プリンスリーグ関東第6節
浦和レッズvs山梨学院

今日はあいにくの曇り模様だけど、唯一行われるプリンス関東へ。
共に今シーズン初見の両チーム。
さいスタサブの芝生に腰を据えてじっくり見守ります。
浦和レッズユース
前節はアウェーでヴァンフォーレ甲府に1-1で引き分け。
第5節終了時点で、4勝1分け勝ち点10で1位。
GK
1 大川 圭為 3年 177/73 浦和レッズ
DF
4 小木曽 佑太 3年 183/75 浦和レッズ
7 高橋 聡史 3年 177/65 浦和レッズ
10 堀内 千寛 3年 174/62 浦和レッズ
36 橋岡 大樹 1年 182/70 浦和レッズ
MF
5 中塩 大貴 3年 181/64 浦和レッズ
8 影森 右京 3年 173/62 浦和レッズ
14 渡辺 陽 2年 166/63 浦和レッズ
19 川上エド オジョン智慧
2年 166/67 浦和レッズ
FW
9 松澤 彰 3年 189/78 名古屋FC EAST
17 伊藤 敦樹 2年 181/65 浦和レッズ
ーーーー伊藤ーーーーーー松澤ーーーー
ー川上ーーーーーーーーーーーー影森ー
ーーーー渡辺ーーーーーー中塩ーーーー
ー堀内ーーーーーーーーーーーー橋岡ー
ーーーー高橋ーーーーー小木曽ーーーー
ーーーーーーーー大川ーーーーーーーー
2015年U-17日本代表/渡辺
2015年U-16日本代表/橋岡
山梨学院大学附属高校
前節はアウェーで昌平に2-3で敗戦。
第5節終了時点で、1勝4敗勝ち点3で9位。
GK
21 三枝 慎弥 3年 178/71 山梨市立山梨南中
DF
2 佐藤 公介 3年 175/71 エルドラードFC
4 大沼 士恭 3年 168/63 SC大阪エルマーノ
5 吉浜 颯 3年 173/63 横浜FC
23 纐纈 大雅 3年 184/74 Forza´02
MF
6 酒井 健 3年 172/59 横浜F・マリノス
8 塚田 士文 3年 168/65 FC東京むさし
10 阿部 優澄 3年 176/58 FC東京むさし
11 渡辺 太一 3年 174/65 東急レイエス
7 五百蔵 準 3年 178/65 坂戸ディプロマッツ
FW
9 前田 大然 3年 173/67 川上FC
ーーーーーーーー前田ーーーーーーーー
ー渡辺ーーーーー塚田ーーーー五百蔵ー
ーーーー酒井ーーーーーー阿部ーーーー
ー吉浜ーーーーーーーーーーーー佐藤ー
ーーーー大沼ーーーーーー纐纈ーーーー
ーーーーーーーー小林ーーーーーーーー
連敗中の山梨学院は、最初から気合十分。
ワントップの9前田を中心に激しくチェイス。
レッズを押し込み、チャンスをつくります。
7分、山学は10阿部がパスカットからすばやく左サイド11渡辺に展開。
きりかえして右足でクロスを上げると、逆サイドに走り込んだ7五百蔵がインサイドで合わせますが、左ポスト内側を直撃。
最初のチャンスを逃します。
一方レッズは9分、4小木曽のロングボールから9松澤がDFラインのギャップをついて抜け出すと、
GKの頭を越してかわし、無人のゴールへ自ら頭で押し込んであっさり先制します。
山学はラインコントロールが拙かったか。
〈浦和レッズユース 1-0 山梨学院大学付属高校〉
レッズは19川上がポイントに。
細かいフェイントを織り交ぜてボールをキープし、サイドバック10堀内のオーバーラップを引き出します。
13分には、レッズ17伊藤がミドルで狙いますが、やや威力が足りずGKがキャッチします。
追いつきたい山学は、引き続き前から積極的にプレスをかけると、
17分、レッズDFラインがパス展開にもたつくと、
9前田がレッズGK1大川からボールをかっさらい、流し込んで同点。
レッズは非常にもったいない形でアドバンテージを失います。
〈浦和レッズユース 1-1 山梨学院大学付属高校〉
これで勢いに乗った山学は、24分、ディフェンスでしっかり相手をつぶしカウンター。
