高校選手権千葉決勝
流経大柏vs市立船橋


今日はフクダ電子アリーナへ。

全国高校サッカー選手権千葉決勝、流経大柏vs市立船橋。
5年連続のカードは、今年も夏のインターハイ全国王者とベスト4の頂上対決。市船優勢が明らかだった昨年、一昨年に比べると戦力は均衡しており、どちらが勝つのか予断を許さないゲームとなりました。

天気は朝から雨が降り続いたものの回復。開始直前には晴れ間も見え、プレーへの影響はなさそうです。

 

流通経済大学付属柏高校

今シーズンは、プリンスリーグ関東所属。
第15節終了時点で、6勝5分4敗で5位。

夏のインターハイは全国優勝。

今大会は、準々決勝からの登場。
準々決勝:vs 習志野 2-1
準決勝:vs 日体大柏 0-0(PK4-2)


今シーズン3回目の観戦。
6/18 高校総体千葉準決勝  vs 日体大柏
11/19 選手権千葉準決勝 vs 日体大柏

GK
1  薄井 覇斗 3年 184/76 Forza’02
DF
5  関川 郁万 2年 180/72 FC多摩
6  瀬戸山 俊 3年 179/68 ジェファFC
12 佐藤  蓮 3年 172/63 ジェファFC
19 齋藤 優輝 3年 ???/?? 柏レイソルA.A.野田
MF
4  宮本 優太 3年 172/66 Forza’02
7  鬼京 大翔 3年 167/59 グランパス三好FC
10 菊地 泰智 3年 160/56 浦和レッズ
23 丹沢 翔吾 3年 172/63 ジェファFC
FW
16 加藤  蓮 3年 177/71 FCカーニョ
20 安城 和哉 3年 180/69 クリアージュFC


2017年U-17日本代表候補/関川

ーーーーー加藤ーーーー安城ーーーーー
ー鬼京ーーーーーーーーーーーー菊地ー 
ーーーーー宮本ーーーー丹沢ーーーーー 
ー佐藤ーーーーーーーーーーーー齋藤ー 
ーーーーー関川ーーー瀬戸山ーーーーー 
ーーーーーーーー薄井ーーーーーーーー

 

 

 

 

船橋市立船橋高校

今シーズンは、プレミアリーグEAST所属。
第15節終了時点で、4勝2分9敗で7位。

夏のインターハイは、全国ベスト4。

今大会は、
準々決勝:vs 中央学院 2-0
準決勝:vs 八千代 2-1

今シーズン7回目の観戦。
4/23 プレミアEAST第3節 vs FC東京
6/17 高校総体千葉準決勝 vs 翔凛
7/9     プレミアEAST第8節 vs京都サンガF.C.
7/31 高校総体R16 vs 阪南大高
9/10 プレミアEAST第12節 vs FC東京
11/19 選手権千葉準決勝 vs 八千代
GK
1  長谷川 凌 3年 191/70 順蹴F.A.
DF
4  岸本 駿朔 2年 180/75 アントラーズつくば

5  余合 壮太 2年 178/65 FC東京深川
16 岡井 駿典 2年 170/68 Wings
MF

2  杉山 弾斗 3年 178/65 FC東京むさし
12 金井 満生 3年 171/65 川崎フロンターレ
13 畑  大雅 1年 175/65 AZ’86東京青梅
15 町田 雄亮 1年 162/57 クマガヤSC
FW
9  有田 朱里 3年 164/60 1FC川越水上公園
10 福元 友哉 3年 180/68 横浜F・マリノス

14 松尾 勇佑 2年 170/60 ジェファFC

水戸ホーリーホック内定/長谷川
ジェフユナイテッド市原・千葉内定/杉山
ファジアーノ岡山内定/福元
2017年U-19日本代表/杉山
2017年U-16日本代表/井上

ーーーーーーーー福元ーーーーーーーー
ーーーー松尾ーーーーーー有田ーーーー
ー杉山ーーーーーーーーーーーーー畑ー

ーーーー金井ーーーーーー町田ーーーー
ーーー岡井ーーー岸本ーーー余合ーーー 
ーーーーーーー-長谷川-ーーーーーーー

 

 

 



 

試合形式は40分ハーフ。

流経は今日も7鬼京大翔のドリブルをポイントに左サイドからの仕掛け。インターハイでは登録から外れた鬼京ですが、アップ時も本田監督自ら指導するなど重要な戦力と考えられている様子。鮮やかに抜ききる訳ではありませんが、馬力ある突破で推進力があります。最前線にはサイズのある20安城和哉を起用。市船の3バックに対し、空中戦ほかパワー勝負で圧力をかける狙いでしょうか。

一方の市船は、準決勝に続く3-4-3で臨みます。ボランチにはチームの中心ともなっていた井上怜(2年/VIVAIO船橋SC)ではなく、1年生町田雄亮を抜擢。新システムにおいて、2枚となった中盤中央の仕事量は極めて重要になるはずですが、どこまで全うできるでしょうか。また、前線には高さ、技術のある11佐藤圭祐(2年/栃木SC JY)ではなく、スピードのある松尾勇佑を起用。

キックオフから市船陣内で進んでいたゲームですが、最初のチャンスは市船。6分、右サイドのクリアが芝にスリップ。伸びて流経
5関川郁万が後逸。10福元友哉が抜け出すと、エリア手前からミドルで狙いますがゴール左へ外れます。

9分、市船は14松尾勇佑が前線からのチェイスでカットし左コーナーを獲得。2杉山弾斗がクロスをあげますが、ニアのボールはDFがクリア。

12分、流経は左スローインから7鬼京大翔が二人の間を強引にえぐりグラウンダーのクロス、市船は1長谷川凌が何とか触りますが、これが10菊地泰智の元に。左足で反応すると、これがゴールマウスに転がり込みます。予想に反して、早い時間に均衡が崩れます

流通経済大学付属柏高校 1-0 船橋市立船橋高校〉

早くもリードを許した市船ですが、準決勝と同様3バックのサイドチェンジで揺さぶり、ビルドしていきたいところですが、流経のスライドがずれず、16加藤蓮、20安城和哉がしっかりと落ちてボランチとのラインを分断。後ろで回す時間が長くなります。

しかし26分、市船は相手のクリアのカットした15町田雄亮が縦パス。走り込んだ9有田朱里がミドルで狙いますがゴール左へ外れます。

27分、市船は右サイドの中盤でのセットプレー。2杉山弾斗のクロスは、1薄井覇斗がパンチング。これを15町田雄亮がボレーで合わせると、枠をとらえますがカバーに入っていた5関川郁万がクリア。

34分、市船は16岡井駿典からいい縦パス。2杉山弾斗がちぎりクロスをあげますが、中には合いません。

先制し、守備に舵を切った流経に封じられている市船。38分、早くも14松尾を下げ、先述の7井上怜を投入。

前半はこのまま終了。






後半最初のチャンスは流経。3分、カウンターから左サイドを7鬼京大翔が運び縦に繋ぐと、16加藤蓮がエリア左寄り強引に突破。ゴール直前から右足ファーを狙いますが、わずか右!決まってもおかしくなかった場面。

今日の注目ポイントの一つでもあった市船10福元友哉と流経5関川郁万のマッチアップですが、空中戦は関川の圧勝。さらには気合十分の関川の威圧感におされたか福元はらしくないコントロールミスもあり、このあたりから苦肉の策でサイドに流れるように。

10分、押し込む流経。右サイドからのクロスはDFに弾かれますが、左7鬼京大翔に広げてインナーラップした12佐藤蓮を使いフリーでエリアに侵入。右足フィニッシュを狙いますが、ゴール左へ外れます。

11分、10菊地泰智が中盤での球際を制し、ミドルで狙いますがゴール右。

20分、流経の交代。
20安城→14熊澤和希(2年/FC厚木JY DREAMS)。

21分、市船の交代。
9有田→20郡司篤也(2年/JSC CHIBA)。

25分、流経の交代。
7鬼京→8金澤哲流(3年/FCディアモ)。

27分、流経の縦パス。16加藤蓮はトラップミスも23丹沢翔悟がフォロー。繋いで10菊地泰智が左ミドルで狙いますがゴール右。

30分、市船は右20郡司篤也がロングスロー。ニア4岸本駿朔がヘッドで狙いますが、キーパー正面。

32分、中盤4宮本優太が潰してカウンター。19齋藤優輝がミドルで狙いますが、ゴール左へ外れます。

32分、市船は二枚を入れ換え。システムを変更し勝負に出ます。
12金井、13畑→6平川孟人(3年/アントラーズつくば)、19大関克弥(2年/三井千葉SC)。
布陣を以下の通りに。
ーーーー郡司ーーーーーー福元ーーーー
ー杉山ーーーーーーーーーーーー余合ー
ーーーーーーーー井上ーーーーーーーー
ーーーー大関ーーーーーー町田ーーーー
ーーー岡井ーーー平川ーーー岸本ーーー

ここから市船は10郡司篤也のロングスロー攻勢。流経は5関川郁万、4宮本優太中心に対応します。

35分、左サイドからのロングスロー。エリア内で混戦となると、流経のクリアが市船の選手に当たってゴールへ。同点かに思われましたが、わずか左!

九死に一生を得た流経でしたが、
37分、左サイドからカウンター。16加藤蓮がキープから縦に出すと、駆け上がった8金澤哲流の折り返しがゴール手前フリーで待っていた10菊地泰智に通ります。ワンタッチからフィニッシュも、DFが食らいついてブロック。しかし、フォローした14熊澤和希がダイレクトでシュート!右ポストを直撃したボールは、長谷川凌にあたりゴールマウスへ転がり込みます。流経が大きな大きな追加点!
流通経済大学付属柏高校 2-0 船橋市立船橋高校〉

39分、流経の交代。
16佐藤→9三本木達哉(3年/川崎フロンターレU-15)。

39分、市船は左20郡司篤也のロングスロー。ニア4岸本駿朔が頭でそらすと、ファー5余合壮太がインサイドで合わせ1点を返します。
〈流通経済大学付属柏高校 2-1 船橋市立船橋高校

40分、流経の交代。
23丹沢→15平子竣哉(3年/J-VILLAGE.S.C)。

ATは4分。市船は執拗に10郡司篤也のロングスローを仕掛けますが、流経は5関川郁万中心に迎撃。1長谷川凌も上がって勝負をかけますが、ゴールは割れず万事休す。

終了のホイッスル。流経が3年ぶりとなる千葉県制覇を成し遂げました。



流経大柏は、市船を封じ込めきったゲームでした。元々守備を強みとする今シーズンのチームですが、早い時間帯に望外の先制点を得ることに成功すると、その後は守備に舵を切りつつそれぞれがタスクを全う。中でも4宮本優太のカバーリング、5関川郁万のエアバトルは圧巻で、宮本は、中盤ルーズボールでの出現率が異常なまでに高く、一人で複数人分カバーしているはず。コーチングも盛んで、押し込まれてもチームに勇気をもたらせるキャプテンシーを備える素晴らしい選手です。関川は福元友哉とのマッチアップに気合十分だったことが伺え、このレベルでも空中戦は圧倒的。今日は完勝とも言える内容で、本大会でも目玉と言える選手でしょう。そのほか、インターハイ全国決勝に続く重要なゴールを奪ったのが2年生の14熊澤和希。本来ボランチということもあり決してストライカー然としている訳ではないのですが、こぼれ球に素早く反応し嗅覚を持ち合わせている不思議な選手。来シーズンはチームを引っ張っていく立場が期待されるだけに、仕事量をもっと増やして欲しいところです。

「負けない力」では全国でも間違いなくトップクラス。一方で、得点力は十分とは言い難いため、PKの練度は高めているとはいえ、本大会までにもう少しレベルアップをさせたいところでしょう。薄井覇斗、関川郁万、宮本優太以外でポジションを保証されている選手はいないはずなので、連携の向上とともに、激しいポジション争いを経て、本大会ではもう1ランクアップした流経を期待したいです。

市立船橋は、今大会から新システムを採用し、上昇の兆しがあったものの選手権は残念ながらここで終戦となってしまいました。序盤に先制を許し、非常に難しいゲームとなってしまいましたが、中盤が全く機能しなかったのが痛かった。まず手を加えると思ったのですが、その後交代はなし。終盤10郡司篤也のロングスローでゴールに迫ったものの、過去数年まさに流経に繰り出され、弾き返し続けてきた策だっただけに、それに頼らなければならなかった結末には、一抹の寂しさも感じました。

結果論でしかないのですが、2年生に期待できるタレントが揃う分、それらの選手たちの成長を勘案しながらのチーム作りで仕上げきれなかった印象が残ります。今日のゲームでいうなら、キーポイントとなったボランチの起用において、計算できる6平川孟人、8桧山悠也といった3年生を起用しなかったこと。常勝チームだけに、選手の最終的な到達点(福元友哉も昨年からの我慢の起用でプロ入りするまでに成長)や来季以降も見据えた采配は理解できるのですが、目の前の結果とのバランスにおいては、今年は裏目に出てしまったように思います。残るは残留争い中のプレミアリーグのみ。上述の通り来季はタレント豊富なだけに、何としてもプレミアの舞台で戦えるようにして欲しいですね。

 

全国高校サッカー選手権大会 千葉県大会決勝
流通経済大学付属柏高校 1-2 船橋市立船橋高校
@フクダ電子アリーナ
(流経)12分 菊地泰智、77分 オウンゴール
(市船)80分 余合壮太

 

 

 

 


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