高校選手権1回戦
山梨学院vs米子北


今日はニッパツ三ツ沢球技場へ。

全国高校サッカー選手権1回戦、第一試合は山梨学院vs米子北。
山学はシーズン序盤、9加藤拓己、10宮崎純真の二大エースを負傷で欠くも、二人の故障が癒え、連携が成熟した選手権県大会から攻撃力が確変したとの評判。守備をベースにプレミアウエスト残留を果たした米子北が相手と、それが計れる1回戦注目の好カード。

三ツ沢は、やや雲の厚さを感じる空模様。冬空も、耐えられない寒さではなくサッカー日和と言えるのでは。想像以上に芝の状態が悪いのが気になるところ。

 

山梨学院高校

プリンスリーグ関東では、8勝3分7敗で5位。
夏のインターハイは、山梨県予選準優勝。

今シーズン2回目の観戦。
4/22 プリンス関東3節 vs 桐光学園
GK
1  大嶌 宏汰 3年 177/74 プログレッソ十勝
DF
2  天野 祐介 3年 176/64 FC多摩
3  山田 恵太 3年 178/70 ACアスミ
4  西澤  俊 2年 176/68 横浜F・マリノス
5  森田 和樹 3年 165/61 AZ’86東京青梅
MF
6  天野 菖梧 3年 170/66 FC多摩
7  増村 有哉 3年 172/65 Uスポーツクラブ
8  平松 柚佑 1年 168/65 アントラーズつくば
11 野村  海 2年 160/59 田口F.A.
FW
9  加藤 拓己 3年 181/86 アントラーズつくば
10 宮崎 純真 2年 172/62 FC多摩

2017年U-18日本代表候補/加藤

ーーーー宮崎ーーーーーー加藤ーーーー
ー天野菖ーーーーーーーーーーー野村ー 
ーーーー増村ーーーーーー平松ーーーー 
ー森田ーーーーーーーーーーー天野祐ー 
ーーーー山田ーーーーーー西澤ーーーー 
ーーーーーーーー大嶌ーーーーーーーー

 

 

 

米子北高校

プレミアリーグWESTでは、4勝5分9敗で7位。
夏のインターハイは、2回戦敗退。

今シーズン初観戦。
GK
1  佐藤 壮太  3年 176/73 サルパFC
DF
2  三原 貫汰  3年 166/59 鳥取VAMOS FC
3  井上 朝陽  3年 173/65 ファジアーノ岡山
4  赤嶺 孝愛  3年 175/68 FC琉球
5  宮本  薫  3年 172/65 VIVO FC
MF
6  阿部 優貴  2年 169/74 バイエルンツネイシ
7  馬場 琢未  3年 170/63 岐阜VAMOS
8  坂田 二千翔 3年 161/56 サウーディFC
10 佐野 海舟  2年 170/60 FC Viparte
FW
9  城市 太志  3年 160/54 ガイナーレ鳥取
11 葉間田 累  2年 171/67 バイエルンツネイシ

ーーーー葉間田ーーーーー城市ーーーー
ー坂田ーーーーーーーーーーーー馬場ー 
ーーーー佐野ーーーーーー阿部ーーーー 
ー赤嶺ーーーーーーーーーーーー井上ー 
ーーーー三原ーーーーーー宮本ーーーー 
ーーーーーーーー佐藤ーーーーーーーー

 

 



 

試合形式は40分ハーフ。

1分、最初のチャンスは米子北。左サイドで得たセットプレー7馬場琢未のクロスはDFがクリア。左コーナー、マイナスのクロスから10佐野海舟がシュートを放ちますが、ディフェンス距離つめてブロック。

序盤から激しい球際の争い。
米子北は、サイズで劣る空中戦こそ劣勢も、全体で積極的に押し上げて前進。デュエルは負けません。一方の山学はカウンターでの縦の速さはさすが。9加藤拓己のポストプレーや10宮崎純真のドリブルは効いてきそう。

その後初戦の堅さもあるのか、両チーム蹴り合いとなり形になりません。セーフティというより視野が極端に狭く、とりあえず前に蹴ってしまっている様子。ボールが落ち着かない時間が続きますが、その中でも山学10宮崎純真、米子北10佐野海舟はタッチに確かな違いを見せます。

