高校選手権千葉準決勝
流経大柏vs習志野


今日は千葉準決勝へ。

残念ながら天気は雨。
11月を迎え、気温もかなり下がってきています。

第1試合は、流経大柏vs習志野。
奇しくも1年前の選手権準決勝と同じ組み合わせになりました。

 

流通経済大学付属柏高校

プレミアリーグEASTは、第15節終了時点で3勝11敗1分勝ち点10で9位。
高校総体は千葉県大会優勝。全国大会は2回戦で敗退。

今大会は決勝トーナメント2回戦からの登場。
2回戦:vs 幕張総合 1-0
準々決勝:vs 八千代松陰 4-0


今シーズン6回目の観戦。

イギョラ杯決勝 vs日大藤沢
プレミアイースト1節 vs青森山田
プレミアイースト6節 vs市立船橋
高校総体2回戦 vs履正社
プレミアイースト15節 vs市立船橋

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GK 
1  西村 紘一 2年 184/84 京都J-マルカFC

DF 
2  市川 侑麻 2年 169/55 FC深谷
3  浜野 駿吾 3年 182/72 ジェファFC

4  本村 武揚 3年 177/64 FC多摩
5  黒澤  丈 3年 180/65 前橋ジュニア

MF  
7  菅原 俊平 3年 170/67 ベルマーレ平塚

13 富樫 和樹 3年 168/57 ベルマーレ平塚
14 菊地 泰智 1年 159/54 浦和レッズ
16 宮坂 昂輝 2年 168/60 柏レイソルA.A.TOR’82

FW
22 織田 敦暉 3年 172/66 府ロクジュニアユース
23 ジャーメイン正 3年 180/66 FC厚木JY DREAMS 


ーーーーーーー−ジャメ−ーーーーーーー 
ー菊池ーーーーー織田ーーーーー宮坂ー
ーーーー富樫ーーーーーー菅原ーーーー
ー市川ーーーーーーーーーーーー黒澤ー
ーーーー浜野ーーーーーー本村ーーーー
ーーーーーーーー西村ーーーーーーーー

 

 

 

習志野高校

千葉県1部リーグは、全18節終了時点で5勝11敗2分勝ち点17で9位。
高校総体は千葉県ベスト4。

今大会は決勝トーナメントからの登場。
1回戦:vs 茂原北陵 7-1
2回戦:vs 暁星国際 1-0
準々決勝:vs 東京学館 0-0(PK4-3)


今シーズン初観戦。
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GK 
1  田中 暉大 3年 FCラルクヴェール千葉

DF  
4  西村 慧祐 3年 柏レイソルA.A.TOR’82
6  海田 航佑 3年 VIVAIO船橋SC 

14 守屋 元就 3年 千葉市立緑が丘中
15 埴田 裕己 2年 JSC CHIBA 
MF  
7  筌口  拓 3年 VIVAIO船橋SC

10 池田  廉 3年 FC習志野
11 前田 昂輝 3年 VIVAIO船橋SC

20 佐藤 宇海 2年 FCラルクヴェール千葉 
FW
19 米田 陽斗 2年 柏レイソルA.A.TOR’82 

21 金木 壱成 1年  VIVAIO船橋SC

ーーーーーーーー米田ーーーーーーーー
ー前田ーーーーー金木ーーーーー筌口ー
ーーーー池田ーーーーーー佐藤ーーーー
ー海田ーーーーーーーーーーーー埴田ー
ーーーー西村ーーーーーー守屋ーーーー
ーーーーーーーー田中ーーーーーーーー

 

試合は40分ハーフ。

前半、キックオフを得た流経が怒涛の攻撃。
1分、エリア直前でセットプレーを得ると、13富樫が直接狙いますがこれはゴール上。

流経は、パントの飛距離が出るキーパー1西村やDFラインからDFライン裏に蹴って、23ジャーメインに狙わせるシンプルな戦略。

4分、 習志野のゴールキックを弾き返すと、こぼれ球を競った23ジャーメインがDFを弾き飛ばし、ダイレクトでミドルを狙いますが、ゴールわずか右に。

流経の重要な戦術である22織田のロングスロー。
繰り出す最初のチャンスは12分、左サイドのスローイン、警戒した相手に距離を取らせると、意表をついてニアに投げ込みます。
走り込んだ23ジャーメインがヒールで流しますが、ここはキーパーキャッチ。
雨の影響もあったかもしれませんが、戦術はどんどん進化しています。

