高校選手権大阪決勝
阪南大高vs興國


今日は選手権東京決勝の西が丘やU-15高円宮杯関東予選の味スタ西を考えていたのですが、
雨に濡れるのは嫌だったので思い切って大阪へ。

近年激戦区となっている大阪。
決勝の舞台はキンチョウスタジアム。
新大阪駅から地下鉄御堂筋線に乗って30分ほど、最寄りの長居駅からは5分の道のりです。
天気は曇り。空は明るいので最後までなんとかもちそうかな。

 

阪南大学高校

プリンスリーグ関西は、15節終了時点で6勝4敗5分勝ち点23で5位。
高校総体は大阪府大会ベスト16で敗退。

今大会は、決勝トーナメント1回戦:vs 関大北陽 1-0
準々決勝:vs 大体大浪商 2-1
準決勝:vs 桜宮 4-0

今シーズン初観戦。
DSC05507
GK 
1  杉田 裕哉  3年 ガンバ堺

DF 
2  小松 拓幹  3年 A.C. Sakai
5  岸元  海  3年 千里丘FC
7  高畑 亮祐  3年 長野FC
20 溝脇 逸人  2年 川上FC
MF  
6  藤本 悠太郎 3年 ヴィッセル伊丹
10 朴  賢太  3年 東大阪朝鮮中

14 徳網 勇晟  2年 ガンバ大阪
15 渡辺 滉大  2年 ガンバ堺
FW  
8  森井 崚太  3年 長野FC

9  福元 祐介  3年 ヴィッセル伊丹

ーーーー森井ーーーーーー福元ーーーー 
ー徳網ーーーーーーーーーーーー渡辺ー
ーーーー−朴−ーーーーーー藤本ーーーー
ー岸元ーーーーーーーーーーーー高畑ー
ーーーー溝脇ーーーーーー小松ーーーー
ーーーーーーーー杉田ーーーーーーーー

 

 

 

興國高校

大阪府1部リーグは、全18節終了時点で11勝4敗3分勝ち点36で3位。
高校総体は大阪府大会地区予選で敗退。

今大会は、決勝トーナメント1回戦:vs 近大附 0-0
準々決勝:vs 履正社(PK5-4)
 0-0
準決勝:vs 金光大阪 2-3

今シーズン初観戦。
DSC05508

GK 
1  板垣 雄斗 3年 大阪市ジュネッスFC

DF 
2  吉岡  陸 3年 ガンバ堺
3  塩崎 悠司 1年 カナリーニョFCリオ
5  長井 一真 2年 大阪セントラルFC
11 今掛 航貴 2年 RIP ACE SC
MF 
4  高原 大知 3年 IRIS生野
6  宮城 和也 3年 枚方TフジタSC 
7  西口 黎央 3年 RIP ACE SC
8  小國 憲弥 3年 千里丘FC
14 大垣 勇樹 1年 枚方FCマシア
FW  
9  北山 雄大 2年 セレッソ和歌山

2015年U-16日本代表/塩崎 
2015年U-15日本代表候補/大垣

ーーーーーーーー北山ーーーーーーーー
ー大垣ーーーーーーーーーーーー西口ー
ーーーー小國ーーーーーー宮城ーーーー
ー今掛ーーーーー高原ーーーーー吉岡ー
ーーーー長井ーーーーーー塩崎ーーーー
ーーーーーーーー板垣ーーーーーーーー

 

 

試合は40分ハーフ。

前半、まず仕掛けたのは興國。
1分、中盤での球際を制し左サイドへ展開すると、14大垣が細かいタッチからクロスを上げますが、ディフェンスがクリアで逃れます。

開始から積極的に攻めこむ興国に対し、阪南は緊張からかやや硬さが見られるか。

7分、興國はCB3塩崎が持ち上がり6宮城へ縦パスを通すと、宮城がライン裏へスルーパスを供給。
走り込んだ9北山がエリア内で相手と入れ替わりますが、ここは阪南20溝脇が体をはってブロック、シュートを撃たせません。

興國はCBの縦パスからスリーボランチが中盤でボールを保持。
相手DFラインの裏を最前線の9北山に狙わせるか、両ウイングへの大きな展開でチャンスを伺います。

押し込まれていた阪南でしたが、13分、ボランチ6藤本から左サイド裏へボールを送ると、
14徳網が中へ運び、再びボールを受けた藤本がロングで狙いますが、これはゴールを大きく超えてしまいます。

さらに14分、阪南は最終ラインから興国のライン裏までロングキックを蹴り込むと、
ディフェンスとキーパーが受け渡しにもたついたところを9福元が詰めますが、これはゴールわずか左に外れます。
興國は命拾い。

ここからは再び興國の時間帯。
センターバックが相手陣内まで積極的に持ち上がるのが特徴的。
縦パスやサイドチェンジなど展開の起点の役割を担います。
両ウイングがひいて相手のサイドバックをひきつけ、その裏に出来たスペースを9北山や二列目の8小國が狙うアプローチ。

しかしそれが裏目に出たか、
30分、5長井の持ち上がりを奪われ、バイタルで相手をひっかけてファウルを与えると、
このセットプレー、阪南は6藤本の柔らかいボールから左寄り抜け出した2小松が頭で折り返すと、最後は9福元がつめて先制します!
〈阪南大学高校 1-0 興國高校〉

