プリンスリーグ関東第13節
川崎フロンターレvs山梨学院

今日はフロンターレ麻生グラウンドへ。
プリンスリーグ関東第13節、川崎フロンターレU-18vs山梨学院。
4位と5位、ともに勝点16の両チーム。
プレミア参入戦ラインの3位、勝点18の前橋育英を追っています。
フロンターレは、第3クールでは2勝1分と好調。
エース宮代がU-16日本代表で離脱しましたが、その影響は。
川崎フロンターレ
プリンスリーグ関東は、
第12節終了時点で5勝4敗3分勝点16で4位。
前節はアウェーで浦和レッズに1-1でドロー。
クラブユース選手権はベスト4。
今シーズン4回目の観戦。
4/17 プリンス関東2節 vs 三菱養和
5/8 プリンス関東5節 vs 桐光学園
8/2 クラ選準決勝 vs FC東京
GK
16 早坂 勇希 2年 181/68 川崎フロンターレ
DF
3 川崎 晶弘 3年 167/58 川崎フロンターレ
14 小川 真輝 2年 175/65 川崎フロンターレ
22 新井 秀明 2年 181/68 川崎フロンターレ
34 高吉 正真 1年 175/64 川崎フロンターレ
MF
8 栗脇 拓人 3年 171/60 川崎フロンターレ
10 田中 碧 3年 178/69 川崎フロンターレ
11 道本 大飛 2年 172/62 横浜栄FC
15 池谷 祐輔 2年 166/64 川崎フロンターレ
18 村田 聖樹 2年 169/56 川崎フロンターレ
FW
31 上野 綜太 1年 166/69 川崎フロンターレ
ーーーーーーーー上野ーーーーーーーー
ー栗脇ーーーーー村田ーーーーー道本ー
ーーーー田中ーーーーーー池谷ーーーー
ー川崎ーーーーーーーーーーーー小川ー
ーーーー新井ーーーーーー高吉ーーーー
ーーーーーーーー早坂ーーーーーーーー
HT
11 道本→
6 小泉 靖弥 3年 164/62 クマガヤSC
53分
31 上野→
17 大曽根 広汰 2年 166/56 川崎フロンターレ
83分
8 栗脇→
28 山田 新 1年 177/67 川崎フロンターレ
トップチーム昇格内定/田中
2016年U-17日本代表/村田
エース26宮代 大聖(1年/川崎フロンターレ)は、U-16日本代表アジア最終予選で不在。
山梨学院高校
プリンスリーグ関東は、
第12節終了時点で5勝5敗1分勝点16で5位。
(※天候不良により1試合未消化)
高校総体は、山梨県大会決勝で敗退。
今シーズン2回目の観戦。
8/20 プリンス関東10節 vs 浦和レッズ
GK
1 大野 郁哉 3年 177/68 AZ´86東京青梅
DF
4 池澤 飛輝 3年 178/66 FC多摩
12 大竹 悠生 3年 170/66 GIUSTI世田谷
22 西 雅人 3年 173/64 東急レイエス
39 堀内 貴彦 3年 180/70 甲府市立南中
MF
7 雨宮 壮 3年 174/64 Uスポーツクラブ
8 降矢 涼平 3年 170/59 ヴァンフォーレ甲府
10 相田 勇樹 3年 170/67 あきる野FC
19 藤原 柊平 3年 173/61 ヴァンフォーレ八ヶ岳
FW
9 加藤 拓己 2年 179/75 アントラーズつくば
11 藤原 拓海 3年 171/66 グランパス三好
ーーーー加藤ーーーーー藤原拓ーーーー
ー雨宮ーーーーーーーーーーーー降矢ー
ーーーー藤原柊ーーーーー相田ーーーー
ー池澤ーーーーーーーーーーーー大竹ー
ーーーー西ーーーーーーー堀内ーーーー
ーーーーーーーー大野ーーーーーーーー
HT
19 藤原→
5 森田 和樹 2年 165/60 AZ´86東京青梅
7 雨宮→
6 西野 隆男 3年 170/64 A.C.アスミ
77分
8 降矢→
18 増田 李維 3年 168/60 Uスポーツクラブ
84分
6 西野→
33 谷川 翔太 2年 FC東京むさし
試合形式は45分ハーフ。
序盤から山学は前線へハイボールを次々と供給。エアバトルに強い9加藤を起点に、川崎陣内に攻め込みます。
3分、山学は中盤での球際を制し左サイドへ展開。4池澤からアーリークロスが入りますが、ファーに走り込んだ9加藤にはあと一歩届かず。
強度高く相手陣内にプレスをかける山学に対し、川崎は最終ラインで左右にボールを回して様子を伺う時間が続きます。
そして7分、山学は川崎の縦パスをカットすると、右サイドを素速く繋いで侵攻。10相田からライン裏へラストパスが通ると、フリーでエリア侵入した11藤原が確実に突き刺し、早速先制します。
〈川崎フロンターレU-18 0-1 山梨学院高校〉
