プレミアリーグEAST第3節
柏レイソルvs青森山田

今日は日立柏サッカー場へ。
昨晩から降り続いた雨も止み、曇りだけど空は明るくなってきた試合前。
高円宮杯プレミアリーグイースト第3節。
ホーム開幕戦のレイソルが、連勝スタートを切った青森山田を迎えます。
柏レイソルU-18
昨シーズンの成績は、
クラブユース選手権:ベスト8
高円宮杯:プレミアリーグEAST7位
Jユースカップ:ベスト16
プレミアリーグEASTは、
第1節(H)vs 横浜F・マリノス 1-1
第2節(A)vs 鹿島アントラーズ 3-2
今シーズン2回目の観戦。
4/10 プレミアEAST1節 vs 横浜F・マリノス
GK
16 猿田 遥己 2年 189/75 横河武蔵野FC
DF
2 坂本 涼斗 3年 173/66 柏レイソル
3 城和 隼颯 3年 187/76 柏レイソル
5 東山 航大 3年 181/73 柏レイソル
23 田中 陸 2年 167/62 柏レイソル
MF
6 鬼島 和希 3年 175/65 柏レイソル
27 落合 陸 2年 175/70 柏レイソル
28 加藤 匠人 2年 169/62 柏レイソル
FW
9 中村 駿太 2年 170/66 柏レイソル
14 中村 陸 3年 166/60 柏レイソル
15 大谷 京平 3年 167/60 柏レイソル
ーーーーーーー–中村駿–ーーーーーーー
ー大谷ーーーーーーーーーーー中村陸ー
ーーーー落合ーーーーーー鬼島ーーーー
ー田中ーーーーー加藤ーーーーー坂本ー
ーーーー東山ーーーーーー城和ーーーー
ーーーーーーーー猿田ーーーーーーーー
74分
15 大谷→
24 朝倉 涼介 2年 167/67 柏レイソル
90+1分
6 鬼島→
37 小野寺 巧 1年 165/54 柏レイソル、
2 坂本→
13 宮本 駿晃 2年 170/63 柏レイソル
2016年U-18日本代表/田中、中村駿
2015年U-16日本代表/宮本
青森山田高校
昨シーズンの成績は、
高校総体:2回戦敗退
高円宮杯:プレミアリーグEAST2位
高校選手権:ベスト4
プレミアリーグEASTは、
第1節(A)vs 流経大柏高 3-0
第2節(H)vs 大宮アルディージャ 2-1
今シーズン2回目の観戦。
4/10 プレミアEAST1節 vs 流経大柏
GK
1 廣末 陸 3年 184/78 FC東京深川
DF
3 小山 新 3年 185/78 青森山田中
4 橋本 恭輔 3年 180/78 クリアージュ
5 三国 スティビアエブス
3年 185/71 青森山田中
13 小山内 慎一郎 2年 175/64 青森山田中
MF
6 住永 翔 3年 172/68 コンサドーレ札幌
7 郷家 友太 2年 180/69 ベガルタ仙台
8 嵯峨 理久 3年 166/60 ウインズFC
9 バスケス バイロン
1年 173/63 東松山ペレーニア
10 高橋 壱晟 3年 178/74 青森山田中
FW
11 鳴海 彰人 3年 174/74 新ひだか町立静内中
ーーーーーーーー鳴海ーーーーーーーー
ーバイロンーーーーーーーーーー嵯峨ー
ーーーー郷家ーーーーーー高橋ーーーー
ー三国ーーーーー住永ーーーーー小山ー
ーーーー小山内ーーーーー橋本ーーーー
ーーーーーーーー廣末ーーーーーーーー
41分
9 バイロン→
18 瀬尾 純基 2年 165/54 ガイナーレ鳥取
66分
18 瀬尾→
17 佐々木 友 2年 172/66 青森山田中
84分
11 鳴海→
19 佐々木 快 3年 180/76 リベロ津軽
90+1分
3 小山→
21 佐藤 拓海 2年 177/71 三菱養和SC調布
2016年U-19日本代表/廣末
試合形式は45分ハーフ。
開始から予想通りレイソルがポゼッション。
2分、左サイドから大きくサイドチェンジを仕掛けると、
山田9バイロンのポジションが悪く、2坂本がワントラップで中へ侵入。
エリア内のスペースへのラストパス、走り込んだ6鬼島は倒されたかに見えましたがノーホイッスル。
4分、レイソルはまたも右サイド、
14中村、2坂本がうまく縦を使って打開しクロス。
後ろから走り込んだ27落合が、ワントラップから突破を試みますが、山田DFが瀬戸際で防ぎます。
