プレミアリーグEAST第5節
横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ

今日は保土ヶ谷公園へ。
プレミアイースト5節、横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ。
前節は敗れたものの開幕3連勝と好スタートを切った鹿島を、
敗戦は一つも未だ勝ち星なし、苦しんでいるマリノスがホームに迎えます。
GWとともに春も終盤を迎え、
屋根付きの観覧席はまだ涼しいものの、日なたはなかなかの暑さ。
ピッチを縦に風が吹き抜けており、試合にどこまで影響してくるか。
横浜F・マリノスユース
昨シーズンは、
クラブユース選手権:ベスト16
高円宮杯:プレミアリーグEAST5位
Jユースカップ:ベスト16
今大会は、第4節終了時点で3分1敗勝点3の8位。
前節はホームで清水エスパルスと2-2でドロー。
今シーズン初観戦。
GK
1 中村 涼 3年 178/69 Uスポーツクラブ
DF
3 柳 知廈 3年 185/72 横浜F・マリノス
4 藤田 一途 3年 174/60 横浜F・マリノス
5 澤田 章吾 3年 168/60 横浜F・マリノス
6 西山 大雅 3年 180/67 横浜F・マリノス追浜
MF
10 山田 康太 3年 177/63 横浜F・マリノス
11 伊藤 優世 3年 172/64 横浜F・マリノス
19 土佐 陸翼 2年 169/58 横浜F・マリノス
24 椿 直起 2年 170/61 横河武蔵野FC
FW
8 塚田 裕介 3年 162/55 Uスポーツクラブ
22 栗原 秀輔 2年 176/63 横浜F・マリノス
ーーーー塚田ーーーーーー栗原ーーーー
ー椿ーーーーーーーーーーーーー伊藤ー
ーーーー山田ーーーーーー土佐ーーーー
ー澤田ーーーーーーーーーーーー藤田ー
ーーーー西山ーーーーーーー柳ーーーー
ーーーーーーーー川島ーーーーーーーー
61分
11 伊藤→
23 岩澤 桐人 2年 横浜F・マリノス追浜
5 澤田→
18 鈴木 駿之助 2年 横浜F・マリノス
70分
22 栗原→
17 木村 卓斗 2年 横浜F・マリノス
75分
8 塚田→
12 本山 鐘現 3年 横浜F・マリノス
2017年U-18日本代表/山田
2017年U-17日本代表候補/椿
2016年U-17日本代表/西山
鹿島アントラーズユース
昨シーズンは、
クラブユース選手権:関東予選敗退
高円宮杯:プレミアリーグEAST7位
Jユースカップ:ベスト16
今大会は、第4節終了時点で3勝1敗勝点9で4位。
前節はホームで京都サンガF.C.に0-1で敗戦。
今シーズン初観戦。
GK
1 沖 悠哉 3年 184/82 鹿島アントラーズ
DF
2 結城 将貴 2年 170/68 レノヴェンスオガサ
4 中村 勇太 3年 181/74 鹿島アントラーズ
6 荒川 弘大朗 3年 175/64 アントラーズつくば
13 増崎 大虎 2年 179/65 鹿島アントラーズ
MF
5 武沢 一翔 3年 165/63 アントラーズつくば
8 出津 真哉 3年 173/65 鹿島アントラーズ
12 渡邉 伶那斗 3年 176/70 鹿島アントラーズ
15 阿須間 貫太 3年 174/71 鹿島アントラーズ
18 小沼 樹輝 2年 173/66 鹿島アントラーズ
FW
9 金澤 蓮 3年 179/76 アントラーズノルテ
ーーーーーーーー金澤ーーーーーーーー
ー武沢ーーーーー渡邉ーーーーー出津ー
ーーーーー阿須間ーーー小沼ーーーーー
ー荒川ーーーーーーーーーーーー結城ー
ーーーーー中村ーーーー増崎ーーーーー
ーーーーーーーー-沖-ーーーーーーーー
HT
5 武沢→
11 石津 駿斗 3年 鹿島アントラーズ
65分
11 石津→
