プリンスリーグ関東第17節
浦和レッズvs川崎フロンターレ

今週末はプリンスリーグ関東。長きにわたる戦いも残り2節。
今日は駒場スタジアムへ。
残留に向け少しでも順位を上げておきたいレッズと、
プレミアリーグ参入戦出場に向け、全勝が必要となるフロンターレの一戦。
浦和レッズユース
第16節終了時点で6勝8敗2分勝ち点20で7位
クラブユース選手権:関東予選敗退
Jユースカップ:優勝
今シーズン5回目の観戦。
プリンス関東6節 vs山梨学院
プリンス関東7節 vs川崎フロンターレ
プリンス関東9節 vs桐光学園
Jユースカップ準々決勝 vsセレッソ大阪
GK
18 山田 晃士 2年 179/75 アスルクラロ沼津
DF
4 小木曽 佑太 3年 184/74 浦和レッズ
7 高橋 聡史 3年 178/65 浦和レッズ
20 関 慎之介 2年 179/68 浦和レッズ
36 橋岡 大樹 1年 182/70 浦和レッズ
MF
2 川上 開斗 3年 166/63 浦和レッズ
5 中塩 大貴 3年 181/64 浦和レッズ
8 影森 右京 3年 173/65 浦和レッズ
14 渡辺 陽 2年 167/63 浦和レッズ
FW
13 新井 瑞希 3年 170/64 柏レイソル
21 時里 元樹 2年 168/64 朝霞ESTRELA
ーーーー新井ーーーーーー時里ーーーー
ー川上ーーーーーーーーーーーー影森ー
ーーーー渡辺ーーーーーー中塩ーーーー
ー高橋ーーーーーーーーーーーー−関−ー
ーーーー小木曽ーーーーー橋岡ーーーー
ーーーーーーーー山田ーーーーーーーー
2015年U-17日本代表/橋岡、渡辺
川崎フロンターレU-18
第16節終了時点で、8勝6敗2分勝ち点26で5位。
クラブユース選手権:ベスト16
Jユースカップ:ベスト16。
今シーズン6回目の観戦。
プリンス関東7節 vs浦和レッズ
クラ選グループリーグ vsガンバ大阪
クラ選ラウンド16 vs大宮アルディージャ
プリンス関東11節 vsヴァンフォーレ甲府
Jユースカップラウンド16 vsセレッソ大阪
GK
1 名良橋 拓真 3年 181/71 川崎フロンターレ
DF
3 島崎 竜 3年 172/62 川崎フロンターレ
5 武田 太一 3年 173/60 川崎フロンターレ
7 原島 亨太 3年 172/60 川崎フロンターレ
26 伊従 啓太郎 1年 184/73 川崎フロンターレ
MF
4 長谷川 隼 3年 176/70 川崎フロンターレ
8 渡邉 啓太郎 3年 166/58 清水エスパルス
10 三笘 薫 3年 175/62 川崎フロンターレ
18 田中 碧 2年 178/66 川崎フロンターレ
FW
9 岸 晃司 3年 176/70 川崎フロンターレ
38 宮代 大聖 中3 175/65 川崎フロンターレ
ーーーーーーーー宮代ーーーーーーーー
ー三笘ーーーーー−岸−ーーーーー渡邉ー
ーーーー田中ーーーーー長谷川ーーーー
ー島崎ーーーーーーーーーーーー原島ー
ーーーー伊従ーーーーーー武田ーーーー
ーーーーーーー−名良橋−ーーーーーーー
2015年U-16日本代表/伊従
2015年U-15日本代表/宮代
キックオフから川崎が積極的な仕掛けを見せます。
1分、素速いパス回しから最後は38宮代が左足ミドル。
しかしこれは威力にかけ、キーパーがキャッチします。
その後もパス交換で攻め込む川崎に対し、
レッズは何とか弾き返す時間が続きます。
そして最初の決定機は4分。
川崎は9岸が左サイドからのカットインからバイタルに侵入し、右足で強烈なシュート!
キーパーの手を弾いたボールは左ポストを強打。
先制まであと一歩と迫ります。
しかし8分、レッズは13新井が左サイドでドリブルからクロスを上げると、
一旦クリアされるも、これを拾った14渡辺がこちらも左足で強烈ミドル!
