プレミアリーグWEST第16節
履正社vs名古屋グランパス


プレミアリーグウエスト関西遠征2日目。

第1試合は、ともに残留争い中の履正社vsグランパス。
残り3試合の現時点で両者の勝ち点差は5。
前者が勝てば、シーズンの行方も決する一戦です。

会場の履正社茨木グラウンドは、JR茨木駅からバスで25分ほど。
周辺には田畑も広がるのどかな雰囲気の中に、人工芝の立派なグラウンドがあります。
ピッチ間近にはスタンドもあり、非常に見やすい観戦環境でした。


 

履正社高校

第15節終了時点で5勝2分8敗勝ち点17で8位

高校総体:ベスト8
高校選手権:大阪府予選ベスト8

今シーズン2回目の観戦。
高校総体2回戦 vs流経大柏
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GK
31 山ヶ城 樹 3年 178/66 AVANTI KANSAI FC
DF 
2  大迫  暁 3年 172/62 ヴィッセル神戸
5  安田 拡斗 3年 175/72 ガンバ大阪
26 清  翼空 2年 174/63 川上FC
29 難波 智博 2年 173/64 吹田JFC江坂
MF 
3  佐藤 拓人 3年 175/63 千里丘FC
6  小川 達也 3年 171/63 高槻FC
7  田中 駿汰 3年 181/62 ガンバ大阪
10 牧野 寛太 3年 169/60 ガンバ大阪
11 西村 光明 3年 181/65 南千里FC
FW 
8  林  大地 3年 177/68 ガンバ大阪

ーーーーーーーー−林−ーーーーーーーー
ー西村ーーーーー牧野ーーーーー佐藤ー
ーーーー田中ーーーーーー小川ーーーー
ー難波ーーーーーーーーーーーー大迫ー
ーーーー安田ーーーーーー−清−ーーーー
ーーーーーーー−山ヶ城−ーーーーーーー

 

 

名古屋グランパスU18

第15節終了時点で3勝3分8敗勝ち点12で9位

クラブユース選手権:ベスト8
Jユースカップ:準優勝


今シーズン2回目の観戦。

クラ選ラウンド16 vsFC東京
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GK
21 加藤 大智  3年 178/66 名古屋グランパス

DF  
6  加藤 直生  3年 168/62 名古屋グランパス
15 横山 聡大  2年 163/62 名古屋グランパス
18 田中 彰馬  2年 172/62 名古屋グランパス
26 青山 夕祐  1年 175/66 名古屋グランパス
MF 
4  川崎 健太郎 3年 170/65 千里丘FC
7  柴田  駿  3年 167/61 名古屋グランパス
12 深堀 隼平  2年 175/64 名古屋グランパス
14 梶山 幹太  2年 167/55 FC五十嵐
FW 
9  北野 晴矢  3年 168/64 スマイス・セレソン
10 森  晃太  3年 172/65 名古屋グランパス


2015年U-17日本代表/梶山 
2015年U-16日本代表/青山

ーーーーー-森-ーーーー北野ーーーーー 
ー深堀ーーーーーーーーーーーー柴田ー 
ーーーーー川崎ーーーー梶山ーーーーー
ー横山ーーーーーーーーーーーー田中ー
ーーーーー青山ーーー−加藤直−ーーーー
ーーーーーーー−加藤大−ーーーーーーー

左サイドバックの11吹ヶ 徳喜(3年/DF/名古屋グランパス)、センターバックの4池庭 諒耶(3年/DF/名古屋グランパス)がJユースカップの累積で出場停止。

 

前半、開始から仕掛けるのはホームの履正社。
1分、名古屋のクリアをCB5安田が弾き、8林から右サイドへ展開。
3佐藤が切り返して左足ミドルを狙いますが、これはキーパー正面。

履正社はインテンシティが高く、球際で名古屋をリード。
5安田からの両サイドへのフィードを起点にチャンスを伺います。
また、左サイド11西村が加速豊かなドリブルで、積極的な仕掛けを見せます。

一方名古屋も6分、 相手クリアのカットから右サイド7柴田のクロスに、
逆サイド12深堀が頭で合わせネットを揺らしますが、ここはオフサイドの判定。
カウンターからチャンスを作り出します。

