プリンスリーグ関東第5節
川崎フロンターレvs桐光学園

GWもいよいよ最終日。プレミア千葉ダービーに心ひかれつつ、今日もプリンス関東へ。
川崎フロンターレU-18と桐光学園のご近所対決。会場はフロンターレのホーム・麻生グラウンド。クラブハウスはずいぶんと立派に。
川崎フロンターレU-18
昨シーズンの成績は、
クラブユース選手権:ベスト16
高円宮杯:プリンスリーグ関東4位
Jユースカップ:ベスト16
プリンスリーグ関東は、
第4節終了時点で1勝2敗1分で9位。
第1節(H) vs ヴァンフォーレ甲府 1-0
第2節(A) vs 三菱養和 1-1
第3節(H) vs 浦和レッズ 0-2
第4節(A) vs 山梨学院 0-3
今シーズン2回目の観戦。
4/17 プリンス関東2節 vs 三菱養和
GK
1 新居 俊介 3年 175/65 慶應義塾中
DF
3 川崎 晶弘 3年 167/58 川崎フロンターレ
14 小川 真輝 2年 175/65 川崎フロンターレ
22 新井 秀明 2年 181/68 川崎フロンターレ
30 島崎 元 1年 167/59 川崎フロンターレ
MF
7 桝谷 岳良 2年 166/60 川崎フロンターレ
10 田中 碧 3年 178/69 川崎フロンターレ
17 大曽根 広汰 2年 165/57 川崎フロンターレ
18 村田 聖樹 2年 169/56 川崎フロンターレ
FW
9 藤井 柾人 3年 169/58 座間FC
26 宮代 大聖 1年 177/67 川崎フロンターレ
ーーーー宮代ーーーーーー藤井ーーーー
ー村田ーーーーーーーーーーー大曽根ー
ーーーー田中ーーーーーー桝谷ーーーー
ー川崎ーーーーーーーーーーーー島崎ー
ーーーー新井ーーーーーー小川ーーーー
ーーーーーーーー新居ーーーーーーーー
70分
14 小川→
4 伊従 啓太郎 2年 186/76 川崎フロンターレ
2016年U-16日本代表/宮代、伊従
2015年U-15日本代表候補/桝谷
桐光学園高校
昨シーズンの成績は、
高校総体:1回戦敗退
高円宮杯:プリンスリーグ関東5位
高校選手権:ベスト16
プリンスリーグ関東は、
第4節終了時点で1勝2敗1分で9位。
第1節(H) vs 三菱養和 0-3
第2節(A) vs 浦和レッズ 2-2
第3節(H) vs 山梨学院 3-2
第4節(H) vs 横浜FC 1-3
今シーズン初観戦。
GK
1 茂木 秀 3年 195/75 MKFC
DF
2 淡路 昂宏 3年 174/63 川崎フロンターレ
5 タビナス ジェファーソン
3年 182/74 FCトリプレッタ
6 田中 拓実 3年 178/74 S.T.FC
28 望月 駿介 1年 175/63 FC多摩
MF
4 桑原 遥 3年 169/63 FC東京むさし
7 西川 公基 3年 180/68 横浜F・マリノス
8 佐藤 太一 3年 166/61 バディーSC
10 鳥海 芳樹 3年 164/60 藤岡市立村岡中
14 田中 雄大 2年 161/52 FC多摩
FW
11 倉持 快 2年 164/55 S.T.FC
ーーーーーーーー倉持ーーーーーーーー
ー鳥海ーーーーー佐藤ーーーーー西川ー
ーーーー桑原ーーーーー−田中雄−ーーー
ータビナスーーーーーーーーーー淡路ー
ーーー−田中拓−ーーーーー望月ーーーー
ーーーーーーーー茂木ーーーーーーーー
60分
8 佐藤→
9 鈴木 太我 3年 177/73 府ロクジュニア
74分
11 倉持→
30 阿部 龍聖 1年 161/58 FC多摩
88分
10 鳥海→
20 国谷 敦史 1年 168/61 GRANDE FC
90+1分
28 望月→
15 渡邊 寿哉 3年 182/66 練馬区立光が丘第二中
82分
9 鈴木→
24 佐々木 倫忠 2年 177/65 大豆戸FC
試合形式は45分ハーフ。
最初のチャンスは川崎。1分、中央35mでのセットプレー。14小川が直接狙いますが、ボールはゴール左。
2分、今度は桐光がショートカウンター。バイタルに侵入した10鳥海が左足ミドルも、シュートはゴール右。
3分、桐光が右サイドでのセットプレー。ファー5タビナスがヘッドで折り返酢も、ディフェンスがクリア。
4分、川崎は最終ラインからのロングフィード。左サイド18村田が、カットインから右足強烈ミドル!しかし惜しくもゴール左。
7分、川崎がカウンター。左サイドを押し込み、10田中が相手を引き付けオーバーラップした3川崎へ。アーリークロスも、ディフェンスが頭で弾きます。
桐光は最前線にスピードのある11倉持を起用。彼を狙って、ひたすら縦へのフィードを供給すると、川崎もそれに応えるようにカウンターを仕掛け、両者落ち着かない展開に。
11分、桐光は右コーナー。6田中がヘッドで合わせるも、ゴール上。
12分、桐光がショートカウンター。前線へのフィードを11倉持がスピードでマイボールにすると、左へ展開。フォローした10鳥海がクロスを上げると、14田中が頭で突き刺します!桐光先制!
