高校選手権千葉決勝
流経大柏vs市立船橋


流通経済大学付属柏高校

今シーズンはプレミアリーグEASTに所属。
第15節終了時点で、8勝4分3敗勝点28で3位。

夏のインターハイは千葉県ベスト4。

今大会は、R16からの登場。
R16:vs 東京学館 2-0
準々決勝:vs 翔凛 3-1
準決勝:vs 習志野 EX2-1

今シーズン4回目の観戦。
4/7 プレミアイースト vs 清水エスパルス
6/16 インターハイ千葉準決勝 vs 習志野
9/2 プレミアイースト vs 市立船橋
GK
1  松原 颯汰 1年 179/72 RIP ACE SC
DF
3  須永 竜生 3年 177/72 ジェファFC

4  西尾 颯大 3年 175/64 AZ’86東京青梅
5  関川 郁万 3年 182/71 FC多摩
7  佐藤  輝 3年 173/69 浦和レッズ
MF
10 熊澤 和希 3年 180/66 FC厚木JY DREAMS

11 芹田 悠真 3年 170/68 クラブドラゴンズ柏
12 藤井 海和 1年 173/63 S.T.FC
18 八木 滉史 2年 170/58 FC多摩
FW
14 左部 開斗 3年 180/69 東急レイエス

20 森山 一斗 1年 165/55 大阪市ジュネッスFC

ーーーー森山ーーーーーー左部ーーーー
ー熊澤ーーーーーーーーーーーー芹田ー
ーーーー藤井ーーーーーー八木ーーーー
ー佐藤ーーーーーーーーーーーー西尾ー
ーーーー関川ーーーーーー須永ーーーー
ーーーーーーーー松原ーーーーーーーー

59分
20 森山→
24 三好 麟大 1年 160/50 RIP ACE SC
70分

11 芹田→ 
6  中井 颯人 3年 168/61 伊丹FC
75
14 左部→
9  岡本  竜 3年 179/67 アストロン
18 八木

8  北島 直樹 3年 180/71 ラルクヴェール千葉
80+1分

24 三好→
15 木村  聖 2年 175/73 ジェファFC

鹿島アントラーズ内定/関川

 

船橋市立船橋高校

今シーズンはプレミアリーグEASTに所属。
第15
節終了時点で、6勝3分6敗勝点21で5位。

夏のインターハイは全国2回戦敗退。

今大会は、R16からの登場。
R16:vs 柏南 3-1
準々決勝:vs 専大松戸 3-1
準決勝:vs 八千代 1-0

今シーズン5回目の観戦。
4/22 プレミアイースト vs 浦和レッズ
6/16 インターハイ千葉準決勝 vs 日体大柏
9/2 プレミアイースト vs 流経大柏
9/23 プレミアイースト vs ジュビロ磐田
GK
1  田中 悠也 3年 185/80 JSC CHIBA
DF
2  橋本 柊哉 3年 178/70 VIVAIO船橋

3  松尾 勇佑 3年 170/68 ジェファFC
4  田谷 澪斗 3年 182/70 FC東京深川
5  岡井 駿典 3年 172/68 Wings
6  鈴木 稀裕 3年 182/72 ジェファFC
MF
7  大関 克弥 3年 168/65 三井千葉SC

8  鈴木 唯人 2年 175/63 葉山町立葉山中
10 井上  怜 3年 165/58 VIVAIO船橋
FW
12 西堂 久俊 3年 180/68 三井千葉SC

23 佐藤 圭祐 3年 181/68 栃木SC

ーーーー佐藤ーーーーーー西堂ーーーー
ーーーー井上ーーーーー鈴木唯ーーーー
ー橋本ーーーーー大関ーーーーー松尾ー
ーーー田谷ーーー岡井ーー鈴木稀ーーー
ーーーーーーーー田中ーーーーーーーー


63分
10 井上→
14 城定 幹大 3年 176/62 ジョカーレFC
70分
11 佐藤→
13 郡司 篤也 3年 166/67 JSC CHIBA
80
9  西堂→
24 岸本 駿朔 3年 181/75 アントラーズつくば

