高校選手権千葉準決勝 中央学院vs市立船橋


全国屈指の激戦区千葉。

柏の葉でのセミファイナルは、第1試合の興奮冷めやらぬ中、続いては第2試合。
降り続く雨は一向に止む気配がありませんが、流経が待つ決勝に駒を進めるのはどちらのチームになるでしょうか。

 

中央学院高校

千葉県2部リーグは、全18節終了時点で14勝2敗2分勝ち点44で1位。
高校総体は千葉県1次トーナメント初戦の2回戦で敗退。

今大会、決勝トーナメント1回戦:vs 千葉明徳 2-1
2回戦:vs 検見川 1-1(PK3-1)
準々決勝:vs 敬愛学園 1-0


今シーズン初観戦。

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GK 
1  小宮 和樹 3年 さいたま市立尾間木中

DF 
3  谷村 剛志 3年 IRIS生野

4  橋本 拓也 3年 市川カネヅカSC
7  宇田 渉平 3年 エストレージャス
10 松本 直也 3年 カナリーニョFCリオ
MF  
6  松田 尚輝 3年 ルキナス印西

8  平井 璃久 3年 市川カネヅカSC
14 児玉 駿斗 2年 レオSC
18 池田 力斗 3年 クリアージュ
FW  
9  吉川 幸汰 3年 柏レイソルA.A.TOR’82

11 田村 亮征 3年 FCクレセル

ーーーー田村ーーーーーー吉川ーーーー 
ー池田ーーーーーーーーーーーー平井ー
ーーーー児玉ーーーーーー松田ーーーー
ー橋本ーーーーーーーーーーーー谷村ー
ーーーー松本ーーーーーー宇田ーーーー
ーーーーーーーー小宮ーーーーーーーー

 

 

 

市立船橋高校

プレミアリーグEASTは、第15節終了時点で9勝4敗2分勝ち点29で4位。
高校総体は千葉県大会準優勝。全国大会準優勝。

今大会は決勝トーナメント2回戦からの登場。
2回戦:東京学館浦安 2-0
準々決勝:柏日体 3-1

今シーズン7回目の観戦。
プレミアイースト1節 vsコンサドーレ札幌
プレミアイースト6節 vs流経大柏
プレミアイースト8節 vs柏レイソル
高校総体3回戦 vs久御山
プレミアイースト11節 vs大宮アルディージャ
プレミアイースト15節 vs流経大柏
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GK 
1  寺尾  凌  3年 184/75 FCトッカーノ

DF  
2  杉山 弾斗  1年 175/56 FC東京むさし
3  古屋 誠志郎 3年 163/60 船橋市立八木が谷中
4  杉岡 大暉  2年 180/73 FC東京深川
5  白井 達也  3年 179/68 横浜F・マリノス
MF 
7  原  輝綺  2年 177/64 AZ’86東京青梅
8  押尾 大貴  3年 177/64 柏レイソルA.A.TOR’82
11 工藤 友暉  3年 174/64 クラッキス松戸
14 西羽  拓  2年 163/59 アントラーズつくば
16 金子 大毅  2年 174/59 FCトッカーノ
FW  
9  高  宇洋  2年 172/65 川崎フロンターレ

2015年U-17日本代表/杉岡

ーーーーーーーー−高−ーーーーーーーー
ー工藤ーーーーーーーーーーーー押尾ー
ーーーー西羽ーーーーーー金子ーーーー
ー杉山ーーーーー−原−ーーーーー古屋ー
ーーーー杉岡ーーーーーー白井ーーーー
ーーーーーーーー寺尾ーーーーーーーー

キャプテンの6椎橋慧也(3年/MF/船橋市立八木が谷中/ベガルタ仙台内定)は累積警告を防ぐため?、
10永藤歩(3年/FW/順蹴F.A./15U-18候補/モンテディオ山形内定)は負傷明けのため温存。

 

試合は40分ハーフ。

最初のチャンスは市船。
1分、 右サイドからのハイクロスに11工藤が頭で飛び込みますが、シュートはゴール上へ外れます。

中学は守備でしっかり寄せ、対人で市船に対して負けません。
奪ってからはワンタッチでどんどん繋いでいきます。

しかし引き続きチャンスを創るのは市船。
9分、CB5白井の速いフィードから右サイド古屋3がクロス。
DFが弾いたところを16金子がミドルで狙いますが、これはGKがキャッチします。

12分には、11工藤が中盤でボールを落ち着かせ、オーバーラップしてきた2杉山がクロス。
高速ピンポイントのボール、ニア14西羽が頭で合わせますがゴールわずか右。
2杉山は、鋭いライナー性のクロスで大きな存在感。
決して高くない市船の前線が”点”で合わせることができる、チームの大きな武器となっています。

いくつかピンチを迎えた中学ですが、徐々に発揮される足技。
自分でタメて味方との距離感を整え、テンポよく繋いで局面を打開していきます。

中盤の守備時に寄せるスピードも速く、市船はボールを前に進められなくなります。
1トップ9高は背中で背負って受ける場面が多く、圧力に屈しなかなかいつものようにボールをおさめることができません。