〈川崎フロンターレU-18 0-1 桐光学園高校〉
15分、勢いに乗る桐光は、左サイドから細かく繋いで仕掛けると、11倉持がヒールで落とし、8佐藤がラインを突破。しかしタッチはやや長く、キーパー1新居が滑り込みボールを回収します。
桐光は先制して縦の速さがさらに増していいます。単純な個々のスピードとともに、全体としての切り替えも非常に速く、どんどん追い越していきます。
20分、桐光はクリアを拾った5タビナスが、ドリブルから柔らかいミドルパス。ディフェンスの間に、11倉持が飛び込みますがあと一歩届かず。
防戦一方の川崎は、28分、17大曽根が中盤で三人を交わして打開。左へ運んで18村田へ預けると、ためて3川崎を使いますが、桐光28望月がいいカバーリングでシャットアウト。
このプレーで得た左コーナー。ゴールへ向かうボールにキーパー1茂木は搔き出しきれずも、ファーに流れます。
32分、桐光はセンターライン付近でのセットプレー。ショートパスでのリスタート、4桑原が右足ミドルで狙いますが、キーパー正面。
33分、桐光は2淡路が相手陣内でパスカット。右サイドをそのまま運びクロスを上げると、川崎DF手に当たったかに見えましたがノーホイッスル。
35分、桐光は4桑原のロングフィード。最終ラインの裏に走り込んだ10鳥海に通りますが、ボールがバウンドした間にディフェンスがカット。
この右コーナー。桐光はクリア拾い、左サイド14田中が二人の間をすり抜けカットイン。右足強烈ミドルで狙いますが、惜しくもゴール上。
38分、桐光は左サイドで押し込むと、5タビナスのクロスに、11倉持が強烈なハーフボレー。ここはキーパー1新居がビッグセーブ。怒涛の攻撃を受けるも、2点目を許しません。この左コーナー。14田中のゴールへ直接向かうボール、またも1新居が掻き出します。
40分、久しぶりの川崎の攻撃。速いパス交換で、左から右へ展開すると、17大曽根がシュートフェイントで一人を剥がし、左足でシュートモーションに入るも、桐光6田中が素早く寄せて撃たせず。
41分、 時間を握った川崎は、続けざまにバイタル侵入。またも17大曽根がミドルで狙うも、今度はキーパー1茂木がファインセーブ。
44分、ピンチを脱した桐光は、左サイドからチャンスメイク。エリア内11倉持のキープから混戦となると、ディフェンスの手に触れてPKの判定!前半終了間際に大きなチャンス!
キッカーは、10鳥海。ほぼ真正面への強烈なキックは、左へ飛んだ1新居が残した足に当ててストップ!試合を左右するビッグプレーを見せます。
45+1分、桐光は35m中央でのセットプレー。6田中が直接狙いますが、シュートは威力かけキーパーがキャッチ。
ここで前半終了。
1点リードで折り返した桐光は、11倉持、10鳥海、7西川と前線にスピードある選手を揃えているのに加え、守→攻の切り替えが非常に速く、11倉持を走らせてボールを拾わせると、選手がどんどん追い越していきます。PKを失敗してしまった10鳥海ですが、ドリブルスピードは強烈。
フロンターレは、桐光の強烈な仕掛けに脅かされており劣勢の前半に。左サイドから厚みのある攻撃を見せる場面もありましたが、相手のカバーリングを崩せず。26宮代など中央をもっと使いたいところです。終了間際のPKセーブは、後半に向けかなり大きなプレーに。
後半、桐光は10鳥海と8佐藤のポジションを入れ替え。
開始早々の46分、早速ゲームが動きます。キックオフから仕掛けた桐光に対し、川崎22新井のクリアが短くなってしまうと、これを右サイドの7西川がカット。すぐさま右足を振り抜くと、ゴール左隅上段を鮮やかに揺らすビューティフルショット!西川の見事なゴールで、桐光が早速追加点を決めます。
〈川崎フロンターレU-18 0-2 桐光学園高校〉
さらにその直後、桐光は再びショートカウンター。縦に飛び出した11倉持が、エリア内で1新居と接触し転倒。このプレーに、再びPKの判定!
