プレミアリーグEAST第7節
市立船橋vs鹿島アントラーズ

船橋市立船橋高校
今大会は、
第6節終了時点で、2勝1分3敗勝点7で6位。
中断期間に行われたインターハイ予選は、
千葉県大会準決勝で敗退し、全国大会進出ならず。
今シーズン2回目の観戦。
4/6 プレミアイースト1節 vs ジュビロ磐田
GK
25 金子 麗音 3年 185/72 ジェファFC
DF
2 畑 大雅 3年 175/70 AZ´86東京青梅
3 植松 建斗 3年 170/66 栃木SC
4 鷹啄 トラビス 3年 185/75 ヴェルディレスチ
16 石田 侑資 2年 172/66 徳島ヴォルティス
MF
5 町田 雄亮 3年 165/60 クマガヤSC
6 野崎 輝 3年 175/65 横浜FC鶴見
8 森 英希 3年 163/60 1FC川越水上公園
11 賀澤 陽友 3年 170/60 横浜F・マリノス
19 井原 充葵 2年 163/48 ルキナス印西
FW
29 加藤 想音 2年 172/65 Wings
ーーーーーーーー加藤ーーーーーーーー
ー森ーーーーーー井原ーーーーー賀澤ー
ーーーーー町田ーーーー野崎ーーーーー
ー植松ーーーーーーーーーーーーー畑ー
ーーーーー石田ーートラビスーーーーー
ーーーーーーーー金子ーーーーーーーー
HT
29 加藤→
14 岩田 夏澄 2年 161/55 東京ヴェルディ
68分
6 野崎→
20 木村 哲大 2年 177/70 FC東京深川
84分
19 井原→
35 小長谷 勇樹 3年 173/65 東京武蔵野シティ
2019年U-18日本代表/植松
2019年U-17日本代表/畑
鹿島アントラーズユース
今大会は、
第6節終了時点で、1勝2分3敗勝点5で7位。
中断期間に行われたクラブユース関東予選は、
ベスト8で全国大会進出。
今シーズン初観戦。
GK
1 山田 大樹 3年 190/82 鹿島アントラーズ
DF
3 小針 宏太郎 3年 178/69 アントラーズノルテ
4 国府田 宗士 2年 181/73 アントラーズつくば
6 根本 健汰 3年 168/62 鹿島アントラーズ
22 沖田 空 2年 175/70 鹿島アントラーズ
MF
8 生井澤 呼範 3年 175/67 鹿島アントラーズ
10 柳町 魁耀 2年 174/66 鹿島アントラーズ
14 木内 達也 2年 176/67 鹿島アントラーズ
20 舩橋 佑 2年 175/66 アントラーズつくば
25 竹間 永和 2年 167/60 クマガヤSC
FW
11 栗俣 翔一 3年 168/63 鹿島アントラーズ
ーーーーーーーー栗俣ーーーーーーーー
ー柳町ーーーーーーーーーーー生井澤ー
ーーーーー竹間ーーーー舩橋ーーーーー
ー根本ーーーーー木内ーーーーー沖田ー
ーーーーー国府田ーーー小針ーーーーー
ーーーーーーーー山田ーーーーーーーー
58分
6 根本→
9 杉山 眞仁 3年 167/56 アントラーズつくば
90+2分
14 木内→
24 石津 快 2年 163/56 鹿島アントラーズ
2019年U-17日本代表/柳町
試合形式は45分ハーフ。
市船は、エースのU-18日本代表10鈴木唯人が欠場。左膝のテーピングが痛々しい。
立ち上がりから攻守の転換、球際は極めて激しく強度高め。
市船はキャプテン5町田雄亮が怪我から復帰。
下級生時代は捌きを特長としていたが、このゲームにおいては激しいファイトが目立つ。
最終ラインがシンプルに蹴り出して縦に急ぐ市船に対し、
鹿島は意外にも最終ラインは蹴らずに繋ぐこだわりを見せる。
WGとサイドバックが高めに位置取って、サイドで数的優位を作り、
密集で細かい連携での崩しを展開。
監督が、熊谷浩二氏から中村幸聖氏に変わった影響がわかりやすく表れていた。
13分、右サイド25竹間永和のロングスローからニア頭で合わせる。
これはGKが上に掻き出す。
