クラブユース選手権決勝
浦和レッズvsFC東京


いよいよクラ選もファイナル。

決勝のカードは、浦和レッズユースvsFC東京U-18。
昨年の覇者・東京は、J3出場組が途中からの合流も盤石の戦いぶりで連覇まであと一歩と迫った。
一方のレッズは、プレミアでは残留争いから抜け出すには到らないものの、中断前にシステムを4バックから3バックに変更。
これが功を奏したのか、クラ選では久々の西が丘さらには決勝の舞台まで駒を進めている。

西が丘は開始1時間前に突然の雨。しかし僅かな時間で小康状態となり、湿度は高いものの涼しいグッドコンディションに。

 

浦和レッズユース

今シーズンは、プレミアリーグEAST所属。
第9節終了時点で、2勝3分4敗で7位。

今大会は、
湘南ベルマーレ、ヴィッセル神戸、塩釜FCと同居のグループステージを1位通過。
ラウンド16:vs ガイナーレ鳥取 3-1
準々決勝:ガンバ大阪 2-1
準決勝:vs モンテディオ山形 1-0


今シーズン初観戦。
GK
1  河畑  光 3年 184/82 ALTAS若狭小浜
DF
4  橋岡 大樹 3年 183/75 浦和レッズ
15 北村 龍馬 2年 175/68 浦和レッズ
17 大城  蛍 2年 179/68 Wウイング沖縄
MF
2  池髙 暢希 2年 172/63 SSS札幌
6  荻原 拓也 3年 175/68 浦和レッズ
7  弓削  翼 3年 175/69 浦和レッズ
13 白土 大貴 2年 163/60 浦和レッズ
FW
10 シマブク・カズヨシ 3年 165/63 浦和レッズ
14 井澤 春輝 3年 178/69 ソレッソ熊本
20 長倉 幹樹 3年 175/68 浦和レッズ

ーーーーーーーー井澤ーーーーーーーー
ーーシマブクーーーーーーー長倉ーーー 
ー荻原ーーーーーーーーーーーー池髙ー
ーーーーー弓削ーーーー白土ーーーーー
ーーー北村ーーー大城ーーー橋岡ーーー 
ーーーーーーーー河畑ーーーーーーーー

71分
13 白土→
22 佐藤 陸人 2年 175/68 上州FC高崎
81分
15 北村→
8  立川 将吾 3年 168/64 浦和レッズ  
84分
22 佐藤→
12 大桃 伶音 2年 187/78 浦和レッズ

2017年U-20日本代表候補/橋岡
2017年U-18日本代表/荻原、井澤
2017年U-17日本代表/池髙

 

 

FC東京U-18

今シーズンは、プレミアリーグEAST所属。
第9節終了時点で、5勝1分3敗で4位。

今大会は、
FC町田ゼルビア、松本山雅FC、京都サンガF.C.と同居のグループステージを1位通過。

ラウンド16:vs セレッソ大阪 2-1
準々決勝:vs 湘南ベルマーレ 6-2
準決勝:vs 川崎フロンターレ 2-0

今シーズン2回目の観戦。
5/6 プレミアイースト vs 市立船橋
GK
16 高瀬 和楠  3年 182/77 FC東京深川
DF
3  篠原 新汰  3年 182/71 FC東京深川
4  長谷川 光基 3年 178/69 FC東京深川
5  岡庭 愁人  3年 169/64 FC東京深川
6  荒川 滉貴  3年 170/64 FC東京深川
MF
7  杉山 伶央  3年 165/53 FC東京むさし
10 小林  幹  3年 182/72 FC東京むさし
18 品田 愛斗  3年 180/66 FC東京深川
23 平川  怜  2年 175/67 FC東京むさし
FW
14 原  大智  3年 187/73 FC東京むさし
15 久保 建英  1年 170/63 FC東京むさし

ーーーー久保ーーーーーーー原ーーーー
ー杉山ーーーーーーーーーーーー小林ー
ーーーー平川ーーーーーー品田ーーーー
ー荒川ーーーーーーーーーーーー岡庭ー
ーーーー長谷川ーーーーー篠原ーーーー
ーーーーーーーー高瀬ーーーーーーーー

71分
7  杉山→
11 横山  塁 3年 179/63 FC東京深川
88分
10 小林→
8  小林 真鷹 3年 174/64 FC東京むさし
90分
14 原→
13 吉田 和拓 3年 176/71 FC東京深川

2017年U-20日本代表/久保
2017年U-17日本代表/平川

 



 

試合形式は45分ハーフ。
東京は、左サイドバック2坂口祥尉が準決勝で左ひざを負傷し欠場。

最初のチャンスは東京。
4分、15久保建英が相手と入れ替わって左から中央へ侵入。
倒されてセットプレーを獲得。
18品田愛斗のクロスは、そのままゴールラインを割る。

15分、東京は右サイドのパス回しから18品田愛斗が縦パス。
バイタルで15久保建英が落とし、最後は23平川怜が左足ミドルで狙う。
DFに当たりゴール右。

16分、東京のカウンター。
右サイドへ流れた14原大智が落とし15久保建英がカットイン。
中央まで運んだもののカットされてるが、フォローした23平川怜が頭で左サイドに繋ぐ。
7杉山怜央が見事なトラップから右足で素早くフィニッシュ!
ニアをついたが、浦和1河畑光がビッグセーブ!



