高校選手権R16
東福岡vs鹿児島城西


年が明け、2017年最初の観戦は等々力へ。

選手権3回戦、東福岡vs鹿児島城西の九州対決。市立船橋、桐光学園、長崎総科大附といった有力チームが早くも姿を消し、改めてトーナメントの厳しさを感じさせる展開となった今大会ですが、同じく有力チームの一角、2回戦から登場の東福岡が最初の山場を迎えます。

 

東福岡高校

プレミアリーグWESTは、

10勝5敗3分勝点33で4位。

高校総体は、2回戦敗退。

今大会は、2回戦からの登場。

2回戦: vs 東邦(愛知) 1-0

今シーズン2回目の観戦。
3/20 サニックス杯 vs U-17日本代表

GK  
1  前島 正弥  3年 184/79 長崎レインボーSC
DF 
2  阿部 海大  2年 182/71 スマイス・セレソン
3  小田 逸稀  3年 173/68 サガン唐津
4  児玉 慎太郎 3年 178/65 レオーネ山口
13 砂原 一生  3年 175/67 UKI-C.FC 
MF 
6  鍬先 祐弥  3年 176/68 長崎南山中
7  青木  駿  3年 170/60 長崎南山中
10 藤川 虎太朗 3年 173/60 サガン鳥栖
11 高江 麗央  3年 173/62 ロアッソ熊本
18 福田 湧矢  2年 176/70 小倉南FC

FW 
9  藤井 一輝  3年 178/75 ルーヴェン福岡

鹿島アントラーズ内定/小田
ジュビロ磐田内定/藤川
ガンバ大阪内定/高江

ーーーーーーーー藤井ーーーーーーーー
ー青木ーーーーーーーーーーーー福田ー
ーーーー高江ーーーーーー高江ーーーー
ー小田ーーーーー鍬先ーーーーー砂原ー
ーーーー児玉ーーーーーー阿部ーーーー
ーーーーーーーー前島ーーーーーーーー

 

 

鹿児島城西高校

プリンスリーグ九州は、
7勝1分10敗勝点22で8位。

高校総体はベスト16。

今大会は、
1回戦: vs 北陸(福井) 1-0
2回戦: vs 長崎総科大附(長崎) 0-0(PK4-2)

今シーズン初観戦。

GK

17 泉森 涼太  2年 180/71 和泉FC
DF
4  田實 康人  3年 184/74 鹿児島市立皇徳寺中
5  生駒  仁  2年 185/75 鹿児島育英館中
8  妙圓園 拓真 3年 172/62 阿久根市立阿久根中
15 多持 翔真  2年 175/65 ヴィッセル伊丹 
MF
7  松本 順也  3年 171/61 太陽スポーツクラブ
10 永吉 広大  3年 177/67 太陽スポーツクラブ
12 髙野 優太  3年 175/65 姶良市立重富中
14 大脇 瑞城  3年 181/70 鹿児島育英館中
FW

11 眞田  颯  3年 174/64 CAグランロッサ
23 津留 優晴  2年 175/64 ブレイズ熊本

2016年U-17日本代表/生駒

ーーーー眞田ーーーーーー津留ーーーー
ー大脇ーーーーーーーーーーーー髙野ー
ーーーー永吉ーーーーーー大脇ーーーー
ー多持ーーーーーーーーーーー妙圓園ー
ーーーー田實ーーーーーー生駒ーーーー
ーーーーーーーー泉森ーーーーーーーー

 

試合形式は40分ハーフ。

1分、東福岡は10藤川から左へ大きく展開。受けた7青木が浅い位置からクロスを上げると、DFの頭を超えたところで9藤井がヘッド。これが左隅ネットを揺らし早くも先制します。
東福岡高校 1-0 鹿児島城西高校〉
ゼロの時間を長く持ちたかったであろう城西にとってはゲームプランを大きく狂わせる痛恨の失点。クロスの素晴らしさはあったものの、DFの対応も軽かったか。

2分、東福岡は再び10藤川から左へ展開。7青木が今度は鋭いライナー性のクロスを供給しますが、9藤井には惜しくも合わず。

早速猛威を振るう東福岡伝統のサイドアタック。突破力のある両ウイングをワイドに張らせ積極的に使っていきますが、中盤から最終ラインの選手まで、総じてそこへ展開するミドルフィードがスピード、精度ともに凄まじいクオリティ。

4分、東福岡は右サイドのスローイン。9藤井がおとし、18福田がカットインから左ミドルで狙いますがゴール左。

11分、城西のカウンター。10永吉のスルーパスに23津留が右サイドを抜け出すと、切り返しでDFを剥がしにかかりますが、ここは東福岡4児玉がしっかり潰しさすがの対応。

12分、東福岡の左コーナー。ファー4児玉がヘッドで合わせますがDFにあたりゴール右。

15分、城西は10永吉が右へ大きく展開。23津留がカットインから左でこの試合最初のシュート。枠を捉えますが、これは東福岡1前島がキャッチ。

防戦一方、ラインを下げざるを得なくなっている城西は、中盤の底から精度のある10永吉の左フィードで、スピードがあり広範囲を動き回る23津留を走らせカウンターに活路を探ります。

16分、東福岡は右サイドを押し込むと、6鍬先のスルーパスから13砂原がグラウンダークロス。10藤川に届きますがフィニッシュはミートできず、こぼれを18福田がシュート!DFにあたったこぼれを再び福田が狙いますが、これはゴール上。決定的!