川崎の名手1名良橋は一歩も動けず、シュートはネットに突き刺さります。
レッズ先制!
〈浦和レッズユース 1-0 川崎フロンターレU-18〉
先制したレッズは、ペースを握り返し押し込みます。
球際でも川崎をリード。
8分、レッズは右コーナー、
4小木曽が競り、こぼれを20関が狙いますがゴール左。
続く9分、レッズは右サイド8影森が13新井との連携でエリアに侵入。
ニアを狙いますが、ここは1名良橋がセーブ。
レッズは、
前線へのクリアボールを機動力のある13新井、21時里が拾ってチャンスを構築。
追加点を奪いにいきます。
12分、レッズは右サイドからのショートコーナー。
クロスを上げるとファーで待っていた4小木曽がヘッド!
これは1名良橋が何とか掻き出します。
レッズは、サイドからの仕掛けも積極的で、
コーナーを獲得する場面が増えていきます。
16分、右サイドから13新井がチャレンジ。
カットされるも、フォローした8影森が左足ミドルを狙いますが、ゴールわずか右。
押し込まれた川崎でしたが、
18分、バイタルから36宮代がくさびをうち、9岸がタメて左サイドへラストパス。
10三笘がダイレクトで狙いますが、これはキーパー正面。
前線のコンビネーションでチャンスを作ります。
なおもペースはレッズ。
28分、右サイド21時里がボールを運ぶと、
DFが一旦クリアもレッズ8影森がカット。
ダブルタッチで二人を交わしエリア侵入、クロスを上げますが、
これはディフェンスが何とかクリアします。
川崎は守備で跳ね返すも、
前線の選手がレッズのボランチ、サイドバックに激しく潰され、
なかなか陣地を回復することができません。
35分、レッズは左サイドからのフリーキック。
ショートパスから2川上がミドルで狙いますがゴールわずか左。
前半も残り10分。
38分、川崎は右コーナーを獲得すると、
26伊従が打点の高いヘッドで合わせますが、ゴール上。
チャンスで決めることができません。
しかし終了間際の45分、川崎は10三笘が左サイドから1人を交わして中央に侵入。
18田中と絡んで守備網を突破すると、左サイドへラストパス。
これをオーバーラップしていた3島崎がダイレクトで逆サイドネットに突き刺し同点!
〈浦和レッズユース 1-1 川崎フロンターレU-18〉
そして前半終了。
レッズは追い付かれたものの、
球際が極めて激しく、緩いプレーが一切ない充実した内容。
最終ライン、ボランチが激しく潰し、クリアから13新井、21時里が拾って前進。
右サイド8影森がドリブル突破からチャンスを作りました。
右SB20関は、川崎のキープレーヤー10三笘をよく抑えていましたが、
同点シーンは打開を許してしまったか。
川崎は、劣勢の展開ながらなんとか同点に。
先述の通り三笘が左サイドでは抑え込まれているため、
ポジションを動かしながら基点となって攻撃の時間を増やしたいところ。
ワントップ36宮代は強力センターバックに対し苦戦中。
後半、勝利が欲しい川崎は、中央から仕掛けます。
48分、川崎は9岸が体で相手をブロックして中央突破。
密集を抜け出しシュートを放ちますが、ここはキーパーが飛び出しブロック。
そして53分、川崎は左サイドからの展開。
18田中が一枚剥がして縦パスを供給、
9岸が意表をつくループパスで守備網を突破すると、
走り込んだ10三笘がアウトサイドで叩き込み、早速逆転に成功!
〈浦和レッズユース 1-2 川崎フロンターレU-18〉
逆転を許したレッズは、
57分、13新井に替えジョーカーの19川上エドオジョン智慧(2年/浦和レッズ)を早くも投入。
前線のチェイシングを高めます。
すると61分、右サイドのセットプレーからクロスを供給すると、
ファー5中塩の折り返しに36橋岡がハーフボレーで狙いますが、
これを川崎DFが手でブロック。
PKを獲得すると、これを14渡辺が決め同点に追いつきます。
〈浦和レッズユース 2-2 川崎フロンターレU-18〉
勝ち越したいレッズは65分、
左サイドから押し込むと、
2川上のピンポイントクロスに19川上エドがヘッドで合わせますが、ゴール上。
これは決めておきたかった。
なおも攻め続けるレッズ。
67分、左サイドを19川上エドが抜け出し中央へショートパス。
最後は逆サイド8影森がシュートを打ちますが、
ディフェンスが体でブロック、こぼれを2川上がシュート!
