高校選手権山梨決勝
帝京第三vs山梨学院


今週末は各地で決勝、準決勝が開催され選手権予選もいよいよクライマックス。

どこに向かうか非常に迷ったのですが、久御山vs京都橘の京都は財力的に断念。
神奈川決勝は、テレビで観れる!ということで、実力が拮抗し、どちらが勝つか読めない山梨を選択。

東京から高速バスで2時間ほどかけて甲府へ。
レンタサイクルを30分ほどこいで中銀スタジアムへ向かいます。

 

帝京第三高校

山梨県1部リーグは、第15節終了時点で13勝1敗1分勝ち点40で1位。
高校総体は山梨県大会優勝。全国大会ベスト16で敗退。

今大会は2回戦からの登場。
2回戦:vs 農林 14-0
3回戦:vs 市川 6-0
準々決勝:vs 甲府商 2-0
準決勝:vs 東海大甲府 3-1


今シーズン初観戦。

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GK 
1  浅野 舜介  3年 179/65 モノリスFC

DF 
3  穂坂 勇希  3年 173/60 フォルトゥナSC

4  鮫島  龍  3年 176/68 アスペガスFC
5  山下 直希  3年 178/65 ドルフィンFC
6  木村 祥太郎 3年 174/63 東京ヴェルディ
MF 
2  吉野 巧人  3年 176/60 帝京FC
8  谷戸 捺希  3年 170/60 ヴァンフォーレ八ヶ岳
10 加藤 竜基  3年 170/60 ジェファFC
11 村上 光樹  3年 165/55 帝京FC
FW  
7  梅田  至  3年 173/63 Forza’02

9  小山  駿  3年 178/68 AZ’86東京青梅


ーーーー梅田ーーーーーー小山ーーーー
ー村上ーーーーーーーーーーーー谷戸ー 
ーーーー加藤ーーーーーー吉野ーーーー
ー穂坂ーーーーーーーーーーーー木村ー
ーーーー鮫島ーーーーーー山下ーーーー
ーーーーーーーー浅野ーーーーーーーー

 

 

 

山梨学院大学附属高校

プリンスリーグ東海は、第15節終了時点で7勝5敗3分勝ち点24で3位。
高校総体は山梨県大会決勝で帝京第三に0-5で敗退。

今大会は2
回戦からの登場。
2回戦:vs 富士河口湖 9-0
3回戦:vs 甲府昭和 11-1
準々決勝:vs 韮崎 2-1
準決勝:vs 日本航空 1-0


今シーズン2回目の観戦。
プリンス関東6節 vs浦和レッズ
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GK  
1  三枝 慎弥  3年 178/71 山梨市立山梨南中

DF 
2  吉浜  颯  3年 173/63 横浜FC
3  纐纈 大雅  3年 184/74 Forza’02

4  大沼 士恭  3年 168/63 SCエルマーノ大阪
5  保井 紘和  3年 175/68 アントラーズつくば
MF 
6  酒井  健  3年 172/59 横浜F・マリノス

7  塚田 士文  3年 168/65 FC東京むさし
8  大西 ジョニー 3年 180/73 ヴァリエ都留

10 阿部 優澄  3年 176/58 FC東京むさし
11 渡辺 太一  3年 174/65 東急レイエス
FW 
9  前田 大然  3年 173/67 川上FC

ーーーーーーーー前田ーーーーーーーー
ー渡辺ーーーーー阿部ーーーーー大西ー
ーーーー塚田ーーーーーー酒井ーーーー
ー保井ーーーーーーーーーーーー吉浜ー
ーーーー大沼ーーーーーー纐纈ーーーー
ーーーーーーーー小林ーーーーーーーー

 

試合は40分ハーフ。

前半序盤は、両チーム共にサイドへのロングボールから攻め手を伺い、一進一退の展開が続きます。

5分、帝三は、右サイドを繋いで打開し8谷戸がクロス。
山学3纐纈が頭でクリアしますがこれが浅くなると、7梅田が拾ってクロス。
ファーに9小山が待っていましたが、山学ディフェンスが何とかクリア。


6分、山学は左サイド5保井から大きく逆サイドへ展開。
8大西がスピードで縦へ仕掛けると、相手を交わさずにクロス。
ファーへいいボールが上がりますが、こちらもディフェンスがクリア。