キッカーはまたしても10鳥海。今度は右隅へきっちり突き刺し、あっという間に点差を3点に広げます。
〈川崎フロンターレU-18 0-3 桐光学園高校〉
電光石火の得点劇、川崎は勿体無い入りとなってしまいました。
49分、桐光は右サイドでセットプレー。6田中が打点の高いヘッドで合わせるも、ゴール上。
50分、桐光のカウンター。オーバーラップした5タビナスの折り返しを、11倉持が右へ展開。再び7西川がミドルで狙うも、惜しくもゴール右。
1点を返した川崎は67分、カウンターから左サイド18藤井が中へダイレクトパス。26宮代の見事な落としに、10田中が右足ミドルで狙うと、キーパー1茂木がセーブ。
再びつめますが、ここはオフサイド。この試合初めて形を作ります。
66分、桐光は左サイド5タビナスが、深く侵入。相手を引き付け後ろへ戻すと、14田中のクロスに9鈴木が頭で合わせますが、キーパーキャッチ。
67分、桐光はショートカウンターで3vs2と数的優位の状況。9鈴木が相手を引き付け左を使うと、10鳥海がクロス。ファー11倉持がダイレクトで合わせるも、サイドネットを直撃。決定的!
69分、桐光は11倉持、10鳥海のコンビで右サイドをちぎると、クロスを上げるもディフェンスがクリア。
72分、川崎は4伊従の縦パス。右サイド18村田がカットインからスルーパスを狙うも、26宮代にはあと一歩届かず。
73分、川崎は左サイドから押し込むと、エリア内混戦、26宮代のシュートはディフェンスがブロック!18村田がつめますが、キーパー1茂木がビッグセーブ!
77分、川崎のカウンター。右から左へスムーズに展開すると、ダイレクトパスを繋いでバイタルに侵入。26宮代がシュートに持ち込むも、ディフェンスがブロック。
10田中のシュートにディフェンスが再び寄せるも、こぼれは右サイド3川崎へ。川崎は右足一閃、しかしシュートは無情にも右ポストを直撃!決定的なチャンスを作るも、ゴールを割ることができません。
84分、桐光は5タビナスが相手のパスを読んでカット。一旦預けてそのまま40m近く走り込み、最後はフィニッシュまで持ち込みますがこれはゴール上。
最後のチャンスは桐光。90+2分、右サイドのスローインから4桑原が中央へ侵入。自ら得意の左足ミドルで狙いますが、惜しくもゴール左。
そして終了のホイッスル。
持ち味のスピードある攻撃を繰り出し続けた桐光がアウェーで快勝。第1クール最終戦を白星で飾りました。
桐光学園は、チームスタイルであるスピーディな攻撃が今年も健在。最終ラインやボランチのフィードから、11倉持、10鳥海などが抜群のスピードで仕掛ける迫力のあるアタック。
小川 航基(→ジュビロ磐田)の抜けた穴は確実に大きいはずですが、「速さ」の面では昨シーズン以上かも。
高校選抜として欧州遠征にも参加した10鳥海は、やはりドリブルスピードが驚異的。ファーストタッチをオープンスペースに置くと、抜群の加速で相手の前でかっさらい局面を打開する場面が数多く見られました。前半は左、後半は右と、サイドの一対一でも存在感を発揮。
7西川は、2点目のゴールは本当に素晴らしかった。サイズと水準以上のスピードを備えながら、足元のテクニックも持っている選手。今日の得点で既にプリンス関東4点目。
注目の5タビナスは、加速やぬっと出てくる長い足で、対人では圧倒。迫力あるオーバーラップなどその身体能力は言わずもがなですが、今日は相手のパスやトラップに対する読みでボールを奪うシーンが多々見られ、確かな成長の跡が感じられました。
特筆したいのが先制点のボランチ14田中。小柄ながら馬力があり、相手の意表をつきながらボールを自ら運べるとともに、視野の広さ、パスセンスも兼ね備えるグッドプレーヤー。攻撃のスイッチを入れる役割を担う、今年の中心的な選手かも。
守備でも、6田中を中心とする最終ラインがシュートコースに入ってしっかりとブロック。1茂木の好セーブもあり得点を許しませんでした。
フロンターレは、桐光のスピードに蹂躙されてしまい、ホームで完敗を喫してしまいました。守備では、桐光学園の11倉持、10鳥海の飛び出し、ドリブルを捕まえ切れず、速さへの対応に大きな不安を残す内容に。攻撃では、後半ダイレクトパスを繋いでシュートに持ち込む場面もありましたが、相手のディフェンスのブロックやキーパーの好セーブにもあいゴールは割れず。
これで3試合連続ノーゴール。サッカーが綺麗すぎる印象もあり、強引にこじ開ける場面も必要かもしれません。前半、存在を消されていた26宮代は、後半、ヒールでの絶妙の落としなどセンスを感じさせる場面はあったものの、ゴールを脅かす働きはできず。ここまで今シーズンノーゴールと、サポートに恵まれているとは言い難いチームにあって、苦しい時期を過ごしています。
プリンスリーグ関東 第5節
川崎フロンターレU-18 0-3(0-1) 桐光学園高校
@川崎フロンターレ麻生グラウンド
(桐光)13分 田中雄大、46分 西川公基、48分 鳥海芳樹(PK)