名古屋は続いて8分、ロングボールが10森に通ると、
エリア左寄りインカットから右足ミドルで狙いますが、
これはゴールを超えてしまいます。

名古屋は点的にチャンスをつくるものの、ペースを握るのは履正社。
強靱な体躯を誇る5安田がマッチアップの名古屋9北野をハードに潰し、
名古屋はクリアから押し返せず。
押し込まれる時間が続きます。

そして10分、履正社は左コーナー。
ファー8林の頭での折り返しを11西村がダイレクトで合わせ先制します。
〈履正社高校 1-0 名古屋グランパスU18〉

先制して勢いに乗る履正社は、
素早いサイドチェンジで、名古屋DFの的を絞らせず、
サイドで一対一の状態をつくり積極的に仕掛けます。

14分、履正社はDFへのチェイスから押しこみ、こぼれ球を6小川がミドル。
ドロップしたボールは、ゴールわずか上、ネットを掠めます。

劣勢の名古屋ですが、やはり10森のキープ力は別格。
タッチの細かさがあってDFは飛び込めず、姿勢もよく広い視野を確保。

コンタクトで優勢の履正社は、
中盤で相手を潰して拾ったボールを7田中がスルーパス。
10牧野が抜け出しますが、キーパー一歩前でキャッチ。

最終ラインをなかなかあげられない名古屋は、
ゲームメイカーの4川崎が最終ラインに下がってボールを受け、出しどころを伺います。
ミドルパスが多くなっているため、もう一人のボランチ14梶山がゲームに入れていないか。

名古屋は左サイド突破力のある12深堀に攻め手を託しますが、
対面の履正社2大迫も粘り強く対応。
見応えのあるバトルが展開されます。

23分、名古屋は12深堀が縦に突破。
前に走り込んだ10森へ繋ぐと、左サイドを崩してクロス。
中でフリーで待っていた9北野のややボールが後ろに逸れますが、
後ろ向きトラップから振り向き様シュート。
しかしキーパー1山ヶ城が距離をつめてブロック。
こぼれを12深堀が狙いますが、おさえきれずゴール上。
決定機を逃します。

25分、再び履正社が押し込んで左サイドを崩すと、
11西村のファーへのクロスは戻って来たディフェンスが何とかクリア。

続けざま履正社はまたも11西村がミドルで狙うと、
ディフェンスに当たってコースが変わるも名古屋キーパー21加藤がビッグセーブ。
追加点を与えません。

履正社11西村は、相手の間合いにボールを入れ、
奪われそうになったところで長い足で先を行く独特なドリブル。
相手の脅威となります。

前半最後のチャンスは名古屋。
AT、18田中が右サイドを突破しクロスを入れますが、
ここは履正社5安田が何とかクリア。

前半は履正社が1点リードで終了。
履正社は、個のアベレージでも名古屋を上回ってるのではと思わせる内容。

このままではシーズン終戦になりうる名古屋は、
4川崎のミドルパスを軸に、なんとか巻き返したいところです。



後半、履正社は3佐藤に代え、
9菅原 大空(3年/FW/大阪東淀川FC)を1トップに投入。
8林をサイドに移して前線の圧力を高め、2点目を狙います。


50分、履正社は7田中から速いサイドチェンジ。
8林が右サイドからクロスを入れると、
9菅原が飛び込みますがディフェンスが何とかクリア。
早速形を作ります。


55分、中盤のルーズボール、
履正社10牧野が体をぶつけてマイボールにし、ミドルを狙いますがキーパー正面。

履正社10牧野はボールタッチの正確性と体の使い方の巧さで、
スペースがない二列目で活きる力があります。
急な加減速で相手を剥がし、素早い振りのシュートも。


57分、履正社は右サイドのスローインからエリア内混戦。
11西村の前にこぼれ球が転がりますが、シュートはおさえきれず。


前半にも増して押し込む履正社。
流れ的にはそろそろ追加点がほしいところか。


60分、流れを変えたい名古屋は選手交代。
7柴田→29吉田雄汰朗(1年/FW/名古屋グランパスU15)、
9北野→19杉浦文哉(1年/FW/名古屋グランパスU15)。
杉浦は2015年U-16日本代表。