7分、山学はロングボールに競り勝った9前田が、バウンドしたボールを思い切りよくミドル。
シュートはキーパー正面をつきますが、試合への思い入れをプレーで表します。

最初の決定機は帝三。
8分、左サイド奥深くでセットプレーを獲得すると、中央へのボールに6木村が打点高いヘッドで合わせますが、これはクロスバー直撃。

一方、山学も9分、右サイドから8大西がスピードで勝ちクロス。
ディフェンスに当たってファーに流れたボールを9前田が頭で押し込みますが、こちらもクロスバーを直撃。
両チーム、ゴールあと一歩まで迫ります。

山学は、幾つか好機をつくった右サイドの圧力が更に鋭さを増していきます。

11分、8大西のキープから後ろへ戻してサイドバックの2吉浜が速いクロス。
ニアに走り込んだ10阿部が頭で合わせますが、ゴールわずか左へ。

そして15分、山学はまたも右サイド、8大西にボールを預け、ドリブルで前進。
後ろにスペースを空け、2吉浜に戻してダイレクトでクロスを入れると、ファー9前田が頭であわせ先制!
狙い通りの形で山梨学院が先手を取ります。
〈帝京第三高校 0-1 山梨学院大学附属高校〉

先制して勢いに乗り、中央で回せるようになった山学は続く21分、10阿部のスルーパスから左サイド抜け出した11渡辺がシュート。
キックは当たり損ねますが、中へ流れたボールを再び9前田が押し込んで追加点。
山学はいい時間帯に得点を積み重ねます。
〈帝京第三高校 0-2 山梨学院大学附属高校〉

止まらない山学は23分、 カウンターから7塚田が左へ大きく展開。
11渡辺がドリブルからミドルを放ちます。
キーパー一旦弾き、9前田が詰めますが、自ら何とかキャッチ。

何とかペースを取り戻したい帝三は27分、カウンター。
7梅田のキープから左サイドへ展開。
11村上が一対一を交わしてクロス、柔らかいボールはキーパーを越しますが、ファーは間に合わず。

縦の速さが光る山学は32分、左サイド11渡辺から逆サイドまで大きく展開。
先制アシストの2吉浜がまたも速いクロス。
ファーどフリーの9前田が頭で合わせますが、これはゴール上。
完全に崩していただけに、決めておきたい場面でした。

山学が圧倒的にペースを握り、試合が決まる3点目すらそう遠くない雰囲気が会場に漂います。

しかしAT、久々に中盤から押し込んだ帝三は、前へミドルパスを供給。
山学のクリアを拾った10加藤がゴール右隅へミドル。
キーパー何とか弾いてコーナーに逃れます。久しぶりのチャンス。

そしてこれで得た右サイドからのコーナーに、2吉野が頭で合わせ1点を返します!
〈帝京第三高校 1-2 山梨学院大学附属高校〉

直後に前半終了のホイッスル。
ラストプレーで帝三が1点を返し、後半に望みをつなぎます。

前半は、山学が圧倒。
中でも効いているのは右ウイングの8大西。
巻けるクロスの質が非常に高いため、相手を抜かずともクロスを供給。
さらに縦への突破を相手に印象付けてからは、引っ張って後ろにスペースをつくり、サイドバックの2吉浜に戻してそちらからも高品質のクロス。
先制点を始め決定的なチャンスを作り出しました。

また、トップ下10阿部、ボランチ7塚田は、以前見たときと配置が逆。
塚田は素早く味方に寄せ、ボールを受けて散らし役を務め、阿部が前線の狭いスペースを見出して1トップ9前田や左サイド11渡辺にラストパスを供給と、縦の速さに繋がっています。
結果として、サイドが一対一に持ち込む場面を数多く創出。

帝京第三は、テクニックがある左サイド11村上を始め個では決して負けていませんが、先制されて以降ロングパス主体になってしまったのが勿体なかった。
個々の能力差以上に劣勢だった印象です。

しかし前半終了間際に一点返せたのは非常に大きかった。
ハーフタイムの選手たちの表情は活気に満ち溢れており、この1点が後半どう活きてくるでしょうか。

 

