高校総体2回戦
昌平vs日大藤沢


宮城インターハイ、引き続きみやぎ生協めぐみ野Bグラウンド

2回戦2試合目は、昌平vs日大藤沢の関東対決。
実は結構楽しみにしていた昌平。関東大会優勝、インターハイ埼玉予選も大量得点で突破と、昨年のベスト4以上も狙えるとの評判。アルディージャ、栃木SC、レッズと近隣のJ下部出身者の受け皿となり始め、下部組織であるFCラヴィーダの存在も気になります。日藤とは昨年のプリンス関東参入戦の再戦に。

 

昌平高校

今シーズンは、埼玉県1部リーグに所属。
第9節終了時点で7勝2敗勝点21の2位。

今大会は、2回戦からの登場。

今シーズン初観戦。
GK

1  緑川 光希 3年 174/68 FC古河
DF

2  堀江 貴大 2年 176/67 大宮アルディージャ
4  石井 優輝 3年 176/67 C.A.アレグレ
5  塩野 碧斗 3年 168/61 1FC川越水上公園
6  関根 浩平 2年 176/64 栃木SC
MF
7  山下 勇希 3年 168/60 浦和レッズ

8  原田 虹輝 2年 160/60 クラブ与野
10 渋屋 航平 3年 180/70 FC LAVIDA
11 高見 勇太 3年 173/64 成立ゼブラ
14 古川 勇輝 2年 171/56 大宮アルディージャ
FW

9  佐相 壱明 3年 174/64 緑山SC

ーーーーーーーー佐相ーーーーーーーー
ー古川ーーーー-渋屋-ーーーー高見ー
ーーーー山下ーーーーーー原田ーーーー
ー堀江ーーーーーーーーーーーー塩野ー
ーーーー石井ーーーーーー関根ーーーー
ーーーーーーーー緑川ーーーーーーーー

 

 

日本大学藤沢高校

今シーズンは、神奈川県1部リーグに所属。
第10節終了時点で6勝2分2敗勝点20の2位。

今大会は、
1回戦:vs 一条(奈良) 1-0

今シーズン初観戦。
GK
1  竹内 暢希  3年 178/68 SCH FC
DF
2  櫻井 風我  2年 175/64 横浜F・マリノス追浜
3  竹繁 颯音  3年 175/65 ベルマーレ南足柄
4  安松 元気  3年 178/71 SCH FC
5  中村 翔輝  3年 165/60 BANFF横浜ベイ
MF
6  梶山 かえで 2年 180/73 横浜F・マリノス
7  小屋原 尚希 3年 180/67 エスペランサSC
8  植村 洋斗  1年 167/64 横浜F・マリノス
FW
9  柏木  純  3年 177/65 AZ FCエスペランサ
10 比留間 輝  2年 172/65 東急レイエス
11 桐  蒼太  3年 160/58 FC町田ゼルビア

ーーーーーーーー柏木ーーーーーーーー
ー比留間ーーーーーーーーーーーー桐ー
ーーーー植村ーーーーー小屋原ーーーー
ー中村ーーーーー梶山ーーーーー櫻井ー
ーーーー安松ーーーーーー竹繁ーーーー
ーーーーーーーー竹内ーーーーーーーー

 



 

試合形式は35分ハーフ。

序盤からボールを握るのはやはり昌平。

3分、右サイドで細かく繋ぐと、11高見勇太が抜け出してアーリークロス。走り込んだ8原田虹輝がインサイドボレーで合わせますがゴール上。惜しい場面を作ります。

昌平はショートパス中心の展開。特に右サイドではサイドバックの5塩野碧斗がかなり高い位置を取り、11高見勇太が中へ絞って縦ではなく横の距離感を重視している様子。狭い局面でのボール扱いを苦にしない技術を持つ選手が多く、受けた際に微細にボールを動かす動作が面白い。足元に自信がある1緑川光希もかなりの頻度でビルドに絡みます。

