プレミアリーグ参入戦決勝
アビスパ福岡vs広島皆実


プレミア参入戦決勝。
広島広域公園で行われる第二試合は、九州代表・アビスパと中国代表・広島皆実の一戦。

プレミアWESTのオリジナル10・アビスパは、U-15時代、プレミアカップベスト4、クラ選ベスト8の勝負の世代。U-19代表としてアジア選手権でも活躍した冨安健洋は既に卒業したものの、プリンス九州は2位でフィニッシュ。降格した2014シーズン以来、2年ぶりのプレミア復帰を狙います。対する地元・広島皆実は、プリンス中国は僅差の争いとなったものの、ラスト2節でまくって参入戦出場権をゲット。選手権でも、鹿島内定の安部裕葵擁する気鋭の瀬戸内を撃破し全国大会進出を決めています。初となるプレミアを勝ち取り、選手権に向け勢いに乗れるか。

 

アビスパ福岡U-18

プリンスリーグ九州は、

12勝4敗2分勝点38で2位。

クラブユース選手権は、グループリーグ敗退。
Jユースカップは、ベスト8。

今大会は、

1回戦: vs JFAアカデミー福島 3-1

今シーズン2回目の観戦。
3/20 サニックス杯 vs 長崎総科大附
今シーズン最終戦。

GK

1  佐藤 幹太  3年 177/77 カティオーラFC
DF
3  濱口 功聖  3年 182/72 アビスパ福岡

6  棚倉 大和  3年 177/63 アビスパ福岡
17 西  洸瑠  2年 179/63 アビスパ福岡
30 桑原 海人  1年 165/65 アビスパ福岡

MF 
5  末松 拓馬  3年 174/59 アビスパ福岡
8  河北 祥太朗 3年 171/59 アビスパ福岡
9  本田  聖  3年 162/56 アビスパ福岡
11 稗田 圭吾  3年 163/52 アビスパ福岡
FW
7  宮内 真輝  3年 178/72 アビスパ福岡

10 崎村 祐丞  3年 177/69 アビスパ福岡 

2016年U-16日本代表候補/桑原

トップチーム昇格/崎村

ーーーー宮内ーーーーーー崎村ーーーー
ー稗田ーーーーーーーーーーーー本田ー
ーーーー河北ーーーーーー末松ーーーー
ー桑原ーーーーーーーーーーーー棚倉ー
ーーーー濱口ーーーーーーー西ーーーー
ーーーーーーーー佐藤ーーーーーーーー

 

広島皆実高校

プリンスリーグ中国は、
10勝3分5敗勝点33で2位。

高校総体は2回戦敗退。
高校選手権は広島県優勝。全国大会進出。
2回戦は、vs 創造学園(長野)。 

今大会は、
1回戦: vs ベガルタ仙台 1-0

今シーズン初観戦。

GK

1  對川 敦紀 3年 177/73 サンフレッチェ広島
DF
2  青柳 星吾 3年 169/65 愛媛FC
3  河野 秀汰 3年 187/76 ボアソルテ美都
4  小林 拓真 3年 173/69 サンフレッチェ広島
5  有働 周平 3年 170/63 廿日市FC
MF
6  門廣 大雅 3年 167/58 シーガル広島
7  藤井 敦仁 3年 175/69 バイエルンツネイシ
8  疋田 優人 3年 175/65 メーヴェFC
FW

9  安原 修平 3年 174/69 シーガル広島
13 藤原 悠汰 2年 163/61 サンフレッチェ広島
14 片岡 永典 3年 174/68 シーガル広島

ーーーーーーーー安原ーーーーーーーー
ー片岡ーーーーーーーーーーーー藤原ー
ーーーー疋田ーーーーーー藤井ーーーー
ー青柳ーーーーー門廣ーーーーー有働ー
ーーーー河野ーーーーーー小林ーーーー
ーーーーーーーー對川ーーーーーーーー

 

アビスパは、オーソドックスな4-4-2。展開の基本はサイドへの展開。共に軽量級ながらパスセンスのある左11稗田、小回りのきく右9本田の足元に入れて、2トップあるいは追い越してくるサイドバックの連携で打開します。最後に仕留めるのは世代トップクラス級のタレントを誇る主将の7宮内とトップ昇格の10崎村。

