高校総体大阪決勝リーグ
興國vs履正社

今日はヤンマースタジアム長居へ。
所用で大阪へ行ったついでに、インターハイ大阪府予選を観戦。
大阪府予選は、先週準々決勝を終え、残り4チーム。総当たりのリーグ戦で、上位2チームが全国への切符を手にします。
今朝のCL観戦で、第一試合には間に合わず。第一試合は、東海大仰星が大阪学院に後半ATのゴールで勝利した模様。
興國高校
大阪府1部リーグは、
第8節終了時点で5勝1敗2分で2位。
今大会は、
ラウンド16:vs 大商学園 2-0
準々決勝:vs 賢明学院 2-0
今シーズン初観戦。
GK
1 田中 大智 3年 ゼッセル熊取
DF
2 今掛 航貴 3年 RIP ACE SC
4 坂口 貴哉 3年 長坂SC
5 山口 達也 3年 長野FC
8 長井 一真 3年 大阪セントラルFC
MF
3 加田 淳哉 3年 大阪市ジュネッスFC
6 掃部 勇哉 3年 ヴィッセル神戸伊丹
7 大塚 智也 3年 レオSC
10 大垣 勇樹 2年 枚方FCマシア
11 北山 雄大 3年 セレッソ大阪和歌山
FW
9 西村 恭史 2年 長野FC
ーーーーーーーー西村ーーーーーーーー
ー大垣ーーーーーーーーーーーー北山ー
ーーーー大塚ーーーーーー掃部ーーーー
ー今掛ーーーーー加田ーーーーー山口ー
ーーーー長井ーーーーーー坂口ーーーー
ーーーーーーーー田中ーーーーーーーー
41分
7 大塚→
16 村岡 正梧 2年 セレッソ大阪
48分
6 掃部→
14 村田 透馬 1年 ガンバ堺
2015年U-15日本代表候補/大垣
履正社高校
プリンスリーグ関西は、
第5節終了時点で4勝1分で1位。
今大会は、
ラウンド16:vs 関大一高 2-1
準々決勝:vs 大阪桐蔭 1-0
今シーズン初観戦。
GK
12 滝浪 朋生 2年 大阪市SS2001
DF
4 難波 智博 3年 FC江坂
5 清 翼空 3年 川上FC
14 左居 隼人 2年 高槻FC
15 夏山 瑞輝 3年 明倫クラブ
MF
6 大塩 真生 3年 千里丘FC
7 安羅 修雅 2年 ガンバ大阪
8 弓場 大輝 2年 千里丘FC
13 坂本 樹 2年 千里丘FC
33 野口 天葵 1年 千里丘FC
FW
9 荻久保 康太 3年 東淀川FC
ーーーーーーー–荻久保–ーーーーーーー
ー安羅ーーーーー弓場ーーーーー野口ー
ーーーー大塩ーーーーーー坂本ーーーー
ー難波ーーーーーーーーーーーー左居ー
ーーーー–清–ーーーーーー夏山ーーーー
ーーーーーーーー滝浪ーーーーーーーー
HT
9 荻久保→
11 町野 修斗 2年 FC Avenidasol
53分
7 安羅→
28 松田 泰生 1年 セレッソ大阪
63分
8 弓場→
32 茨木 諒佑 1年 ガンバ大阪
70+1分
33 野口→
29 塩谷 周造 1年 ヴィッセル神戸
試合形式は35分ハーフ。
最初のチャンスは興國。1分、左寄り30mの位置でセットプレー。6掃部が直接狙うも、キーパー正面を突き、12滝浪ががっちりキャッチ。
興國は、長いボールは使わず、最終ラインからじっくり回します。
しかし5分、左サイドで7大塚が奪われてしまうと、相手を倒してセットプレーを与えてしまいます。履正社6大塩が左足でファーへのハイクロスを供給しますが、ここはクリア。
8分、興國はラスト1/3をダイレクトでの素速いパス交換で打開。ラストパスは惜しくもオフサイドになりましたが、形を見せます。
その後、興國がボール握る時間が続きますが、履正社もしっかりと対応。中盤の位置取りがよく統制されており、中々ギャップは生まれず。しっかりとチェックして、ボランチ以前にボールを進ませません。奪ってからのショートカウンターを狙う意図を感じます。
11分、興國はCB8長井が相手陣内でボール奪うと、そのまま自ら運びロングで狙いますが、ゴールを大きく超えます。
そして最初の決定機。15分、興國は最終ライン4坂口からの縦パス。右サイド11北山がカットインから股抜きで縦に破ると、エリア内侵入、フィニッシュに持ち込みますが、履正社12滝浪が果敢な飛び出しでストップ。
興國は、このプレーからミドルパスを交え始め、右サイド11北山を積極的に使います。
18分、右サイドでのコーナーキック。8長井が打点の高いヘッドで狙いますが、ゴール右へ外れます。
中々チャンスを作れない履正社でしたが、22分、左サイドから仕掛けると、4難波がワンツーで最終ラインを突破。折り返し、ルーズボールに9荻久保が飛び込みますが、興國1田中が体を張って防ぎ、キーパーチャージを得てピンチを脱します。
25分、興國は左サイド2今掛が単騎で仕掛け、ファウルをゲット。セットプレー、6掃部がクロスを上げますが、ここはディフェンスがクリア。