日藤は前線からのプレスというよりも、昌平のポゼッションをある程度受けて相手の奪いどころを見定め、カウンターを狙っている様子。あとは主将4安松元気ほか守備陣がどこまで耐えられるか。

9分、昌平のカウンター。左サイド14古川勇輝から逆サイドへ展開すると、抜け出した9佐相壱明がDFとの一対一からずらしてクロス。しかしカバーしていたDFがクリア。

その後も昌平はダブルボランチの7山下勇希、8原田虹輝を中心にボールを回しますが、最後の精度はいまひとつでバイタル以降を崩せません。
パスカットから日藤もカウンターの機会は作れそうですが、組立ての判断が遅く活かすことができません。

21分、日藤は左5中村翔輝が単騎でドリブル突破。クロスから9柏木純のフィニッシュはキーパーを破りますが、カバーしていた昌平6関根浩平がブロック。再び日藤拾いゴール前混戦となると、最後は柏木がジャンピングボレーで狙いますがゴール上。

その後も両チーム暑さもあってか受けて防ぐのみで、今一つゲームのテンポが上がりません。

29分、日藤は中盤でのパスミスを奪いカウンター。8植村洋斗の縦パスからライン裏左サイドを抜け出した9柏木純がフィニッシュも、DFがブロック。

徐々にエリアまでの侵入を許す場面が増えてきた昌平。CB6関根浩平が的確なカバーリング、そして難しいボールをきっちりクリアしてここまでは防いでいますが・・・。

我慢の時間が続いた昌平ですが、32分、中盤中央でパステンポを上げて繋ぐと、マークがずれバイタルでフリーになった9佐相壱明が振り向き様右足ミドルを放ちます。決して当たりはよくありませんでしたが、左隅いいコースをついてゴールに流れ込みます!昌平先制!
昌平高校 1-0 日本大学藤沢高校>

先制を許した日藤は、32分、バイタルで10比留間輝が一人をはがしミドルで狙いますがゴールを大きく越えます。

前半は昌平の1点リードで終了。昌平はリードでの折り返しも、パスのテンポ、精度が上がらず思ったより上手く行っていない様子。先制を許した日藤ですが、カウンターの機会はあり後半も付け入る隙はありそうです。



後半最初のチャンスは昌平。4分、キーパーキックから9佐相壱明が背負いながらボールをおさめ、ミドルで狙いますが大きく打ち上げてしまいます。

6分、日藤は左から右へ大きく展開。2櫻井風我が切り返して左足でクロスを供給すると、直接ゴールへ向かいますが、これは昌平1緑川光希がキャッチ。

7分、日藤が動きます。
11桐→16ギブソンマーロン(3年/ライオンズSC)。
桐は小柄な左利きのドリブラー。前半から何度かカットインを見せるなど唯一強度を感じさせた選手でしたがここで交代。180cmのジョーカー、ギブソンマーロンを早速投入します。

9分、日藤の右コーナー。4安松元気がヘッドで合わせますがゴール左。

ギブソンマーロンの投入後、徐々に相手陣内でのプレーが増えてきた日藤。球際の争いで上回り、前線で起点ができるように。

流れを戻したい昌平は、14分、キーパーキックから9佐相壱明が一気にDFの裏をとると、左寄りそのまま左足でフィニッシュまで持ち込みますが、ゴール上。

17分、昌平は、中盤でボールを奪いショートカウンター。右サイド11高見勇太から追い越した5塩野碧斗を使うと、一度はカットされますが、塩野が奪い返してエリアに侵入。強烈なシュートを放ちますが、惜しくもニアポストを強打!