広島皆実は、ポゼッション志向の4-3-3。散らしと共に縦へのスイッチも入れるアンカー6門廣、剥がしの能力に長ける8疋田、フリーランニングからフィニッシュに絡む7藤井のインサイドハーフがチームの特長。最終ラインからのビルドアップから、巧みに反転して前を向くとショートパスを繋いで打開、前線はサイズはないものの体の強い9安原のくさび、ボールを運べる左14片岡がアクセントに。


試合形式は45分ハーフ。

最初のチャンスは皆実。3分、右サイドのセットプレー。13藤原のキックはニア直接ゴールへ向かいますが、これは福岡1佐藤がキャッチ。

序盤は、動きの固い福岡に対して皆実が攻勢。ボールを保持し、ポゼッションから相手陣内へ押し込みます。

しかし6分、初めて相手陣へ攻め込んだ福岡は、左サイド大外からライン裏へ走り込んだ30桑原へ、11稗田から見事なスルーパス。エリア内、桑原が飛び出した皆実1對川と交錯すると、PKの判定!これを11稗田が落ち着いて逆を突き、劣勢の福岡が最初のチャンスをものにします。
アビスパ福岡U-18 1-0 広島皆実高校>

出鼻を挫かれた皆実ですが、引き続きボールを握るとその後は中盤での局地戦。福岡はショートパスでの展開に食いつき、潰しにかかりますが、皆実は都度都度動き直して微調整。ラインの間にできたギャップを細かくついていきます。

14分、ここで福岡にアクシデント。7宮内がコンタクトで脇腹を痛め一旦外へ。一時10人での戦いを余儀なくされますが、2分後に復帰。

21分、皆実は右サイドのセットプレー。前線へのフィードに9安原が飛び込みますが、惜しくも触れず。

23分、皆実は縦に繋いで打開すると、二列目から走り込んだ7藤井がエリア左に侵入。フィニッシュを迎えますが、ここは福岡1佐藤がビッグセーブ。

続く25分にも、皆実はパス回しから右サイドのスルーパスに走り込んだのは再び7藤井。キーパーと一対一のチャンスを迎えますが、またしても1佐藤がセーブ!決定機を迎えますが、スコアを動かすことができません。

25分、福岡は負傷した7宮内が無念の交代。
1
年生の32北島 祐二(1年/165/60/アビスパ福岡U-15)に託します。

27分、福岡のカウンター。32北島から右へ展開すると、9本田のクロスに、再び32北島がニアで合わせますが、惜しくもゴール右。

28分、福岡は右サイドから8河北のクロス。エリア内ファーで待っていた10崎村が胸トラップから左足で狙いますが、DFがコースに入って防ぎます。

40分、福岡は右サイドを細かく繋いで打開。攻め上がった6棚倉のクロスに、8河北がヘッドで合わせますがミートできず。

45分、皆実は右寄り25mの位置でセットプレー。13藤原の高速クロスに、4小林がフリーで飛び込みますが触れず。これは決めておきたかった場面。

前半は、福岡の1点リードで折り返し。

 


後半、皆実は中盤を省略して、両WGへのフィード主体に切り替え。サイドからのクロスで同点ゴールを狙います。しかしクロスの精度を欠きなかなか形が作れない中で、エリア内の混戦時には福岡CB3濱口が盤石の守備。攻撃が単調になり、福岡にとっては守りやすい展開にも。

11分、皆実は右サイドへのフィード。13藤原のクロスは8疋田に通りますが、トラップが乱れチャンスを逸失。

12分、福岡のカウンター。CB3濱口が運んで前線へスルーパス。これに10崎村が抜け出すと、GKと一対一のチャンスを迎えますが、距離を詰めセーブ。

そして13分、福岡はキーパーキックから10崎村が頭で後ろに逸らすと、32北島が最終ラインを抜け出します。追いかけてくるDFにも慌てず、キーパーの位置を冷静に見極め右足で確実に流し込み、大きな大きな追加点。
アビスパ福岡U-18 2-0 広島皆実高校>

