高校総体千葉準決勝
日体大柏vs市立船橋

日本体育大学柏高校
今シーズンは、千葉県1部リーグに所属
第4節終了時点で、2勝1敗1分勝点7で4位。
今大会は、決勝トーナメントからの出場。
1回戦:vs 翔凛 3-0
準々決勝:vs 八千代 0-0(PK4-2)
今シーズン初観戦。
GK
1 倉田 一唯 2年 柏レイソル
DF
2 梅木 楓 3年 レイソルA.A.TOR
4 佐藤 建太郎 3年 アントラーズつくば
8 羽地 朝仁 3年 エクサス松戸
15 浅野 祟斗 3年 レイソルA.A.野田
17 伊藤 夕真 2年 柏レイソル
MF
6 伏見 拓也 3年 リベルタ
7 伊関 新 3年 Wings
19 芥川 和志 3年 柏レイソル
20 石橋 康俊 3年 カナリーニョ
FW
24 長崎 陸 2年 レイソルA.A.TOR
ーーーーーーーー長崎ーーーーーーーー
ー伊関ーーーー----ーーーー石橋ー
ーーーーー芥川ーーーー伏見ーーーーー
ー佐藤ーーーーーーーーーーーー羽地ー
ーーー梅木ーーー浅野ーーー伊藤ーーー
ーーーーーーーー倉田ーーーーーーーー
10分
6 伏見→
21 ??
HT
20 石橋→
13 耕野 祥護 2年 柏マイティーFC
24 長崎→
14 小林 智輝 1年 レイソルA.A.野田
64分
19 芥川→
22 ??
船橋市立船橋高校
今シーズンは、プレミアリーグEASTに所属。
第5節終了時点で、2勝2分1敗勝点8で4位。
今大会は、決勝トーナメントからの出場。
1回戦:vs 市立千葉 8-1
準々決勝:vs 千葉明徳 EX4-1
今シーズン2回目の観戦。
4/22 プレミアEAST vs 浦和レッズGK
1 田中 悠也 3年 185/80 JSC CHIBA
DF
2 松尾 勇佑 3年 170/68 ジェファFC
3 畑 大雅 2年 175/66 AZ´86東京青梅
4 橋本 柊哉 3年 178/70 VIVAIO船橋
5 岸本 駿朔 3年 181/75 アントラーズつくば
MF
6 岡井 駿典 3年 172/68 Wings
7 鈴木 稀裕 3年 182/72 ジェファFC
15 町田 雄亮 2年 168/65 クマガヤSC
FW
13 城定 幹大 3年 176/62 ジョカーレFC
14 賀澤 陽友 2年 170/60 横浜F・マリノス
20 森 英希 2年 159/54 1FC川越水上公園
ーーーーーーーー城定ーーーーーーーー
ー森ーーーーーーーーーーーーー賀澤ー
ーーーー岡井ーーーーーー鈴木ーーーー
ー松尾ーーーーー町田ーーーーーー畑ー
ーーーー橋本ーーーーーー岸本ーーーー
ーーーーーーーー佐藤ーーーーーーーー
HT
13 城定→
11 佐藤 圭祐 3年 181/68 栃木SC
53分
14 賀澤→
9 鈴木 唯人 2年 175/63 葉山町立葉山中
20 森 →
10 井上 怜 3年 165/58 VIVAIO船橋
80分
3 松尾→
12 西堂 久俊 3年 180/68 三井千葉SC
2018年U-17日本代表/畑、橋本
・試合形式は40分ハーフ。
・日体はレイソル仕込みの4-3-3かと思いきや、アンカーと思われた15浅野祟斗が常時最終ラインに落ちており、5バックと言える守備重視の布陣。その中でラインを浅く保つ意図は伺えた。
・市船は右サイド深くにボールを供給し、爆発的なスピードを持つ3畑大雅を使う狙い。
・ベースの4-3-3から、マイボールの際は、サイドバックがウイング、シャドウがインサイド、インサイドがサイドバックの位置に変化し、攻撃と守備で二つの顔を持ち合わせる。