12分、山学は左5森田和樹から速いフィード。これを9加藤拓己が胸で落とし、6天野菖梧がミドルで狙いますがゴール左。


13分、山学は右コーナー。ファーへクロスに9加藤拓己が図抜けた高さでヘッドで合わせますが、ディフェンスに当たります。


注目の9加藤拓己は相手を背負う力はさすが。フィードに対して競りながらも胸で落とせるぐらいの余裕あり。

23分、山学は8平松柚佑から左へ大きく展開。6天野菖梧がトラップで収めた所を激しいタックルで潰されファウルを得ると、このセットプレー7増村有哉の右足低いクロスに、ニア飛び込んだのは9加藤拓己!頭で僅かにコースを変えると、そのままファーサイドゴールに突き刺さります!加藤のゴールで山学が先制!

山梨学院高校 1-0 米子北高校>

25分、山学は11野村海が気負ったスライディングで相手を削りイエロー。このプレーに対し、山学は9加藤拓己が野村を呼び寄せ頭を撫でてなだめます。


27分、山学は左サイドからの攻撃。中央10宮崎純真のキープからもう一度左へ戻し6天野菖梧が右足でアーリークロス。ファーフリーの状態で飛び込んだ11野村海がインサイドボレーで合わせますが、ゴール左。


28分、山学は左サイドからパスを繋ぎ、7 増村有哉 が右足でミドル。威力を欠いたもののゴール左隅をつき、キーパー回収できず弾いたボールを11野村海がつめますが米子北1佐藤壮太がブロック。


2点目が現実味を帯びてきた山学に対し、前線の判断が拙くマイボールを奪われてしまうことの多かった米子北は早くも動きます。
29分、
9城市→14鍛治川友貴(3年/鳥取VAMOS FC)。

そして31分、いきなり起用が当たります。中盤で14鍛治川友貴が巧くボールを引き込み前を向くと、上がってきた右サイドへ展開。受けた7馬場琢未が一対一を制してクロスを上げると、ニア鍛治川を越え、ファー8坂田二千翔がドンピシャヘッド!ゴール左へ突き刺し同点とします。小柄な坂田のヘディング、山学はマークが甘かったか。

<山梨学院高校 1-1 米子北高校

流れを取り戻した米子北はつづく32分、右サイドから押し込むと、混戦からボールを拾った14鍛治川友貴がエリアライン上から左ミドル!ニア上段つきますが、ここは山学1大嶌宏汰がセーフティに左手で弾きます。

40分、山学はキーパーキックから前線で9加藤拓己が競り合うと、前にそのまま抜けたボールに10宮崎純真が抜け出しキーパーと一対一のチャンス。右足でフィニッシュを狙いますが、大きく面を作った米子北1佐藤壮太が起死回生のストップ!


決定的なピンチを脱し、前半をイーブンで折り返します。




後半最初に仕掛けたのは米子北。2分、中盤の球際制し14鍛治川友貴が右足ミドル!枠を捉えますがキーパー正面をつきます。

チームに自信を取り戻す大きな役割を果たした米子北14鍛治川友貴。途中出場という面もありますが、周りがよく見ておりマイボールを的確に繋げるだけでチームに落ち着きをもたらします。左右ミドルもいいものがあり、先発起用されなかったのが不思議なくらい。

そして7分、米子北は6阿部優貴がバイタルへ縦パス。これを14鍛治川友貴がヒールで落とすと、飛び出してきた10佐野海舟がワンフェイントでDFを剥がしエリアに侵入。ラストタッチが長くなりキーパーと交錯しますが、こぼれを11葉間田累が流し込みます。米子北逆転!

<山梨学院高校 1-2 米子北高校

前半、パスコースの遮断、6阿部優貴との連携でボール奪取を見せていた10佐野海舟ですが、ここぞという場面での攻め上がり、違いを魅せられるのはさすが。

逆転を許した山学は、焦りからかロングキックが増えますが芝の影響もあり精度が伴いません。特に荒れ具合がひどいキーパーキックで飛距離が出ないのも大きな誤算か。繋がらないパスに、憤る9加藤拓己が味方に吠える場面も。

