クラブユース選手権GS
サガン鳥栖vsアルビレックス新潟

サガン鳥栖U-18
今シーズンは、プリンスリーグ九州に所属。
第9節終了時点で、9勝勝点27で1位。
今大会は、
ガンバ大阪、アルビレックス新潟、柏レイソルと同組のグループC。
第1節:vs ガンバ大阪 2-1
今シーズン初観戦。
GK
1 板橋 洋青 2年 187/78 サガン鳥栖
DF
2 林 幸多郎 3年 171/64 サガン鳥栖
4 平瀬 大 3年 181/70 サガン鳥栖
15 久保 勇晴 3年 174/68 サガン鳥栖
23 野村 佳楠 2年 173/65 サガン鳥栖
MF
7 兵働 透生 3年 174/64 サガン鳥栖
8 松岡 大起 2年 174/68 ソレッソ熊本
13 本田 風智 2年 171/60 PFTC北九州
20 相良 竜之介 1年 170/60 サガン鳥栖
FW
9 秀島 悠太 2年 180/73 ソレッソ熊本
10 石井 快征 3年 175/65 サガン鳥栖
ーーーーーーーー秀島ーーーーーーーー
ー相良ーーーーー石井ーーーーー兵働ー
ーーーー松岡ーーーーーー本田ーーーー
ー野村ーーーーーーーーーーーーー林ー
ーーーー久保ーーーーーー平瀬ーーーー
ーーーーーーーー板橋ーーーーーーーー
HT
9 秀島→
17 打越 隼 3年 174/71 サガン唐津
48分
13 本田→
6 盧 泰曄 2年 177/67 サガン鳥栖
52分
7 兵働→
11 三好 辰典 3年 168/60 サガン鳥栖
66分
20 相良→
14 山口 隆希 3年 166/56 サガン鳥栖
70+1分
10 石井→
32 兒玉 澪王斗 1年 178/68 F.Cuore
2018年U-17日本代表/板橋
アルビレックス新潟U-18
今シーズンは、プリンスリーグ北信越に所属。
第12節終了時点で、10勝1分1敗勝点31で1位。
今大会は、
柏レイソル、サガン鳥栖、ガンバ大阪と同組のグループC。
第1節:vs 柏レイソル 0-2
今シーズン初観戦。
GK
30 土山 龍都 1年 179/64 アルビレックス新潟
DF
2 原田 新大 3年 171/68 アルビレックス新潟
4 岡本 將成 3年 184/77 アルビレックス新潟
5 木村 瑞紀 3年 174/59 GRANDE FC
6 押久保 汐音 3年 179/61 東急レイエス
MF
3 和田 翔琉 2年 175/68 アルビレックス新潟
8 柴崎 太一 3年 172/61 東急レイエス
10 本間 至恩 3年 163/53 アルビレックス新潟
19 千葉 玲王 2年 172/57 東京武蔵野シティ
27 小田 奏 1年 159/54 アルビレックス新潟
FW
9 本田 修也 2年 169/64 アルビレックス新潟
ーーーーーーーー本田ーーーーーーーー
ー千葉ーーーーー本間ーーーーー柴崎ー
ーーーー和田ーーーーーー小田ーーーー
ー押久保ーーーーーーーーーーー原田ー
ーーーー木村ーーーーーー岡本ーーーー
ーーーーーーーー土山ーーーーーーーー
42分
19 千葉→
14 辻 椋大 2年 167/60 アルビレックス新潟
52分
8 柴崎→
18 西山 浩人 2年 178/69 東急レイエス
63分
6 押久保→
29 笹川 璃矩 1年 166/62 アルビレックス長岡
・熱中症対策のため試合形式は35分ハーフ。
・鳥栖は、U-17日本代表36西村洸大(1年・サガン鳥栖)、U-16日本代表19田中禅(1年・サガン鳥栖)が不在。
・新潟は、正ゴールキーパーの1藤田和輝(3年・アルビレックス新潟)が不在のため、1年生の30土山龍都が先発。
・前橋フットボールセンターCは、砂交じりの芝でピッチコンディションはあまりよくない。
・序盤積極的に仕掛けたのは初戦に敗れ後がない新潟。最終ライン裏へのフィードで、小柄だがスピードのある10本間至恩、9本田修也を走らせる。
・10本間至恩はボールタッチの質と前に運ぶドリブルのスピード、クイックネスの高さで一目でわかるタレント。ゲインしつつ追い越す二列目を使って崩しかける場面を作る。
