高校選手権 注目選手25選

いよいよ始まる全国高校サッカー選手権。
今季現地で観戦した中で、特に活躍が期待できる注目選手25選を。
#1 武田 英寿 (3年/青森山田)
2019年U-18日本代表/浦和レッズ内定
2019.09.21 プレミアリーグEAST第14節
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柏レイソルU-18 2-2 青森山田高校
追いつかれた青森山田が58分に勝ち越し
10武田英寿が右ペナ角からカットイン
柔らかいタッチで一人を交わし左足を振り抜く
DFに当たりバー下を叩いてネットを揺らすゴラッソ pic.twitter.com/11tkOU1bZM
#2 藤原 優大 (2年/青森山田)
2019年U-17日本代表候補
2019.09.21 プレミアリーグEAST第14節
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柏レイソルU-18 2-2 青森山田高校
先制点の青森山田5藤原優大は2年生ながら既にDFリーダー
ジャンプ力がありエアバトルではサイズ以上の存在感
レイソル2トップとの競り合いも互角以上で、体を当てに行く強さとタイミングが素晴らしかった pic.twitter.com/4U5H0C3QE5
#3 古宿 理久 (3年/青森山田)
横浜FC内定
#4 松木 玖生 (1年/青森山田)
2019年U-16日本代表
2019.09.21 プレミアリーグEAST第14節
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柏レイソルU-18 2-2 青森山田高校
パスワークへの山田の対応力は超高校級
ボランチを始めとする個々の守備範囲がかなり広い
1年生7松木玖生は上級生と遜色ないフィジカルでしっかり闘えていた
6古宿理久は地味仕事をこなしつつ時折見せた右足低空フィードが絶品 pic.twitter.com/8bELb2mPrH
#5 町田 雄亮 (3年/市立船橋)
2019.06.23 プレミアリーグEAST第7節
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市立船橋 0-0 鹿島アントラーズユース
市船はキャプテン5町田雄亮が怪我から復帰
下級生時代は捌きを特長としていたが、このゲームにおいては球際での激しいファイトが目立ち、プレースタイルが変貌していた pic.twitter.com/yAXxUECxlQ
#6 渡邉 綾平 (3年/前橋育英)
#7 櫻井 辰徳(2年/前橋育英)
2019年U-17日本代表候補
2019.07.06 プリンスリーグ関東第9節
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三菱養和 0-1 前橋育英
22櫻井辰徳は、キック力があり中央の狭いコースでも中距離でグラウンダーにつけるパスが素晴らしかった
ボックスtoボックスの動きで、エリアまで飛び出しフィニッシュにも絡む pic.twitter.com/Uz4rgsSf8k
#8 須藤 直輝(2年/昌平)
2019年U-17日本代表候補
2019.10.26 全国高校サッカー選手権埼玉県大会準々決勝
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昌平高校 5-0 正智深谷高校
昌平のキーマン10須藤直輝(2年・大宮アルディージャ)
キレとプレースピードがずば抜けていて一瞬でも気を抜くとやられる
プレスや球際の強度に成長を感じたが、2年生ながら腕に巻くキャプテンマークの使命感ゆえか pic.twitter.com/lKXVoWSTex
#9 紫藤 峻(3年/昌平)
2019.10.26 全国高校サッカー選手権埼玉県大会準々決勝
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昌平高校 5-0 正智深谷高校
昌平左サイド7紫藤峻(3年・大宮アルディージャ)はスキルへの自信が感じられた
寄せられても慌てず、相手との距離感をギリギリまで詰めたところから股抜きなどで局面を打開する
カットインからの中央突破も pic.twitter.com/QbiGMF5MuB
#10 小見 洋太(2年/昌平)
2019.10.26 全国高校サッカー選手権埼玉県大会準々決勝
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昌平高校 5-0 正智深谷高校
昌平の2点目、3点目
11小見洋太(2年・FC LAVIDA)がミドルレンジから思い切りの良い左右のシュートでゴールを撃ち抜いた
13分の先制弾からあれよあれよと得点を重ね、後半にも加点してこの日4ゴールと大暴れ pic.twitter.com/p8KeFKuIzf
#11 青木 駿人(3年/日大藤沢)
2019.11.30 全国高校サッカー選手権神奈川県大会決勝
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桐光学園高校 0-1 日本大学藤沢高校