後半、開始から押し込むのは前半とうって変わって帝三。

開始早々、左サイドからの展開。
11村上が細かいタッチでエリアに侵入、10加藤へ繋ぐと、シュートはDFの頭に当たってゴールわずか上。


前半終了間際の1点で落ち着きを取り戻したのか、最終ラインから丁寧にビルドアップ。
中盤の潰しも鋭くなり、山学からボールを奪って押し込む時間が続きます。
完全な帝三ムード。


50分、9小山が右サイド突破してクロスを上げると、7梅田が頭で合わせますがゴール上。
じわじわとゴールに迫ります。


53分、帝三は最初のカードを切ります。
8谷戸に替え14山元潤(3年/MF/RIP ACE SC)を投入。
左サイドに入り、11村上が右へ。


そして直後54分、ついにその時が訪れます。
帝三は中盤での流れる連携から右サイドへ展開。
11村上が一旦、中へいれて9小山の楔から再びクロスを入れると、7梅田がドンピシャヘッドで山学ゴールに突き刺します。
完璧に崩した素晴らしい同点弾!
〈帝京第三高校 2-2 山梨学院大学附属高校〉


勢いに飲まれた山学でしたが、ここで意地を見せます。
58分、セットプレーから右サイドにこぼれたボールを3纐纈がクロス。
空中戦から押し込みますが、ここは帝三ディフェンスがゴール内でクリア。
帝三は一旦ピンチを逃れますが、このこぼれを拾った山学5保井のクロスから、最後は8大西が頭で合わせ追加点!
〈帝京第三高校 2-3 山梨学院大学附属高校〉

山学が突き放しますが、おさまらない帝三の勢い。
引き続きペースを握ると、71分左サイドからのセットプレー。
14山元のキックに9小山が頭で合わせ、またも同点に追い付きます!
続くシーソーゲーム。
〈帝京第三高校 3-3 山梨学院大学附属高校〉


ゲームは終盤を迎えますが、帝三のビルドアップからの展開により、地上戦となった山学DFは、帝三FWをなかなか潰せず、起点を作らせてしまいます。

そして試合は遂にATに突入。
押し込む帝三は前線へミドルパス。
FWの圧力に山学はDFラインを下げており、エリア手前に空いていたスポット、11村上にボールが通ります。
そしてワントラップから左足を一閃。
決して当たりはよくなかったものの、ボールはゴール右隅に転がり込み、土壇場で帝三ついに逆転!
〈帝京第三高校 4-3 山梨学院大学附属高校〉

残りわずかな時間。
山学の必死の猛攻を耐えた帝三に対し、歓喜のホイッスル。

ライバル同士のファイナルにふさわしい激戦を制した帝京第三が、全国への切符を勝ち取りました。

 

前後半でチームが入れ替わったかのような展開でした。

後半、帝京第三は最終ラインからしっかり繋ぐようになり、フォワード9小山のくさびを起点に中盤から厚みある攻撃を仕掛け山学を圧倒。
内容的にも逆転にふさわしかった。
結果的に、チームに落ち着きを取り戻した前半ラストプレーの1点が、展開に大きな影響をもたらしました。

両サイドから細かいボールタッチでチャンスを演出し、決勝ゴールと大活躍の11村上や、前線でしっかりとポストプレーができる7梅田、9小山の2トップを始め、全体の水準が高く、全国でも十分に戦える好チーム。
監督が公言していたベスト8という目標も射程距離にあると言えそうです。


一方の山梨学院は、後半、中盤・最終ラインの対人で劣勢に立ち、相手の圧力に屈してしまいました。

今日も光っていたのは1トップの9前田。
猛烈なチェイシングやコンタクトを厭わない闘争心溢れるプレーを見せながら、一方で柔らかい足元で冷静にキープもできる素晴らしいプレーヤー。
試合後も決して涙を見せず、ポーカーフェースを貫いていましたが、できれば彼を全国の舞台で見てみたかった。

残るはプリンスリーグ関東。前半に見せたような縦への速さで、プレミア参入戦圏内の3位、さらにはプレミアリーグ参入を勝ち取ってほしいですね。

 

 

全国高校サッカー選手権 山梨県予選決勝
帝京第三高校 4-3(1-2) 山梨学院大学附属高校

@山梨中銀スタジアム
(帝京)40分 吉野巧人、54分 梅田至、71分 小山駿、80分 村上光樹
(山学)15分、21分 前田大然、58分 大西ジョニー

 

 

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