10 須藤 翼 3年 鹿島アントラーズ
75分
6 荒川→
3 白井 亮 3年 鹿島アントラーズ
83分
12 渡邉→
7 佐々木 翔悟 2年 アントラーズつくば
85分
2 結城→
20 新居見 健人 3年 鹿島アントラーズ
2016年U-17日本代表/沖
試合形式は45分ハーフ。
前半風上に立ったのはマリノスでしたが、鹿島はシンプルにロングキック。DF裏へのフィードから猛プレスを仕掛けると、マリノスは最終ラインからのビルドアップを試みるも、特に5武沢一翔、8出津真哉の二列目が相手サイドバックまで激しくチェック。追い込んで自陣でのミスを誘い、押し込みます。
そして6分、鹿島は右サイドでセットプレーを得ると、6荒川弘大朗の左足クロスに、中央9金澤蓮がヘッドで合わせ早速先制します。
〈横浜F・マリノスユース 0-1 鹿島アントラーズユース〉
出鼻をくじかれたマリノスは、最終ラインのパス回しから右SB4藤田一途がビルドアップの起点を担いますが、鹿島の切り替えが速くすぐに守備ブロックを敷かれると、縦パスは悉く守備網に引っかかってしまいます。
この時間帯の見せ場はマリノス10山田康太と鹿島8出津真哉の球際の争い。山田が体を巧みに使い剥がしにかかるも、出津も最後の最後で粘り負けていません。
20分、攻撃の糸口を掴めないマリノスは、右サイド11伊藤優世とトップ8塚田裕介のポジション変えてテコ入れ。
マリノスは、ボランチに2年生の19土佐陸翼を起用。ギャップに顔を出し最終ラインからの受け手としては機能するも、そこか
31分、マリノスは左SB5澤田章吾がテンポを変えて前へ繋ぐと、22栗原秀輔が落ちて楔を入れ、19土佐陸翼から右サイドへ展開。4藤田一途からの縦パスに再び栗原ターンからスルーパスを入れると、エリア斜めに走り込んだ11伊藤優世が右足を伸ばしますがわずかに届かず。この試合初めて攻撃の形を作ります。
レフティの5澤田章吾は前に置くトラップ、タッチがよく、逆サイドの4藤田一途と共に、守備者としてだけでなくビルドアップでも貢献を試みる姿勢が見ら
35分、マリノスは10山田康太が相手陣内で味方を巧みに使いつつ前進。バイタルに侵入し、相手のタックルをボールを浮かせて交わしつつミドルを放ちますが、これは浮いてしまいゴール上。
前半も残り10分を切り、鹿島の前線のチェックが緩み、マリノスは徐々にボールを持つ位置を高めに。
41分、マリノスは相手のクリアを拾った4藤田一途が、10山田康太を使ってバイタル中央へ侵入。左足ミドルで狙いますが体勢を崩しゴール上。
前半は鹿島の1点リードで終了。
3分、鹿島は右スローインを12渡邉伶那斗がヒールで落として9金澤蓮がエリアに侵入。ハーフボレーはニアの狭いコースを捉えますが、ここはマリノス1中村涼が横っ飛びセーブ。
このコーナー、13増崎大虎が頭で合わせますがゴール上。
風下に立ったマリノスは、ロングキックが風で戻される苦しい展開。特にゴールキックが機能不全に陥り、ショートパスからのリスタートを余儀無くされてしまいます。
そして6分、押し込んだ鹿島は右コーナーを得ると、ニアへの速いボールをマリノス10山田康太が痛恨のオウンゴール。鹿島がいい時間帯に追加点をゲットします。
〈横浜F・マリノスユース 0-2 鹿島アントラーズユース〉
その後もマリノスは押し戻されるロングキックにパニック状態に陥ると、12分、1中村涼が敵と近い位置にいた19土佐陸翼へパスを出してしまい、とっさの反応で荒れてしまったリターンパスを中村がトラップミス、決定的なピンチとなってしまいますが、ここはチェイスした鹿島の一歩先になんとかクリア。
11分、攻め手を緩めない鹿島は左サイドでのボール回しから18小沼樹輝のクロスに11石津駿斗がヘッドで合わせますが、これはキーパーがキャッチ。