対する米子北は、山学の中で蹴れる左サイド5森田和樹へ重点的にケア。プレスを受ける森田そして3山田恵太のポジショニングが不安定で、奪われる危険性が漂います。


それでも18分、山学は右サイド2天野祐介から対角にロングフィード。ファー9加藤拓己が胸トラで収め左サイドへ落とすと、今度は5森田和樹がクロス。これに逆サイド11野村海が頭で合わせますが、DFがブロック。ゴール手前のこぼれを10宮崎純真が拾いますがDFを前に打ち切れず。クリアされてしまいますが、浅くなったところを最後は8平松柚佑がミドルシュート!しかしゴールを越えてしまいます。


8平松柚佑は選手権予選からポジションを得た1年生。進行してくる相手の二列目のケア、ルーズボールでの身を呈した守備とフィルターとして大きな存在感。身体は厚みがあるものの、筋力、瞬間的なスピードはまだまだ大きな成長の余地が残されていそうで、これからが楽しみな選手。


24分、米子北の交代。

11葉間田→16高橋諒(2年/益田市立益田中)。

26分、山学は左から対角のミドルフィード。右サイド裏に抜けた10宮崎純真のクロスに9加藤拓己がダイビングヘッドで狙いますが、一歩間に合わず。ファーに流れたボールを最後は6天野菖梧がボレーであわせますがゴール右へそれてしまいます。


このプレーで痙攣を起こした天野は交代。

27分、6天野→20安田正太郎(2年/ACアスミ)。
185cmの安田を前線に投入し、9加藤拓己との2トップに。11野村海が左サイド、10宮崎純真が右サイドへ。

29分、米子北は右サイド7馬場琢未からクロス。バイタル14鍛治川友貴が収め右足ミドルで狙いますがゴール上。

7馬場琢未は右翼ながらタッチは左。同点アシストを記録した右足クロスは精度があり、カットインより縦への突破が持ち味。

31分、米子北の交代。

8坂田→12田中秀磨(1年/ SC鳥取プエデ)。
システムを5-4-1に変更。2三原貫汰がスイーパー的にDFラインから一列落ちるのが特徴的。
ーーーーーーーー高橋ーーーーーーーー
ー鍛治川ーーーーーーーーーーー馬場ー
ーーーーー佐野ーーーー阿部ーーーーー
ー田中ーー赤嶺ーーーー宮本ーー井上ー
ーーーーーーーー三原ーーーーーーーー
ーーーーーーーー佐藤ーーーーーーーー

時間がなくなってきた山学は早めにロングボールを入れたいところですが、左CB4山田恵太が右利きのためプレスの脅威にフィードを入れられないのが痛い。サイド5森田和樹に散らしますがそちらもプレスが来て蹴れず、また逆サイドへ回してと時間を使ってしまいます。

35分、山学は左寄りエリア直前でセットプレー。これを7増村有哉が直接狙いますが壁に当ててしまいます。これで得た左コーナー、増村のクロスにファー9加藤拓己が折り返しますが、再びDFがクリア。


そして38分、山学は20安田正太郎が中盤のルーズボールを頭で前に繋ぐと、前を向いた10宮崎純真からスルーパス。抜け出した9加藤拓己がエリア内に侵入。競走していたディフェンスと交錯して倒れますが、これはノーファウルの判定。

結局、最後までゴールは割れず。米子北が快心の逆転劇で2回戦に駒を進めました。

 

 

注目ストライカー山梨学院9加藤拓己の選手権は1回戦で終えることに。幸先よく先制ゴールをゲットし一気に畳み掛けるかと思いましたが、その後逆転を許し焦りからフィードの精度を欠いたチームにあって空中戦は不発。地上戦では米子北の粘り強い対応に苦しみ、後半はゴール前でのプレーは僅かとなってしまいました。高校生離れした体躯から繰り出すド迫力の空中戦と共に、ゲーム中感じられる立ったキャラクターが、高校サッカーらしい見所ある選手でした。敗戦後涙することもなく淡白に振舞っていたのが意外でしたが、自分なりの美学を貫いたとのこと。大学ではプレーの進化は期待する一方、魅力的なキャラは失わずに、いつかJの舞台に立って欲しいですね。

 

全国高校サッカー選手権大会 1回戦
山梨学院高校 1-2(1-1)米子北高校
@ニッパツ三ツ沢球技場
(山学)23分 加藤拓己
(米子)31分 坂田二千翔、47分 葉間田累

 

 

 

 


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