プレミアリーグチャンピオンシップ
鹿島アントラーズvsガンバ大阪


今日はプレミアリーグチャンピオンシップ。
長く厳しい戦いを勝ち抜いた2チームによる、日本一決定戦です。

その舞台に辿り着いたのは、アントラーズとガンバ。
昨年下級生が多く名を連ねながらJユースカップ決勝まで進み前評判の高かった両チーム。

しかし両者ともトーナメントでは苦戦するなど決してイージーなシーズンではなかった中で、
「前評判通り」に勝ち上がってきたのは素晴らしいこと。

トップチーム昇格は4名ずつとタレントも豊富。
共にベストメンバーで臨めそうな今日の一戦は、名実共に日本一を争うにふさわしいゲームになりそうです。

 

鹿島アントラーズユース

プレミアリーグEASTは12勝4分2敗で初優勝
クラブユース選手権:ベスト16
Jユースカップ:2回戦敗退

今シーズン3回目の観戦。

プレミアイースト5節 vs大宮アルディージャ
プレミアイースト7節 vs柏レイソル

今シーズン最終戦。

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GK 
16 石川 碧人  1年 187/81 鹿島アントラーズ
DF 
4  町田 浩樹  3年 188/74 アントラーズつくば
6  大里 優斗  3年 172/67 アントラーズつくば
14 戸田 拓海  3年 181/72 イルソーレ小野
15 松浦 航洋  2年 178/70 鹿島アントラーズ
MF 
5  千葉 健太  3年 171/70 鹿島アントラーズ
8  平戸 太貴  3年 177/70 鹿島アントラーズ
9  吉岡 樹利也 3年 165/68 ソレッソ熊本
10 田中 稔也  3年 175/67 FCクリロ
18 西本 卓申  2年 164/58 アルバランシア熊本
FW
13 垣田 裕暉  3年 186/78 鹿島アントラーズ


2015年U-18日本代表/町田 
2015年U-18日本代表候補/垣田 
2015年U-17日本代表/西本

トップチーム昇格/町田、平戸、田中、垣田

ーーーーーーーー垣田ーーーーーーーー
ー吉岡ーーーーー西本ーーーーー田中ー 
ーーーーー千葉ーーーー平戸ーーーーー
ー大里ーーーーーーーーーーーー戸田ー 
ーーーーー町田ーーーー松浦ーーーーー 
ーーーーーーーー石川ーーーーーーーー

 

 

ガンバ大阪ユース

プレミアリーグWESTは12勝3分3敗で初優勝
クラブユース選手権:グループリーグ敗退
Jユースカップ:ベスト16

今シーズン4回目の観戦。
クラ選グループリーグ vs川崎フロンターレ
Jユースカップ3回戦 vs東京ヴェルディ
プレミアウエスト16節 vsサンフレッチェ広島

今シーズン最終戦。

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GK  
1  羽野 匡哉 3年 197/75 兵庫FC

DF  
2  山中 海斗 3年 175/70 新居浜市立北中

4  松岡 秀平 3年 175/68 ガンバ大阪
5  吉岡 裕貴 3年 175/71 ガンバ大阪
6  初瀬  亮 3年 175/64 ガンバ大阪
MF  
7  市丸 瑞希 3年 174/66 ガンバ大阪

8  堂安  律 2年 172/70 ガンバ大阪
10 岩本 和希 3年 174/60 ガンバ大阪
18 宮森 祐希 3年 176/62 ガンバ大阪
FW  
9  髙木 彰人 3年 175/68 ガンバ大阪
11 武田 太一 3年 183/80 枚方FCマシア


2015年U-18日本代表/堂安、高木 
2015年U-18日本代表候補/初瀬

トップチーム昇格/初瀬、市丸、堂安、高木 

ーーーーー高木ーーーー武田ーーーーー
ー宮森ーーーーーーーーーーーー堂安ー
ーーーーー市丸ーーーー岩本ーーーーー
ー初瀬ーーーーーーーーーーーー山中ー
ーーーーー松岡ーーーー吉岡ーーーーー
ーーーーーーーー羽野ーーーーーーーー

 

 

序盤押し込んだのは鹿島。
ハイボールから13垣田が体を使ってボールを収め、前線の基準点になります。


3分、その13垣田が左サイド奥でファウルを得ると、
8平戸の柔らかいキックにファー4町田が競り勝ち折り返し。
垣田がボレーで合わせますがミートできず。ゴール左へ外れます。


