クラブユース選手権GL
ヴィッセル神戸vsヴァンフォーレ甲府

今年も群馬の地へ。
小雨が降りしきるせいか、例年とは異なり30℃を下回る涼しい気候。
クラブユース選手権、今年は平日開催が多いため予選リーグの観戦はこの日だけに。見てないチーム、熱量、会場のコンディション、色々と検討した挙句、敷島へ。
プレミア3チーム、プリンス1チームで構成される激選区グループD。第1節は2試合ともスコアレスドローで終わり、今節の結果が大きくものを言うことになります。
第一試合はヴィッセルとヴァンフォーレ。昨年のラウンド16の再戦に(1-2でヴァンフォーレの勝利)。
ヴィッセル神戸U-18
プレミアリーグWESTは、
第9節終了時点で、5勝2敗2分け勝点17で4位。
クラブユース選手権は、FC東京、ヴァンフォーレ甲府、大分トリニータと同組のDグループ。
第1節:vs 大分トリニータ 0-0
今シーズン初観戦。
GK
1 鶴田 海人 3年 180/65 ヴィッセル伊丹
DF
2 前川 智敬 2年 169/65 ヴィッセル神戸
3 堂鼻 起暉 3年 179/76 千里丘FC
4 白石 健 3年 170/65 スマイス・セレソン
32 小林 友希 1年 182/70 ヴィッセル神戸
MF
8 野田 樹 3年 182/71 神戸FC
23 谷川 勇磨 2年 166/62 ヴィッセル神戸
33 泉 柊椰 1年 171/58 柏田SC
FW
10 安井 拓也 3年 174/66 ヴィッセル神戸
13 向井 章人 3年 168/64 柏田SC
22 佐々木 大樹 2年 180/74 レスポール浜田
ーーーーーーーー安井ーーーーーーーー
ー佐々木ーーーーーーーーーーー向井ー
ーーーー野田ーーーーーーー泉ーーーー
ー白石ーーーーー谷川ーーーーー前川ー
ーーーー小林ーーーーーー堂鼻ーーーー
ーーーーーーーー鶴田ーーーーーーーー
65分
22 佐々木→
11 永澤 竜亮 3年 162/58 ガンバ門真
71分
33 泉→
14 原 尊 1年 171/66 上州FC高崎
75分
10 安井→
7 佐藤 昴 2年 165/62 長岡JY FC
80分
13 向井→
9 野原 健太 3年 175/71 那覇市立石田中
2016年U-17日本代表/小林
2016年U-16日本代表/泉
ヴァンフォーレ甲府U-18
プレミアリーグWESTは、
第9節終了時点で、5勝2敗2分け勝点17で4位。
クラブユース選手権は、FC東京、ヴァンフォーレ甲府、大分トリニータと同組のDグループ。
第1節:vs FC東京 0-0
今シーズン2回目の観戦。
5/7 プリンス関東5節 vs横浜FC
GK
1 関 敦也 3年 171/65 浦和レッズ
DF
5 入間川 景太 2年 178/65 ヴァンフォーレ甲府
7 西海 那音 3年 179/70 ヴァンフォーレ甲府
16 大橋 勇斗 2年 167/63 ヴァンフォーレ甲府
18 金子 航太 1年 166/54 ヴァンフォーレ甲府
MF
4 酒井 匠 3年 186/78 ヴァンフォーレ甲府
8 加々美 登生 3年 171/65 ヴァンフォーレ甲府
19 長田 光生 1年 176/63 ヴァンフォーレ甲府
22 相田 峻汰 1年 175/62 ヴァンフォーレ甲府
FW
3 田中 亜折 3年 176/70 ヴァンフォーレ甲府
11 小澤 輝 2年 168/59 フォルトゥナSC
ーーーー小澤ーーーーーー田中ーーーー
ー加々美ーーーーーーーーーーー長田ー
ーーーー相田ーーーーーー酒井ーーーー
