高校選手権準決勝
静岡学園vs矢板中央

静岡学園高校
今シーズンは、プリンスリーグ東海に所属。
12勝3分3敗勝点39で2位。
プレミアプレーオフ進出はならず。
夏のインターハイは、静岡県大会準優勝。
今大会は、
1回戦:vs 岡山学芸館 6-0
R32:vs 丸岡 3-0
R16:vs 今治東 2-0
準々決勝:vs 徳島市立 4-0
今シーズン4回目の観戦。
6/29 プリンス東海 vs 浜松開誠館
11/6 選手権静岡決勝 vs 富士市立
12/31 選手権1回戦 vs 岡山学芸館
GK
17 野知 滉平 2年 177/71 清水エスパルス
DF
3 阿部 健人 3年 178/68 シュートJY FC
4 田邊 秀斗 2年 180/68 奈良YMCA SC
5 中谷 颯辰 3年 178/64 大阪市ジュネッス
15 西谷 大世 3年 175/64 セゾン滋賀
MF
8 浅倉 廉 3年 168/57 川崎フロンターレ
10 松村 優太 3年 173/63 大阪東淀川FC
14 小山 尚紀 3年 173/63 セゾン滋賀
16 井堀 二昭 3年 171/62 J-FIELD津山
18 藤田 悠介 3年 170/59 セゾン滋賀
FW
12 岩本 悠輝 3年 171/60 大阪市ジュネッス
ーーーーーーーー岩本ーーーーーーーー
ー小山ーーーーーーーーーーーー松村ー
ーーーーー井堀ーーーー浅倉ーーーーー
ー西谷ーーーーー藤田ーーーーー田邊ー
ーーーーー中谷ーーーー阿部ーーーーー
ーーーーーーーー野知ーーーーーーーー
67分
12 岩本→
9 加納 大 2年 173/68 静岡学園中
74分
18 藤田→
19 草柳 祐介 3年 175/62 P.S.T.C.LONDRINA
78分
15 西谷→
22 岩野 寛太 3年 168/60 J-FIELD津山
鹿島アントラーズ内定/松村
2019年U-18日本代表候補/松村
矢板中央高校
今シーズンは、プリンスリーグ関東に所属。
3勝3分12敗勝点12で10位。
夏のインターハイは、全国大会2回戦敗退。
今大会は、
1回戦:vs 大分 2-2(PK6-5)
R32:vs 大手前高松 2-1
R16:vs 鵬学園 2-0
準々決勝:vs 四日市中央工 2-0
今シーズン2回目の観戦。
7/9 プリンス関東 vs 帝京
GK
12 藤井 陽登 1年 180/72 十和田市立十和田中
DF
2 坂本 龍汰 2年 174/70 プルミエール徳島
3 矢野 息吹 3年 181/65 栃木SC
4 長江 皓亮 3年 180/70 FCV可児
5 加藤 蒼大 3年 176/65 ともぞうSC
MF
6 露見 拳士朗 3年 171/64 クラブ与野
8 柿﨑 貴翔 3年 176/62 日光市立今市中
9 左合 修土 3年 169/67 岐阜VAMOS
16 在間 太一 3年 171/63 エスポルチ藤沢
FW
11 多田 圭佑 2年 174/65 日立市立坂本中
21 西村 碧海 3年 177/58 大豆戸FC
ーーーー西村ーーーーーー多田ーーーー
ー左合ーーーーーーーーーーーー露見ー
ーーーー在間ーーーーーー柿﨑ーーーー
ー加藤ーーーーーーーーーーーー坂本ー
ーーーー矢野ーーーーーー長江ーーーー
ーーーーーーーー藤井ーーーーーーーー
38分
9 佐合→
15 宮野 流斗 3年 175/59 GRANDE FC
53分
21 西村→
10 久永 武蔵 3年 174/65 アイデンティみらい
85分
16 在間→
7 新倉 礼偉 2年 185/67 シュートJY FC
試合形式は45分ハーフ。
静学はインサイド7藤井皓也(3年/ラランジャ豊川)が負傷でベンチ外。
CF9加納大(2年/静岡学園中)も負傷明けでベンチスタート。