やはりボールを握るのは東京。最高レベルの技術を備えるダブルボランチ18品田愛斗、23平川怜を軸に、多彩なパス回しでゴールに迫る。
しかし予想以上に浦和の3バックが堅い。高さと強ささらには奪取力もあり、ある程度耐えられそうな予感。
浦和は奪ってから前線に入れてダイレクトでの落とし、ボランチからサイドへ展開とカウンターの狙いも明快で、おされているものの悪くないゲーム運び。



22分、浦和は左サイドを10シマブク・カズヨシが7弓削翼とのパス交換で打開し、大きくサイドチェンジ。
東京6荒川滉貴の頭を越したボールは、フリーの14井澤春輝が胸トラップから右足ハーフボレーで叩く。
惜しくもニアサイドネットを直撃!



24分、東京は右から左へ流れるような展開を見せる。
7杉山怜央のスルーパスに6荒川滉貴が抜け出してクロス。
ファーに流れたボールを10小林幹が落とし、最後は23平川怜がミドルで狙うが、惜しくもゴール上。

25分、東京のショートカウンター。
7杉山怜央のドリブルから右サイドへ展開。
大外を激走してきた2岡庭愁人がグラウンダークロスもDFがクリア。

27分、東京は左サイド6荒川滉貴のミドルフィード。
右寄りバイタルに走り込んだ15久保建英が素晴らしいトラップで収める。
ドリブルでエリア内二人の間を突っ込み、倒されるがこれはノーホイッスル。

29分、東京は相手陣でボール奪う。
23平川怜の縦パスを14原大智が落とす。
10小林幹の突破から右足フィニッシュに持ち込むが、大きく打ち上げてしまう。

14原大智は裏抜けや高精度のくさびで存在感を発揮。
プレースタイルがまだサイズが大きい選手のそれではなく、身長の伸びに対応していくのはこれから。
その意味ではポテンシャルは特大。

31分、浦和の左スローイン。
20長倉幹樹が収めると、振り向き様意表をつく左足ミドル!
しかしゴール右へ外れる。

32分、東京の左コーナー。
18品田愛斗が右足で巻いたボールを供給。
ファーにいた選手はぎり間に合わずゴールラインを割る。

35分、東京は右寄りの位置で縦に流れるようなパスワークを見せる。
マークがずれフリーになった10小林幹が前を向きエリアに侵入。
しかしトラップやや前に流れ、果敢に飛び出した1河畑光がブロック。

40分、東京のカウンター。
18品田愛斗のスルーパスに14原大智が抜け出しかけるが、浦和4橋岡大樹が見事なスライディングでカット。
このターンオーバーから今度は浦和のカウンター。
バイタルへ繋ぎ、14井澤春輝が思い切りよく左足ミドルで狙う。
これは、東京16高瀬和楠が横っ飛びで弾き出す。

42分、浦和は最終ラインのボール回しから17大城蛍がまさかのパスミス。
18品田愛斗が10小林幹とのワンツーでエリア中央に侵入。
どフリーでのフィニッシュも、またも浦和1河畑光がビッグセーブでストップ!

前半はスコアレスで終了。
守の浦和、攻の東京という構図だが、ファイナルに相応しいハイレベルな闘い。




後半、スタートから一変。
浦和が10シマブクカズヨシのドリブルやサイド攻撃で攻勢に出る。


8分、浦和の左コーナー。
6荻原拓也のアーリークロスは、ニアのDFが弾ききれず混戦。
最後は14井澤春輝がボレーで狙うが、ゴールわずか左。

東京2岡庭愁人と浦和6荻原拓也のマッチアップも大きな見所だった。
共に縦のスピードに優れ、攻守でしびれる一対一を繰り広げた。
クロス精度の高さをお互いに理解しているので、絶対に上げさせないという対応。


12分、東京は右サイド15久保建英がカットインから中央に繋ぐ。
18品田愛斗が狭いスペースをワンツーで突破。
左足で狙うが浦和4橋岡大樹がスライディングでブロック!

