U-17日本代表
FIFAU-17ワールドカップインド2017まとめ


U-17日本代表FIFAU-17ワールドカップ2017のまとめです。
選出メンバーはこちら。

 

練習試合 vs 常葉大学浜松キャンパスサッカー部

1本目
GK  
1  谷  晃生  190/82 ガンバ大阪ユース
DF
5  菅原 由勢  179/67 名古屋グランパスU-18
6  喜田  陽  171/59 セレッソ大阪U-18
18 鈴木 冬一  169/60 セレッソ大阪U-18
30 小林 友希  185/75 ヴィッセル神戸U-18
MF
4  平川  怜  175/67 FC東京U-18
10 福岡 慎平  170/66 京都サンガF.C.U-18
14 上月 壮一郎 180/68 京都サンガF.C.U-18
20 椿  直起  172/60 横浜F・マリノスユース

FW
7  久保 建英  172/66 FC東京U-18
11 宮代 大聖  179/71 川崎フロンターレU-18

ーーーー久保ーーーーーー宮代ーーーー
ー椿ーーーーーーーーーーーーー上月ー
ーーーー平川ーーーーーー福岡ーーーー
ー鈴木ーーーーーーーーーーーー喜田ー
ーーーー小林ーーーーーー菅原ーーーー
ーーーーーーーー-谷-ーーーーーーーー

2本目
GK  
21 梅田 透吾 182/76 清水エスパルスユース
DF
5  菅原 由勢 179/67 名古屋グランパスU-18
15 馬場 晴也 179/66 東京ヴェルディユース
18 鈴木 冬一 169/60 セレッソ大阪U-18
19 監物 拓歩 189/77 清水エスパルスユース
MF
4  平川  怜 175/67 FC東京U-18
7  久保 建英 172/66 FC東京U-18
8  奥野 耕平 172/64 ガンバ大阪ユース
10 福岡 慎平 170/66 京都サンガF.C.U-18
FW
11 宮代 大聖 179/71 川崎フロンターレU-18
13 中村 敬斗 180/69 三菱養和SCユース

ーーーー宮代ーーーーーー中村ーーーー
ー平川ーーーーーーーーーーーー久保ー
ーーーー奥野ーーーーーー福岡ーーーー
ー鈴木ーーーーーーーーーーーー菅原ー
ーーーー監物ーーーーーー馬場ーーーー
ーーーーーーーー梅田ーーーーーーーー

15 馬場→2  池高 暢希 174/61 浦和ユース
10 福岡→6  喜田  陽 171/59 C大阪U-18
11 宮代→16 山崎 大地 182/74 広島ユース


3本目
GK  
12 鈴木 彩艶  184/71 浦和レッズJY
DF
2  池高 暢希  174/61 浦和レッズユース
15 馬場 晴也  179/66 東京ヴェルディユース
16 山崎 大地  182/74 広島ユース
25 井上  樹  169/60 ヴァンフォーレ甲府U-18
MF
8  奥野 耕平  172/64 ガンバ大阪ユース
14 上月 壮一郎 180/68 京都サンガF.C.U-18
20 椿  直起  172/60 横浜F・マリノスユース
24 山本 理仁  177/66 東京ヴェルディユース
FW
13 中村 敬斗 180/69 三菱養和SCユース
26 ブラウン ノア 賢信 166/57 横浜FMユース

ーーーー中村ーーーーブラウンーーーー 
ー椿ーーーーーーーーーーーーー上月ー
ーーーー山本ーーーーーー奥野ーーーー
ー井上ーーーーーーーーーーーー池高ー
ーーーー山崎ーーーーーー馬場ーーーー
ーーーーーーーー鈴木ーーーーーーーー

以下JFAマッチレポート転載
1本目、U-17日本代表は立ち上がりからボールを保持し、東海リーグで上位争いを繰り広げる常葉大学浜松キャンパスサッカー部の隙を探していきます。8分、MF福岡慎平選手からのパスに対してFW宮代大聖選手がDFの裏へふわりとしたシュートを放ちますが、GKに防がれます。続く9分、MF平川怜選手のボールを受けたMF鈴木冬一選手がゴール前へ低いクロスを送りますが、これは合いません。ディフェンシブな相手に対してなかなかリズムが作れない日本ですが、18分、MF上月壮一郎選手のパスから宮代選手がヘディングシュート。これは、惜しくもバーをたたきます。相手に決定的なチャンスは与えないものの、決定機を作れないまま1本目を0-0で終えます。