・両チーム、エアバトルはDFが圧倒的に優勢で、空中戦での互いのラリーが続く場面がしばしば訪れる。なかでもやはり5岸本駿朔の迫力は別格。
・ビルド時にアンカーが最終ラインに落ちる傾向だったが、今日の15町田雄亮は落ちなかった。結果、横に回しがちだったCB二人が躊躇なく前を向くようになり、前方向への展開という意味ではポジティブな変化だったように思う。特に昨年消極性が目立ちじれったい場面の多かった4橋本柊哉に果敢な縦パスや攻め上がりが見られ、一皮剥けた印象がある。
・CBからのパスを受けた6岡井駿典が、高く張るSB2松尾勇佑、対角SB3畑大雅、13城定幹大をグラウンダー、バックスピンと様々な球種で使い、ラインの裏をついていく。松尾が左サイド深く侵入しフィニッシュ、城定がエリア右寄り侵入、シュートフェイントから左フィニッシュと、いずれもキーパーに阻まれたが惜しい場面を作った。
・13城定幹大はくさびの狙いどころの判断の速さは光るものがあるが、精度はあと一歩。得点力については物足りなさが残る。シャドウでは、プレミアでは登録外だった20森英希が先発。小柄だが下半身が強く相手に体重預けながらのドリブルは力強い。一方の14賀澤陽友はマッチアップの日体4佐藤建太郎の対応に苦しみ、つっかけては潰される場面が続く。
・市船は、サイドからクロスを上げる場面が続くが、サイズがあり体も強い15浅野祟斗を中心に中央は堅い日体が防ぐ。
・日体は攻撃では時折20石橋康俊が運ぶ場面もあるが、バイタル以降アイデア精度を欠き得点の匂いはしない。
・何度かクロスを供給する場面もあったが、1田中悠也が危なげなく処理。最高到達点の処理とともに、コンタクトを受けてもブレない体の強さがある。
・後半、市船は最前線を13城定幹大から11佐藤圭祐に変更。WG14賀澤陽友が右から左へポジションを移し才能の片鱗を示す。前へのスムーズな体重移動からなるドリブルで推進する場面が見えるようになるが、佐藤と今ひとつテンポが合わない。
・市船は結局押し上げきれず、序盤は日体ペース。
・13分、市船は両シャドウを9鈴木唯人、10井上怜に入れ替え。
・すると直後14分、左ショートコーナーから10井上怜がキレのあるタッチで二人を剥がし深く抉って柔らかいクロスをあげると、ファー3畑大雅が頭でねじ込み、市船が待望の先制点!井上がいきなり結果を残す。
・守備重視のゲーム運びから先制を許し苦しくなった日体だが、25分、この日初めてとなるパスワークで右サイドを崩すと、8羽地朝仁のクロスに22?がフリーで合わせるが、ミートし損ねたヘッドはゴールわずか右へ外れる。チャンスは少ないだけに決めたかった場面。
・チャンスを逃した直後にピンチはやってくる。29分、市船はミドルパスから左寄り9鈴木唯人が抜け出すと、追い越した10井上怜を使い、井上はノールックで絶妙なマイナスのクロス。これを鈴木がきっちりと右足で突き刺し、決定的な追加点。
・2アシストと文句のつけようのない結果を残した10井上怜はやはり別格。緩急と細かなタッチで敵を欺き、随所に観衆を沸かせるプレーを見せる。
・結局その後も危なげなくゲームを進めた市船は、前の試合でハットトリックを成し遂げた12西堂久俊がATまで出場機会を得られないほどの盤石の展開で終了を迎えた。層の厚さを示し、快勝で全国への切符をゲット。本大会までのチーム内競争で、まだまだ成長が期待できる。
2018年06月16日 14:00 K.O.
全国高校総体 千葉県大会準決勝
日本体育大学柏高校 0-2(0-2)船橋市立船橋高校
@柏の葉公園総合競技場
(市船)54分 畑大雅、69分 鈴木唯人