これをゴールに入っていた川崎5武田が体を投げ出してブロック。
ハンドにも見えましたがノーホイッスル。
ピンチを脱した川崎は、68分、右サイド7原島が局面を打開し縦パスを入れると、
途中出場23藤井柾人(2年/座間FC)がグラウンダーのクロス。
逆サイド、待っていた3島崎がフリーで合わせますが、これはふかしてしまいます。
71分、川崎は36宮代が素晴らしいファーストタッチで前を向き9岸へ繋ぐと、
9岸が左サイドへスルーパス。
10三笘がシュートを狙いますが、これはオフサイド。
そして76分、川崎は左コーナーから混戦となると、
最後は3島崎がつめて勝ち越し。
サイドバック島崎のこの日2ゴール目で再び突き放します。
〈浦和レッズユース 2-3 川崎フロンターレU-18〉
再び追う展開となったレッズは79分、
途中出場の10堀内千寛(3年/浦和レッズ)が中盤で競り勝ち、
14渡辺、8影森と右サイドへ展開。
影森の折り返しを渡辺がエリア内で合わせますが、これはゴール上。
決定的なチャンスを逃します。
83分、レッズはカウンターから10堀内を基点に展開。
14渡辺がバイタルからミドルで狙いますが、
川崎1名良橋が距離をつめファインセーブ。
こぼれをレッズ途中出場の17伊藤敦樹(2年/浦和レッズ)が
頭でループ気味に狙いますが、ゴールわずか右。
チャンスを迎えるものの決め切ることができません。
少なくなる残り時間。
89分、レッズはバイタルからショートパスで展開。
14渡辺から右サイドでパスを繋ぎ、
8影森が左足巻いて狙いますが、またも1名良橋がセーブ。
レッズの前に、守護神が立ちはだかります。
そしてATに突入。
レッズは左コーナーから36橋岡がダイビングヘッド!
その瞬間同点ゴールかと思われましたが、
ゴール内にいた川崎DFが体でブロック。
奇跡的とも言える形で、同点ゴールを許しません。
ラストプレー、レッズ8影森のクロスから4小木曽が頭で合わせるも、
威力なくボールは1名良橋の懐に。
そして直後にタイムアップの笛。
白熱したゲームは、川崎が勝利を手中に。
プレミアリーグ参入戦争いに何とか生き残りました。
フロンターレは、
後半、バイタルから10三笘、18田中、38宮代が速いパス交換で仕掛け、
9岸の意表をつくラストパスで守備網を突破。見事逆転に成功しました。
終盤は防戦一方も、キーパー1名良橋そしてディフェンスが、
決まってもおかしくないシュートを神がかり的といってもいい形で次々とブロック。
シーソーゲームで貴重な1勝をものにしました。
改めて取り上げたい岸と三笘のコンビネーションは、
観客席から見ていて視線が追いつかないほどのプレースピード。
幼少期から共にプレーしてきた月日のなせる技なのだと思いますが、
進路はいまだ未定で、ひょっとすれば次戦が見納めになる可能性も。
次戦のプリンス最終節、
この二人の連携にはその意味でも注目したいところです。
レッズは途中出場19川上エドのチェイシングからチャンスを作り、
セットプレーを含め枠内シュートを何度も飛ばしましたが、
相手キーパーとDFのブロックに得点を奪えず。
内容的には勝てるゲームだっただけに、
終了後の選手の落胆ぶりは非常に大きなものでした。
しかし残留は最後までわかりません。
残り1試合、勝ち点を一つでも積み上げ、順位をキープして欲しいところです。
このカードは、前期にも見ていたのですが、
ミスも少なく飛躍的にゲームの質が高まっていました。
やはりシーズンが深まると、
チームの熟成と結果への執着からグッドゲームに出会いやすくなりますね。
プリンスリーグ関東 第17節
浦和レッズユース 2-3(1-1)川崎フロンターレU-18
@駒場スタジアム
(レッズ)8分、61分 渡辺陽
(フロンターレ)45分 島崎竜、53分 三笘薫、76分 島崎竜