まず1点を返したいマリノスは、16分、右サイドからの大きなサイドチェンジから、前半沈黙していた24椿直起が深い切り返しで対面のDFを剥がすと、ファーへのクロスに8塚田裕介が頭で合わせますがこれはゴール右。
18分、マリノスのカウンター。24椿直起の中央突破から右へ展開すると、8塚田裕介がカットインから左足でフィニッシュ。DFがブロックも、エリア内10山田康太の落としを22栗原秀輔がシュート!DFが体を張って防ぎゴール右。このコーナー、4藤田一途が頭で合わせますがゴール上。
マリノスはマッチアップの2結城将貴の粘り強い対応に加え、数的不利で前半思うような働きが出来ていなかった椿直起が徐々に本領を発揮。
35分、マリノスは左サイド24椿直起が縦に持ち出しライナー性のクロスをあげると、23岩澤桐人がワントラップから振り向き様シュートを狙いますが、DFが身を呈してブロック。鹿島DFの体の張り方はさすが。
37分、マリノスは左コーナー。ファー10山田康太?のヘッドは、ワンバウンドしてクロスバーを直撃!これを6西山大雅がダイビングヘッドで押し込みますが、ゴール内をカバーしていたDFがブロック。最後は4藤田一途?が合わせますが、打ち上げてしまいます。
40分、マリノスは左24椿直起から18鈴木駿之助を使うと、クロスはファーに抜けてしまいますが、10山田康太から再度のクロスに4藤田一途がヘッドで合わせますがゴール左。
40分、マリノスは10山田康太がバイタルまでドリブルで運び、右へ繋ぐと、17木村卓斗のクロスに、自らダイビングヘッドで合わせますが惜しくもゴール右。
42分、マリノスは19土佐陸翼が中盤からサイド奥をつく素晴らしいミドルパス。これを17木村卓斗がダイレクトボレーで合わせますが、またしてもクロスバーを直撃!
45+1分、マリノスは24椿直起がハーフラインから中央へ侵入。ドリブルで30m近く運ぶと、エリア手前でファウルをゲット。このセットプレーを、10山田康太が直接狙いますが鹿島1沖悠哉が落ち着いてセーブ。
結局最後までゴールを許さなかった鹿島がアウェーで勝利。
暫定で首位に浮上しました。
鹿島はいかにもという内容で勝利。一対一で負けない、チェックやスライドをさぼらない、体を張る投げ出すといった、闘争心、秩序、献身性の意識レベルの高さは素晴らしかった。最後尾には1年時からゴールマウスを預かっている沖悠哉もおり、同世代の大迫敬介(広島ユース)、若原智哉(京都U-18)に年代別代表のキャリアでは差をつけられたものの、U-18代表では再びポジション争いに絡んできそう。
攻撃の形は見えなかったものの、6荒川弘大朗などよいプレースキッカーもおりセットプレーでの得点は期待できそう。第1クールは5戦4勝と予想以上の好スタートとなりましたが、上位陣との対戦を控える第2クール以降で真価が問われることになりそうです。
マリノスは、ペースを握った時間帯もあったものの、前後半開始直後の鹿島の猛プレスをいなせず自らのミスも絡んでの失点。第1クールを3分2敗未勝利で終えるという苦しいスタートになりました。
トップチームでの出場経験もある10山田康太は流石の存在感を披露。基礎技術の高さは抜けておりトラップの置き所、加減は絶妙。体勢的にも無理がきくので、球際の打開やパスの出し所で意表をつくプレーも見せました。24椿直起は前半、相手の対応に苦しみ見せ場は少なかったものの、スペースができ始めた後半本領を発揮。柔軟な下半身を活かしたステップの細かさと縦へ抜けるスピード、左足の鋭いクロスも備えており今年も敵への大きな脅威になりそう。
チームとしてはノーゴールと前線の迫力不足は否めないため、もう一人の核となる選手、堀研太(3年/横浜FMJY)の復帰が待たれます。
プレミアリーグEAST第5節
横浜F・マリノスユース 0-2(0-1)鹿島アントラーズユース
@保土ヶ谷公園サッカー場
(鹿島)7分 金澤蓮、51分 オウンゴール