SBSカップ
静岡ユースvsU-18日本代表


今日は連休初日の東京をなんとか脱出し、一路静岡へ。

SBSカップ、静岡ユースvsU-18日本代表。
2月に立ち上がった影山ジャパンことU-18日本代表は、国内初活動。
2019年のU-20W杯出場が目的となりますが、11月には早くもアジア1次予選を控えています。

天候は曇り。風もあって比較的涼しいのですが、湿度はそれなりに高い。

 

静岡ユース

今大会は、
第1戦:vs U-18チェコ代表 1-2

今シーズン初観戦。
GK
1  高野 由比人 3年 188/74 静岡学園高
DF
3  監物 拓歩  2年 188/78 清水エスパルスユース
4  伊藤 研太  3年 176/63 清水エスパルスユース
6  伊藤 駿光  2年 174/60 清水エスパルスユース
13 平岡 卓磨  3年 169/67 清水エスパルスユース
MF
7  山原 怜音  3年 164/63 JFAアカデミー福島
9  宮本  優  3年 171/68 清水エスパルスユース
14 伊藤 稜馬  3年 167/60 静岡学園高
17 三浦  倭  3年 165/61 浜松開誠館高
FW
8  新関 成弥  3年 178/70 清水エスパルスユース
10 白井 海斗  3年 169/60 清水桜が丘高

2017年U-18日本代表/伊藤研
2017年U-17日本代表/監物

ーーーーー白井ーーーー新関ーーーーー
ー伊藤綾ーーーーーーーーーーー三浦ー 
ーーーーー山原ーーーー宮本ーーーーー 
ー伊藤研ーーーーーーーーーー伊藤駿ー
ーーーーー監物ーーーー平岡ーーーーー 
ーーーーーーーー高野ーーーーーーーー

当初選出されていた伊藤洋輝(ジュビロ磐田U-18)、渡井理己(静岡学園高)は対戦するU-18日本代表に、滝裕太、平墳迅(共に清水エスパルスユース)はU-18日本代表、トップチームと2段階で引き抜かれ、残念ながらSBSカップは欠場。

 

 

U-18日本代表

今大会は、
第1戦:vs U-18チリ代表 1-2


今シーズン初観戦。
GK
1  沖  悠哉 184/82 鹿島ユース
DF
2  岡庭 愁人 168/63 FC東京U-18
3  石原 広教 169/63 湘南ベルマーレ
5  中川  創 184/71 柏レイソルU-18
15 阿部 海大 182/71 東福岡高
MF
6  小林  幹 182/72 FC東京U-18
8  田中  陸 168/62 柏レイソルU-18
16 渡井 理己 168/58 静岡学園高
18 川村 拓夢 180/65 広島ユース
FW
9  加藤 拓己 178/73 山梨学院高
20 杉田 将宏 164/61 名古屋U-18

ーーーー杉田ーーーーーー加藤ーーーー
ー渡井ーーーーーーーーーーーー小林ー
ーーーー川村ーーーーーー田中ーーーー
ー石原ーーーーーーーーーーーー岡庭ー
ーーーー阿部ーーーーーー中川ーーーー
ーーーーーーーー-沖-ーーーーーーーー




 

試合形式は40分ハーフ。

キックオフからボールを回す日本に対し、縦パスをしっかりケアする静岡の構図。

最初のチャンスは静岡。4分、カウンターから右サイドへの縦パスに10白井海斗がフリックで展開すると、17三浦倭がサイド奥深くに侵入。日本3石原広教と激しく競合いファウルを取られてしまいますが、これを機に静岡も攻勢に。

7分、静岡は最終ライン13平岡卓磨の縦パスからカウンター。17三浦倭が右から中央へ運び左サイドへ展開すると、8新関成弥のクロスはDFの頭を掠めゴールラインを割ります。

この右コーナー、ファー3監物拓歩が頭で合わせますが、DFがクリアするとここから日本のカウンター。右サイド6小林幹がキープから左サイドへ展開すると、16渡井理己が抜け出してバイタルに侵入し、中への折り返し。18川村拓夢が左足で狙いますがこれはオフサイド。