序盤から予想通り攻める静学に対し徹底的に守る矢板という展開。
矢板は、武闘派21西村碧海をターゲットに上に上にボールを蹴り込み、セカンドを11多田圭佑とボールサイドのサイドMFの2人のみがフォロー。
攻撃に人数はかけず、基本全員で自陣に引いてブロックを布く。ロースコアのPK狙いで、あわよくば1点という思想。
今大会圧倒的な攻撃力を示してきた静学もこれに苦しむ。
ミドルパスは高さのあるCBの網にかかり、ストロングの両サイドからの仕掛けも剥がしきれず。
矢板は二人掛かりで対応していくが、両SB2坂本龍汰、5加藤蒼大は個人の対人能力も高い。
静学は、敢えてなのかわからないがボール奪取からの組み立てにスピード感がなく、ブロックをセットされてからでは崩すのはかなり難しそうだ。
21分、静学はバイタル右寄りから8浅倉廉が仕掛ける。
細かいボール運びとボディシェイプで3人を交わしエリア深くに侵入。
右足を振り抜くが、コースを塞いだ12藤井陽斗がコースを塞いで体に当てる。
左に流れたボールを14小山尚紀が左足ハーフボレーで合わせるが、またも藤井が左へ弾き出す。
その後もバイタル以前に侵入することができずミドルに活路を求めるが、矢板のコースを塞ぐ守備を前にゴールを脅かせない。
前半はスコアレスで終了する。
8分、矢板はゴールキックから21西村碧海が潰れバイタル右寄りで11多田圭佑が拾う。
中央で飛び出した15宮野流斗へ繋ぎ左足で狙うも、17野知滉平が左に弾く。
冷汗をかいた静学だが、引き続き主導権を握り、右サイド10松村優太と4田邊秀斗のドリブルから何とかゴールをこじ開けようとする。
インサイド8浅倉廉と16井堀二昭が被カウンターのリスクと調整しながら中央でボールを持ち、アングルを微調整しながらパスコースを探り続ける。
34分、静学は途中出場の9加納大が右サイドでパスを引き込んで突破。
折り返しを中央14小山尚紀が切り替えして右足で狙うも4長江皓亮がコースに入り頭で弾く。
43分、静学は押し込んでエリア付近から細かく繋ぐ。
混戦右寄りを10松村優太が抜け出し折り返す。
ニア8浅倉廉のトラップは流れ、ゴール目前で9加納大と12藤井陽斗と交錯。
左に流れたボールを浅倉が拾うがディフェンスがチェックしてクリア。
45分+1分、静学は左から右へ展開し4田邊秀斗がペナ角からダイレクトで左足を振り抜く。
DFの股を抜いたシュートはファーポスト内側を直撃。
45+2分、静学はエリア右から10松村優太が中に仕掛ける。
細かいブロックをチップキックで14小山尚紀に繋ぎ、リターンを受けエリア中央に侵入。
左へ方向を急転換し、チェックに来た6露見拳士朗と衝突。これがPKの判定。
松村が冷静にキーパーの逆をつき遂にゴールをこじ開ける。
〈静岡学園高校 1-0 矢板中央高校〉
これをラストプレーにタイムアップ。
攻め続けた静学が最後の最後にゴールをこじ開け、ファイナルへの切符を掴んだ。
静岡学園は今大会で一番苦しんだ試合となったが、ここまでノーゴールだったエース10松村優太の土壇場決勝点でタイムアップと痺れる結末だった。
最終盤まで堅さを見せ続けた矢板中央。
CB4長江皓亮、3矢野息吹の鬼気迫る対応を見て、夏に観戦した時からの変貌ぶりに本当に驚いた。
最強世代だった昨年のチームのように戦力が充実していれば、手を替え品を替え戦う術はあっただろう。
プリンス関東でも苦しみ続けた今年のチームで全国で勝つために、ただひたすら守備の1点を磨き続けてきたことが伺えた。
グッドルーザーとして、矢板中央の守備は感動を呼ぶものがあった。
2020年1月11日 14:20K.O.
全国高校サッカー選手権 準決勝
静岡学園高校 1-0(0-0)矢板中央高校
@埼玉スタジアム2○○2
(静学)90+4分 松村優太