レイソルは守備時も引きが非常に速く、スペースをすぐに埋めてしまいます。
7分、青森山田はハーフライン付近のセットプレー。
10高橋の鋭いキック、頭で逸らしてそのままゴールへ向かうも、
キーパーががっちりキャッチ。
レイソルは、両サイドバックの捌きがうまく、
ハメにいった山田は、ここで剥がされバランスを崩してしまうことに。
レイソルはワンサイドゲームの様相。
ポゼッションを許す山田は、最終ラインからビルドアップを試みるも、
がっちりとスペースを埋めたレイソルに、一本目のパスで潰されてしまいます。
それでも22分、山田は左コーナー。
10高橋のファーへのキックは、味方と意図が合わずそのまま流れてしまいます。
23分、中盤でのルーズボール。
接触プレーでその10高橋にイエロー。
レイソルはとりわけ右サイドの2坂本が、相手最終ラインまでポジションを高めにとっており、
マークする9バイロンにはポジショニングに迷いが感じられます。
27分、山田は左サイドを押し込むと、
10高橋のミドルはディフェンスがブロック。
こぼれを右へ展開、オーバーラップした3小山のミドルは、
キーパーのファンブルを誘うも、つめきれず。
29分、レイソルは左サイドをパス交換から打開。
27落合から勝負をかけたラストパスもやや長く、ディフェンスがクリア。
しかしこれを15大谷が体に当ててライン突破。
フィニッシュまであと一歩も、1廣末が出足よくボールを回収。
31分、山田は右サイドを打開。
バイタルで受けた10高橋が、シュートフェイントから突破を試みるも、
レイソルDFが体を張って防ぎます。
山田はこぼれを拾い再構築せんとしますが、後ろへの戻しで痛恨のパスミス。
かっさらった9中村が、一人を交わしてハーフラインから独走。
戻ったディフェンスが追い付きますが、競り合いながらも爪先でフィニッシュ。
しかしここは巧くコースを消した1廣末がなんとかキャッチ。
34分、山田は左サイド9バイロン、7郷家、5三国のパス交換で打開。
三国のハイクロスに11鳴海が飛び込みますが、キーパー16猿田がキャッチ。
34分、またも山田のショートカウンター。
縦パスを9バイロンが見事なファーストタッチで収めると、左足アウトで絶妙のスルーパス。
ライン裏完全に抜け出した11鳴海が左足フィニッシュも、ゴールわずか右。
決定的なチャンスを逃します。
30分を過ぎ、徐々に山田がサイドを攻略し始めると、
攻守が次々入れ替わる展開に。
39分、レイソルは中盤でのパス交換からバイタルに侵入。
15大谷のルーレットは流れるも、これを9中村が左足で強烈ミドル。
ディフェンスに当たってタイミングがずれたボール、
既に飛んでいた1廣末は、右手を目一杯伸ばし何とかかきだします。
この右コーナー、ゴール手前で混戦となると、
最後は9中村が左足で叩き込みます!レイソル先制!
〈柏レイソルU-18 1-0 青森山田高校〉
41分、山田は早くも9バイロンを下げます。
バイロンは、前節も同じ時間帯での交代だったようなのでそういう方針?
まだ下半身ができてないのかバランスを崩して滑るシーンが目立ち、
守備のポジショニングに戸惑いが感じられましたが、絶妙なスルーパスで見せ場は作りました。
45+2分、青森山田は右コーナー。
5三国がヘッドもキーパー正面。
ここで前半終了。
30分ごろまではレイソルが圧倒的にゲームを支配していたものの、
山田もカウンターからチャンスを作ると攻守が次々入れ替わる展開に。
それまでのレイソルのポゼッションは圧巻。
一二列目の出し引きが絶妙で、走り込むことを前提にスペースにパスを出すので的を絞ることができません。
青森山田はレイソルのポゼッションに対し、引かざるを得ず、
最終ラインで何とか食い止める場面が続きました。
後半、引き続きボールを握るのはレイソル。
左サイドを大きく使う場面が増えるように。
53分、レイソルは左サイドのライン裏を使い、
15大谷、23田中と戻して逆サイドへ展開。
9中村が右足ミドルで狙うも、キーパーがキャッチ。
55分、レイソルは右サイドパス交換から2坂本が深く抉り、飛び込んできた14中村へ。
エリア内に侵入、時間かかってしまいシュート機会を失いますが、
深い切り返しで縦へ突破。折り返しに待っていたのは15大谷!
