JユースカップR32
横浜F・マリノスvsヴァンフォーレ甲府

今日はJユースカップ2回戦。
日産フィールド小机で行われるマリノスvsヴァンフォーレです。
夏のクラ選準々決勝の再戦(マリノスが2-0で勝利)、ヴァンフォーレはリベンジなるでしょうか。
横浜F・マリノスユース
プリンスリーグ関東は、第15節終了時点で7勝4敗4分け勝ち点25で2位。
クラブユース選手権は優勝。
今シーズン8回目の観戦。
マリノスカップ予選リーグ vsコンサドーレ札幌
マリノスカップ決勝 vs東福岡
プリンス関東4節 vs三菱養和SC
プリンス関東5節 vs東京ヴェルディ
クラ選準決勝 vsベガルタ仙台
クラ選決勝 vs大宮アルディージャ
プリンス関東13節 vs三菱養和SC
GK
21 千田 奎斗 2年 180/74 横浜F・マリノス追浜
DF
13 板倉 洸 2年 178/66 横浜F・マリノス
19 坂本 寛之 2年 177/70 横浜F・マリノス追浜
22 有馬 弦希 2年 178/70 横浜F・マリノス追浜
24 常本 佳吾 2年 172/63 横浜F・マリノス
MF
5 小松 駿太 3年 179/74 横河武蔵野FC
6 佐多 秀哉 2年 176/64 横浜F・マリノス
7 遠藤 渓太 3年 174/66 横浜F・マリノス
12 阿部 隼人 2年 166/65 横浜F・マリノス追浜
FW
9 渡辺 力樹 2年 172/62 横浜F・マリノス追浜
10 和田 昌士 3年 176/73 横浜F・マリノス
ーーーー渡辺ーーーーーー和田ーーーー
ー遠藤ーーーーーーーーーーーー阿部ー
ーーーー佐多ーーーーーー小松ーーーー
ー坂本ーーーーーーーーーーーー常本ー
ーーーー板倉ーーーーーー有馬ーーーー
ーーーーーーーー千田ーーーーーーーー
65分
12 阿部→
39 堀 研太 1年 横浜F・マリノス
67分
10 和田→
11 中杉 雄貴 3年 横浜F・マリノス追浜
80分
9 渡辺→
38 岩城 大助 1年 横浜F・マリノス追浜
トップチーム昇格/和田、遠藤
2015年U-17日本代表/常本
2015年U-16日本代表/堀
ヴァンフォーレ甲府U-18
プリンスリーグ関東、第15節終了時点で4勝7敗4分け勝ち点16で9位。
クラブユース選手権はベスト8。
今シーズン3回目の観戦。
プリンス関東8節 vs三菱養和SC
プリンス関東11節 vs川崎フロンターレ
GK
1 中村 将 3年 184/74 FC杉野
DF
2 河野 陸也 3年 174/62 ヴァンフォーレ甲府
3 佐藤 開 3年 181/72 ヴァンフォーレ甲府
4 森本 裕来以 3年 177/69 ヴァンフォーレ甲府
5 依田 章汰 2年 167/62 ヴァンフォーレ甲府
MF
6 西海 那音 2年 180/67 ヴァンフォーレ甲府
7 深澤 泰雅 3年 167/58 ヴァンフォーレ甲府
9 土屋 真輝 3年 177/66 ヴァンフォーレ甲府
10 末木 裕也 3年 178/73 ヴァンフォーレ甲府
11 川手 修斗 3年 174/68 ヴァンフォーレ甲府
FW
8 宮川 瑞希 2年 168/64 フォルトゥナSC
ーーーーーーーー宮川ーーーーーーーー
ー深澤ーーーーー土屋ーーーーー川手ー
ーーーー西海ーーーーーー末木ーーーー
ー依田ーーーーーーーーーーーー河野ー
ーーーー佐藤ーーーーーー森本ーーーー
ーーーーーーーー中村ーーーーーーーー
74分
7 深澤→
15 大橋 勇斗 1年 ヴァンフォーレ甲府
83分
4 森本→
14 入間川 景太 1年 ヴァンフォーレ甲府
2015年U-18日本代表候補/中村、末木
序盤は、最終ラインからのフィードでヴァンフォーレが押し込みます。
4分、ヴァンフォーレは11川手が左足でクロスを上げますが、惜しくも中には合わず。
続く5分にも、右サイドへの展開。
またも11川手がスピードで対面の19坂本をふりきり、深くえぐって折り返すと、
中で8宮川が合わせますが、ここはディフェンスがなんとかあてます。
このコーナー、6西海の打点の高いヘッドはキーパーがキャッチ。
ペースを握るのはヴァンフォーレ。
ディフェンスが素早い出足で勝ち、中盤から丁寧に繋ぎます。
9分には、8宮川がドリブルからミドルを狙いますが、これはゴール右へ外れます。
10分、マリノスのクリアを4森本が弾き返さずに味方へ繋ぐと、10末木→8宮川から右サイドへ展開。
11川手がクロスを上げますが、精度を一歩欠き、逆サイド7深澤はヘッドあてきれず。
攻め込まれていたマリノスの最初のチャンスは11分、