引き続き流経はロングボールスタイル。
このような展開だと、競り勝てて機動力もある23ジャーメインの存在が非常に効いています。

流経はどんどんミドルパスを蹴りこみますが、シンプルなようでキックの精度、トラップの巧さといった基礎技術の高さがゆえになせる技。
しかし、習志野ディフェンスも簡単には競り負けず、粘り強く対応。
逆にファウルを得る場面が増えていきます。

習志野は、一方で攻撃では蹴り合いに付き合ってしまっているのが残念。
対応する流経4本村のラインコントロールが秀逸。自らも絶妙な位置どりで、簡単に弾き返します。

両チームなかなかシュートに持ち込めない時間が続きますが、20分、流経は右サイド16宮坂のドリブルからFKのチャンス。
ゴール右14菊池が左足で直接狙いますが、これはゴール上。

流経は、今日は右サイドバックに入った5黒澤も攻撃の起点に。
大きなストライドで縦への突破を仕掛け、クロスの質もなかなかの水準。

おし込まれていた習志野の最初のチャンスは26分、左サイド6海田が見事なファーストタッチから19米田へ繋ぐと、ダイレクトで左サイドへ展開。
11前田がシュートに持ち込みますが、これはディフェンス当たってゴール上へはずれます。

30分を過ぎた辺りから徐々に習志野も盛り返し。
左サイドからチャンス伺います。
守備でも4西村を中心に流経の前線を早めに潰せるように。
長身の西村は空中戦で優勢。地上戦でも寄せの速さやパワーで相手に前を向かせません。

前半はスコアレスで終了。
両チーム決定機はなく、試合が動くとすれば、ミスなどでバランスが崩れた時か。


 

後半、最初に仕掛けたのは習志野。

43分、右サイドからの展開、バイタルでのパス交換から最後は11前田がミドル。
ここは流経キーパー1西村がセーブ。


流経は、前線へのボールが繋がらなくなり、習志野に拾われ押し込まれます。


47分、習志野はカウンターから流経右SB2市川の処理ミスからボール奪って繋ぎ、7筌口がDFライン抜け出します。
射程距離からミドルで狙いますが、バランスを崩してシュートはゴールを大きく越えてしまいます。
チャンスは限られるだけに、もったいない場面。


その後も続く習志野ペース。
対人で優勢に立ち、サイドから崩しにかかります。
前半に比べ中盤の動きが活性化。局面をリードします。
負傷で頭にテーピングをして出場を続ける10池田は、柔らかいボールタッチと背筋の張った姿勢で視野を確保しゲームメイク。


劣勢に立った流経も52分、左サイド14菊池のキープから2市川へ繋ぎ、ダイレクトで裏へ。
16宮坂が競りながら中へ折り返しますが、ここは習志野4西村がクリア。


習志野は45分、またも流経2市川から奪って左サイドへ大きく展開。
21金木から10池田へ繋ぎエリア内侵入。
逆サイドへラストパスを送ると、フリーの11前田が合わせますが大きく外してしまいます。
ここは決めておきたかった場面。
一方、流経は場の空気に飲まれてしまっているのか、市川に判断の遅さが感じられ、危険な状態に。


52分にも、2市川の浅いクリアを拾われて習志野15埴田がクロス。
ファーにボールが届きますが、中は間に合わず。


最初に交代のカードを切ったのは習志野。
63分、14守屋に替え3木村将己(3年/DF/柏レイソルA.A.TOR’82)を投入。
右サイドバックに入り15埴田がセンターに。


ペースを握られる流経は65分、前線で23ジャーメインが競り勝ち右サイド16宮坂へ展開。
ぽっかりと空いたバイタルへマイナスのクロスを上げると、走り込んだ14菊地がボレーで合わせます。
しかしミート出来ず、ゴール右へ。決定的な場面でした。