一方ガンバも4分、 11武田が前線で競り勝ち、
右サイドからの速いグラウンダークロス。
9高木には一歩届かず。

共に挨拶代わりの惜しいチャンスを作り出します。


しかしその後は、両チーム共に守備が激しく、
ボールが落ち着かない時間が続きます。


時折訪れるセットプレーでは、
180cm後半2人の他長身を揃える鹿島に対し、やはりガンバは分が悪い状況。
サイドも守備に追われる場面が多くなっていきます。


16分、鹿島は左サイドで押し込むと、
クロスのこぼれを最後は10田中がハーフボレーで狙いますが、抑えきれずゴール上。


鹿島は、ガンバの起点になる7市丸にボールが入った時に8平戸を中心に素早く寄せゲームメイクをさせません。
ガンバは全体で押し上げることができず。


しかし22分、ガンバは左サイドのスローインから11武田が体を使ってうまく相手と入れ替わり、
ミドルで狙いますがゴール左。


さらに続けざま22分、ガンバは左サイドから押し込むと、
9高木がエリアに侵入し、キレで対面のDFを剥がしてシュート。
しかしここは鹿島ディフェンスがブロック。


両チーム形のつくれない時間が続く中、
39分、ガンバは相手コーナーからのカウンター。
8堂安が相手と競り合いながらドリブルで運び潰れると、
こぼれを9高木が思い切りよくミドルシュート。
しかし回転のかかったボールは、ゴール左に逸れてしまいます。


ラストチャンスは43分。
鹿島は18西本がディフェンスへのプレスからクリアをカット、
左サイドからクロス上げますが、惜しくも中には合わず。

結局前半はスコアレスで終了。

ファイナルらしく決定機が少ない固い展開も、鹿島がややリードといったところか。
攻守とも空中戦で優位にたち相手陣内で押し込みますが、形は作るには至らず。

一方のガンバは、いつものように相手陣内で押し込めず、
自分達のやりたいサッカーが出来ない鹿島以上に消化不良の前半に。
8堂安は、対面の鹿島6大里を剥がせず、見せ場をつくれていません。
後半、立て直せるでしょうか。

 
 

後半、引き続き押し込むのは鹿島。
48分、左サイドからクロスを上げると、
10田中が後ろ向きトラップから振り向き様シュートを狙いますが、
これはガンバディフェンスがブロック。


51分、鹿島は4町田が前目でカットし左サイド9吉岡へ繋ぐと、
密集の中突き進んでクロスを上げますが、これはゴールを割ります。


鹿島は53分に、またも左サイドを押し込み、
クロスのこぼれを18西本が狙いますが、ディフェンスがブロック。
じわじわと先制点に向け、歩みを進めます。


しかしガンバも53分、右サイド2山中がキックフェイントの切り返しからクロスを入れると、
11武田が頭で飛び込むも、ここは鹿島15松浦が競り勝ちます。


そして55分、ガンバは自陣でキーパーへのバックパス。
これを1羽野がまさかのキックミス。
エリア内で鹿島8平戸にボールを渡してしまうと、
平戸はループで狙いますが、ゴール上ネットへ。

決定的な場面を逃した鹿島でしたが、ついにその時が訪れます。
58分、 左サイドへのフィード、18西本が相手と入れ替わり突破すると、
中への折り返しはガンバディフェンスに当たってフリーの10田中の下へ。
田中はシュートフェイントからゴール右隅に冷静に流し込み、
優勢の鹿島が先制に先制します。
西本に対応していた10岩本はディフェンスが軽かったか。
〈鹿島アントラーズユース 1-0 ガンバ大阪ユース〉


1点を先取した鹿島は、定石通り守備を固めカウンター狙いに。
ガンバは不本意ながら、ようやく相手陣内にてポゼッションを進めます。

60分、ガンバは左サイドからのセットプレー。
7市丸の見事なキックも、合わせられずゴールラインを割ってしまいます。


鹿島も62分、左サイドからのクロス。
ディフェンスのクリアをカットした8平戸が左足ミドルで狙いますが、キーパーキャッチ。


今度はガンバ。64分、右サイドからフリーキック。
11武田が前線で競り勝ちミドルで狙いますが、こちらもキーパー正面をつきます。


最初に動いたのは鹿島。
65分、 先制点を演出した18西本に替え、
ジョーカー7色摩雄貴(3年/FW/鹿島アントラーズつくばJY)へスイッチ。
前線のチェイシングとカウンター要員を投入し、着々とゲームプランを進めます。