13分、東京はボールを奪った7杉山怜央が、ハーフラインから意表を突くロングシュート。
方角は捉えたものの、惜しくもゴール上ネットを掠める。


17分、浦和は左サイドを10シマブクカズヨシが抜け出す。
カットインからクロスを供給するが、これはGKがキャッチ。

18分、浦和のカウンター。
右サイド20長倉幹樹が運び自ら左足ミドル!
しかし惜しくもゴール右。

19分、浦和のカウンター。
10シマブクカズヨシのドリブルからスルーパス。
右から左に流れた14井澤春樹がラインブレイクに成功するが、ここはトラップミスで逸失。

10シマブクカズヨシは、12月のプレミア参入戦以来の観戦だったが格段に成長。
一番はボールの受け方。中盤で落ちての引きこみ方は絶妙で素早いターンも身に付けていた。
吸いつくようなタッチのドリブルで、敵を引き連れながら常時30mくらい運べるのは驚異的。
ラストパスのセンスもあってトップ昇格も期待できるのでは。



14井澤春輝は足元の技術などはまだ荒削りだが、得点感覚がかなり伸びていてボレーなどで決定機をつくった。
将来的にどのポジションに落ち着くのかはまだ見えず、楽しみな選手だ。

20分、東京は左寄り23平川怜の縦パスでスイッチを入れる。
15久保建英がダイレクトで落とし7杉山怜央がエリアに侵入。
左足のフィニッシュは、浦和1河畑光を越すが惜しくもゴール左!

25分、東京は右サイドのスローイン。
10小林幹がループ気味のミドルで狙うが、これはゴール上ネット。

一進一退の攻防。しかし決定機の質で上回っているのは東京か。
まもなく時計は残り10分を切る。


そして33分、東京は左サイド6荒川滉貴の縦パスから10小林幹がカットイン。
DFを引きつけてから背後へのノールックパスを通す。
飛び出した15久保建英がニアここしかないというコースに低空シュートをぶち込む!
ついに均衡が崩れた。
<浦和レッズユース 0-1 FC東京U-18



15久保建英は、バイタルで受けてからダブルタッチやヒールを交えたドリブルのアイデアはさすがだったが、今日は浦和の世代No.1DF橋岡大樹とのマッチアップに苦死んでいた。しかし先制弾はさすが。シュートはここしかないというコースで、膠着した時間が続いた展開的にも力が入ってしまいそだが、しっかりあそこを抜けるところは千両役者というしかない。巧さを結果に繋げられるメンタリティも久保の大きな魅力で、世代の中では突き抜けた経験値が成せる業では。


さらに35分、東京は15久保建英が強烈なプレスバックで相手陣内でボールを奪う。
スルーパスから左サイドを抜け出した23平川怜がクロス。
これが滑り込んだ浦和4橋岡大樹の残った左手に当たりPKの判定。
10小林幹が確実に決め、畳みかける追加点。
<浦和レッズユース 0-2 FC東京U-18

このゴールで今大会得点王に輝いた10小林幹。
サイズがあって足元の技術にも優れたオールラウンダー。
的確な判断力により無理する必要がないからだろうが、プレーが淡白な印象がありまだまだフルパワーを出しきってないのではと思わせる底の深さがある。
その意味では上のカテゴリーで見てみたい選手。

痛恨のPK献上となった浦和4橋岡大樹だが、試合を通じてはさすがのプレーぶりだった。
対人の寄せの速さ、強さは間違いなく世代ナンバーワンで、東京のパスワークに何度もエリア付近まで侵入を許したが、我慢に我慢して的確なところで体を投げ出す、技術と気持ちが備わった見事なディフェンスだった。ロングフィードの質も格段の向上が伺え、十分プロでも闘える選手。
昇格は既定路線だろう。ビルドアップ重視のトップチームに馴染むかは不安だが、体制が変わりひょっとしたら早い段階で出場機会も得られるかも。



2点を追い掛ける浦和は187cmの大桃を前線に配し、4-4-2システムに変更。
布陣を以下の通りに。
ーーーーー井澤ーーーー大桃ーーーーー
ーーシマブクーーーーーーー長倉ーーー 
ーーーーー弓削ーーーー立川ーーーーー
ー荻原ーーーーーーーーーーーー池髙ー
ーーーーー大城ーーーー橋岡ーーーーー

しかし、東京は選手を入れ替えて運動量を維持。
結局スコアは動かずタイムアップの笛。東京が見事連覇を達成した。

 

 

日本クラブユース選手権 決勝
浦和レッズユース 0-2(0-0)FC東京U-18
@味の素フィールド西が丘
(東京)79分 久保建英、81分 小林幹

 

 


youthkiosk(ユースキオスク)

2種にはロマンがある

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