それでも28分、市船はカウンター9高から左サイドへ展開。
11工藤がカットインから速い振りでシュート。
キーパー片手でなんとか弾きます。

右コーナーから11工藤の鋭いキック。
混戦からキーパーキャッチしきれず、最後は4杉山がボレーで狙いますが、DFが何とか体に当てます。

中盤でペースを掴みながらなかなかチャンスが作れない中学でしたが、
34分、カウンターから左サイドを完全に崩してクロスを上げますが、精度が足りず中で合わせることができません。

しかし予想外の展開が。
35分、中学は右サイドから小気味よく繋ぐと、ボールが流れたところ市船4杉岡がクリアを試みますが、ボールがスリップしてまさかの後逸。
抜け出した9吉川が落ち着いてゴール左隅にぶちこみ、なんと中学が先制します!
どよめく観客席。
〈中央学院高校 1-0 市立船橋高校〉

まさかの先制を許した市船でしたが、ベンチ含め全く慌てる様子は見られず。

するとAT、市船はロングボールからエリア内の競り合い。
中学が一旦弾き返しますが、それを前線に上がっていた4杉岡がボレー。
これがキーパー飛び出して無人だったゴールに突き刺さります。
失点に繋がるミスをした杉岡がすぐさま名誉挽回。
〈中央学院高校 1-1 市立船橋高校〉

ここで同点のまま前半終了。

中学は、中盤で市船をいなし支配は五分以上、そして圧巻の先制ゴール。
改めて振り返るとチャンスの数は市船を下回るものの、それを錯覚してしまうほど大きなインパクトを与えた前半でした。

しかし市船も、先制ながら一切動揺を見せない高校生離れしたメンタリティはさすが。
工藤、杉山の左サイドからのアタック、さらには工藤のセットプレーで後半もチャンスが生まれそうです。

 

後半、市船はボールを運べる11工藤を起点にペースを取り戻します。
50分頃から度々セットプレーをゲット。


50分、左コーナーからファーで4杉岡が頭で合わせますが、ゴールわずか右。


53分、今度は右コーナー、競り合いから押し込みますが、中学ディフェンスがなんとかクリア。


市船は、最終ラインからサイドに大きく展開してビルドアップ。
中学の対応が遅れて、二列目の9高がギャップで持てるように。


そして58分、市船は左寄り30mの位置でFKを得ると、11工藤が右足を一閃。
ボールは低い弾道で対角線上に進むと、ワンバウンドで大きく伸び、そのままゴール右隅に突き刺さります!
インターハイ決勝・東福岡戦で見せたようなスーパーゴール!
〈中央学院高校 1-2 市立船橋高校〉


一気に突き放しにかかる市船は、62分、16金子からDFライン裏へミドルパスを供給。
右サイド8押尾がインカットから左足で狙いますが、ここはキーパーキャッチ。


68分には、中学の中盤でのポゼッションに対し、一瞬のズレを3古屋が素早い加速で奪うと、一気に前線へフィード。
またも右サイド8押尾に通り、クロスに9高が頭で合わせますがゴール左。

市船は、前半から守備戦術を大きく修正。
中学に持たれても動じずゾーンで守ると、奪っては前線のサイドに一気にフィード。


69分、市船は11工藤の左コーナーが強烈に弧を描きゴールを直接襲いますが、ゴールわずか右へ。


刻々と時間が経過する中、なんとか同点に追いつきたい中学は、73分、カウンターからバイタルに侵入。
パス交換から最後は途中出場17空涼介(3年/MF/Riopedra加賀)がシュートを狙いますが、威力にかけキーパーがキャッチ。

その後も中学は選手を入れ替えますが、なかなか流れを変えられず。


ラストチャンスはAT。
左サイドから展開すると、14児玉が一旦11田村に預けてシュートに持ち込みますが、これは市船キーパー1寺尾がしっかりとセーブ。

そして試合終了の笛。
どよめいた前半から一点、市船が盤石の試合運びで決勝へ駒を進めました。

 

市立船橋は、前半、中学の予想以上のポゼッション能力に後手を踏み先制を許したものの、
後半は食らいつかずに位置取りを保ち、奪ってから右サイド8押尾への素早いカウンターなどでペースを取り戻しました。

個々の戦術理解度が高く、チーム全体で修正策を確実に遂行できるところは市船が市船たるゆえん。
高校生のレベルを超えた名門の矜持を感じさせます。

次戦は宿命の相手・流経とのファイナル。
主将・椎橋が準々決勝・柏日体戦で朝岡監督に迷いがあると評され、負傷明けのエース永藤の試合勘など気になる点はありますが、
百戦錬磨の彼らならベストのプレーを見せてくれるはず。
流経との対戦は今シーズン3度目、最後に相応しい熱い戦いを見せてくれることを期待しています。


一方の中央学院は、最終ライン含め全員の技術水準が高く、プレッシャーもなんのその。
ショートパスの精度が高く、いい距離感でテンポよくアタッキングサードまで運んでいました。

しかし、アタッキングサードに入ってからのアイデアもしくはチャレンジが今ひとつで、
大善戦の印象の一方で、決定的なチャンスはわずかにとどまってしまいました。

とはいえ、テクニカルなサッカーに魅了された観衆も多かったはず。
2強を脅かす新鋭として、今後更なる進化に期待したいですね。

 

 

全国高校サッカー選手権 千葉県大会準決勝
中央学院高校 1-2(1-1) 市立船橋高校
@柏の葉公園総合競技場
(中学)35分 吉川幸汰
(市船)40分 杉岡大暉、58分 工藤友暉

 

 

 

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