・面食らったであろう鳥栖だが要所を締めて難を逃れると、10分過ぎから徐々にボールを握り始める。しかし縦には急がずゆとりのあるボール回し。暑さ対策かパワーをセーブしているようにも見えた。
・ショートパス主体だが、ボールが入るのはまず右サイド。レフティの7兵働透生は個で仕掛けるタイプではなく、ここから配球してゲームメイク。
・そして22分、鳥栖は右サイドに開いた8松岡大起から前方斜め内側にスイッチとなるパスが入ると、7兵働透生がフリック、走りこんだ13本田風智がちぎり素晴らしい連携で新潟ラインを崩すと、グラウンダーのクロスをやや後ろ目で待っていた10石井快征が右足で確実に合わせてゴールネットを揺らす。プレースピードの急加速・連動性に凄みを見せた。
・その後鳥栖は左サイド20相良竜之介が何度か突破を見せるものの追加点にはいたらず。
・20相良竜之介は重心移動が滑らかで動きの連続性があるので、次の出方、タイミングの読みづらさがある。加えて相手の前に出たときに右手で巧く呈して前進するスキルも兼備。序盤は持ちすぎな印象もあったが、徐々に突破力を発揮していた。
・一方的な展開となりつつあったところで前半終了。
・後半スタートから鳥栖は最前線を9秀島悠太から17打越隼にスイッチ。
・プリンス九州で既に12ゴールを記録している秀島だったが、無得点のまま前半のみの出場に。スケールの大きさは感じるも、強引すぎる仕掛けで警告を受けるなどコーディネーションとランニングの質はまだ発展途上で素材感強め。
・後半も鳥栖ペースでゲームが進むが、9分、新潟は最終ラインのパスミス。奪った鳥栖17打越隼がGKと一対一のチャンスを迎えるも、新潟30土山龍都が何とか体に当てて逃れる。
・しかし勢いの衰えない鳥栖は、11分中盤のルーズボールを10石井快征が左サイドへ展開。再び受けて前方へのスルーパスを供給すると、エリア左寄り抜け出した17打越隼が右足でファー隅に確実に流し込む。鳥栖追加点!
・ここまで全得点に絡んでいる10石井快征はやはり別格。前に運ぶ力やキックの正確性といったハード的なスキルに加え、視野の広さや最後を崩すパスセンスさらには敢えて前に急がずタメて落ち着きを作るゲームコントロールなどソフト的なスキルの質の高さが想像以上だった。こういった例えはあまりよくないのだけどグリーズマンに近いプレースタイル。
・新潟は、小柄だが右足の鋭いキック、剥がしに良さを見せた1年生ボランチ27小田奏の展開から先述の10本間至恩の高速ドリブルで前進するが、4平瀬大中心にタイトな守備を見せる鳥栖ディフェンスに対し、バイタル以降に全く侵入できない。セットプレーも高さのあるGK1板橋洋青が立ちはだかる。
・選手交代を挟みつつ余裕をもって時間を使った鳥栖だったが、35分、新潟陣内深くでのパスミスを逃さず右11三好辰典が出足よくかっさらうと、折り返しから無人のゴールに17打越隼が落ち着いて流し込み勝負を決める。
・さらにATにも見せ場が。鳥栖は中央25mの位置でセットプレーを得ると、8松岡大起の右足から放たれた無回転キックは、壁を越えた後急激に落ちてゴールに突き刺さる。
・驚異のプレースキックを決めたボランチ8松岡大起。サイズは標準でぱっと見でわかるスケール感はないが、試合が経過するにつれ局面への関与数、球際を制する頻度に気づく。その後の繋ぎの精度も高く、チームへの貢献度は絶大。
・結局鳥栖が大勝で早々と死の組を突破。クラブ史上初のノックアウトステージ進出を決めた。全体の強度や交代策を見てもまだ出しきってないと思わせる底知れなさがある。フルパワーの鳥栖が見たい。
2018年07月23日 11:00K.O.
日本クラブユース選手権(U-18)大会 グループステージ第2節
サガン鳥栖U-18 4-0(1-0)アルビレックス新潟U-18
@コーエィ前橋フットボールセンター
(鳥栖)24分 石井快征、47分 打越隼、70分 打越隼、70+5分 松岡大起