高校選手権準決勝
青森山田vs國學院久我山


全国高校サッカー選手権準決勝。

第二試合は、優勝候補筆頭、苦しみながらも埼スタにたどり着いた青森山田と、
準々決勝では下馬評を覆し格上の前橋育英を撃破した、東京代表・國學院久我山の対決です。

青森山田高校

プレミアリーグEAST:2位
高校総体:2回戦敗退

今大会は、
1回戦:vs 大社(島根) 3-2
2回戦:vs 聖和学園(宮城) 5-0
3回戦:vs 桐光学園(神奈川) 2-2(PK5-4)
準々決勝:vs 富山第一(富山) 1-0


今シーズン6回目の観戦。
プレミアイースト1節 vs流経大柏
高校総体2回戦 vs久御山
プレミアイースト15節 vs大宮アルディージャ

プレミアイースト18節 vsFC東京
高校選手権準々決勝 vs富山第一

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GK
12 廣末  陸 2年 183/78 FC東京深川
DF 
3  常田 克人 3年 189/83 大宮FC
4  近藤 瑛佑 3年 190/80 三井千葉SC
5  原山 海里 3年 174/68 クマガヤSC
6  北城 俊幸 3年 170/67 青森山田中
MF 
7  高橋 壱晟 2年 178/71 青森山田中
8  住永  翔 2年 173/66 コンサドーレ札幌
9  豊島 祐希 3年 180/72 青森山田中
10 神谷 優太 3年 177/69 東京ヴェルディ
19 嵯峨 理久 2年 166/57 ウインズFC
FW
17 鳴海 彰人 2年 175/70 新ひだか町立静内中

2015年U-18日本代表/廣末
2015年U-18日本代表候補/常田


ベガルタ仙台内定/常田 
湘南ベルマーレ内定/神谷

ーーーーーーーー鳴海ーーーーーーーー
ー嵯峨ーーーーーーーーーーーー豊島ー
ーーーー神谷ーーーーーー高橋ーーーー
ー北城ーーーーー住永ーーーーー原山ー
ーーーー常田ーーーーーー近藤ーーーー
ーーーーーーーー廣末ーーーーーーーー

 

國學院大學久我山高校

東京都1部リーグ:4位
高校総体:2回戦敗退


今大会は、
1回戦:vs 広島皆実(広島) 1-0
2回戦:vs 明秀日立(茨城) 2-2(PK 3-1)
3回戦:vs 神戸弘陵(兵庫) 2-1
準々決勝:vs 前橋育英(群馬) 1-0

今シーズン3回目の観戦。
関東大会1回戦 vs柏日体
高校選手権準々決勝 vs前橋育英
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GK
1  平田  周  1年 180/72 FC東京むさし

DF 
2  野村 京平  3年 175/70 横河武蔵野FC

4  上加世田 達也 1年 173/64 Forza’02
5  宮原 直央  3年 166/65 FC多摩
6  山本  研  3年 171/67 横浜F・マリノス

MF 
3  知久 航介  2年 176/64 浦和レッズ
7  鈴木 遥太郎 3年 169/63 東急レイエス
8  内桶  峻  3年 173/64 グランデFC
9  小林 和樹  3年 170/64 ジェファFC

14 名倉  巧  2年 167/58 FC東京深川
FW
10 澁谷 雅也  2
年 163/58 ジェファFC

ーーーーーーーー澁谷ーーーーーーーー
ー小林ーーーーーーーーーーーー内桶ー
ーーーー名倉ーーーーーー鈴木ーーーー
ー山本ーーーーー知久ーーーーー宮原ー
ーーーー上加世田ーーーー野村ーーーー
ーーーーーーーー平田ーーーーーーーー

 

 

試合は40分ハーフ。同点終了の場合は、延長なし即PK戦。

久我山のファーストシュートは開始わずか45秒。ボールを奪った14名倉がミドルで狙いますが、ゴール左へ外れます。

この流れで、球際で頭を出して防ごうとした青森山田6北城が出血。一時退場を余儀なくされてしまい、早くもアクシデントが発生します。

久我山はいつもどおりショートパスで、相手のギャップを狙いますが、山田もしっかりとスペースを潰し、
両チーム中盤以前でパスを繋げることができません。

9分、久我山は右サイドでショートパスを繋ぎ10澁谷が抜け出すと、サイドでドリブルを仕掛けますが、ケアした3常田が
スライディングでしっかりとクリア。

11分、久我山はパス回しからアタッキングサードで受けた10澁谷が素早い反転から左足ミドル。ここはキーパー12廣末がっちりキャッチしますが、臆さず積極的に仕掛けていきます。