9分、静岡は自陣ゴール前から流れるようなパスワークで前進すると、8新関成弥から左サイドへ展開。4伊藤研太の浅い位置からのクロスに、再び新関がヘッドで合わせますが、これはゴール上。

12分、静岡のカウンター。10白井海斗がボールを引き込むと、ドリブルから左サイドへ展開。14伊藤稜馬がカットインから右足ミドルで狙いますが、これはDFがブロック。

静岡は、2トップの10白井海斗、8新関海斗が代表CBとのマッチアップも一歩も臆さずに応戦。しっかりとボールを収めて前線で起点になります。

12分、日本は相手陣でボールを奪いショートカウンター。20杉田将宏が単騎で左に持ち出してDFを振り切りますが、ややタッチが長くなり、飛び出した静岡1高野由比人がブロック。

13分、日本は右サイドで細かく繋ぎ2岡庭愁人がクロス。DFのクリアが浅くなったところを16渡井理己が落とし、20杉田将宏が右足ダイレクトで狙いますがゴールわずか左。

日本はサイドバックも高めの位置を取り布陣をコンパクトに保ちますが、最終ラインからの組み立てに時間を要し、静岡もほぼ全員が引いているので大渋滞。スペースを見出せず、攻撃の形を作ることができません。個の特徴も出せないでいますが、唯一20杉田将宏が加速の良さを生かしたドリブルでチャンスを創出。

14分、静岡のカウンター。左サイド4伊藤研太のクロスはファー抜けると、10白井海斗がカットインから左足でシュート。DFがブロックしたこぼれを、後ろから走りこんだ7山原怜音が左足強烈ミドルを放ちますが、わずかボール1個分左へ外れます。

17分、日本は相手陣でボールを奪いショートカウンター。18川村拓夢の縦パスから9加藤拓己が落とし、20杉田将宏が剥がして左足ミドル!しかし静岡1高野由比人が横っ飛びでセーブ!

17分、今度は静岡のカウンター。中盤で10白井海斗が収め右サイドへ展開。8新関成弥が縦に運んで中へ繋ぐと、再び白井がダイレクトで狙いますが、ニアをついたボールは日本1沖悠哉がファインセーブ!

23分、静岡のカウンター。左サイドを繋いで前進すると、4伊藤研太の
クロスに中央8新関成弥が頭で合わせますがついていた15阿部海大がブロック。
この左コーナー、ファーに抜けたボールを3監物拓歩がキープから中へ繋ぐと、6伊藤駿光のクロスは逆サイド味方が待っていましたが、1沖悠哉が飛び出してパンチング。

26分、静岡は前線で激しくプレッシャーをかけると、日本の左サイド16渡井理己のバックパスが乱れ、15阿部海大の大きくなったトラップからボールを奪取。6伊藤駿光が阿部が飛び出して空いたスペースへ素早くスルーパスを供給すると、抜け出した10白井海斗が
キーパーの位置をしっかりと見極めゴール左隅に流し込みます!静岡が先制!
静岡ユース 1-0 U-18日本代表〉

28分、日本はエリア手前やや右寄りの位置での空中戦、16渡井理己がバックチャージでファウルを得ると、6小林幹が右足で直接狙いますがゴールわずか右。

30分、日本は右サイドへの展開。2岡庭愁人が浅い位置からクロスを供給すると、9加藤拓己が飛び込みますが静岡1高野由比人が回収。

前半はそのまま静岡リードで終了。

日本はうまくいってない。特に中盤以前がかなり窮屈そうで、5中川創、15阿部海大の両CBからの組み立てを狙うも時間がかかってしまい、引きが早い静岡にスペースを埋められてバイタル以前にボールを運ぶことができません。個で開けるプレーも見られず。