2018年U-18日本代表/松尾、岸本
2018年U-17日本代表/橋本

 

 

・試合形式は40分ハーフ。
・晴れ間はあるものの、やや寒さも感じる天候。
・市立船橋はCBの柱24岸本駿朔が怪我のためベンチスタート。2018年U-17日本代表のサイドバック畑大雅(2年・AZ’86東京青梅)が怪我のため、守備的なポジションを複数こなせる余合壮太(3年・FC東京深川)が受験のためベンチ外。

・市船は5-1-2-2の布陣。今シーズン試行錯誤してきた前4枚の配置について2トップ、Wトップ下を最終的な解として臨んできた。キックオフから予想外のラッシュ。例年と異なり様子見という雰囲気はない。
・対する流経は、サイズとスピードのある最前線14左部開斗がDFラインへの牽制役を担うと、中盤から押し上げて特に右サイド11芹田悠真が中央に絞り市船のキーマン10井上怜へのパスコースを遮断。ダブルボランチの前進も含めて市船Wトップ下へのビルドを消す「相手のやりたいことをやらせない」ことに重きを置いた布陣だ。

・そういった結果としてなのか意図的なのかは定かではないが、市船は4田谷澪斗、5岡井駿典から競れる、走れる2トップへのフィードが攻撃の主な手段となった。サイドバック裏のスペースに蹴り込むが、オール3年生で臨んできた流経最終ラインが立ちはだかる。


・一つのポイントである市船9西堂久俊と流経5関川郁万のマッチアップは関川が優勢。空中戦はもちろん、西堂が得意とするゴリブルに対しても冷静に対処し、ボールを刈り取っていく。

・14分、ゲームが動く。流経が両軍通じて初めてのコーナーを獲得。右CK、低空キックをニア3須永竜生が逸らすと、中央市船4田谷澪斗が痛恨のクリアミス!14左部開斗が詰めたボールはGK1田中悠也がストップするが、後ろに溢れたボールに待っていたのは10熊澤和希。ニアポストに当てながら見事に叩き込み、流経が先制!

・ミスも乗じて痛恨の先制を許してしまった市船。引き続きミドルフィードから時折ライン裏を取るものの、カバーリングに来る5関川郁万を剥がしきれずフィニッシュには持ち込めない。一辺倒な「後は西堂頼む」状態に陥っているが、流経レベルではさすがに通用しない。
・先述の通り流経が中央のケアに重きを置いている分サイドを使いたいところだが、押し込まれて最終ラインに吸収されてしまうケースが多い分、上がりが遅い。
・その後流経が14左部開斗のミドル、5関川郁万のボレーで市船ゴールを脅かしつつ前半終了。


 

 

・後半、引き続き前線へのミドルフィードに頼る市船だが崩せる予感はない。2列目の10井上怜が抑えこまれている現状、もう一人の8鈴木唯人に期待したいところだが、パスコースへの顔出しの動きも少なく、結局蹴るしかなくなっている。
・しかし10分、フィードを流経3須永竜生が処理ミス。市船11佐藤圭祐が奪って前進し、5関川郁万も強引に剥がしてエリア侵入するが、戻ってきた須永が何とかカット。後半、流経陣地側に位置取っている市船応援団のボルテージもこのプレーで上昇。会場の雰囲気が変わり始める。

・23分、中盤で受けた9西堂久俊が前を向いてドリブルを開始すると、5関川郁万を交わし右前方に運んで右足でフィニッシュ。右へ外れるが、徐々に流経ゴールに迫る。

・市船は10井上怜を諦め14城定幹大にスイッチ。力むこともなく落ち着いてゲームに入った城定が、安定したボールタッチから前線でキープ力を発揮。タメができた市船の圧力が増して行く。その恩恵を受けた両サイドからのアタックが発動。

・28分、右サイドへ展開すると、3松尾勇佑がキレキレのドリブルで二人を交わしエリアに侵入。折返しに中央11佐藤圭祐がフリーで待っていたが、まさかの空振り。決定機を逃す。