しかし16分、青森山田は右サイドでスローインを得ると、5原山のロングスロー、ニア3常田が頭でそらすと、これを17鳴海が頭で押し込みゴールネットを揺らします。今大会何度も猛威を振るってきた武器で青森山田が先制!
〈青森山田高校 1-0 國學院大学久我山高校〉

しかし気持ちを落とさない久我山は、19分、中盤での潰しからショートカウンター。14名倉から左サイドへ展開すると、9小林がカットインから強烈なシュート!ぶれたボールは、キーパー12廣末が右手一本で何とか弾きます。

22分、久我山はまたも14名倉から左サイドへ展開、9小林がカットインからシュートを狙います。これはゴール上に外れますが、山田は中盤でボールを奪われ、久我山に完全に形を作らせてしまっています。

そして25分、久我山コーナーからの再構築。左サイド、19嵯峨の寄せが甘く突破に成功した14名倉のアーリークロス。これを2野村がドンピシャヘッドで突き刺し、すぐさま同点に追いつきます。
〈青森山田高校 1-1 國學院大学久我山高校〉


勢いに乗る久我山は、27分、素早いリスタートから14名倉が強烈ミドルもゴールわずか右。

止まらない久我山は、29分、相手陣内に押し込むと、ミドルシュートのこぼれに、抜け出した14名倉がネットを揺らしますが、ここはオフサイドの判定。しかし相手を出足で上回り、逆転弾に着々と近づきます。

防戦一方の青森山田は、32分、セットプレー。ハイボールを7高橋が頭でそらし、19嵯峨が胸トラップからボレーで狙いますが、惜しくもクロスバー直撃。形はつくれないものの、セットプレー一本でチャンスを生み出します。

33分、山田は左ロングスロー。ニアつぶれてキーパーを越しますが、DFがクリア。こぼれを10神谷が狙いますが、ゴール上。

35分、久我山は10澁谷を起点に押し上げ。左サイドから細く繋いで、14名倉がエリアに侵入しますが、3常田がスライディングでブロック。確かな守備技術で、瀬戸際を防ぎます。

しかし久我山はまたも左サイドからビルドアップ。しっかり繋いで逆サイドへ展開すると、右サイド8内桶が狙いますがゴール左。

39分、久我山は左サイド10澁谷の突破からクロス。クリアのこぼれを9小林が狙いますが、ゴールわずか右。

40分、右コーナーのこぼれ、6山本がダイレクトで狙います。2野村が頭でコースを変えると、これがクロスバー直撃。

結局スコアは動かず、前半は同点で終了。

内容としては圧倒的に國學院久我山。一人一人が味方の視野にすばやく入り、ショートパスによって局面を打開。10澁谷、14名倉がドリブル、散らしを使い分けて推進し、押し込んでいます。左サイド9小林のカットインシュートはひとつの形に。

青森山田は、全体的に運動量が少なく攻守ともにかなり苦しんでいます。長身センターバックは、久我山の小柄なドリブラー10澁谷とはミスマッチ。細かいタッチのドリブルに、ギリギリの対応が続いています。中盤も相手のセカンドの動きを追いきれず、ギャップに入れられボールを回されている状態。

 

 

後半、青森山田は19嵯峨に替え、11田中 優勢(3年/FW/青森山田中)を投入。前線からのチェイシングを強化します。

49分、最初のチャンスは青森山田。ゴール25mのFK、10神谷が直接狙いますが、キーパー1平田がキャッチ。

52分、山田は中盤でボール奪い、ショートカウンター。7高橋が右サイドに散らして、17鳴海がシュートを撃ちますがゴール上。

56分、山田はキーパー12廣末の素早いパントから9豊島が右サイドちぎり逆サイドへのクロス。10神谷がつめますが、ディフェンスとキーパーが体をはって止めます。

57分、青森山田は9豊島に替え16吉田 開(3年/FW/FCクラッキス松戸)を投入。

62分、山田はゴール25m、中央の位置でファウルを獲得。またも10神谷が直接狙いますが、ゴールわずか左。

63分、山田は6北城、10神谷と繋いで、左サイドを11田中が突破。クロスに、フリーで待っていた17鳴海がダイレクトボレーで合わせますが、ミートできず。

64分、7高橋から左サイド展開、10神谷がカットインからシュートを狙いますが、ゴールわずか左。久我山は、ギアチェンジした山田の圧力に対し、最終ラインが下がり、前線と距離が空いてしまいます。10澁谷は孤立し、押し返すことができません。