さらに73分、流経は14菊池からの縦パスに22織田がフリック。
DFラインがずれたところを23ジャーメインが完全に抜け出しますが、慌てて打ったミドルはゴール右に。
こちらも決定的なチャンス。


直後、流経は2トップの22織田、23ジャーメインに替え9兼田晏音睦(3年/FW/FC多摩)、10松本雅也(3年/MF/ヴェルディSS AJUNT)を投入。
勝負に出ます。


勢い出てきた流経は、序盤のように前にどんどん蹴っていきます。


80分、流経は10松本がドリブルからエリア内で倒されますが、ここはノーファウルの判定。


その後も流経が押し込みますが、習志野はボランチの20佐藤が見事な対応。
危機察知能力が高く、際どい場面顔に出し体はって防ぎます。


そしてAT、流経は左サイドからの展開。
バイタルで受けた10松本がスルーパスを狙いますが、9兼田には一歩届かず。

両チーム無得点のまま前後半を終了。10分ハーフの延長戦へ。

 

流経は、延長開始から14菊地、2市川に替え8栗島健太(3年/MF/柏レイソルA.A.TOR’82)、
長期離脱から復帰した24境目正義(3年/MF/小倉南FC)を投入。
以下の布陣に。

ーーーーーーーー兼田ーーーーーーーー 
ー宮坂ーーーーー松本ーーーーー境目ー
ーーーー富樫ーーーーーー菅原ーーーー
ー栗島ーーーーーーーーーーーー黒澤ー

24境目が右サイド、縦に積極的に仕掛けます。この時間にこれは効果的。

そしてついにその時が訪れます。
5分、24境目が右サイドでコーナーを得ると、10松本のキックはファーへ。
空中戦、5黒澤が競り合うと、こぼれを自ら叩き込みついに先制!
流経が均衡を破ります。
《流通経済大学附属柏高校 1-0 習志野高校〉


延長後半、習志野は21金木に替え9石垣達也(3年/FW/市原市立五井中)を投入。
センターバックに配置し、4西村を一列上げてハイボールを前で弾けるように対応します。


しかしここは試合巧者の流経。サイドから押し込み、コーナーを狙って時間をうまく使います。


追い付きたい習志野は97分、右サイド途中出場の18小倉勇登(3年/MF/JSC CHIBA)、11前田と繋ぎ、エリア内10池田が振り向き様左足でシュートを狙いますが、
流経4本村が寄せて、体でブロック。

結局これが最後のチャンスになり、1点を奪った流経が瀬戸際の勝利。
6年連続となるファイナルの舞台へ駒を進めました。

 

流経は、厳しいことを言えば勝ちきったことのみに価値がある試合でした。
もちろん選手権はそれが最も大事なことではあり、「負けられないチーム」である流経にとってはある種当然のこと。

守備陣の中央ブロックは非常に堅く、中でも4本村の存在感は絶大。
寄せて掠めとる力、ラインコントロール、カバーリング全てにおいてレベルが高く、
今日も相手のロングキックに対して、そしてバイタルでボールを持った相手に対して「ピンチの先に必ずいる」状態。
読みの鋭さ、危機察知能力は今シーズン見てきた中でもトップクラスの選手です。

一方攻撃は、ロングボールに終始し形が見られず。
互角以上の相手である市船には、今日のような戦術ではまず通用しないでしょう。

2年前、青木亮太(名古屋グランパス)、小泉慶(アルビレックス新潟)を擁した高円宮杯制覇世代も、
市船との決勝ではポゼッションサッカーを捨てロングキック中心の戦術を取りましたが、結果は敗戦。
あの時のように、選手のポテンシャルを不意にするような戦術はできれば取って欲しくないのですが・・・。

決勝は、まず一人一人が球際で上回ること、それでいて簡単なファウルは与えないこと。
これが勝利への「絶対条件」になると思います。

 

 

全国高校サッカー選手権 千葉県大会準決勝
流通経済大学附属柏高校 EX1-0(0-0) 習志野高校
@柏の葉公園総合競技場
(流経)85分 黒澤丈

 

 

 

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