11渡辺が左サイドを突破すると、速いクロスを10阿部があわせ、逆転に成功します。
〈浦和レッズユース 1-2 山梨学院大学付属高校〉
止まらない山学は、25分、レッズ4小木曽のクリアを9前田がブロック。
ドリブルで前進すると、エリア内コースのないところから狙いますが、ここはレッズGK1大川がセーブします。
前半は、このまま山学リードで終了。
山梨学院9前田は、俊足を活かしたチェイシングと、坊主の風貌もあってレッズDFの十分な脅威に。
背はさほど高くないものの、驚異的なジャンプ力で前線の基準点にもなっています。
レッズは、前線にロングボールを供給。
9松澤は体格を活かしておさめる力はあるものの、楔の判断が遅くチームとして押し上げるには至らず、
後ろの展開を前田に狙われるリスキーな展開に。
サイドへの散らしも精度がいまひとつで、19川上へのボールは度々頭を越えていきます。
後半レッズは19川上に変え、12松尾佑介(3年/浦和レッズ)を投入。
FWに入り、17伊藤をボランチ、14渡辺を左サイドへ。
49分、レッズはDFは判断ミス。
山学9前田がかっさらい左足で狙いますが、ゴール右へ外れます。
50分、レッズは12松尾がドリブルで前進。
17伊藤へスルーパスを供給すると、左足のシュートはキーパーの頭を越しますが、おしくも左へ外れます。
12松尾はドリブルでいいアクセントに。
徐々に運動量が落ちてきた山学に対し、レッズが押し込む展開に。
山学はクリアが短く、ことごとく拾われてしまいます。
レッズ36橋岡は、攻撃の意識が強く、度々オーバーラップを見せます。
31分、前半から激しいバトルを見せていたレッズ9松澤と山学23纐纈が交錯。
松澤がペナリティエリア手前でファウルを得ると、
いい左足のキックを持つ途中出場の15鈴木海都(2年/アスルクラロ沼津)がきわどい位置にボールを入れますが、
誰も触れずゴール左へ外れます。
なかなかゴールを割れないレッズは、10堀内に変え13新井瑞希(3年/柏レイソル)を投入。
さらには4小木曽を前線にあげ、総攻撃へ。
山学は体を張って必死のディフェンス。
途中出血した23纐纈が一時退場、10人での戦いを強いられますが、
ここも4大沼を中心とした見事な集中力で防ぎきります。
アディショナルタイムには、ゴール前ハイボールのこぼれをレッズ9松澤がハーフボレー。
強烈なシュートは、おしくもクロスバーを直撃。
さらには、9松澤のキープからボールを受けた4小木曽がインカットしてシュートを狙いますが、
ゴール上へ外れ、万事休す。
体を張って、声を張って守りきった山梨学院が、首位・レッズを撃破。
うれしい4試合ぶりの勝利を手にしました。
山梨学院は、連敗続きで相当に追い込まれていたのか気合十分。
前半から激しいチェイシングでボールを奪い、見事逆転しました。
10阿部は線は細いものの、ダイレクトパスの質が高く、セカンドの動きでワンツーを駆使し局面を打開。
機を見た攻め上がりで、この日は決勝点を上げる活躍。
23纐纈は、サイズで上回るレッズ松澤を相手に、それを感じさせないプレーぶり。
ラインミスから1ゴールを許したものの、それ以外はしっかりと体を寄せ、ポストプレーも許しませんでした。
レッズは、開幕以来初の敗戦。
後ろでのパスに精度を欠き、今日の内容では、首位を守り続けるのは難しいところ。
キープレーヤーは、なんといってもキャプテン松澤。
世代随一の高さを誇りながら柔軟な足元も備えますが、
この日はDFを抑え込むパワーと楔の判断スピードが足りなかったでしょうか。
アタッカーの渡辺、川上エドなどが活きるかも、彼にかかっているところは多分にあるので、
プレーでもチームを引っ張ってほしいところです。
プリンスリーグ関東 第6節
浦和レッズユース 1-2(1-2) 山梨学院大学附属高校
@埼玉スタジアム第3グラウンド
(レッズ)9分 松澤彰
(山梨学院)17分 前田大然、22分 阿部優澄