ー金子ーーーーーーーーーーーー大橋ー
ーーーー入間川ーーーーー西海ーーーー
ーーーーーーーー−関−ーーーーーーーー
49分
19 長田→
2 依田 章汰 3年 168/63 ヴァンフォーレ甲府
3 田中→
20 馬場 智哉 1年 164/56 ヴァンフォーレ甲府
70分
18 金子→
25 渡邉 尚樹 1年 182/72 坂戸ディプロマッツ
2016年U-17日本代表/入間川
試合形式は40分ハーフ。
プレス、球際の強度を高めた甲府が、
神戸の自由を奪う展開も・・・。
ボールを回す神戸に対し、甲府は前線からハイプレス。
5分、甲府は最終ラインの5入間川から、浅い神戸の左サイド裏へフィード。8加々美がカットインで2前川を振りきり、右足で思い切りよく狙うと、キーパーパンチング。これを再び拾い、グラウンダークロスに3田中が合わせるも、ミートしきれずゴール上。この試合、最初の決定機をつくります。
10分、神戸は左サイド22佐々木が強引に突破。中央へ繋ぎ、33泉から右サイド展開。13向井が急加速でカットイン、左足でフィニッシュもDFがブロック。
甲府がここからカウンター。22相田から右サイド19長田へ大きく展開し、後ろから走り込んだ16大橋へ。しかしここはキーパー1鶴田が飛び出してクリア。両チーム、縦への展開スピードが速く、攻守が目紛しく入れ替わります。
策がハマっているのは甲府か。神戸はスピードのある両ウイングに繋ぎ突破を試みるも、甲府の寄せが速く、スピードに乗らせる前に激しくコンタクトして潰されてしまいます。
17分、甲府は中盤のハイボールを制し、バイタルの11小澤へ。深い切り返しでディフェンスを剥がし、左足ミドルで狙うも、ゴール右。
21分、神戸は再び左サイド22佐々木が相手ともつれながら強引に突破。エリアまで運び、後ろへ落とすと、8野田がミドルで狙うもゴール右。
24分、神戸は右サイド13向井がスピードでちぎると、折り返しを33泉がダイレクトで合わせるも、右上ポストを掠め枠外へ。神戸の決定機!
27分、神戸はゴール右寄り30mのセットプレー。10安井のキックに2前川が頭でコース変えると、これが左ポストを直撃!こぼれを22佐々木が拾い、エリアに侵入。左足でフィニッシュも、キーパー1関が果敢に飛び出し体でブロック。
28分、今度は甲府のチャンス。神戸CB32小林が、自陣からのビルドアップで縦パスを相手へプレゼント。甲府11小澤のスルーパスに4酒井が完全に抜け出しキーパーと一対一。左足で流し込むも、キーパー1鶴田が触ったボールは右ポストを直撃。両チームチャンスを物にすることができません。
その後仕掛ける神戸に対し、甲府はカバーリングに優れる7西海、身体能力の高い5入間川のCBを中心に弾き返し続け、スコアレスでの折り返しが見えてきたアディショナルタイム、ゲームが動きます。
押し込んだ神戸は、8野田が前線へふわりと浮かせたパス。これを甲府7西海が痛恨の後逸。素早く走り込んだ10安井が競り勝つと、右足でゴール右隅に突き刺し、神戸が先制します。
〈ヴィッセル神戸U-18 1-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
これをラストプレーに前半が終了。
リスクを取った甲府に対し、
神戸の強烈アタッカー陣が猛威を振るう。
1分、神戸は10安井がバイタルに侵入。右足ミドルで狙うも、キーパー1関が弾きます。
4分、神戸はカウンター。右サイド13向井が強烈な加減速で二人をちぎると、深くえぐっての折り返し、33泉がダイレクトで狙うもゴール上。決定的!
