナー。ファー4神山が打点の高いヘッドで合わせるもミートせず。しかしバウンドしたボールはゴールへ向かいますが、ディフェンスが頭で剃らし再びコーナーへ。
この右コーナー、ファー9金澤がボレーで合わせますがゴール上。
甲府は、ボールを奪ってからの切り替えが遅く、二本目のパスを繋げずなかなか陣地を回復することができません。
31分、ここに来てようやく甲府のチャンス。左サイド19長田のミドルパスが相手CBの間に通ると、エリア内11小澤が胸トラップから振り向き様左足でフィニッシュも、ディフェンスが触って惜しくもゴール上。
32分、甲府は左コーナー。5入間川が左足で合わせてゴールネットを揺らすも、その前にファウルの判定。(接触?)
続く甲府の時間。37分、6岡野からライン裏へ走り込んだ20馬場へミドルパス。横浜FC4神山が頭でクリアも、27堀越がダイレクトで強烈ボレー。しかしシュートは惜しくもゴール右。
そして前半が終了。横浜FCの1点リードで折り返し。
先制した横浜FCですが、例年通りポゼッション志向で最終ラインからのビルドアップも、インサイドハーフ、ウイングの運動量が少なく、なかなか縦パスが入るシーンが見られません。
ヴァンフォーレは、相手のポゼッションに対してはしっかり対応できていただけに、失点は勿体なかった。高さ、速さのある選手はいるものの、攻守の切り替えが遅く、押し返すことができていません。一年生の19長田、27堀越は、フォローを待って時間がかかってしまう場面が目立つので、もっと積極的に仕掛けてほしいところです。
48分、右サイド20馬場、24土屋の連携で仕掛けると、パス交換から馬場がカットイン。右足ミドルで狙いますが、ディフェンスに当たってゴール左。
甲府は、24土屋が面白い選手。右サイドバックながら左利き、テンポを変えられるドリブルで仕掛けを見せます。
54分、横浜FCは、中盤のルーズボールに、9金澤が体をはってマイボールにすると、フォローに入った13瀬長がドリブルで中央突破。エリアに侵入してシュートまで持ち込むも、ディフェンスがブロック。
58分、横浜FCは7山本が中盤でのファーストタッチから股抜きで局面を打開。バイタルに侵入し、右足ミドルで狙うも、甲府1関が横っ飛び弾きます。
横浜FCが再びポゼッションを開始し、甲府は我慢の時間帯。
66分、甲府はカウンター。中盤で7西海がボールを奪うと、超ロング。枠を捉えきれませんが、意表をつかれた横浜FC16加茂が弾いてコーナーを獲得。
この左コーナー。一旦クリアされるも、18金子が拾って右サイド仕掛けると、横浜FC10服部がスライディングでカット。
68分、甲府は右コーナー。4酒井がヘッドで合わせると、バウンドしたボールが枠を捉えるも、キーパー16加茂が横っ飛びキャッチ。
しかし甲府はポジショニングに若干のズレが生じてしまったか、71分、横浜FCの左コーナー。甲府はクリアが浅くなってしまうと、横浜FCは6岡野から左へ展開。ケアした甲府18金子は後一歩届かず、9金澤にボールが渡ると、シュート性のクロスに、8小澤が合わせます。キーパー1関が触るも、弾き出せず痛恨の二点目。
〈横浜FCユース 2-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
74分、横浜FCはショートカウンター。7山本のキープから右へ展開すると、13瀬長がアーリークロス。しかしディフェンスが弾き返します。
78分、横浜FCが再びカウンター。右サイド13瀬長が仕掛けると、左足でのクロスと見せかけて切り返し、右足でのクロスにファー10服部が折り返すと、9金澤がボレーで狙うもゴール上!
試合を決めるチャンスを逃します。
2点を追う甲府は、42分、4酒井のフィードから右サイドを押し込むと、24土屋が戻して7西海のクロス。27堀越がヘッドで合わせゴールを揺らしますが、直前の競り合いでファウルの判定。
84分、横浜FCは左コーナー。8小澤がヘッドで合わせますが、ゴール上。
85分、横浜FCがカウンター。途中出場の34平松がドリブルで仕掛け、バイタル、左足ミドルで狙うも、惜しくもクロスバー直撃。
86分、甲府はゴール左寄り30mでセットプレー。7西海の柔らかいキックは、誰も触れずキーパーの懐へ。
90+1分、甲府がショートカウンター。左サイドで16大橋が粘り、フォローに入った15結城が右足ミドル。しかしキーパー正面をつき、万事休す。
無失点に抑えた横浜FCが快勝。連勝を3に伸ばしました。
横浜FCは、いい時間帯に得点を重ね勝利を手繰り寄せました。
終始ボールを握ったものの崩した回数は限られており、プレミア昇格を目指す水準となると、ポゼッションの質をさらに高める必要があるかと。最終ラインやボランチの展開スピードに関しては、レイソルなどと比べると劣ると言わざるを得ません。
先制ゴールの7山本は、ファーストタッチがよく、パーソナルスペースを広く作れるのが特長。ドリブルでの打開力も持ち合わせていますが、途中交代となってしまったように体力面は課題か。彼がオフザボールの動きを増やせば、チームとしても一段上のレベルに到達できそうです。
センターバックの4神山は、ジャンプ力・アジリティなど運動能力の高さを感じさせました。ビルドアップにおける状況判断も悪くはないものの、左CBを務めるだけに、逆足の左足の展開力を身につけたいところ。
2アシストを記録した最前線9金澤は、高校生離れしたガッチリした体格を備えており、線の細い選手が多いチームにおいて異質な存在。前線での体を張った競り合いで勝つことができ、相手の脅威になっていました。
敗れたヴァンフォーレは、一年生が5人先発と今年は我慢のシーズンになりそう。
後半、右サイドの1年生コンビ24土屋、20馬場の仕掛けには可能性を感じましたが、3年生の主将7西海や今日は欠場の10宮川は、かなりの仕事量が必要になるはず。
こちらも3年生の4酒井は、今日は先制を許すミスを犯してしまったものの、190cm近いサイズがあり、ワンステップで逆サイドまで蹴れる左足は魅力的。
昨シーズン、1年生ながら右サイドバックで印象的な活躍を見せた5入間川は、今年は左サイドバックでの起用か。大きなストライドでのドリブルや打点の高いヘディングなど、身体能力の高さは相変わらずで、左足のキックも水準以上でしたが、与えられた状況の中で、周りの1年生の使い方やコーチングも身につけてほしいですね。
プリンスリーグ関東 第5節
横浜FCユース 2-0(1-0)ヴァンフォーレ甲府U-18
@横浜FC・LEOCトレーニングセンター
(横浜FC)11分 山本 凌太郎、71分 小澤 知也