・さらに29分、前線に残っていた3松尾勇佑がまたも鋭いドリブルで中央突破。バイタルから左足を振り抜くと、枠を捉えたかに見えたがゴールわずか左!ボトルを弾く。
・郡司篤也も投入し、明確に攻撃にシフトしてきた市船。会場も同点弾を期待する異様な雰囲気の中で、流経は5関川郁万が周囲を鼓舞しつつ耐える。

・そして39分、流経は右サイドから侵攻すると、途中出場の9岡本竜がストライドの長いドリブルで抉って折返し。これに24三好麟大が飛び込むが惜しくも届かない。
・ファーに流れたボール、市船は9西堂久俊がバックパスで味方に繋ごうとするが、球足が短く10熊澤和希が奪取。すぐさまクロスを上げるとこれを9岡本竜がヘッドで突きさす!決定的な2点目。

・1ゴール1アシストと流石の働きを見せた10熊澤和希。思わず力んでしまうような決定的な場面でも精度を保ち余裕を持ってプレーができるのが素晴らしい。最終ラインでも5関川郁万が自ゴール付近でも落ち着いた一対一のストップ、プレスへのいなしを見せていたが、攻守に絶対的な核となる存在がいるのはデカい。

・AT、市船は負傷を抱える24岸本駿朔を最前線に投入。セットプレーや13郡司篤也のロングスローから空中戦に望みを託すが、最後まで集中を維持する流経を崩せず。

・このままタイムアップ。インターハイでは全国を逃した流経が、2年連続となる選手権本大会出場を決めた。

・インターハイでは屈辱の県予選敗退となった流経だが、下級生の多い中盤以前を、3年生が後ろから支えるという布陣がしっくり来ていて、フルタイムで脆さを見せないさすがの強さを発揮していた。当時は自身の怪我の影響もあり苛立ちを伝播させてしまっていた5関川郁万も、今日は周囲を勇気づけるような振る舞いが際立っていた。ゲームキャプテンは14左部開斗に譲ったが、試合後の歓喜の輪でも中心に立つなどやはり求心力は絶大なのだろう。

・対する市立船橋。敗れたこと以上に、揃ったタレントたちを有機的に結びついたチームとして見ることができなかったことが残念でならない。
・今日は通用していなかったミドルフィードを引っ張りすぎ、惜しい形を作り出すまでに時間がかかり過ぎた。途中交代を余儀なくされ試合後一際号泣していた10井上怜をもっと活かす術はなかったのか。
・あるいは決定機を演出した3松尾勇佑を前線に上げれば、タイプ的に流経DFは手こずるんじゃないかと思ったが、松尾のスイッチを埋められる畑、余合の不在が間接的に痛手になったのかもしれない。
・そのあたりの柔軟性に欠けたことがポイントの一つだが、もう一つは失点時の致命的なミス。二つともゴール至近で絶対やってはいけないプレーで、特に往年の市船ならなおさら。
・今日はセットプレーの度に様々なトリックを使っていて、戦術的な練習をかなり積んできたことは感じたが(効果は出なかったが・・・)、一方でゴール前での驚異的な集中力、失点しない矜持といった市船らしさのベーシックな部分が、大げさかもしれないが失われてきているようでならない。
・それらに帰結する朝岡監督の行き詰まっている感。就任初年度で選手権優勝、さらにインハイ2度優勝と結果を残し、内容も革新的だったが、昨季、今季と試行錯誤したあげくチームを仕上げきれなかった。
・来シーズンは戦力的にはより苦しくなる中で、この状況を打開できるのか。高校サッカー随一の名門は岐路に立たされている。

 

2018年11月18日 13:05K.O.
全国高校サッカー選手権 千葉県大会決勝
流通経済大学付属柏高校 2-0(1-0)船橋市立船橋高校
@フクダ電子アリーナ
(流経)14分 熊澤和希、39分 岡本竜

 

 


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