その後は、先制して強度が高まった阪南のプレスに対し興國はビルドアップができなくなり、
阪南が押し込みますが追加点は奪えず。
1点をリードして前半を終了します。

両チーム、シュート数本と決定機はわずかとなった前半。

興國はCBの3塩崎、5長井が相手陣内まで持ち運び、展開の起点に。
ボールに触れる時間が一番全選手の中で一番長いほど起点の役割を担っていました。
縦パスやサイド裏へのロングボールは効いていますが、相手のプレスギリギリまでボールを持つため奪われるリスクも。

阪南は序盤緊張からか落ち着きがなく押し込まれましたが、徐々に中盤での争いをイーブンに。
セットプレーから得点を奪いましたが、攻撃の形は今一つ見えず。
左サイドのテクニシャン14徳網をもっと使えれば優位にゲームを運べそうです。

 

後半、阪南はスタートから先制点の9福元に替え11島田直樹(2年/DF/IRIS生野)を前線に投入しプレスを強化。
一方、興國も43分に9北山に替え16中井朗人(3年/MF/アズー滋賀)をボランチに投入。
8小國を前線に上げ積極的に動きます。


阪南は前線のチェイシングを強化し、興國CBのビルドアップをケア。
2列目以降がブロックを固め、ロングボールにも危なげなく対応します。


サイドからの展開に戦術を変えた興國でしたが、サイドバックが前を向ける場面でもバックパスに終始し、ポゼッションをしながらも前に運べず。
もったいない時間が過ぎていきます。
右サイドバックの2吉岡は、足裏での扱いが巧みで、もっと縦に運べる技量はあるのですが。 


それでも55分、興國は久々に押し込むと、右サイド2吉岡がクロスと見せかけ縦に突破。
速いクロスを入れると、8小國がドンピシャダイビングヘッド!
しかしボールが飛んだコースはキーパー正面。
決定的なチャンスを逃します。


さらに56分、興國は左サイド14大垣が細かいタッチで3人を交わしながらエリアに侵入。
シュートを打てる間合まで持ち込みますが、ここで横パスと消極的な選択。
味方には繋がりません。


しかしこれらのプレーをきっかけに再び興國がペースを回復。
中央から細かいパス交換で前へ運びます。


時間は60分を経過し、興国は右サイド7西口に替えスピードのある22花田佳惟斗(3年/FW/セレッソ大阪U-15和歌山)を投入。
勝負に出ます。


その後も興国ショートパスをワンタッチ、ツータッチでテンポよく繋ぎ、アタッキングサードまで持ち込みますが、あと一歩が崩せず。
右サイド裏を狙ったロングパスも、対面の阪南5岸元が絶妙のポジショニングでカット。
対人でも22花田を押さえ込み、チャンスの芽を潰します。


残り10分を切り、興國はここで14大垣に替え10武村萌生(3年/MF/FC TIAMO)を投入。


すると72分、その10武村が左サイドからエリア侵入すると、奥深く抉ってマイナスの折り返し。
二列目が待っていましたが、ディフェンスが何とか触り、ピンチを間一髪で防ぎます。


ここからは攻める興國に対し、阪南は防戦一方。

73分、興国は6宮城が球際で勝ち中央に運んで繋ぐと、途中出場の18三浦慎之助(3年/FW/ガンバ大阪門真JY)が左足ミドルで狙いますが、ゴール右。

刻々と過ぎる時間、残るは5分。


勝負を決めたい阪南は、76分中盤でボールを奪いカウンター。
右サイドから駆け上がった11島田がミドルで狙いますがゴール左。


そしてアディショナルタイムは2分。
なおも中央からのパス交換で崩しにかかる興國ですが、阪南を崩し切れず。

終盤に降り始めた雨の中、試合終了の笛。
ともに初の全国を目指したチーム同士のファイナル、その軍配は阪南に上がりました。


阪南大高は、中盤の技量で上回る相手にポゼッションを許しましたが、最終ラインで粘り強くブロック。
安易なファウルも与えない安定感抜群のディフェンスで、今大会決勝トーナメント4試合でわずか1失点、激戦区大阪を制覇しました。

一方で、セットプレー以外に形が見られなかったオフェンスは、全国を戦う上でもう一段レベルを上げる必要があるか。
後半序盤で退いた14徳網など技術水準の高い選手をもっと活かすことができれば、上位進出も伺えそうです。


興國は、サッカーの質、タレントの質は決して劣っていなかったのですが1点に泣き敗戦。

前半の極端なほどのCBのビルドアップ、
後半それを封じられてからは、3ボランチを中心に中央からワンタッチツータッチでテンポよく繋いで崩しかかり、
大阪にもこんな洗練されたチームがあるんだなと感じる内容でした。
しかしシュートに行く場面は少なく、ミドルシュートやパワープレーといった「勝つ」ための現実的な選択肢はとらなかったところは上澄みがあるかなと。

6宮城はファーストタッチの置きどころがよく視野の確保が巧み。
今日は重要な局面で幾つかトラップミスが見られたため、そのレベルをあげればさらに決定的な働きができそうです。

5長井はコンタクトやスプリントといった身体能力の高さに加え、プレスに来た相手をいなす力が印象的でした。
パートナーの1年生3塩崎も、展開の起点という重い役割も担いながらミスのない安定感あるプレーを披露。

彼らを始め下級生も多いチームなので、来年さらなる活躍が期待できそうですね。

 

 

全国高校サッカー選手権 大阪府予選決勝
阪南大学高校 1-0(1-0) 興國高校
@キンチョウスタジアム
(阪南)30分 福元祐介

 

 

 

DSC05496

DSC05497

DSC05530

DSC05538

DSC05544

DSC05589

DSC05582

DSC05568

DSC05527

DSC05558

DSC05601

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です