日藤の主将4青木駿人(3年・東急レイエス)
視野・左足の精度含めたフィード能力はハイレベル
発信力も備える総合力の高いDFだ
3宮川歩己とのCBペアはクロス・フィード対応力が抜群で無失点優勝の根幹 pic.twitter.com/lfGurmbtQ9
#12 植村 洋斗(3年/日大藤沢)
2019.06.22 インターハイ神奈川県大会準決勝
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日大藤沢 EX0-1 桐光学園
日藤のキーマンは、インサイド8植村洋斗
ボールコントロールの質、間合い取りの巧みさがあり、局面での落ち着きは群を抜いている
右足のミドルキックも正確 pic.twitter.com/doJhmrs6B3
#13 吉本 武(3年/日大藤沢)
2019.11.30 全国高校サッカー選手権神奈川県大会決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) November 30, 2019
桐光学園高校 0-1 日本大学藤沢高校
最も会場を湧かせたのが日藤左バック5吉本武(3年・バディーSC)
ボールスキルの質が高く自信たっぷりにガンガン攻め上がっていた
左足のアーリークロスも鋭い
植村洋斗と絡む狭いスペースの崩しもチームの特長 pic.twitter.com/00h1WfhpQI
#14 晴山 岬(3年/帝京長岡)
2019年U-18日本代表/FC町田ゼルビア内定
2019.10.26 全国高校サッカー選手権新潟県大会準決勝
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北越高校 0-4 帝京長岡高校
町田ゼルビア内定の10晴山岬(3年・長岡JYFC)
サイズは標準だが体幹の強さを随所に感じさせた
DFを背負うプレーができるしランニングも体がブレない
今日はラインブレイクのタイミングが僅かに合わず無得点に終わった pic.twitter.com/r7fjiUU1jd
#15 田中 克幸(3年/帝京長岡)
2019年U-17日本代表候補
2019.10.26 全国高校サッカー選手権新潟県大会準決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) October 26, 2019
北越高校 0-4 帝京長岡高校
2ゴールの帝京長岡7田中克幸(3年・FC Viparte)
右寄り複数レーンを不規則に動き回る
内向き左足でボールを隠す持ち方でタメて内外ゲームメイク
ダイレクトプレーやヒールを使った意外性もありスキルは年代トップ級 pic.twitter.com/s8fddapRip
#16 谷内田 哲平(3年/帝京長岡)
京都サンガF.C.内定
2019.10.26 全国高校サッカー選手権新潟県大会準決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) October 26, 2019
北越高校 0-4 帝京長岡高校
京都サンガ内定の14谷内田哲平(3年・長岡JYFC)
守備時のパスの出所を読むセンスが好印象
相手を食いつかせて散らしつつ多彩な球種でスルーパスも狙う
高レベルの配球元が二人もいるとビルドは何の問題も生じない pic.twitter.com/us2BpcZWKl
#17 川上 航立(2年/帝京長岡)
2019.10.26 全国高校サッカー選手権新潟県大会準決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) October 26, 2019
北越高校 0-4 帝京長岡高校
守備で実に効いていたアンカー6川上航立(2年・ガンバ門真)
ファーストディフェンスとなるエアバトルで悉く撃墜
ルーズボール回収から谷内田、田中へと的確に繋ぎビルドの起点になっていた pic.twitter.com/jFC4fmOKXA
#18 松村 優太(3年/静岡学園)
2019年U-18日本代表候補/鹿島アントラーズ内定
2019.11.16 全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) November 17, 2019
富士市立高校 1-6 静岡学園高校
10松村優太の存在感で静学は巧さより速さの印象が強かった
ブロックをぶっちぎる圧倒的な加速力
相手に巧みに体を預けてバランスを保ちドリブルでもスピードが落ちない
反転も速く手の付けられない状態になっていた pic.twitter.com/ipcuITrmkc
#19 小山 尚紀(3年/静岡学園)
2019.11.16 全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) November 17, 2019
富士市立高校 1-6 静岡学園高校
左WG14小山尚紀(3年・セゾン滋賀)が圧巻のハット
ボディシェイプやシザーズで一対一で優位に立っていた