後半スタートから両チームの交代。
静岡は、17三浦→18清水綾馬(3年/静岡学園高)。そのまま右サイドへ。

日本は、3枚入れ替え。
15阿部→4橋岡大樹(3年/浦和レッズユース)、
3石原→19萩原拓也(3年/浦和レッズユース)、
16渡井→7伊藤洋輝(3年/ジュビロ磐田U-18)。
伊藤はボランチに入り、8田中陸が左サイドへ移動。布陣は以下の通りに。
ーーーー杉田ーーーーーー加藤ーーーー
ー田中ーーーーーーーーーーーー小林ー
ーーーー川村ーーーーーー伊藤ーーーー
ー萩原ーーーーーーーーーーーー岡庭ー
ーーーー中川ーーーーーー橋岡ーーーー

1分、日本は最終ラインの縦パスから20杉田将宏の落としはやや流れたものの7伊藤洋輝がモノにしてスルーパス。左から右に流れた9加藤拓己が抜け出してエリアに侵入、右足でフィニッシュに持ち込みますがゴール右。

2分、日本は7伊藤洋輝が中盤からミドルフィード。左寄り20杉田将宏が抜け出しフィニッシュまで持ち込みますが、ミートできず。

3分、日本は右スローインからエリア内9加藤拓己が相手を背負って収めると、一旦カットされたもののこぼれを7伊藤洋輝がダイレクトで狙いますが惜しくもゴール右。

日本は速く長く展開できる7伊藤洋輝の投入により、縦のスペースができてバイタル以前への侵入に成功。前半感じていた窮屈さがかなり解消されてきた様子。

11分、日本は7伊藤洋輝がゴール
35mの位置からロングシュート。DFに当たってエリア内にボールがこぼれると、20杉田将宏の折り返しは飛び出したキーパー越しますが、中に詰めておらずDFがクリア。

13分、日本の交代。
20杉田→11原大智(3年/FC東京U-18)。

13分、日本は右サイドから押し込むと、6小林幹が中へ繋ぎ7伊藤洋輝がそのまま左足でミドル!ニア枠をとらえますが、静岡1高野由比人がセーブ!

14分、静岡の交代。
14伊藤稜→5吉田峻(3年/清水エスパルスユース)。
ボランチに入り、7山原怜音が左サイドへ。

19分、日本の交代。
2岡庭→17奥抜侃志(3年/大宮アルディージャユース)。
左サイドに入り、8田中が右サイドバックへ。

キャプテンマークを巻く田中は、この試合3つ目のポジションに。中外左右と高いユーティリティ性を見せますが、それぞれのポジションで特長が出せておらず器用貧乏に陥らないか心配な面も。

26分、日本はバイタルまで押し込むと、左サイドへ展開。19萩原拓也のトラップは乱れますが、スピードで縦にちぎり柔らかいクロス。ファー、DFのクリアは浅くなってしまうと、8田中陸がボレーで狙いますがミートできず。

前U-20日本代表では、ビルドアップに優れた舩木翔(セレッソ大阪)を起用していた左サイドバックですが、今回の代表で起用されている萩原は、縦のスピードと左足の鋭いクロスに特長があり、その辺りは大きな違いと言えそう。前半の3石原広教は右利きのためテンポが一歩遅れていた印象もあり、今後も選手発掘は続きそうなポジション。

26分、日本の交代。
9加藤→14井澤春輝(3年/浦和レッズユース)。

9加藤拓己は、広く高い肩幅を持ついわゆるフッキ型の日本人離れした体格の持ち主(余談ですが、第2試合のU-18チリ代表には加藤以上の肩幅、厚みのある選手が。世界は広い・・・)。強靭な体躯で飛び込んでいく空中戦は相変わらずのド迫力ですが、ノーゴールと結果を残すことはできませんでした。11原大智、18井澤春輝と共にゴールゲッターとしては確固とした地位を築いた選手はまだおらず、今回召集外だった平墳迅(清水エスパルスユース)、安藤瑞季(長崎総科大附高)や中村駿太(青森山田高)なども含めて横一線。

28分、静岡のカウンター。右サイドを18清水綾馬が運び、折り返しを8新関成弥がダイレクトで狙いますがゴール上。

29分、静岡の交代。
8新関→15大山幸央(3年/常葉大附橘高)。

その後続く日本ペース。7伊藤洋輝を中心にセカンドボールを制し、二次攻撃で押し込み続けます。

33分、日本は左サイドからの展開。6小林幹の縦パスを11原大智がダイレクトで落とすと、14井澤春輝が右足強烈ミドルで狙いますが、静岡1高野由比人が横っ飛びでセーブ!

