高校選手権神奈川準決勝
三浦学苑vs桐光学園


今日はニッパツ三ツ沢競技場へ。

全国高校サッカー選手権神奈川準決勝、第一試合は三浦学苑vs桐光学園。シーズン前半の不振から後期確変した桐光学園。準々決勝でインハイ県王者の東海大相模に完勝し、勢いに乗る三浦学苑を止められるでしょうか。

昨今の寒空とはうってかわり、日差しが強く暖かさも感じられる天気。クラ選が西が丘に移って以来久々の三ツ沢でしたが、このような天気だとやはり素晴らしいスタジアム。

 

三浦学苑高校

今シーズンは、神奈川県1部リーグ所属。
第18節終了時点で、10勝4分4敗で3位。

夏のインターハイは、神奈川県予選ベスト16。

今大会は、
R32:vs 鎌倉 3-0
R16:vs 慶應義塾 7-1
準々決勝:vs 東海大相模 3-0


今シーズン初観戦。
GK
1  佐藤  圭  3年 横浜栄FC
DF
3  猪俣 主真  3年 JFC FUTURO
4  山田 虎之介 3年 ライオンズSC
6  佐藤  健  3年 Y.S.C.C.
16 新町 翔平  3年 ライオンズSC
MF
5  末次  怜  2年 横浜ジュニオール
15 杉山 十椰  2年 横浜F・マリノス追浜
26 野原 広太  3年 横浜栄FC
30 加藤 豪瑠  3年 横浜栄FC
FW
9  川上  渚  2年 横浜市立舞岡中
12 松尾 凌我  3年 横浜F・マリノス

ーーーー川上ーーーーーー松尾ーーーー
ー末次ーーーーーーーーーーーー杉山ー 
ーーーー加藤ーーーーーー野原ーーーー 
ー新町ーーーーーーーーーーー佐藤健ー 
ーーーー猪俣
ーーーーーー山田ーーーー 
ーーーーーーー-佐藤圭-ーーーーーーー


 

 

桐光学園高校

今シーズンは、プリンスリーグ関東所属。
第17節終了時点で、6勝5分6敗で暫定6位。

夏のインターハイは、神奈川県予選ベスト16。

今大会は、
R16:vs 座間 1-0
準々決勝:vs 法政第二 EX3-1

今シーズン3回目の観戦。
04/22 プリンス関東3節 vs 山梨学院
06/24 プリンス関東6節 vs 川崎フロンターレ
GK
1  丸山 拓郎  2年 180/64 GRANDE FC
DF
4  内田 拓寿  2年 177/60 FC多摩
5  望月 駿介  2年 175/63 FC多摩
8  今井 海斗  3年 170/65 町田JFC
13 國谷 敦史  2年 169/68 GRANDE FC
MF
2  矢口 聖真  3年 172/62 藤沢市立藤ヶ岡中
7  田中 雄大  3年 161/52 FC多摩
10 西川  潤  1年 180/67 横浜F・マリノス
11 佐々木 倫忠 3年 180/70 大豆戸FC
20 田中 彰真  2年 164/53 FC東京むさし
FW
24 鷲塚  蓮 2年 188/72 平塚市立金旭中

2017年U-18日本代表候補/田中雄
2017年U-15日本代表/西川

ーーーーーーーー鷲塚ーーーーーーーー
ー佐々木ーーー-田中雄-ーーーー西川ー 
ーーーー田中彰ーーーーー矢口ーーーー 
ー國谷ーーーーーーーーーーーー今井ー 
ーーーー望月ーーーーーー内田ーーーー 
ーーーーーーーー丸山ーーーーーーーー





 

試合形式は40分ハーフ。

桐光は、怪我や受験により倉持快(3年/S.T.FC)、渡辺大智(3年/東急レイエス)がベンチスタート。代わって前線にサイズのある11佐々木倫忠、24鷲塚蓮を起用し、空中戦を見据えた采配。

3分、最初のチャンスは三浦。右スローインから、くさびを受け中に切れ混んだ15杉山十椰が左ミドルで狙いますが、キーパー正面。

序盤ペースを握ったのは三浦。桐光のハイボールをCB4山田虎之介が強烈なヘッドで弾き返し、ボールを握ります。前線では9川上渚が動き回り、2ラインのギャップ、あるいはDF裏への抜け出しで受け所に。

しかし6分、桐光は右10西川潤が一人剥がして前進。エリア付近まで運びオーバーラップした8今井海斗を使うと、今井は迷いなくシュート!GK弾きますが、これが三浦4山田虎之介にあたりゴールへ。桐光がラッキーな形で先制点をゲットします。
<三浦学苑高校 0-1 桐光学園高校

先制した桐光は、7田中雄大と20田中彰真のポジションがかなり流動的で、上下にポジションチェンジ。田中彰真は左右至るところの味方をフォローして、リンクマンの役割を果たします。

12分、桐光は13國谷敦史からハイクロス。24鷲塚蓮がキーパーと競り、こぼしたところをシュート。しかしこれはカバーに入っていた4山田虎之介がクリア。これを右8今井海斗が拾いクロスを上げると、中11佐々木倫忠が待っていましたが当てることができません。

桐光が2矢口聖真のロングスローを繰り出す一方で、三浦も先述の4山田虎之介のほか30加藤豪瑠、26野原広太と180級の選手を揃え、空中戦力ではややリード。攻撃でのセットプレーも脅威になりそう。

20分、桐光は中盤で7田中雄大が巧みな体づかいで前を向き、前進しますが、30加藤豪瑠に倒されます。加藤にイエロー。
このセットプレー。7田中雄大のクロスに、2矢口聖真が走り込みますが一歩届かず。

チャンスを迎えているのは桐光ですが、ボールを握るのは引き続き三浦。桐光は1丸山拓郎などが精度のあるハイボールを前線に送りますが、24鷲塚蓮は落下点予測に欠け収めることができません。弾かれて攻撃を受ける時間が続きます。三浦は蹴れる3猪俣主真、4山田虎之介の最終ラインから、バイタルまでのパスワークはなかなかの水準。しかしそこからの精度を欠き、決定機を作ることができません。

31分、桐光は7田中雄大が前を向いて左へ展開。11佐々木倫忠が運び追い越した13國谷敦史を使うと、20田中彰真との連携から右足でクロス。これを佐々木が頭で合わせますがゴールわずか上。

34分、三浦は中盤中央でセットプレー。9川上渚の早いクロスをエリア左寄り頭で落とすと、ファードフリーだった6佐藤健が無人ゴールにヘディングで狙いますが、打ち上げてしまいます。これは決めておきたかった。

39分、三浦は右サイドロングスロー。30加藤豪瑠が頭でそらすと、ファー12松尾凌我がボレー。しかしこれは桐光1丸山拓郎がビッグセーブ!

40分、三浦は右サイドのセットプレー。9川上渚のクロスは伸びてゴールへ向かうと、バックしてキャッチを試みた1丸山拓郎がミス。30加藤豪瑠がつめますが、なんとか回収します。

前半は桐光学園のリードで終了。





2分、いきなり試合が動きます。桐光は左サイド13國谷敦史が7田中雄大へ預けると、ヒールでスイッチし打開。クロスに、ファーから飛び込んできた24鷲塚蓮が高打点のヘッドで合わせると、これがゴール左へ吸い込まれます。素晴らしい形で桐光が追加点!
<三浦学苑高校 0-2 桐光学園高校

2点差となり桐光が精神的優位を得たかに思われましたが、直後4分、三浦は左16新町翔平がライン裏へ早いクロスを送ると、飛び出した1丸山拓郎がまさかのキャッチミス。12松尾凌我がつっこむと、丸山と競りながらもねじ込み、早速1点を返します。まだまだわからない。
三浦学苑高校 1-2 桐光学園高校>

勢いに乗る三浦は9分、4山田虎之介から左へ大きく展開すると、16新町翔平、5末次怜が連携で打開。末次のクロスはクリアされますが、これを26野原広太がボレーもキーパー正面。

10分、桐光の交代。
へばっているように見えた24鷲塚に代え、9倉持 快(3年/S.T.FC)。

12分、桐光は左サイドのロングスロー。ゴール前混戦となり、浅いクリアを11佐々木倫忠がヘッドで狙いますがゴール上ネット。

12分、桐光は右コーナー。キーパー弾ききれず、13國谷敦史がミドルで狙いますが、DFがブロック。

15分、三浦は左サイドを細かく繋いで打開。12松尾凌我が重心の低いドリブルで抉ると、アーリークロスをファー15杉山十椰が見事なハーフボレーで突き刺します!三浦同点!
三浦学苑高校 2-2 桐光学園高校>

16分、三浦の交代。
5末次→17小松 達哉(3年/BANFF横浜ベイ)。


会場は完全に三浦の空気に。応援席のボルテージも最高潮。

そして20分、三浦は左サイド6佐藤健のロングスロー。桐光はニアで弾きますが、ボールは再び佐藤の元へ戻ると、右足のクロスは、1丸山拓郎の頭を越え、そのままゴールへ。三浦が一気に逆転!
三浦学苑高校 3-2 桐光学園高校>

20分、桐光の交代。
10西川→6渡辺 大智(3年/東急レイエス)。
11佐々木倫忠が右へ移り、左の中盤に入ります。

23分、桐光は7田中雄大がスルーパス。9倉持快が右サイドでキープし、ヒールスイッチから11佐々木倫忠がアーリークロス。DFにクリアされますが、2矢口聖真がミドルで狙うもゴール左へ外れます。

26分、桐光の交代。
11佐々木→18岡 孝樹(2年/FC渋谷)。


9倉持快の投入により、前線で収めどころができた桐光は、三浦が受けに回ったこともありペースを握る時間に。

そして29分、桐光は右サイドのスローインから6渡辺大智がキープ。落として2矢口聖真がクロスを上げると、ニアで収めた9倉持快が、ゴール右僅かなコースをズドン!さすがのプレーで、意地の同点弾!
<三浦学苑高校 3-3 桐光学園高校

30分、三浦の交代。
12松尾→10冨永佑弥(3年/鎌倉市立深沢中)。

34分、桐光は右サイドのセットプレー。6渡辺大智が素晴らしいクロスを上げますが、触ることができません。

同点後、勢いに陰りが見える三浦に対し、今度は桐光ペースに。なかでも同点弾の9倉持快がキレキレ。小柄ながらも、重心が低く相手の激しい当たりにも倒れない強さがあります。

34分、三浦の交代。
9川上→11ウォーモハメッド(2年/エスペランサJY)。


36分、桐光の右コーナー。ニア7田中雄大が頭で合わせますが、惜しくもサイドネット。

39分、桐光は7田中雄大がカットインから後ろに落とし、6渡辺大智がクロス。ファー5望月駿介が粘り2矢口聖真が突破。グラウンダークロスを上げますが押し込めず混戦。最後は7田中雄大がループ気味に狙いますがキャッチ。

同点後、一気に叩きに行った桐光ですが、追加点は奪えず。10分ハーフの延長戦へ。

 

 

前半1分、桐光は6渡辺大智の縦パスから7田中雄大のワンタッチで9倉持快が抜け出すと、エリア左寄り侵入も、打ち切れずDFにカットされてしまいます。

2分、今度は三浦が左サイドからロングスロー。ニア4山田虎之介が頭で逸らすと、ファー11ウォーモハメッドがシュートを放ちますが、キーパーキャッチ。

8分、三浦の交代。
30加藤→22能勢 海翔(2年/エスペランサJY)。


後半5分、三浦が押し込んで左サイドへロングボール。収めた6佐藤健がカットインから横パスを繋ぐと、15杉山十椰がダイレクトで合わせますが打ち上げてしまいます。

そして後半AT、桐光は望月駿介のロングキックから右コーナーを獲得すると、キッカーは6渡辺大智。左足のクロスは鋭く曲がり、三浦1佐藤圭がファンブル。ゴール前混戦となると、こぼれた先にいたのは桐光7田中雄大!ゴール上段へ力強く蹴り込み土壇場での勝ち越し点!

歓喜に沸く桐光と、息絶えた三浦のコントラストを背景に、まもなく終了のホイッスル。逆転、再逆転と白熱したバトルは、桐光学園に軍配が上がりました。

 



桐光学園は、劣勢も2点を先行する理想的な展開でしたが、会場の雰囲気にも飲まれ一時逆転を許す苦しいゲームとなりました。サイズがありながらもなかなか前線で収めることができずペースを奪われ、先制点など攻撃では才能を垣間見せたものの、マーキングが甘く大逆転を許すきっかけとなってしまった右サイド10西川潤の守備など課題も色濃く感じさせましたが、7田中雄大、9倉持快という絶対的なクオリティを持つ選手がチームを救いました。田中雄大はやはり素晴らしかった。運動量豊富に攻守での局面の関与は特大。高速ドリブル、ヒールなど小技を用いた局面打開と攻撃センスも十分で、今日は逆転を許した後ルーズボールをスライディングでカットして雄たけびを上げるなどチームを鼓舞するプレーも見せ、メンタルのタフさも感じさせました。進学する関東1部復帰を果たした早稲田大でもきっと活躍できるはず。決勝も苦しい試合になりそうですが、果たして全国出場はなるでしょうか。

三浦学苑は、初見でしたが桐光を追い詰めるだけのクオリティがありました。個々でもCBの猪俣主真、山田虎之介は上のステージでも戦える好選手。大逆転を見せた後、受けに回って逆転を許したゲーム運びは甘さが感じられる所で、このクラスに到達したチームは、プリンスで気を抜いたらやられる厳しいゲーム経験を積んでいくことで次のステージへと進めるはず。今シーズンは県リーグ優勝を果たせず、その目標も持ち越しとなってしまいましたが、来期以降なんとか昇格を果たし、真の強豪へと成長してほしいですね。

 

全国高校サッカー選手権 神奈川県大会準決勝
三浦学苑高校 EX3-4 桐光学園高校
@ニッパツ三ツ沢球技場
(三浦)44分 松尾凌我、55分 杉山十椰、60分 佐藤健
(桐光)6分 オウンゴール、42分 鷲塚蓮、69分 倉持快、100分 田中雄大

 

 

 

 


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