市船は確かに縦に速いのだが、ボランチのフォローが追い付かず距離が開いてしまう。
長距離のバックパスのうちに、帰陣されて最初の速さは無効化。
こねる癖がある11賀澤陽友がハマっていない一方、
シンプルに捌ける19井原充葵が実効性を示し、29加藤想音も頑張って収めるが、
小柄な前4枚は非力さが否めず、鹿島ディフェンスを打ち破るほどの圧力を持てない。
鹿島は、高めの最終ラインも例年とは異なるポイント。
最前線とボールサイドのWG以外は、引いて縦のスペースを圧縮。
密集を作り、パスコースを塞ぎながら中盤で潰していく。
最後尾には02ジャパンの守護神1山田大樹が怪我から復帰。
エリア外の守備も任されており、裏抜けのリスクをケアする。
中盤で時間を作れず、ストロングのサイドアタックを繰り出せない市船。
しかし27分、左サイド3植松建斗が意表を突いて浅い位置からクロスを供給。
29加藤想音がライン裏に抜け出すが、飛び出した1山田大樹が何とか触る。
こぼれを11賀澤陽友が狙うも、またも山田がストップ。
前半はスコアレスで終了。
後半スタートから、市船は11賀澤陽友を最前線にスイッチ。
4分、市船は自陣でのカットがそのまま前線に通る。
CB間を11賀澤陽友が抜け出すと、飛び出したキーパーの一歩先にプッシュ。
ボールはゴールへと転がっていくが、わずか右へ外れる。
運動量の低下か、間延びしてオープンな展開に。
両者ゴール前でのプレーが増えていく。
市船は、左3植松建斗が縦に突進してクロスを連発。
抜き切らずとも蹴り込み、最大の売りである左キックを繰り出す工夫は感じた。
ポジションを移した11賀澤陽友は、エリア付近で本領を発揮。
DFを交わし、シュートに持ち込む場面が何度か。
しかし1山田大樹の攻守もあり、ゴールを破ることはできない。
一方の鹿島は、例年になく個のスキルが感じられる攻撃。
アジリティに優れる左WG10柳町魁耀。
ターンから独力での突破と共に、右アウトで味方を使いリターンを受ける感覚にも長ける。
カットインからミドルを放つが、キーパー正面。
守備では市船3植松建斗の対応に手こずっていた右SB22沖田空。
しかし、シザーズやトップスピードからヒールで方向転換とドリブルが巧み。
両足ミドルも兼備し、攻撃性能は非常に高い。
60分、その沖田が右サイドからクロス。
ファーに抜けたところを9杉山眞仁が胸トラップから左足ハーフボレー。
惜しくもキーパー正面をつく。
一番面白いと感じたのは、3ボランチの一角25竹間永和。
小柄だが視野が広く、配球、動き出しと敵の急所を見極めるセンスを持つ。
モデルチェンジを図っている鹿島の象徴的存在だ。
レフティだが右足キックも遜色なく、ロングスローも兼備。
順調に育てば、トップ昇格に絡める人材だ。
35分、鹿島のコーナーから市船のロングカウンターが発動。
中盤で5町田雄亮が潰れ左サイドを8森英希が抜け出す。
エリア外に飛び出した1山田大樹の上をループ気味に狙うが、山田がこれを頭でクリア!
拾った2畑大雅が左足で狙うが、これはDFがブロック。
最終盤、エリア内での微妙な判定に熱くなる場面もあったが、結局スコアは動かず。
両チーム勝ちたい気持ちは十分に伝わる充実したゲームだった。
得点力に課題の残る市船だが、3鷹啄トラビスと16石田侑資のCBペアに安定感が出てきたのは好材料。
ビルドを捨てている感もあるが、欲を出さずに守備に集中することがまずは大事。
より伸び代を感じたのは鹿島の方だった。
下級生にタレントが多く、初期段階のモデルチェンジが進めば面白い。
今シーズン、また見る機会を持ちたいチームだ。
ユース昇格を見送った染野唯月が最前線にいれば、かなりにハマっていたはず。
こんなことを言っても仕方がないが・・・。
2019年6月23日 11:00K.O.
プレミアリーグEAST 第7節
船橋市立船橋高校 0-0(0-0)鹿島アントラーズユース
@船橋法典グラスポ