メンバーやポジションを変えて臨んだ2本目。チャンスを伺うU-17日本代表は58分、FW久保建英選手が中央をドリブルで突破し、DF菅原由勢選手へ。ふわりと上げたパスにFW中村敬斗選手が反応してシュートを放つもこれはオフサイドになります。本番を見据えてシステムチェンジにもトライしながら、相手の連動した守備になんとか糸口を見つけようとボールを追っていきます。69分、DF池髙暢希選手がヘディングでゴールを狙いますがバーに。得点はその直後でした。中盤のMF奥野耕平選手が左の鈴木冬一選手へパス、平川選手を経由して鈴木冬一選手がペナルティーエリア内の久保選手へマイナスのボールを送ります。突破を試みた久保選手がファウルで倒され、PKを得ます。これを久保選手が冷静に決め、貴重な1得点を挙げます。

1-0で折り返して迎えた3本目。「ボールをテンポよく動かして、相手をはがしていこう」「ミスしてもチャレンジしよう」という言葉を監督から受け、追加点を狙いにいきます。80分、左サイドから上月選手が切り込んでDFのあいだへパス、FWブラウンノア賢信選手のシュートは左ポストに当たります。85分には椿選手が左サイドから一気にドリブルで持ち込み、コーナーキックを獲得。DF山﨑大地選手がヘディングシュートを狙いますが決まりません。試合はこのまま1-0で終了。試合後には、見学に訪れた方々に菅原選手がチームを代表して挨拶。「ここに来るまでに、たくさんの方が支えてくれました。目標を達成するためには僕たちが力を一つにすること、またみなさんの声援が一つになることが大事だと思います」と応援を呼びかけると、地元の子どもたちから「頑張ってください!」と掛け声が飛んでいました。

U-17日本代表 1-0(0-0、1-0、0-0) 常葉大学浜松キャンパスサッカー部
(日本)70分 久保建英

 

グループステージ第1戦 vs U-17ホンジュラス代表

スターティングメンバー
GK  
1  谷  晃生  190/82 ガンバ大阪ユース
DF
3  小林 友希  185/75 ヴィッセル神戸U-18
5  菅原 由勢  179/67 名古屋グランパスU-18
6  喜田  陽  171/59 セレッソ大阪U-18
18 鈴木 冬一  169/60 セレッソ大阪U-18
MF
4  平川  怜  175/67 FC東京U-18
10 福岡 慎平  170/66 京都サンガF.C.U-18
13 中村 敬斗  180/69 三菱養和SCユース
14 上月 壮一郎 180/68 京都サンガF.C.U-18
FW
7  久保 建英  172/66 FC東京U-18
11 宮代 大聖  179/71 川崎フロンターレU-18

ーーーー久保ーーーーーー宮代ーーーー
ー上月ーーーーーーーーーーーー中村ー
ーーーー平川ーーーーーー福岡ーーーー
ー鈴木ーーーーーーーーーーーー喜田ー
ーーーー小林ーーーーーー菅原ーーーー
ーーーーーーーー-谷-ーーーーーーーー

53分
4  平川→8  奥野 耕平 172/64 G大阪ユース
60分
13 中村→2  池高 暢希 174/61 浦和ユース
78分
11 宮代→15 馬場 晴也 179/66 東京Vユース

以下JFAマッチレポート転載
スタンドから大きな日本コールが起きる中で始まった試合は、立ち上がりからフォワードの宮代大聖選手や左サイドの上月壮一郎選手を中心に相手DFの背後を取り、ゴールへと迫っていきます。積極的な攻撃が実を結んだのは22分でした。FW久保建英選手の蹴った左CKを相手DFの間に走り込んだFW中村敬斗選手が頭で合わせ日本に先制点が生まれました。先制したことでさらに勢いに乗った日本。30分、久保選手の浮き球を受けた中村選手がドリブルでペナルティーエリア内に進入。体勢を崩した相手DFを置き去りにすると、飛び出したGKも冷静にフェイントでかわして左足を振り抜き、ゴールネットを揺らしました。36分にCKの流れからホンジュラスに1点を返されますが、43分に上月選手からのパスで抜け出した中村選手がGKとの1対1の場面をつくり出し、左足で豪快に決めてハットトリックを達成しました。前半終了間際には上月選手、中村選手との息の合ったコンビネーションから久保選手がペナルティーエリア左でボールを受け、左足で追加点を挙げます。スコアを4-1として試合を折り返します。

後半に入っても日本がペースを握ります。51分、中盤でボールを受けた久保選手が出した浮き球のパスにMF福岡慎平選手が反応。左サイド深くからクロスを入れると、ゴール前で待ち構えた宮代選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしました。その後は、選手交代しつつ、ボールを落ち着かせて危なげなくