高校選手権東京A決勝
関東第一vs成立学園


今日は選手権予選へ。
大阪準決勝と迷いつつ、ABともに好カードになった東京ファイナルへ。

Aブロックの決勝は、関東第一vs成立学園。ともに昨今の東京U-18シーンを引っ張ってきた存在であり、今シーズンも、関一は総体予選優勝、T1リーグ3位、成立は総体予選ベスト4、T1リーグ優勝と、名実ともに頂点を決めるにふさわしいカードになりました。

会場は、例年の西が丘ではなく駒沢陸上競技場。天候にも恵まれ、絶好のサッカー日和に。

 

関東第一高校

東京都1部リーグは、
第18節終了時点で9勝3敗6分勝点33で3位。

高校総体は都大会優勝。全国大会は2回戦敗退。

今大会は、
ラウンド16:vs 昭和第一 5-0
準々決勝:vs 早稲田実業 EX3-2
準決勝:vs 堀越 3-1

今シーズン初観戦。
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GK

1  内野 将大 3年 181/75 ジェフ千葉
DF
2  佐藤 大斗 3年 170/62 FC杉野
3  鈴木 友也 3年 178/62 VIVAIO船橋
4  石島 春輔 3年 175/63 JSC CHIBA
18 矢越 隆晟 3年 170/68 三菱養和SC調布
MF
6  菅屋 拓未 3年 163/58 POMBA立川
8  篠原 友哉 2年 175/68 府ロクジュニア
10 冨山 大輔 3年 175/65 FC習志野
FW
7  新藤 貴輝 3年 175/65 フレンドリー
9  景山 海斗 3年 183/72 FC.GLORIA
11 林  健太 3年 178/64 FC VIDA

ーーーーーーーー景山ーーーーーーーー
ー林ーーーーーーーーーーーーー新藤ー
ーーーー篠原ーーーーーー菅屋ーーーー
ー佐藤ーーーーー冨山ーーーーー矢越ー
ーーーー鈴木ーーーーーー石島ーーーー
ーーーーーーーー内野ーーーーーーーー

 

 

成立学園高校

東京都1部リーグは、
第18節終了時点で11勝4敗3分勝点36で1位。
優勝確定し、プリンスリーグ関東参入戦進出決定。

高校総体は東京都ベスト4。

今大会は、
ラウンド16:vs 都立石神井 2-0
準々決勝:vs 実践学園 2-1
準決勝:vs 東久留米総合 1-0


今シーズン初観戦。
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GK

1  園田 悠太  3年 横浜F・マリノス追浜
DF  
2  中能 健人  3年 175/65 成立ゼブラ
4  長草 優之  3年 181/71 アントラーズつくば
5  西羽  開  3年 165/59 アントラーズつくば
8  小山 珠里  3年 185/74 成立ゼブラ
MF  
6  大野 泰成  3年 171/64 FCゼブラ
7  萩原 幹太  3年 173/60 成立ゼブラ
9  鈴木 龍之介 3年 175/64 成立ゼブラ
18 鈴木 亮祐  3年 177/65 AZ’86東京青梅
FW
10 竹本 大輝  3年 178/66 成立ゼブラ
14 森田 裕也  3年 愛媛FC新居浜

ーーーー竹本ーーーーーー森田ーーーー
ー鈴木亮ーーーーーーーーーーー萩原ー 
ーーーー大野ーーーーー鈴木龍ーーーー
ー西羽ーーーーーーーーーーーー中能ー
ーーーー小山ーーーーーー長草ーーーー
ーーーーーーーー園田ーーーーーーーー

 

試合形式は40分ハーフ。

ポゼッション志向の両チームらしく、最終ラインから丁寧なビルドアップで様子を伺います。一方で、守備も積極的にプレスすることもなく、引いてスペースを埋めてじっくり対応。

先に形を作り始めたのは成立。ボールを握り、サイドへの縦パスで攻撃のスイッチを入れようとしますが、そこからチェックを剥がすことができません。

しかし6分、成立は左サイドをパス交換で打開すると、パスを受けた左サイド18鈴木がエリアに侵入、縦にちぎり左足で角度のないところから狙います。DFに当たったボールは軌道を変え、キーパーの頭を越えると急激に落ちて枠内を捉えますが、カバーに入っていた2佐藤が奇跡的にブロック。1内野が回収し何とか事なきを得ます。

先制のチャンスを逃した成立でしたが、その後もペースを握ります。選手間の距離感がよくテンポのいい繋ぎを見せる一方、関一はサイドが孤立。単騎での仕掛けに止まります。

成立のビルドアップの起点になっているのはCBの8小山。左足のキックは非常に質が高く、サイドバックへの的確な繋ぎと共に鋭い縦パスも披露します。

劣勢の関一でしたが13分、左サイドでセットプレー。10冨山のハイボールからエリア内混戦となると、11林が狙いますがここは浮かせてしまいます。

何とか流れを変えたい関一でしたが、注目の10冨山はボールを持つと相手の激しいコンタクトにバランスを崩し、相手の奪いどころになってしまいます。

24分、成立は左サイドから押し込み、5西羽がDFを後ろへ引っ張ると、落として9鈴木のクロス、エリア内で14森田が収めると、横スライドからフィニッシュも、惜しくもキーパー正面。

26分、関一は左サイドでセットプレー。10冨山の素晴らしいクロスに、4石島が競りますが触ることはできず。

サイドからチャンスを作り出していた成立ですが、徐々にエース10竹本が存在感を発揮。コース取りのいいドリブルで推進すると、スムーズなシザーズで相手との間合いを作り前線で起点に。プレーエリアを前進できれば、決定的な仕事をしそうな予感が漂います。

30分、関一の右コーナー。DFのクリアに対し、11林がバックステップからダイレクトで狙いますが、ゴールを大きく越えます。

34分、成立は右サイドから押し込むと、2中能がフェイントで相手を剥がしクロスを供給。ファー、フリーで待っていた10竹本が頭で合わせますが、惜しくもゴール上!これは決めておきたかった場面でした。

36分、成立の左コーナー。関一4石島のクリアが浅くなると、14森田がボレーで合わせますが抑えきれず。

38分、成立はセンターサークルから10竹本のドリブル。敵を引き付けてから散らすと、14森田から右サイドへ展開。
最後は7荻原が左足で狙いますが、威力をかきキーパーがしっかりキャッチ。形を作るものの、ゴールを割ることができません。

一方の関一はスピードのあるサイドアタッカーが抉らんとしますが、特に成立の右サイド、2中能と9鈴木のカバーリングが素晴らしく、突破することができません。

結局前半はスコアレスで終了。

決勝戦らしく両チーム後ろにある程度重心を残したままの膠着した展開。成立が球際でのパワー・スピードで優位に立ち、ゲームを押し気味に進めますが、その印象ほど決定機には繋がらず。思うように展開できていない関一は、セットプレーで見せ場を作りましたが、何とか流れを変えたいところです。


後半最初のチャンスは劣勢だった関一。4分、左コーナーを得ると、ファーへのボールに4石島がヘッドで合わせますがDFがクリア、こぼれに8篠原が競ってボールが宙に舞うと、これを11林がオーバーヘッド!綺麗な弧を描いてゴールへ吸い込まれ、本人も驚きのゴールで関一が先制!
関東第一高校 1-0 成立学園高校〉

追いかける立場となった成立は6分、右サイドから2中能がアーリークロス。競り合った関一1内野はキャッチしきれず、エリア内混戦となりますが押し込むことができません。

精神的に余裕ができた関一において、局面に絡む機会が増えてきたのは10冨山。インターセプトからボールを自ら動かし、様々散らしてゲームを落ち着かせます。

10分、関一は自陣でその10冨山がインターセプト。そこからすばやく前線へ展開すると、飛び出した7新藤がキーパーと競争。ここは成立1園田が先にクリアに入りますが、新藤が体に当てます。ボールはラインを割ってゴールキックとなりましたが、あわやの場面を作り出します。

13分、成立は左サイド18鈴木が加減速を繰り返し縦にちぎると、折り返しに10竹本がワントラップから左足でフィニッシュ!しかしDFが何とか足に当て、ゴールわずか左。

15分、最初に動いたのは関一。
7新藤→15重田 快(2年/バンデリージャ横浜)。

18分、成立は左サイドをパスを繋いで打開。18鈴木が右足でクロスを供給しますが、中とはあわずゴール右。

19分、成立の交代。
7萩原→11高橋 恒樹(3年/成立ゼブラ)。

27分、成立のカウンター。左サイドから侵攻し、9景山が相手を剥がしてクロス。ファー、フリーの11林がワントラップからシュートを放ちますが、ゴールを大きく越えてしまいます。追加点を奪う絶好のチャンスだっただけに非常にもったいなかった。

28分、成立は2中能のインターセプトからカウンター。中の6大野へ繋ぎ、左へドリブルで運んでから再び右へ展開。
11高橋が鋭いクロスを上げますが、ここは4石島がダイビングヘッドでクリア。

32分、ここで成立は長身の切り札町田を投入。
18鈴木→20町田 ジェフリー(3年/浦和レッズJY)。
前線に入り、10竹本が左サイドへ。

34分、成立は早速左サイド10竹本が密集を剥がしてクロスを上げると、20町田が飛び込みますが、関一1内野がパンチングでクリア。

残り5分を切り、完全に引いた関一に対し、崩してからのクロスに拘るのか引き続き最終ラインのビルドアップから展開を始める成立。そろそろハイボールでもいい気が。

40分、成立は上下動を繰り返していた2中能が、痙攣を起こして退場を余儀なくされます。

40分、関一のカウンター。ロングフィードから右サイドを11林が縦にちぎって強烈なシュート!しかしここは成立1園田が意地のセーブ。

40分、成立の交代。
2中能→13矢田部 竜汰(3年/横浜F・マリノスJY)。

AT、成立は20町田を目掛けロングボールを蹴り込みますが、ここで見事な対応を見せたのが4石島。決してサイズがある訳ではないものの、ことごとくヘディングで弾き返します。

そしてタイムアップの笛。全国への1枚目の切符は、関東第一が手にしました。



関東第一は、多くの時間ペースを握られる展開も、後半開始直後のセットプレーを見事な決勝点に結びつけました。得意のポゼッションで相手を後塵を拝しましたが、サイドでのドリブル、クロスには4石島を中心とする最終ラインがシャットアウト。手堅く勝利をモノにしました。

後半から局面への関与が増えた10冨山は、鋭い読みでインターセプトを連発。決して運動能力に秀でている訳ではないですが、数手先の展開を読む力があり、特に先制してからの、敢えて急がないことをチームに発信するようなプレーの選択は見事でした。

関一はついに選手権初出場。これまで見所のあるサッカーを見せながらも勝負どころで勝ち切ることができていませんでしたが、先述の10冨山に、攻撃的な役割ではなく攻守のバランスを取らせたという采配に、単に理想を追求するだけではなくリアリスティックを持つという、真の名門へ上り詰める予感がしました。

成立学園は、ポゼッションで優位に立ったものの、アタッキングサード以降の圧力が足りず結局ノーゴール。1点に泣くことに。

これは両チームに言えることですが、プレミア・プリンスのゲームに比べると、プレッシャーのかかった中でのミドルフィードの飛距離や意図、セカンドを拾ってからの判断スピードに正直差は感じました。

選手権では、昨年國學院久我山が準優勝、駒澤大高がベスト8と躍進した東京勢ですが、久我山が2014年に降格して以降プリンス関東勢がおらず(参入戦は14年は実践学園が敗退、15年は関東第一が敗退)、他県の強豪との真剣勝負の場が限られている状況です。

その意味では、残るはT1王者として臨むプリンス関東参入戦のみとなった成立には、「東京都代表」としてしっかり戦い抜いてほしいですね。

 

高校選手権 東京Aブロック決勝
関東第一高校 1-0(0-0)成立学園高校
@駒沢陸上競技場
(関一)45分 林健太

 

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