33分、興國は最終ラインからのミドルパス。右サイド11北山が相手と上手く入れ替わりエリアに侵入。角度のないところから右足で狙いますが、枠を捉えきれずゴール左へ外れます。
前半最後のチャンスは履正社。35+1分、バイタルで得たセットプレー。早いリスタートから、右サイド33野口の柔らかい折り返し、ファー7安羅が走り込みますが、3加田が体を入れて防ぎます。
前半はスコアレスで終了。
最終ラインからじっくり回す興國に対し、履正社は中盤の位置取りが統制されており、ギャップは生まれず。決定機は興国2:履正社1と両者わずかで、両キーパーの果敢な飛び出しもあり、ゴールの予感は薄い前半となりました。
興國は、8長井、4坂口のCBを起点にゲームを組み立てますが、中盤以前が中々繋がりません。中頃からミドルパスを織り交ぜ、右翼11北山を使ってチャンスを幾つか創出。後半は、左サイド10大垣をもっと使いたいところです。また、ボランチが自陣でボールを奪われる場面が数度あり、その後素早く囲んで事なきを得ていますが、後半に向け修正したいところ。
履正社は、ボールこそ握られていますが、組織的に対応できており想定範囲内か。前線は小柄で線の細い選手が多いのですが、ここまでは特徴を出せていません。リーグ戦ということで色々プランもあると思いますが、攻撃の積極性も見たいところです。
後半、履正社はスタートから前線を入れ替え。
36分、後半最初のチャンスは興国。右サイド5山口が履正社11町野を潰してそのまま前に運ぶと、クロスまで持ち込みますが、キーパーキャッチ。
履正社も39分、バイタルの空中戦に11町野が勝利し、左サイドへ展開。7安羅がクロスを上げますが、これはラインを割ってしまいます。
そして41分、履正社はカウンター。右サイドに流れた11町野がタイミングをずらして抜け出すと、一旦追い付かれるも、相手を引きずりながら突破。ファーへのクロスに、待っていた7安羅がワントラップから左足を一閃!ゴール左上隅、見事なコースへ突き刺し、履正社が先制します!
〈興國高校 0-1 履正社高校〉
履正社は、アシストを記録した11町野が存在感。サイズと走力を兼ね備え、サイドに流れて独力で仕事ができるプレーヤー。カウンターの威力が増し、相手に与える不安感も大きな効果に。
一方の興国は、引き続きボールは握るも、連動性がなく形は作れず。ボランチの動きをもっと増やしたいところ。
52分、興国は右サイド5山口のロングスロー。ディフェンスがクリアも、こぼれを3加田が左足で強烈ミドル!シュートは枠を捉えますが、キーパー12滝浪が指先でコースを変え、ゴールわずか上に外れます。
追い付きたい興国は、攻撃時のシステムを微調整。右サイド5山口が高い位置を取り、11北山が内側へ。
ーーーー西村ーーーーーー北山ーーーー
ー大垣ーーーーーーーーーーーー山口ー
ーーーー大垣ーーーーーー村岡ーーーー
ー今掛ーーーーーーーーーーーー加田ー
ーーーー長井ーーーーーー坂口ーーーー
55分、興国は右サイドでコーナーを獲得。クロスから、ヘディングは当て損ねてしまいますが、こぼれを9西村がつめると、枠内を捉えますがキーパー12滝浪が倒れ込みボールを収めます。
興国は人数をかけた右サイドからじわじわ押し込みます。5山口は、出足鋭く相手の前でボールをかっさらうと、自ら推進する力も。
59分、興国はまたも右サイドでセットプレー。クロスはキーパーの正面を突きますが、12滝浪がまさかのファンブル。これを10大垣がボレーで叩きますが、履正社5清が奇跡的にブロック!9西村がつめますが、体を張って防ぎ寸前のところでゴールを守ります。
しかし、このプレーで積極性を高めた興国は、ボランチの飛び出しが増え、パス回しでラスト1/3まで進めるように。
61分、興国は右サイドの展開で、攻め上がった16村岡がクロス。中の9村上に渡りますが、ディフェンスがなんとか外に出します。
最終ラインでの守備が増えてきた履正社ですが、怯えることなく冷静に対応。キャプテンの5清は、ボールを奪うと空いている選手へ冷静に散らし時間を使います。
70+1分、興國のラストチャンス。左サイドへのロングボールに14村田が抜け出すと、エリア内のルーズボールに、キーパーとの競争。村田が一瞬早く触り、倒されたかに見えましたがノーホイッスル。これに抗議した、興國・内野監督がまさかの退席処分。
結局、このまま終了。
決勝リーグ大事な緒戦は、昨年に続く全国を狙う履正社が勝利を飾りました。
全国高校総体大阪府予選 決勝リーグ第1節
興國高校 0-1(0-0)履正社高校
@ヤンマースタジアム長居
(履正社)41分 安羅 修雅