8分、山学が左サイドでの球際を制し中へ繋ぐと、10相田が35mロングを狙いますが、ゴール上。
9分、川崎は右サイドでセットプレー。14小川のクロスに、10田中が頭で合わせますがゴール左。
川崎は選手の距離感が遠く、サイドから縦に展開してもすぐさま囲まれて孤立。ボールを奪われる場面が続きます。山学は2ラインの距離を短く保ち、バイタルへの縦パスを許しません。
20分を過ぎ、徐々にボールを保持する時間が長くなってきた川崎ですが、以前バイタルには侵入できず。
しかし24分、川崎は15池谷から縦パスが入ると、リズムよく回して右サイドへ。14小川が切れ込み左足ミドルで狙いますがゴール上。
25分、川崎は18村田が中央35mのロングシュート。キーパー手前でバウンドする難しいボールも、山学1大野が確実に懐に収めます。
28分、山学は前線からプレスをかけDFのクリアをブロック。右サイドに流れたボールに俊足11藤原が追い付くと、鋭いクロスを入れますが、9加藤にはあと一歩届かず。
29分、山学の左コーナー。ファー22西が頭で折り返し、9加藤が押し込もうとしますが、川崎16早川が激しく競りながらキャッチ。
32分、川崎は左サイド、ラインギリギリで8栗脇が抜け出すと、カットインから右足で狙いますが、1大野がキャッチ。
35分、川崎は右サイドで繋ぎ前線へ。31上野がトラップでターン、逆サイドへスルーパスを狙いますが8栗脇と合わず。
39分、川崎が押し込むと、山学のクリアを右サイド14小川がカット。そのままちぎりクロスを上げますが、DFがなんとかクリアします。前半も終盤に入り、徐々にゴールへ近づいてきた川崎。
40分、川崎は左サイドへ展開。3川崎が浅い位置からクロスを供給すると、11道本が頭で合わせますがゴール右。
結局前半はこのまま山学の1点リードで折り返し。しかし、川崎も徐々にパスが繋がるようになり、盛り返してきました。
山学は、HTに「選手権に向け1-0のゲームをしよう」との指示。後半スタートから二人を入れ替えます。
5森田が右サイドバックに入り、12大竹がボランチ。6西野はそのまま中盤左サイドへ。
ーーーー加藤ーーーーー藤原拓ーーーー
ー西野ーーーーーーーーーーーー降矢ー
ーーーー大竹ーーーーーー相田ーーーー
ー池澤ーーーーーーーーーーーー森田ー
ーーーー西ーーーーーーー堀内ーーーー
前半にも増してボールを握る川崎。一旦展開して、カットされてもすぐさま回収し再構築。中央で回し相手を引き付けてからのサイドを狙い、あと一歩精度が高まればという段階に。
しかし6分、山学は中盤で9加藤がカットしてカウンター。右サイド膨らんだ11藤原を使うと、再び走り込んだ9加藤へのラストパスを狙いますが、これは精度を欠いてしまいます。ここは自分で行ってもよかったか。
8分、山学は再び中盤でボールをカット。チーム全体で前掛かりになりますが、縦パスを入れた11藤原がボールを奪われ逆にカウンターを受ける側に。31上野から前線に残っていた18村田へ繋ぐと、ファーストタッチでCBの逆をとり独走。そのままゴール左隅へ冷静に流し込み、同点とします。
〈川崎フロンターレU-18 1-1 山梨学院高校〉
9分、追いつかれた山学は左サイドから押し込むと、スローインから6西野が右足で直接狙いますが、ゴール右。
14分、山学のショートカウンター。9加藤から右サイドへ展開すると、8降矢が縦にちぎりクロスをあげます。これがゴールへ直接向かうと、16早坂は腕を目一杯伸ばして何とかコース変えます。
15分、今度は川崎の攻撃。右サイドへ展開すると、パス交換から6小泉がスピードで突破。グラウンダーのクロスを上げると、これがファー8栗脇に通りますがミートしきれず。決定的なチャンスを逃します。
明らかに重心を後ろに落とした山学に対し、川崎は左サイド14小川を高く上げ、そこに10田中が落ちて長短左右の展開を伺います。
18分、川崎の右コーナー。DFがクリアすると、左サイドへこぼれたボールを11藤原が拾ってそのまま独走。エリア付近まで前進しますが、クロスは精度欠いてしまいます。
19分、山学は左サイドでセットプレー。クロスに構える相手の裏をかいて後ろへ戻すと、4池澤がミドルで狙いますがDFがブロック。
21分、川崎は相手陣内でボールを回すと、10田中がライン裏をつくミドルパス。走り込んだ18村田が、ワントラップから左足でフィニッシュも、1大野が好セーブ。さらに右サイドを繋いでDFラインを突破すると、18村田がGKを引き付けラストパス。残るは無人のゴールのみでしたが、17大曽根のシュートはゴール上。超決定機!