きっちり押し込んで、幸先よくレイソルが追加点をゲット。
〈柏レイソルU-18 2-0 青森山田高校〉
69分、またもレイソルは右サイド2坂本、14中村のコンビで相手をちぎると、
坂本のグラウンダーのクロス。
15大谷がダイレクトで合わせますが、抑えきれずゴール上。
防戦一方の山田は、右サイドから仕掛けますが、
レイソルのマークの受け渡しがよく、崩すことができません。
ワンサイドゲームの様相に。
70分、山田はゴール右寄りでセットプレー。
ライン裏へのボール、11鳴海が収めるも、ディフェンスが寄せて打ち切れず。
徐々に運動量が落ちてきたレイソルは、視野が狭くなったのか前線へパスが通らなくなってきました。
山田は、左右サイドを大きく使って活路を見出します。
27分、山田は右サイドセットプレー。
10高橋のハイクロスに、7郷家がヘッドで合わせるもゴール左。
山田は7郷家を前線に上げて2トップに。
76分、山田は右サイドから7郷家のロングスロー。
中央、頭で逸らしてファーフリーで待っていた10高橋がインサイドで狙うも、
ミートできず上へ打ち上げてしまいます。これはキーパーがキャッチ。
79分、ペースを引き戻したいレイソルは、
右サイド14中村のキープから、27落合のミドルパスで、2坂本がライン裏へ突破。
深くえぐってクロスも、DFがクリア。
80分、山田はバイタルにボールを入れると、
11鳴海がヒールでそらし、左サイド抜け出し郷家が左足フィニッシュ!
しかしゴールわずか右。
山田は積極性があり、フリーランの光る17佐々木の投入で右サイドが活性化。
疲れの見えるレイソルは、ここが正念場か。
88分、レイソルは左サイドでセットプレー。
14中村の速いボールに、27落合がヘッドで合わせるもゴール右。
その後は続く山田のロングスロー攻勢。
しかし、レイソルもサイズのある3城和、5東山のCBを中心に弾き返します。
そして90分、レイソルはカウンター。
左サイドを抜け出した24朝倉がためてスルーパスを送ると、
これに走り込んだ9中村が左足で流し込み、決定的な三点目を奪います!
〈柏レイソルU-18 3-0 青森山田高校〉
1点を返したい山田は、90+3分、
エリア内のルーズボール、頭を出した19佐々木に対しレイソルDFが足を上げて間接FK。
10高橋のクロスに、13小山内がヘッドで合わせますが、惜しくもクロスバーを直撃。
その直後、試合終了の笛。
レイソルが、3発快勝でホーム開幕戦を飾りました。
レイソルは、理想的な試合運びで快勝。
ビルドアップの連動性、守備時のスペースの埋め方と、組織として非常に完成度が高く、
就任から間もない永井俊太監督の手腕は賞賛されるべきでは。
6鬼島、27落合、28加藤からなるスリーボランチの距離感が非常によく、
囲まれたと思ったところでも巧みに繋ぎ、観衆を唸らせる場面がたびたびありました。
右サイドで起点になり続けた14中村、2坂本は、
フィジカル能力は標準も、状況判断が非常に速く、
相手の意表をつくプレーもできる好選手。
運動量が落ちてからは、青森山田のロングスロー攻勢に苦しめられましたが、
CBに3城和、5東山と180cm超級のサイズを持つ選手を揃えており無難に対応。
特に城和はフィードも正確で、年代別代表に選出されてもおかしくないレベルでは。
そして9中村駿太はさすがの決定力。
2ゴールと結果を残した嗅覚は素晴らしく、
そして両足ともミートが抜群で、コンパクトな振りで強烈なシュートを放ちます。
ポゼッションにおいても、センターバックに挟まれながらいいタイミングで落ちて関与でき、
鋭い反転での剥がし、お尻をつきだしてのボールキープも水準以上。
本当に魅力的な選手です。
青森山田は、完璧に崩されての失点を重ね、スコア通りの完敗。
2失点後、運動量の落ちたレイソルに対してサイドを大きく使い、
3小山、途中出場17佐々木友の右サイドで押し込むと、
7郷家のロングスローからゴールを狙いましたが、得点を上げることはできませんでした。
中盤の破壊力不足は否めず、
局面でさすがのプレーを見せた10高橋以外に、起点になれる選手の存在が急務。
とりわけ7番を背負い、次世代の中心として期待されている郷家あたりに、
その役割を担ってほしいところですが・・・。
プレミアリーグEAST 第3節
柏レイソルU-18 3-0(1-0) 青森山田高校
@日立柏サッカー場
(柏)40分 中村 駿太、53分 大谷 京平、90分 中村 駿太