高校選手権準々決勝
尚志vs帝京長岡

尚志高校
プリンスリーグ東北は、15勝2分1敗勝点47で優勝。
プレミアリーグ参入戦プレーオフを勝ち抜き、来期昇格。
インターハイは全国2回戦敗退。
今大会は、
1回戦:vs 神村学園 1-1(PK5-3)
2回戦:vs 東福岡 2-0
3回戦:vs 前橋育英 2-1
今シーズン2回目の観戦。
12/16 プレミアプレーオフ vs 横浜F・マリノス
GK
1 森本 涼太 3年 180/75 FC古河
DF
2 石川 竣祐 3年 171/61 バディーSC
4 フォファナ マリック 3年 183/70 町田相原FC
5 沼田 皇海 3年 172/64 アントラーズノルテ
15 大川 健 3年 172/61 鹿島アントラーズ
MF
6 坂下 健将 3年 166/52 ACカラクテル
11 加瀬 直輝 3年 164/50 ACカラクテル
14 高橋 海大 3年 168/61 市原市立国分寺台中
27 富岡 理久 3年 169/59 鹿島アントラーズ
FW
7 二瓶 由嵩 3年 174/58 ラッセル郡山
9 染野 唯月 2年 178/63 アントラーズつくば
ーーーー染野ーーーーーー二瓶ーーーー
ー加瀬ーーーーーーーーーーーー高橋ー
ーーーー坂下ーーーーーー富岡ーーーー
ー沼田ーーーーーーーーーーーー石川ー
ーーーー大川ーーーーマリックーーーー
ーーーーーーーー森本ーーーーーーーー
60分
7 二瓶→
10 伊藤 綾汰 3年 166/58 ベガルタ仙台
11 加瀬→
17 吉田 泰授 3年 174/64 ラッセル郡山
71分
9 染野→
18 河村 匠 3年 175/62 三井千葉SC
2018年U-17日本代表/染野
帝京長岡高校
プリンスリーグ北信越は、12勝3分3敗勝点39で3位。
インターハイは新潟県決勝敗退。
今大会は、
1回戦:vs 高知西 6-0
2回戦:vs 旭川実 2-2(PK17-16)
3回戦:vs 長崎総科大附 2-1
今シーズン初観戦。
GK
1 猪越 優惟 2年 182/73 FCみやぎバルセロナ
DF
2 小泉 善人 3年 175/65 長岡JY FC
3 長渡 彗汰 3年 176/67 長岡JY FC
4 吉田 晴稀 2年 177/65 長岡JY FC
6 手塚 克志 3年 170/58 上松町立上松中
MF
5 丸山 喬大 2年 170/58 新潟トレジャーFC
8 田中 克幸 2年 172/62 FC Viparte
14 谷内田 哲平 2年 170/64 長岡JY FC
22 梨本 夢斗 3年 175/69 FC五十嵐
FW
10 小池 晴輝 3年 170/67 長岡JY FC
11 晴山 岬 2年 171/62 長岡JY FC
ーーーー晴山ーーーーーー小池ーーーー
ー谷内田ーーーーーーーーーーー丸山ー
ーーーー梨本ーーーーーー田中ーーーー
ー手塚ーーーーーーーーーーーー吉田ー
ーーーー小泉ーーーーーー長渡ーーーー
ーーーーーーーー猪越ーーーーーーーー
51分
5 丸山→
7 中島 颯太 3年 165/57 エスプリ長岡
65分
22 梨本→
13 礒貝 飛那大 3年 168/58 エスペランサ熊本
71分
3 長渡→
9 冬至 直人 3年 180/76 泉クラブ
・試合形式は40分ハーフ。
・尚志は、CBの3馬目裕也(3年・アントラーズつくば)が大会前に負傷し、この試合からベンチ入り。その穴を埋めていた20黒澤誓哉(3年・VIVAIO船橋)は累積警告で欠場。
・システムは同じ4-4-2も、走力の高い二列目をワイドに広げてピッチを広く使う尚志と、二列目が内側に入り、近い距離間のパスワークで崩す帝長。
・最初にペースを握ったのは尚志。とりわけ運動能力の高い右14高橋海大にボールを入れ裏抜けやキープからのワンツーでサイドを崩す。
・一方の帝長はカウンターを伺う展開。キープできる左14谷内田哲平から全体で押し上げていく。
・帝長も決定機を作る。右8田中克幸が内向き左足で鋭い縦パスをつけると、10小池晴輝のフリックから11晴山岬がエリア右寄り抜け出しフィニッシュも惜しくもサイドネット。
・しかし先制は尚志。21分、帝長は最終ラインで痛恨のビルドミス。尚志は6坂下健将からスルーパスを通すと、斜めに走り込んだ9染野唯月がスライディングでここしかないというコースに流し込む。染野のストライカーらしさが表れた一方で、帝長にとっては非常にもったいない失点。
・その後帝長は14谷内田哲平を中央に移すなど、中盤のポジションを入れ替えつつボールを握る。
・エリア内まで侵攻し、11晴山岬のシュートや10小池晴輝のヘッドで尚志ゴールを脅かすが、枠を捉えきれず。
・前半は尚志の1点リードで終了。
・後半、尚志は14高橋海大と11加瀬直輝をスイッチ。2トップに入れてフリックからサイドを破る形でチャンスを作る。
・しかしこの日の尚志はペースが続かず、再び徐々に帝長がボールを握る展開に。
・帝長の攻撃は非常に洗練されていて、2列目が前線まで押し上げ、2トップと四人横並びの状態で流動性を持ち、サイドを広げて空いたハーフスペースにSBも走り込んでくる。カウンターのリスクが高いこともあり高体連には珍しく、どちらかというとJユースに近い。
・最終ラインまで侵攻するが、尚志も最終ラインで耐える。出足のいい6坂下健将が際どいルーズボールを先取できているのが大きい。
・先制弾の9染野唯月も前線でのキープとファーストディフェンスでの貢献も光る。チェイシングからカット、奪取の場面が多数。
・帝長は再び右に戻った8田中克幸が配球の凄みを増していく。天才肌タイプで間合いをコントロールし緩急をつけて鋭い縦パスを供給。飯島翼(矢板中央)や武田英寿(青森山田)など今大会はこのタイプのプレーヤーが多い。
・サイズのある9冬至直人を投入し、10小池晴輝、11晴山岬と前の3枚がバイタルでしっかりと相手を背負い、2列目のフィニッシュを引き出している。
・14谷内田哲平、10小池晴輝と絶好のチャンスを迎えるが、DFの攻守に阻まれモノにできず。
・シュートストップに長け、ハイボール処理も安定感のある1森本涼太、危機察知能力に長ける15大川健と、尚志はチーム全体として押しこまれても最後に防げる人材がいる。大川が今日は一列落ちなければならなかったのも、尚志が最終ラインまで押し込まれている要因の一つではあるだろう。
・結局、尚志が1点を守りきり準決勝に進出。
・帝長の出来が良かったこともあるが、今日の苦戦は連戦からの疲労によるところが大きいように感じた。その中でも勝ちきれたのはツキがある。
・1週間の休養を経て青森山田戦に臨む。戦力的にも対戦経験的にも「ストップザ山田」の砦になるはずだ。
2019年1月5日 14:10K.O.
全国高校サッカー選手権大会 準々決勝
尚志高校 1-0(0-0)帝京長岡高校
@等々力陸上球技場
(尚志)22分 染野唯月