高校選手権静岡決勝
富士市立vs静岡学園


富士市立高校

今シーズンは、プリンスリーグ東海に所属。
第15節終了時点で、5勝3分7敗勝点18で7位。


夏のインターハイは、静岡県大会ベスト16。

今大会は、
R16:vs 科学技術 3-0
準々決勝:vs 袋井 4-0
準決勝:vs 常葉橘 1-0


今シーズン初観戦。
GK
1  船山 蒼太 3年 FC Fuji
DF
2  保坂 彦希 3年 FC Fuji
4  勝又 大翔 2年 東海大翔洋中
9  後藤 駿介 3年 FC Fuji

MF
3  杉山 朋哉 3年 FC Fuji
5  芦澤  陸 3年 FC Fuji
8  西條  蓮 3年 FC Fuji

11 進藤 克樹 3年 FC Fuji
15 川村 昂大 2年 FC Fuji
16 座本 柊音 2年 FC Fuji
FW
10 勝亦 健太 3年 FC Fuji 

ーーーーーーーー勝亦ーーーーーーーー
ー西條ーーーーー川村ーーーーー進藤ー
ーーー杉山ーーーーーーーー座本ーーー
ーーーーーーーー芦澤ーーーーーーーー
ーーー勝又ーーー保坂ーーー後藤ーーー
ーーーーーーーー船山ーーーーーーーー

32分
2  保坂→
6  望月 太陽 3年 FC Fuji
HT
8  西條→
19 渡部 天斗 2年 FC Fuji
15 川村→
14 熊谷 武虎 2年 FC Fuji

 

 

静岡学園高校

今シーズンは、プリンスリーグ東海に所属。
第15節終了時点で、11勝3分1敗勝点36で2位。


夏のインターハイは、静岡県大会準優勝。

今大会は、
R16:vs 焼津中央 3-0
準々決勝:vs 飛龍 2-0
準決勝:vs 浜松開誠館 2-0


今シーズン2回目の観戦。
6/29 プリンス東海 vs 浜松開誠館

GK
17 野知 滉平 2年 清水エスパルス
DF
3  阿部 健人 3年 シュートJY FC
4  田邊 秀斗 2年 奈良YMCA SC
15 西谷 大世 3年 セゾン滋賀
22 岩野 寛太 3年 J-FIELD津山
MF
8  浅倉  廉 3年 川崎フロンターレ 
10 松村 優太 3年 東淀川FC
14 小山 尚紀 3年 セゾン滋賀
16 井堀 二昭 3年 J-FIELD津山
18 藤田 悠介 3年 セゾン滋賀
FW
9  加納  大 2年 静岡学園中 

ーーーーーーーー加納ーーーーーーーー

ー小山ーーーーーーーーーーーー松村ー
ーーーーー浅倉ーーーー井堀ーーーーー
ー西谷ーーーーー藤田ーーーーー岩野ー
ーーーーー田邊ーーーー阿部ーーーーー
ーーーーーーーー野知ーーーーーーーー

鹿島アントラーズ内定/松村
2019年U-18日本代表候補/松村

 

 

試合形式は40分ハーフ。
静学はインサイドの藤井皓也(3年・ラランジャ豊川)が負傷で登録外。
ディフェンスの中谷颯辰(3年・大阪市ジュネッス)が不在。

快晴のサッカー日和。


開始20秒足らずでいきなり試合が動く。

富士がキックオフで下げたボールへ静学の右WG10松村優太が高速プレス。
浮き足立った相手からボールを奪いエリアに侵入。
切り替えして一人を剥がし左足でファーに流し込む。
〈富士市立高校 0-1 静岡学園高校



ファイナルという否が応でもナーバスになるゲームで、
一方が肩の力を抜ける状況になると、プレー精度は当然に差が出る。

出鼻を挫かれた富士は、何とかリズムを取り戻そうとする。
3-4-3とも言える中盤ダイヤモンド型のアヤックスシステム。

2保坂彦希と4勝又大翔が横で回しながら5芦澤陸が時折落ちる。
静学のチェックを引きつけて穴を探りながら前進する。

24分、静学は中盤でパスカット。
16井堀二昭が浅いDFラインの背後に縦パス。
井堀の後ろからスタートした10松村優太が驚異的な加速で抜け出す。
飛び出したキーパーを交わすが惜しくも打ちきれず。

両者共に技巧派、ポゼッション志向のチームだが、
今日の静学は、巧さよりも速さの印象が強い。

10松村優太の存在が、チームスタイルに影響を与えるほどに大きい。
加速が凄まじくファーストタッチでブロックをぶっちぎる。
相手に巧みに体の預けてバランスを保つので、ドリブルでもスピードが落ちない。
足裏を使ったスキルもあり、反転も速く手の付けられない状態になっていた。