27分、東福岡は右サイドセットプレー。11高江のライナークロスに9藤井が飛び込むと、競合いに城西17泉森は落球もゴール右。

29分、東福岡は今度は左サイドのセットプレー。再び11高江のストレートクロスもニア3小田にはあと一歩届かず。

31分、城西は10永吉が中盤で剥がしカウンター。ロングスルーパスに11眞田に抜け出しエリア侵入、切り返しでDF二枚を剥がした後、倒されますがこれはノーホイッスル。城西スタッフは猛抗議の微妙な判定。

33分、ヒヤリとさせられた東福岡は、左に流れた9藤井の楔から7青木が中盤ラインをちぎり、カットインから左へラストパス。10藤川が強烈な左シュートも、城西17泉森が右手一本で弾くと、こぼれを10藤川が粘り、最後は11高江が狙いますが、DFの足にあたりゴールわずか左。追加点はならずも藤川、高江のツーシャドーが初めてフィニッシュに絡みます。

しかし37分、東福岡にアクシデント。球際のバトルで6鍬先が肩を負傷。その後復帰するも一時退場を余儀なくされるほど。

39分、東福岡は中盤での球際を制し9藤井が左へ展開。7青木のクロスにファー走り込んだ9藤井がボレーで狙いますが、これはミートできず。

40分、東福岡は中盤でのパス交換から、バイタルに侵入した18福田がミドルを放つと、DFにあたりゴールわずか左。

前半は東福岡が1点リードで終了。

 


後半、立ち上がりから積極的に仕掛けたのは東福岡の右ウイング18福田。上体の動きで対面の相手を揺さぶりドリブルコースを作ると、爆発的な加速で特攻。馬力のある突破でボールを推進します。

7分、東福岡のコーナーからエリア内混戦。左サイドへのこぼれから11高江がクロスを上げると、4児玉が飛び込みますが惜しくも合わず。

8分、東福岡の右コーナー。11高江のライナーに3小田がボレーで合わせますが、ミートできずキーパー正面。

スコアがなかなか動かない中、まずカードを切ったのは東福岡。
14分、7青木→17濱田 照平(3年/178/68/サガン鳥栖U-15唐津)。右ウイングに入り、18福田が左へ。
17分、9藤井→20佐藤 凌我(3年/179/69/福岡市立次郎丸中)。そのまま最前線に。

19分、東福岡は左サイド18福田がクロス。これをDFが後逸、20佐藤が追いますがこれは城西17和泉が回収。

20分、城西の交代。
23津留→9福島 有貴(3年/172/62/鹿児島SC)。

25分、東福岡の交代。
18福田→8田尻 京太郎(3年/173/60/FCコンキエスタ)。ツーシャドーの一角に入り、11高江が左ウイングへ。サイドチェンジ一辺倒になり、ツーシャドーにボールが入らない時間が続いた中で、中央でのアクセントになって欲しいところ。

34分、東福岡は左サイドのセットプレー。一旦クリアされると、こぼれを拾った13砂原が左足ロングで狙いますがゴール上。

34分、城西の交代。
14大脇→24久保田 澪祐(2年/176/66/太陽スポーツクラブ)。

35分、東福岡はバイタルで10藤川が相手のボールをカットすると、タメて右サイド追い越してきた17濱田へラストパス。冷静にニアをつき、ようやく待望の追加点。
東福岡高校 2-0 鹿児島城西高校〉

後がなくなった城西は、ここでCB4田實を前に上げパワープレーに。
一方、東福岡も38分、選手交代で対応。
6鍬先→5小野 楓雅(3年/185/76/FC直方)。城西4田實につきます。

鍬先は、フィールド全体の状況把握力はやはりピカイチ。ボールの受け方やパスの出しどころを瞬時に正確に判断でき、アンカーのポジションにこの選手がいるのは、他の選手が前がかりになる上での大きなリスクヘッジに。前半に肩を負傷しその後プレーを続けたものの、度々痛みを感じる仕草を見せており状態が気になるところ。

40+1分、城西はセンターサークルでセットプレー。10永吉のフィードに5生駒が飛び込みますが、2阿部がしっかりブロックして触ることができず。そのままゴールラインを割ります。

40+2分、東福岡は中盤でのパスカットから、10藤川のスルーパスに20佐藤が抜け出すと、キーパーと交錯しPKをゲット。これを佐藤が自ら冷静に決め3点目。
東福岡高校 3-0 鹿児島城西高校〉

終盤に加点した東福岡が終わってみれば快勝で準々決勝進出を果たしました。


東福岡は、被シュート1本と失点の可能性をほぼ感じさせない完勝とも言える内容。決して弱いチームではない城西相手にここまで圧倒できるのはさすがの一言ですが、頂点を狙うという観点、例えば市船が敗れた今、ポテンシャル的には最強とも言える高円宮杯覇者・青森山田と相対した場合を想定すると、攻撃面に関しては物足りないのが正直なところ。得意のサイドアタック一辺倒になる傾向が強く、サイドに185cmクラスの選手を擁し、容易には剥がせない山田を崩すにはそれだけでは厳しいのでは。

キーになるのがツーシャドーの10藤川、11高江の二人。共に素晴らしいパスで起点となり、藤川は繊細なラストパスで2アシスト、高江も高質なプレースキックでパスの出し手としては輝きを放っていましたが、フィニッシャーの役割、あるいは1トップ藤井含めたトライアングルでの打開はほとんど見ることができませんでした。ポテンシャルを考えるともっと出来るはず。

ベスト4をかけた次戦は、大阪代表・東海大仰星です。

 

高校選手権 3回戦
東福岡高校 3-0(1-0)鹿児島城西高校
@等々力陸上競技場
(東福岡)2分 藤井一輝、 76分 濱田照平、80+4分 佐藤凌我

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です