主将の負傷交代という緊急事態にゴールという最高の形で応えた32北島は、小柄でまだフィジカルは発展途上も、相手とボールの間に体を入れてブロックするキープ力は水準以上。一番魅力的だったのが展開の予測力の高さ。皆実のビルドアップに対して巧みなポジショニングを見せ、局面への関与数が非常に多かった。


18分、皆実の交代。
8疋田→10遠藤 翔太(3年/175/59/シーガル広島)。

28分、皆実の交代。
13藤原→11大橋 力也(3年/165/60/ボアソルテ美都FC)。

32分、皆実は左サイド裏へ7藤井が走り込んでパスを受けると、DFを揺さぶって中へ繋ぎ、最後は10遠藤が押し込みますが、ここは福岡30桑原が身を挺して防ぎます。皆実はこぼれを拾い右へ散らすと、今度は11大橋がミドルで狙いますが、DFにあたりゴール右。

34分、福岡は中盤で5末松がボールを奪うと、縦パスから左サイド11稗田がカットイン。ミドルで狙いますが、これはゴールを大きく超えます。

35分、福岡は右サイドで10崎村がキープ。ライン裏のスペースを使い9本田を走らせると、スピードでちぎりエリアに進入。右足で狙いますがこれは皆実1對川がセーブ。

徐々に運動量が落ちてきた皆実に対し、福岡がサイドから仕掛け勝負を決める3点目を狙います。

そして36分、左サイド30桑原の縦パスから32北島、10崎村の連携で前進すると、エリアに侵入し崎村がクロス。これはファー9本田には合わないものの、アフターでタックルを受けてPKの判定。やや厳しすぎる印象も、DFの対応も安易だったか。これを崎村が確実に決めます。
アビスパ福岡U-18 3-0 広島皆実高校>

エースとしての仕事をきっちり果たした10崎村ですが、厳しい局面でのトラップやくさびなどのプレー精度はこのレベルでも一段上。フィニッシュへのアプローチも巧みですが、その精度を上げれば、盟友・冨安と共に今後のアビスパを引っ張っていく存在にも。

39分、福岡の交代。
30桑原→4竹原 凌(3年/アビスパ福岡U-15)。
桑原はこの試合で最も好印象を持った選手。状況判断と左足のキックの質が高く、確実な繋ぎで窮地を幾度となく救うと、機を見た走り込みで先制弾の起点に。00ジャパンでは、アジア選手権直前にポジションを失ってしまいましたが、U-17ワールドカップに向け、今後もアピールしてほしいところ。

40分、福岡のカウンター。中央突破した11稗田のスルーパスに10崎村が反応しますがDFがカット。これが再び11稗田の元へと転がりますが、フリーでのフィニッシュもゴール上。

42分、皆実は右SB5有働が強引にサイドをちぎると、福岡11稗田に倒されファウルをゲット。稗田はイエロー。このセットプレー、7藤井のクロスは、福岡1佐藤がしっかりと回収。

3点のビハインドを負い明らかにテンションが落ちた皆実でしたが、その中で奮闘を見せたのはキャプテンの5有働。強度を保ったプレーで、チームを鼓舞します。

44分、皆実は5有働のハイボール。ファー、フリーで待っていた7藤井がヘッドで狙いますが、これはキーパー正面。

45分、皆実は中盤の底から6門廣が縦パス。7藤井のキープから走り込んだ門廣が右足ミドルで狙いますが、DFにあたったボールはゴールわずか左。

結局ゴールは割れず、決定機を確実にモノにした福岡が終わってみれば3-0で快勝。2年ぶりのプレミア復帰を果たしました。

残念ながら昇格を逃した広島皆実でしたが、内容については結果ほどの差はなく、インサイドハーフを中心とした崩しのクオリティは選手権では十分機能するはず。ファイター4小林と長身3河野のCBは、対人能力は水準以上も今日の3失点のように、時折集中が切れ裏抜けを許してしまうのは改善が必要か。また河野という武器がありながらフィニッシュに繋げられなかったセットプレーの精度も、選手権に向け高めたいところです。

 

プレミアリーグ参入戦 決勝
アビスパ福岡U-18 3-0(1-0)広島皆実高校
@広島広域公園第一球技場
(福岡)8分 稗田圭吾(PK)、58分 北島祐二、84分 崎村祐丞(PK)

 

 

 


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