25分、静学の右コーナー。
再構築から右サイド16井堀二昭が左足でライナークロス。
DFが弾ききれずエリア内で混戦。
9加納大がうまく体を入れて収める。
右足ハーフボレーは当たり損ねたが、ゴールへ転がり込む。
〈富士市立高校 0-2 静岡学園高校



9加納大は、総合力の高いCFだ。
サイズこそ標準だが、動きに無駄がなくボールも収まる。
パスの質が高いので、正確なくさびでカウンターの起点になっていた。
得点まで奪えれば言うことなし。



32分、静学は左サイドから押し込む。
14小山尚紀がカットインから体を捻って右足を振り抜く。
これがゴール左に突き刺さる。ゴラッソ!
〈富士市立高校 0-3 静岡学園高校



34分、静学は今度は右サイドから押し込む。
中に繋ぎ16井堀二昭がルックアップから左へスルーパス。
ゴール手前に潜った14小山尚紀が一人剥がして右足で突き刺す。
〈富士市立高校 0-4 静岡学園高校



14小山尚紀が立て続けの2得点。
ボディシェイプやシザーズで一対一で優位に立っていた。
加えてポイントゲッターとしての働きが大きく、
10松村優太と並ぶ静学の武器だ。


あっという間に大量リードを許してしまった富士。
個々の
スキルは要所で見せていて、囲まれても持てるし足裏やヒールなども交えて繋げる。
鳥かごなどはかなり巧いと思う。
しかし
気負いも感じられて、明らかに持ち過ぎて潰されたり意思疎通がなくイージーなパスミスもあり、
場慣れと言う意味で静学との差がかなり出てしまった。



39分、富士は左寄り30mの位置でセットプレー。
11進藤克樹が右足のクロス。
内巻きのボールは、誰も触らずにそのままゴール右へ突き刺さる。
富士市立高校 1-4 静岡学園高校〉

前半は静学の大量リードで終了。

 


 

4分、静学はバイタル中央で8浅倉廉、16井堀二昭がボールを回す。
中のギャップに潜り込んだ14小山尚紀へ繋ぐ。
前を向いて前方へスルーパス。
エリア内に抜け出した9加納大が冷静に押し込む。
〈富士市立高校 1-5 静岡学園高校



後半に入り、静学は相手陣内へ押し込む時間が増えてきた。
源泉は、予想だにしなかったゲーゲンプレスだ。
富士がボールを保持しがちなこともあるが、奪われたら瞬く間に囲い込む。



インサイドの8浅倉廉、16井堀二昭は流石のうまさ。
このコンビでしっかりボールを保持できるし動かせる。
個人的に一番静学らしさが出るポジションだと思っている。
先述の通り藤井皓也を欠くが、それを感じさせないレベルの選手がいて層が非常に厚い。



彼らやWGがネガトラの意識が高いところが、例年にはない特徴になっていた。
アンカー18藤田悠介は、静学としては珍しく中盤ながら守備専業。
地味仕事を着々とこなしてフィルターとして機能していた。



28分、静学は左サイドへのスルーパスに14小山尚紀が走り込む。
富士4勝又大翔がスライディングでチャレンジする。
しかし巧く交わして独走。
追いすがった一人を交わし右足でしっかり決める。
〈富士市立高校 1-6 静岡学園高校

相手に合わせてスタイルを変えてきた静学に対して、
富士は、あまりにも真っ向から向き合い過ぎてしまった。
巧さは見せていたがゴールから遠い場所がほとんどで、
10勝亦健太も前線で孤立していた。
静学のプレスが想像以上だったこともあるが。



結局大量得点で静学が完勝。
縦への速さそしてゲーゲンプレスと例年にはない特徴を備えたチームに仕上がった。
全国大会では早期敗退が続いている静岡県勢だが、
埼スタ進出を決めても不思議はない。

 

 

2019年11月16日 13:35K.O.
全国高校サッカー選手権 静岡県大会決勝
富士市立高校 1-6(1-4)静岡学園高校
@エコパスタジアム
(富士)39分 進藤克樹
(静学)0分 松村優太、25分、44分 加納大、32分、34分、68分 小山尚紀

 

 


高校選手権静岡決勝
富士市立vs静岡学園
” への2件のフィードバック

  1. 文章も写真も素晴らしい観戦記の数々で試合の臨場感が伝わってきます。ありがとうございます。

    1. コメントありがとうございます。

      そう言っていただけるとうれしい限りです。
      現場の空気を少しでも伝えられたらと思います。

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