33分、日本の左コーナー。19萩原拓也のキックをファー4橋岡大樹が折り返し、ゴール直前11原大智がヘッドで合わせますがゴール上!決定的!

34分、静岡の交代。
7山原→16菊地健太(2年/JFAアカデミー福島)。
菊地は2017年U-17日本代表。

35分、日本はシステム4-2-3-1に変更。布陣を以下の通りに。
ーーーーーーーー-原-ーーーーーーーー
ー小林ーーーーー奥抜ーーーーー井澤ー
ーーーー川村ーーーーーー伊藤ーーーー

36分、日本は7伊藤洋輝のミドルパスからエリア内11原大智が収めてポストプレー。これに再び伊藤が飛び込みダイレクトで狙いますがDFがブロック。

38分、日本はロングフィードから中央11原大智がくさび。17奥抜侃志が得意のドリブルで二人をちぎり中央突破。エリアに侵入しますが1高野由比人を回収。

最後まで攻め続けた日本ですが、静岡の守備を崩せず。
静岡が地元開催の意地を見せて勝利。日本は連敗となりました。


静岡ユースは、後半ペースを奪われたものの守備に奮闘。バイタルへの侵入を許しましたが、最終ラインで踏ん張って1点を守り切りました。特に前半は個々も互角の出来栄えで前線の8新関成弥、10白井海斗は代表側でプレーしていてもおかしくないタレント。白井はスピード・コンタクトといったフィジカル能力は標準も、止める蹴るの基礎技術の高さがあり、とりわけシュート技術とゴール前での落ち着きは特別な才能を感じさせます。守備陣では3監物拓歩は順調な成長ぶり。加藤拓己、原大智と縦横のサイズに優れた選手とのマッチアップも前を向かせませんでした。サイズに優れた選手にありがちな縦の対応の鈍さは感じさせず、先輩・立田悠悟(清水エスパルス)の同時期よりも遥かに安定感があるように思います。左サイドバックの4伊藤研太は、直近のU-18日本代表ポルトガル遠征にも参加した代表選考下にある選手。状況判断に優れ、攻め上がりのタイミングの良さと左足の高精度クロスと攻撃性能も水準以上で今後の代表召集も期待できそうです。


U-18日本代表は、ミドルパスを交え始めた後半、前半の低調ぶりから立て直し、敗れたものの可能性は感じるゲームでした。前U-20日本代表の同時期も同じ程度の出来栄えで、今回の代表はどういう訳かここまで国内キャンプを組まずに海外遠征のみの活動でしたが、活動時間の短さを考えると致し方ないでしょうか。後半の立て直しの要因となった7伊藤洋輝は、紛れもない大黒柱。規格外のサイズから繰り出される高精度の左足ミドルフィード、さらにはボックスに走り込むダイナミズムも発揮。無事ボランチで育ち続けてくれたU-15時代からの注目の大器。フル代表まで上り詰めてほしい存在です。同じくリーダー格として期待された4橋岡大樹が前試合で失点のきっかけとなりスタメンから外れると、この試合で先発した15阿部海大も同じく致命的なミスと安定感を示せていない最終ラインですが、相方として出場し続けた5中川創が積極的に声を出してリーダーシップをとり、リーダーとしての自覚が芽生え始めているポジティブな面も伺えました。10月のU-17W杯後の合流になるだろうU-17代表組が加われば、サバイバルはさらに激しくなりそうですね。

 

SBSカップ
静岡ユース 1-0(1-0)U-18日本代表
@エコパスタジアム
(静岡)27分 白井海斗

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です