塩野碧斗は昨年は左サイドバックとしてベスト4進出に貢献。今年はサイドを移し、足元の巧みさで昌平のポゼッションのポイントに。足腰の強さを感じる上下動も特徴。

17分、昌平はバイタルでのパス交換から11高見勇太が左足でフィニッシュ。しかしコースが甘くキーパー正面をつき、1竹内暢希がストップ。

20分、日藤は二人目の交代。
8植村洋斗→17三田野慧(3年/エスペランサJY)。
三田野も180cmの大型選手。交代でこのような選手がポンポン出てくるのが日藤。3トップ中央に入ります。
布陣を以下の通りに。
ーーーーーーー-三田野-
ーーーーーーー
ー比留間ーーーーーーーーーギブソンー
ーーーー柏木ーーーーー小屋原ーーーー

20分、日藤はゴール30m正面の位置でセットプレー。4安松元気が直接狙いますがゴール上。

21分、日藤の交代。
6梶山→15岩崎颯太(2年/FC GIUSTI)。

23分、日藤のカウンター。右サイド16ギブソンマーロンが深く侵入すると、一旦は奪われてしまいますが、粘って再びボールを奪取。クロスを上げると、17三田野慧がワントラップから右足一閃。左隅に叩き込み日藤が追いつきます!
<昌平高校 1-1 日本大学藤沢高校

直後23分、日藤は左サイド5中村翔輝が浅い位置からDFライン裏へクロスを送ると、周りに選手はいなかったものの、クリアを試みた昌平4石井優輝がまさかのオウンゴール。ゲームが一気にひっくり返ります!
<昌平高校 1-2 日本大学藤沢高校

25分、昌平はバイタルでのパス交換から一旦はカットされますが、こぼれを10渋屋航平がミドル。これはDFに当たりゴール上。

25分、昌平の交代。
14古川→17森田翔(2年/栃木SC JY)。

32分、昌平はゴール35mの位置でセットプレー。8原田虹輝がクロスを供給しますが、そのままゴールラインを割ってしまいます。

34分、日藤の交代。
10比留間→14菊地大智(3年/リトルジャンボSC)。
比留間は1年生の昨年から10番を背負うアタッカー。厚みのある体躯で高いキープ力を備えますが、今日は球離れが悪く状況判断には課題も。

35分、昌平は左右に回し7山下勇希からのループパス。これに9佐相壱明が飛び込みますが、果敢に飛び出した1竹内暢希がブロックして自ら回収。

その後、審判団がATを勘違いし、タイムアップの笛が2度鳴るというアクシデントがあったものの、最後まで守り切った日藤が勝利。逆転で3回戦にコマを進めました。


日大藤沢はリードを許しても折り返しも、選手層の厚さを活かして交代策で運動量を維持。前線から泥臭く押し込んで逆転に成功しました。今日の試合では、全体として球離れが悪い印象で、秩序・連携など戦術的な積み上げは正直さほど見られなかったのですが、それでも押し切れてしまうほどパワー・スピードといった運動能力に優れた選手が多い。途中出場の16ギブソンマーロンは、流れを変えた立役者。判断の質や足元はまだまだですが、高い運動量で局面に度々絡みパワフルな突破で前進。相手陣内でのプレー時間増に貢献しました。

昌平はまさかの緒戦敗退。キャプテン4石井優輝のオウンゴールという不運はあったものの、後半のペースダウンは顕著で致し方ない敗戦でした。パスの受け方、視野の確保など個々が洗練されており、高体連の中でサッカーの志向は際立ちますが、ポゼッションの質は現時点では全国で上位進出出来るほどには到達していませんでした。昨年の松本泰志(サンフレッチェ広島)、針谷岳晃(ジュビロ磐田)クラスのタレントは今日は見当たらず。本間椋(中央大)のような単騎でちぎれる選手もいないため、選手権に向け攻撃力アップは大きな課題になりそうです。

 

全国高校総体 2回戦
昌平高校 1-2(1-0)日本大学藤沢高校
@みやぎ生協めぐみ野サッカー場Bグラウンド
(昌平)32分 佐相壱明
(日藤)58分 三田野慧、23分 OG

 

 

 


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