63分、履正社が押し込み、
浅い名古屋のクリアを拾った2大迫がミドル。
ゴール右上強襲のシュートは枠内を捉えたかに見えましたが、ボール一個分外へ。


64分、履正社は右サイドのパス交換。
最後は10牧野が振りの速いシュートを打ちますが、キーパー正面。

履正社は8林の右サイドから展開。
林は縦への瞬発力と相手を弾ける強さが素晴らしく、
荒削りさも魅力に感じられるほどの積極性でチャンスを作ります。

65分、履正社は、名古屋のクリアミスを拾った10牧野が、追い越す7田中へループパス。
長い足を伸ばして飛び出したキーパーの前に触ると、
無人のゴールへ転がりますが、名古屋ディフェンスがゴール内で必死のクリア。
このコーナー、ファー8林がドンピシャヘッドで合わせますが、ディフェンスがブロック。

名古屋は防戦一方で、集中が切れるギリギリの状態。
ここで追加点を奪われるとかなり厳しくなってしまい、
シーズン最大のピンチといっても過言ではない状況です。


しかしここでアクシデントが。
77
分、履正社は8林が空中戦の着地で足を負傷。
途中交代を余儀なくされてしまいます。


そしてそのわずか2分後の79分、
名古屋は25m左寄りで10森がファウルを得ると、キッカーはその森。
ここまでチームを幾度となく救ってきたエースが、これをゴール右へ直接叩き込み、
名古屋が同点に追いつきます!
〈履正社高校 1-1 名古屋グランパスU18〉


突き放したい履正社は83分、2大迫から逆サイドまで大きく展開。
左サイドにポジションを移した10牧野が、インカットから強烈ミドル。
しかしここはキーパー21加藤が上に弾きます。


時間は残り5分、
名古屋はここまで貯めていたパワーを一気に発散するように、
素早いパス回しで相手陣内に攻め込みます。
4川崎のプレーエリアが明らかに前に。

履正社は、林の負傷退場で前線のプレスが落ち、受け身になってしまいます。


そして87分、
名古屋は途中出場の34杉田将宏(1年/MF/Nagoya S.S.)が左サイドを突破。
グラウンダーのクロスに10森が左足合わせますが、キーパーがセーブ。
逆転まであと一歩と迫ると、
このプレーで獲得したコーナーに頭で合わせたのは18田中!
ファーに飛んだボールが、内ポストに当たってゴールネットを揺らします!
名古屋が土壇場で逆転!
〈履正社高校 1-2 名古屋グランパスU18〉

追いつきたい履正社は必死に攻め込みますが、
名古屋も10森を中心に冷静に対応。

1点を守り抜き、
終盤の見事な逆転劇で、残留争いに食い止まりました。


 

名古屋は、防戦一方で集中が切れかかる場面もありましたが、
苦しい時間を凌ぎきったのが大きかった。
そしてラスト10分で形勢を逆転、4川崎を起点に速いパス回しで押し込み、
スコアをひっくり返しました。

10森は、今日は守備に奔走する時間も長かったものの見事な同点弾。
FK含めシュート技術は年代トップクラスで、
スコアを動かす決定的な仕事ができる類まれな才能の持ち主。
名古屋トップチームへの昇格はならなかったものの、
Jでの活躍も是非見てみたいプレーヤーです。
(翌日、ヴァンフォーレ甲府入団内定の報道)。

依然降格圏内と厳しい状況は変わりませんが、
今日敗れていれば終戦の可能性もあったゲーム。
大きな大きな一勝を手にしました。


履正社はタレント性が高く、
名古屋を後半30分過ぎまで圧倒と、間違いなく高体連トップクラスのチーム。
選手権で見られないことを改めて残念に思いました。

今日は、勝ちゲームを落とし痛すぎる敗戦。
8林の負傷退場から前線での守備力・構成力が落ちて、
一気に流れを持っていかれてしまいました。

これで9位名古屋との勝ち点差は2と予断を許さない状況に。
筋肉系と思われる林の怪我の状態も気になるところですが、
泣いても笑ってもラスト2試合。
全てを出し切ってもらいたいです。

 

 

プレミアリーグWEST 第16節
履正社高校 1-2(1-0) 名古屋グランパスU18
@履正社茨木グラウンド
(履正社)10分 西村光明
(名古屋)79分 森晃太、87分 田中彰馬

 

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