山田は、6北城が積極的にオーバーラップを見せ、左サイドから厚みある攻撃を仕掛けます。

そして66分、山田はショートコーナーから、中に一旦当てて中央で受けた10神谷が強烈ミドル。しかしこれがクロスバー直撃!決め切ることができません。

耐え抜いた久我山は68分、ショートカウンター。14名倉から右サイドへ展開すると、8内桶が深い切り返しで対面の6北城を完全に振りきりグラウンダーのクロス。二列目から走り込み、フリーとなっていた7鈴木がダイレクトで合わせますが、ゴール上。これは決めておきたかった場面。

ラスト10分を切り、息を吹き返した久我山。

72分、14名倉が相手の意表をつく正面突破で、エリア侵入。右足で流し込みますが、ゴール左。続けざまに決定的なチャンスを迎えるも、決め切ることができません。

78分、山田は左サイド、10神谷からのアーリークロス。DFのクリアミスに、16吉田がつめますがゴール左。

82分、久我山は相手陣内に押し込むと、10澁谷が右サイドを突破。3常田が一旦止めますが、こぼれをクロス。3知久がつめますが、ゴールわずか右。

85分、久我山は14名倉から10澁谷へのスルーパス。飛び出したキーパーを交わし、残るは無人のゴールのみ。左足で狙いますが、体制が崩れてシュートはゴール左へ。

アディショナルタイムへ突入。

久我山が決定機を連続で逸し、PK戦突入への流れを観客が感じ取る中、思わぬ形でゲームが動きます。


AT3分、久我山は左サイドでコーナーを獲得。
クロスを山田DFが弾き返すと、これを久我山6山本が左足でミドル。威力としてはゴールの可能性を感じとれないシュートでしたが、これを、途中出場の戸田 佳佑(2年/FW/FC多摩)が触り、コースを変えます。既にコースで構えていたキーパー12廣末は、ゴールへ向かうボールを見送ることしかできず。
〈青森山田高校 1-2 國學院大学久我山高校〉

土壇場のゴールで試合が決着。

最後まで得点を狙い続けた久我山が、優勝候補青森山田を撃破。初のファイナル進出を果たしました。

 

 

國學院久我山が、一歩も臆さない戦いぶりで決勝戦へ駒を進めました。ファーストタッチで相手を剥がせる14名倉と、その動きから素早く最適なパスコースに入ってくる10澁谷の、シンプルに整理された連動性で相手守備陣を翻弄。決定機を何度か逃した際は、嫌な雰囲気も漂いましたが、PK戦突入をよしとせず、果敢にゴールを狙い続けた姿勢が、最後の決勝点を生みました。

しかしまさかファイナルにまで進むとは。インターハイや関東大会で早期敗退した頃から、サッカーのスタイルが劇的に変化したとも思えず、この攻守の機能ぶりを個人的に消化できていません。

理由を求めるとすれば、相手である青森山田の出来栄えでしょうか。前半の苦戦から、後半、左サイドからチャンスをつくり多少なりとも改善したものの、プレミアリーグでの戦いぶりはこんなモノではなかったはず。個々の球際の強さと、攻守の切換の速さ。左右のスピーディーなパス回し。プレミアでJユース勢をなぎ倒してきたハードワークは、東福岡にも伍するレベルだったはずですが、観戦した準々決勝も含めて、鳴りを潜めてしまっていました。組み合わせは相当に厳しく、その通りに連日の激闘が続く中で、コンディションは下降線を描いてしまったのか。

今大会、5原山のロングスローで度々劇的な勝利を得てきました。ロングスローにフォーカスが当たってしまうのは致し方がないところではありますが、その印象がチーム全体を覆うほどに強烈だっただけに、それだけでは
ないことを示せぬまま、終戦を迎えてしまったのは残念なところです。

3位表彰の集合写真。
カメラに囲まれて必死に冷静さを保とうとするも、涙が溢れるのを止められなかった3常田と10神谷。神谷は今大会ファーストゴールの見事なハーフボレーなど、それなりに見せ場はあったものの、プレミアで見せた、厳しいボールでも足元にピタリと止めるトラップ、抜群のプレースピードからのパス、シュート。あの魔法のようなテクニックで、もっと観衆をどよめかせて欲しかった。

厳しいことを言うようですが、ベスト4進出に満足することなく、大舞台で自分のプレーを出し切れなかったという悔しさをバネに、Jの舞台での活躍を期待しています。

 

全国高校サッカー選手権 準決勝
青森山田高校 1-2(1-1)國學院大学久我山高校
@さいたまスタジアム2○○2
(山田)17分 鳴海彰人
(久我山)25分 野村京平、93分 戸田佳佑

 

 

 

 

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