一方ガンバも、消えてしまっていた8堂安を前線に上げ、
18宮森が右サイド、9高木を左サイドに。


70分、鹿島は8平戸から左サイドへ大きく展開。
9吉岡のクロスに、逆サイド13垣田がダイビングヘッドで合わせますが、
威力はなくキーパーキャッチ。


鹿島はゲームプランが完全にハマっている状況。
引いて守備を固め、カウンターから前線7色摩のスピードを生かした縦への突破で二点目を狙いに行きます。


74分、ガンバは18宮森に替え、
ドリブラー13大原俊輔(3年/MF/伊丹FC)を投入。

75分、鹿島は中盤の競り合いを制し、最終ライン裏へのミドルパスを供給すると、
13垣田とキーパーの競争、ガンバ1羽野が何とか先に触ってピンチを防ぎます。


ガンバは、個人で打開できる8堂安、9高木がドリブルで仕掛けますが、
それぞれ対応する6大里、5千葉が相手の動きを読み切ってドリブルコースを先取り。
相手のストロングポイントを無効化します。


そして、日本一決定戦も残り10分。


80分、ガンバは左コーナー、
キーパーの浅いパンチングを5吉岡がハーフボレーで狙いますが、抑えきれずゴール上。

鹿島は5千葉が絶妙のポジショニングで、
ガンバから供給されるミドルパスにことごとく顔を出して対応。
4町田が、次々と送られるクロスを冷静に弾き返し続けます。

完全に引いた鹿島に対し、攻めあぐねるガンバ。
そしてアディショナルタイムへ。

ガンバが同点に向け押し込むと、右サイドエリア手前でフリーキックを獲得。
これを6初瀬が左足で柔らかいボールを蹴りこみます。
ファーまでボールが届きますが、押し込みきれず。

そして終了のホイッスルの笛。
東西王者の決戦、制したのは鹿島アントラーズでした。

 

アントラーズは、タレントが揃うガンバの前線を封じきったことが大きかった。

最終ラインでは対人で潰した15松浦、
空中戦等際どいボールを冷静に弾き続けた4町田、
そしてガンバ8堂安を抑え込んだ6大里、
さらに中盤では9高木のドリブルを止め続けた5千葉、
そして相手のキーマン7市丸に激しくケアした8平戸と、
守備でのポジショニング、一対一での読み、
体の張り方が素晴らしく、殆ど突破を許しませんでした。

決勝点の10田中がMVPに選ばれましたが、
守備で貢献した彼らも個人的にはMVP級の働きを見せていました。

また、攻撃では17西本も存在感。
プレミアリーグ前期に見た時は、サイドで守備に追われ恐る恐るプレーしていたようにも映りましたが、
今日は積極性が増し、非常にたくましくなった印象を受けました。
ドリブルでの仕掛けや守備でのコンタクト等プレーの関与が非常に増えており、見事決勝点をアシスト。
最終学年となる来シーズンはさらなる活躍が期待できそうです。

アップのテンションの高さ、ベンチ外メンバー含めたチーム全員で戦う意識といった、
本来高体連の代名詞とも言える要素を高い水準で備えていたアントラーズ。

彼らが日本一になったことは、Jユースの在り方に一石を投じるという意味で、育成世代の大きな1ページになったと思います。
おめでとう!

 

ガンバは、このゲームのハイライトといってもいいゲームメーカー7市丸に対する強烈なプレスによって、
中盤のサイドチェンジで崩していく本来のスタイルを出せなかったのが苦しかった。

注目の8堂安も、左足の正確なタッチと置き所のよさ、時間をつくる力は感じとることはできたものの、
相手の執拗なディフェンスさらには途中一時退場してしまうほどの足首の痛みの影響もあってか、
見せ場をつくることができませんでした。

U-15時代三冠を達成した世代も、
U-18では結局日本一の座は掴むことができず。

個人的にも、今年の全ての大会での敗退場面を目撃することとなってしまいましたが、
その分とても印象に残ったチームでした。

彼らがこんな形で去ってしまうことがとても残念で仕方がないのですが、
今シーズンを彩ってくれた彼らのプレーに感謝するとともに、
次のステージでの活躍を心から願っています。

ありがとう、そしてお疲れさまでした。

 

 

プレミアリーグ チャンピオンシップ
鹿島アントラーズユース 1-0(0-0)ガンバ大阪ユース
@さいたまスタジアム2○○2
(鹿島)58分 田中稔也

 

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