6分、神戸は左サイドから10安井がカットイン。対応した甲府5入間川を弾き飛ばしエリア侵入すると、倒されたかに見えましたがノーホイッスル。
11分、甲府のセットプレー。7西海のフィードに、飛び出したキーパー1鶴田は相手と交錯して処理しきれず、ボールはそのままネットを揺らしますが、交錯した選手がオフサイドの判定。
雨が強まりピッチコンディションが悪化したせいか、両チームともロングボールが増えてきた気も。
15分、神戸はボランチの33泉がバックパスをミス。甲府のカウンター、右サイド16大橋が縦にちぎり、そのままシュートを狙いますがゴール右。
24分、神戸は左サイドの展開。22佐々木のキープから、猛烈な勢いで走り込んだ4白石を使います。深く抉っての折り返しに、10安井がきれいに合わせると、シュートは右ポスト内側に当たってゴールイン。大きな2点目。
〈ヴィッセル神戸U-18 2-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
2点を追わなければならなくなった甲府は、CBの5入間川を前線に。ボランチ4酒井が最終ラインへ。
27分、押し込んだ甲府に対し、神戸が大きくクリア。後ろの人数を割いていた甲府の隙ついて、右サイド13向井が独走。シュートフェイントで追いすがるディフェンスを剥がすと、左足で逆サイドへ豪快に叩き込み、見事なゴールで決定的な3点目。
〈ヴィッセル神戸U-18 3-0 ヴァンフォーレ甲府U-18〉
間延びしてきた甲府のディフェンスをつきます。
31分、神戸の右コーナー。意表をつくグラウンダーのクロスに、8野田がフリーで合わせるもふかしてしまいます。
その後はゲームを締めるべくパスを回す神戸に対し、的を絞れない甲府。
38分、甲府はゴール右寄りのセットプレー。ファーから頭で折り返し、2依田が押し込みますがオフサイド。
このままスコアは動かず、終了のホイッスル。神戸が快勝で、予選リーグ突破に向け大きく前進しました。
前半終了間際の1点が明暗を分けた。
神戸は、前半は前線のスペースを埋められてパスがなかなか繋がらず、10安井、13向井、22佐々木が単騎で仕掛けては、球際で勝る甲府に潰される場面が目立ちましたが、いい時間に先制点をゲット。
後半、リスクを取り後ろの枚数を割いた相手に対して、3人のアタッカーが本領を発揮。個の鋭い突破で2点を追加し、終わってみれば3−0の快勝となりました。
小柄ながらスピードと強靭な足腰と備える右ウイング13向井は、強烈な加減速で、奪われそうな間合いでもDFの目の前でボールをかっさらい突破。左右両足のシュートも強力で、得点力も持ち合わせたグッド・プレーヤー。
CBの1年生32小林は、今日は対人守備の仕事は少なめでしたが、ビルドアップでは左利きの特性を活かし、積極的な関与を見せたものの、後半に1本致命的なパスミスがあったのでそこは重く受け止めてほしいところです。
ボランチ23谷川は、最終ラインからのビルドアップの中継点として豊富な運動量を披露。彼を見たのはU-15高円宮杯以来でしたが、終盤まで高い集中を維持していることが伝わってくる、個人的にお気に入りの選手。
甲府は、時折5バックにも見えるほどに後ろの枚数を多くし、前半は神戸のポゼッションを遮断することに成功。カバーリングに優れる7西海、身体能力の高い5入間川のCBは堅さを見せ、攻撃でも相手のテンポを外せる左サイド8加々美の突破からチャンスをつくりましたが、ラストプレーで痛恨の失点。
守備が効いていた前半でしたが、後半同点に追い付くためリスクを負わなければならない状況になってしまい、後ろの枚数を割いたところを、神戸のアタッカー陣の餌食とされてしまいました。
予選リーグ突破は厳しい状況となってしまいましたが、前半はプリンス関東で最下位に沈んでいるのが不思議なくらいのクオリティ。エース宮川瑞希が復帰し、スタメンに3人、ベンチに4人名を連ねた1年生が成長すれば、今後の成績上昇も十分に期待できると思います。
日本クラブユース選手権 Dグループ第2節
ヴィッセル神戸U-18 3-0(1-0) ヴァンフォーレ甲府U-18
@敷島公園サッカー場
(神戸)40分+1分 安井拓也、65分 安井拓也、67分 向井章人