25分、川崎は再び右サイドをパス交換で完全にちぎると、6小泉のアーリークロス。キーパーが振られDFが戻りきれていないボックス、先ほどチャンスを逃した17大曽根が、今度は丁寧なトラップから無人のゴールへ蹴りこみます。川崎逆転!
〈川崎フロンターレU-18 2-1 山梨学院高校〉
30分、川崎は左サイドでセットプレー。ゴールへ向かう速いボールに22新井が飛び込みますが、DFがクリア。この右コーナー、エリア内混戦から最後は6小泉が狙いますが1大野がセーブ。
34分、川崎は右サイド6小泉が強引に三人をちぎると、逆転時と同様に速いクロスを上げますが、味方が間に合わず。
逆転を許した山学ですが、運動量が落ちてますます支配を許す展開に。攻撃の形が全く作れず2トップは孤立。苦しい時間が続きます。
35分、川崎は左サイドから細かく繋ぎ、最後は10田中がミドルで狙いますがGK正面。
山学はCBの長身39堀内を前線に上げ、ボランチ10相田を最後尾に。中盤をダイヤモンドに変えます。
ーーーー加藤ーーーーーー堀内ーーーー
ーーーーーーーー藤原ーーーーーーーー
ーーー谷川ーーーーーーーー増田ーーー
ー池澤ーーーーー大竹ーーーーー森田ー
ーーーー西ーーーーーーー相田ーーーー
41分、川崎は右サイドへのロングパスが18村田へ通ると、折り返しを6小泉を経由し28山田がダイレクトでフィニッシュ。1大野が懸命に触ったボールはクロスバーを直撃します。押し込めずにクリアされますが、拾った18村田が強烈ミドル!これを再び1大野が横っ飛びでビッグセーブ!劣勢のチームにあって、勝負を決する失点を瀬戸際で防ぎます。
山学はパワープレーを狙いますが、川崎は16早坂を中心に集中を維持。
45+3分、川崎は縦パスをカットし、右サイドからカウンター。6小泉のグラウンダークロスを、フリーで受けた28山田が押し込みます。
直後終了の笛。川崎がホームで鮮やかな逆転勝利を飾りました。
フロンターレは、前半序盤こそ押し込まれたものの、ボールを回すコンセプトを崩さず徐々に相手陣内へ侵攻。10田中を配球元にして、細かい繋ぎと裏への飛び出しを使い分けながら構築すると、途中出場の右サイド6小泉が、馬力ある縦への突破と右足の鋭いクロスで2アシストの大仕事。26宮代の不在を感じさせず、終わってみれば快勝と成りました。
山梨学院は、開始から強度高く相手を押し込んだものの、徐々に運動量が低下し後半はミスを連発。前回観戦した浦和戦でも感じましたが、一度ペースを握られてしまうと形が全く作れなくなってしまうのが非常に気になるところです。U-17代表9加藤は、周りと比べ一回り大きな体躯で思い切りよく飛び込んでいくエアバトルは迫力満点。大きな存在感を示しましたが、後半味方のプレー精度の低下と共に沈黙。シュートゼロと、ストライカーとしては厳しい内容となりました。
プレミアリーグEAST 第13節
川崎フロンターレU-18 3-1(0-1) 山梨学院高校
@川崎フロンターレ麻生グラウンド
(川崎)53分 村田聖樹、71分 大曽根広汰、90+3分 山田新
(山学)7分 藤原拓海