加えてポイントゲッターとしての働きが大きく松村と並ぶ静学の大きな武器だ pic.twitter.com/OTKnmJx33J
#20 加納 大(2年/静岡学園)
2019.11.16 全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) November 17, 2019
富士市立高校 1-6 静岡学園高校
9加納大(2年・静岡学園中)は総合力の高いCFだ
サイズこそ標準だが動きに無駄がなくボールも収まる
パスの質が高いので正確なくさびでカウンターの起点になっていた
2ゴールと得点まで奪えれば言うことなし pic.twitter.com/UydJhoJOkF
#21 田川 知樹(2年/興國)
2019.10.05 プリンスリーグ関西第15節
— ユースキオスク (@youthkiosk) October 5, 2019
興國高校 1-0 大阪桐蔭高校
興國1番の発見は2年生GK1田川知樹
GKとしては決して大きくはないが最後尾でのパス処理は安定し左右の威力あるキックは特筆もの
WG、SBが大外に陣取る興國にとって一発で局面を打開するキックは戦術の軸 pic.twitter.com/oKhR9wPt68
#22 田路 耀介(3年/興國)
ツエーゲン金沢内定
2019.10.05 プリンスリーグ関西第15節
— ユースキオスク (@youthkiosk) October 5, 2019
興國高校 1-0 大阪桐蔭高校
ツエーゲン金沢内定の興国アンカー4田路耀介
横幅を広くとる布陣がゆえ中央リスク管理の責任は重大
闘える体の強さを備え押し込まれた後半は身を呈してアタックを潰す場面が何度も訪れた pic.twitter.com/1NWBuacIbn
#23 樺山 諒乃介(2年/興國)
2019年U-17日本代表候補
#24 杉浦 力斗(2年/興國)
2019年U-17日本代表候補
2019.10.05 プリンスリーグ関西第15節
— ユースキオスク (@youthkiosk) October 5, 2019
興國高校 1-0 大阪桐蔭高校
U-17W杯メンバーからは惜しくも落選の二人
右WG10樺山諒乃介は大外に張る役割に試行錯誤中
ゴールに近いポジションでのプレーが見たい
CF9杉浦力斗は高さに加え身のこなしも良好
フィードを活かす戦術的にターゲット能力を高めたい pic.twitter.com/cw8Wr3SNUd
#25 古賀 健琉(3年/筑陽学園)
2019.12.04 全国高校サッカー選手権福岡県大会決勝
— ユースキオスク (@youthkiosk) December 4, 2019
東福岡高校 0-1 筑陽学園高校
6古賀健琉(3年/サガン鳥栖)のデュエルが決勝点に繋がるカウンターの起点に
筑陽はメンバーそれぞれが出足と球際で東福岡を上回り続けた pic.twitter.com/sSBWdy8VTG
勝ち上がり予想は以下の通り。
参加全チームを見た訳ではないので、あくまで直接見たチームの絶対的な力量判断と各大会の成績を鑑みた結果。
ベスト8:青森山田、興國、帝京長岡、日大藤沢、尚志、静岡学園、京都橘、市立船橋
ベスト4:青森山田、日大藤沢、静岡学園、市立船橋
ファイナル:青森山田、静岡学園
優勝:静岡学園
まず悩んだのがAブロック2回戦の興國と昌平の一戦の勝敗。
スキルとスピードを併せ持つ昌平の攻撃力は大会最高クラスだと思うが、中盤以降の守備においてパワー・高さを前面に出された時に綻ぶ可能性を最重要視し興國を推す。
Dブロックの京都橘と市船は、共に直接見た印象はさほどよくないが、組み合わせには恵まれた感あり。しかし決して盤石ではなく番狂わせもありうる。
準々決勝の予想カードの勝敗で最も悩んだのは、どちらもポゼッションをスタイルに据えるBブロックの帝京長岡と日大藤沢。個々のスキル、パスワークの練度では帝長に分があるも、守備の強度と安定感で勝る日藤の埼スタ進出を予想。
そして直接見た中で抜けていた印象を持ったのが、ファイナルに進むと予想した2チーム。
青森山田は、例年より攻撃力は劣るもセットプレーなど崩せなくても得点する力は備えている。そして守備の組織力と強度は、高校レベルを超越していた・・・。
静岡学園は伝統のスキルに加え、切れ味あるカウンターとネガトラの速さというこれまでにない特徴を備えているのが好印象。
総合力では青森山田が大会ナンバーワンだと思うが、絶対王者に一矢報いる期待を込めて静学を頂点に予想する。
泣いても笑っても最後の大会。これまでのシーズンでチームが目指してきた完成形を披露し、観客を唸らせるプレー、感動させるゲームを見せて欲しい。
選手権ならではの大観衆の中、負ければ終わりという状況でプレーすることは、選手にも心身の飛躍的な成長をもたらしてくれると思う。この大会での経験を通じて、Jや欧州、W杯で活躍してくれるような選手が一人でも多く出てくれれば。
今シーズン楽しませてくれた選手たちとお別れの時が来たと思うと寂しい気持ちでいっぱいですが、最後の姿をしっかりと目に焼き付けたいと思っていますし、選手たちが高校サッカーから後悔のない卒業を迎えてくれることを心から願っています。