右サイドのスローインからエリア内10和田が敵を背負ってポストプレー、
12阿部がダイレクトで狙いますがゴール左にそれます。
13分、マリノスはカウンター、5小松から右サイドへ展開。
10和田がドリブルからクロスを上げると、ファーで走り込んだ7遠藤がインサイドボレーで合わせますが、
キーパー1中村が素早い反応でファインセーブ。
両チーム初めての決定機に。
これを機に、エンジンがかかりはじめたマリノスがチャンスをつくります。
15分、中盤で7遠藤がヴァンフォーレ10末木との球際に競り勝ちスルーパス。
受けた10和田が右足シュートを放ちますがキーパー正面。
続く16分、マリノスは相手のトラップミスを奪い、5小松→9渡辺から絶妙のタイミングの楔、
10和田がドリブルから強烈なシュート。
キーパー1中村が横っ飛び、右手一本で何とか弾きます。
そして17分、マリノスは引き続き押し込むと、左サイド7遠藤がフェイントから突破。
中へ折り返すと10和田が押し込みネットを揺らしますが、ここはオフサイド。
しかしゴールまで着実に歩みを進めます。
しかしヴァンフォーレも22分、マリノス22有馬のクリアミスを9土屋が拾うと、8宮川が貯めて11川手へスルーパス。
キーパーと一対一の局面を迎えますが、キーパーに当ててしまいます。
決定的な場面でした。
ヴァンフォーレは続く23分、カウンター8宮川から左サイドへ素晴らしい展開を見せると、
7深澤がドリブルから左足シュートを狙いますが、右に大きくそれてしまいます。
25分、マリノスはカウンター7遠藤から右へスルーパス。
12阿部がカットインから左足で落ち着いて狙いますが、ここはゴールわずか右。
28分には、 左サイドゴールライン際のこぼれに追いついた6佐多からエリア内10和田へ繋ぐと、横にいた12阿部へのラストパス。
見事なスルーで裏にいた9渡辺がどフリーで右足を一閃。
しかしこれが右ポストを直撃。
決定的なチャンスを逃します。
33分、マリノスは22有馬からのフィード。
9渡辺の折り返しを10和田が狙いますが、キーパーセーブ。
36分、ヴァンフォーレは10末木が左サイドでの競り合いから突破してクロスを上げると、
一旦DFがクリアしますが、浅いボールを拾った6西海がミドルで狙いますが、これはキーパー正面。
37分、マリノスはカウンターから7遠藤が抜け出し、キーパーと一対一の場面を迎えますが、シュートを相手に当ててしまいます。
前半ながらチャンスとピンチが激しく入れ替わる非常に激しい展開。
流れ的に先制点を奪っておきたいマリノスは39分、 6佐多から縦パス、9渡辺がフリックで見事な楔をうつと、ボールを受けた10和田からスルーパス。
7遠藤がループでキーパーを越しますが、ここは戻ったディフェンスがなんとかクリア。
前半最後のチャンスはマリノス。
40分、10和田が強烈なミドルで狙いますが、またもキーパー1中村がビッグセーブ。
鋭い反応でゴールに鍵をかけます。
そして前半はこのまま終了。
ヴァンフォーレは、守備で激しくファイトし、サイドから丁寧に繋いでサッカー自体は悪くありませんが、それを上回るマリノスの圧力。
和田、遠藤のドリブルは当然ながらの脅威ですが、ボランチ6佐多の攻め上がる機会がこれまでの試合に比べて増えています。
後半最初のシュートはマリノス。
49分、7遠藤がボランチからボールを受け前を向くと、ドリブルからミドルを狙いますが、ゴールを越えます。
一方ヴァンフォーレも50分、右サイドのスローインから9土屋→10末木とつなぎ、
クロスに6西海が走り込んで頭で合わせますが、惜しくもミートせず。
53分、マリノスは左サイド7遠藤が10和田とのワンツーでエリアに侵入。
DFとの間合いを図ってシュートを打ちますが、キーパー正面。
同じく53分、ヴァンフォーレは右サイド11川手がスピードでDFを振り切りクロス。
いいボールが上がりますが、逆サイド7深澤はうまくあてられず。
54分、マリノスはカウンターから12阿部がミドルで狙うもキーパー正面。
54分、ヴァンフォーレはパスカットからカウンター。
9土屋から8宮川へつなぎ、バイタルからミドルシュートを打ちますが、ゴール越えてしまいます。
一進一退、攻守がめまぐるしく変わる展開が続きます。
しかしゴールにより迫るフィニッシュに辿り着いているのはマリノスか。
60分、 マリノスは右コーナーからのヘッド。
これはキーパー1中村がセーブ。
しかし、こぼれを7遠藤がミドルで狙うと、再び1中村が触ったボールは右ポストを直撃!
61分、マリノスは左サイドからショートコーナー。
12阿部が中へグラウンダーで入れると19坂本が左足で合わせますが、ゴールわずか左に外れます。
ヴァンフォーレは徐々に弾き返せなくなり、防戦一方に。
しかし、ヴァンフォーレも65分に久々の攻撃。
右サイド11川手のクロスに走り込んだ6西海がヘッドで合わせますが、ゴールを越えてしまいます。
クロスへの対応がほんのわずかかみ合いません。
70分、マリノスは9渡辺→7遠藤→39堀とバイタルで細かく繋ぎ、6佐多がエリアに侵入。
シュートはキーパー1中村が体にあてて何とかキャッチします。
74分、マリノスはカウンターから7遠藤が左足でロングパス。
素晴らしい精度で逆サイド11中杉に通すと、ワントラップから右足一閃。
決定的な場面でしたがゴール左へ外れます。
ここでヴァンフォーレを襲うアクシデント。
76分、10末木がDFとの接触で負傷。
担架での一時退場を余儀なくされますが、ここは意地を見せなんとか出場を続けます。
83分、マリノスは右サイド39堀がインカットから左足ミドルで狙いますが、キーパー正面。
続く85分には、右サイドからのクロスを逆サイド7遠藤が頭でおとし、飛び込んだ5小松がダイレクトボレー。
しかしボールはクロスバー直撃!
数多くの決定機を迎えながら、キーパーの攻守とクロスバーに阻まれ、嫌な雰囲気が流れ始めます。
しかしついにその時を迎えます。
89分、マリノスは19坂本が浅い位置から速いグラウンダーのクロスをライン裏へ入れると、
走り込んだ11中杉がスライディングで合わせ殊勲の先制ゴール!
両者の持ち味を存分に発揮した得点で、ついに均衡を破ります。
〈横浜F・マリノスユース 1-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
ダメを押したいマリノスはなおも攻めます。
90+1分、39堀がインカットからシュートフェイント交え二人をかわし左足強烈なシュートで狙いますが、
集中を切らさないキーパー1中村が意地のセーブ。
しかし90+3分、マリノスは5小松からスルーパスに、ラインを完全に抜け出した38岩城がキーパーを交わして無人のゴールへ流し込みます。決定的な追加点。
〈横浜F・マリノスユース 2-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
そして激戦のタイムアップの笛。
奇しくもクラ戦準々決勝と同じスコアでマリノスが勝利。
3回戦に駒を進めました。
マリノスは、かなりの仕上がりを見せており、クラ選に続くJユースカップ制覇の可能性を十分に感じさせました。
クラ選以降、もはや世代では無双とも言えるような遠藤のプレーもさることながら、
夏からの変化はボランチ6佐多の攻め込む回数が増えていること。
以前は中盤のリンクマンに徹していたように感じましたが、
5小松がしっかりと後ろを支え、前線に攻め上がる積極性が増したように思います。
また、9渡辺がプレシーズンに披露していたような素晴らしいポストプレーを連発。
シーズン開幕後はボールが入る機会が減り、鳴りを潜めていましたが、
味方がトップスピードで受けられる、落としのボールの加減の巧さはユース世代ナンバーワン。
シーズンもクライマックスに入り一皮向けた印象があります。
また、途中出場のルーキー堀も好印象。
アジリティの高さとフィジカルコンタクトの強さを兼ね備え、ドリブルで相手を翻弄。独力であわやの場面を作り出していました。
一方のヴァンフォーレは一人一人の着実なプレーでサイドからの崩しを実践。
後半はこの日当たりまくっていたGK中村を中心にギリギリの局面を防いでいましたが、力尽きることに。
しかし紛れもないグッド・ルーザーでした。
攻撃の起点はワントップの8宮川。
小柄ながら、豊富な運動量とスピードで前線に入ったボールを広くカバー。
ギャップで受ける技術も水準以上で、視野も広くミドルパス含めたポストプレーができる好選手です。
一つ気になったのは83分の交代。
一方的に攻められている中、なぜキャプテンそして守備の中心であった森本を替えたのかと。
負傷、警告等もなく、例えば14入間川に厳しい局面を経験させるなど、
戦術的以外の特別な理由が含まれていたのではないかと感じざるを得ませんでした。
真実は定かではありませんが・・。
これで今シーズンのヴァンフォーレに残されたのはプリンスリーグ関東3試合のみ。
なんとか残留を目指し、最後まで戦い抜いてほしいです。
Jユースカップ 2回戦
横浜F・マリノスユース 2-0(0-0) ヴァンフォーレ甲府U-18
@日産フィールド小机
(マリノス)89分 中杉雄貴、90+3分 岩城大助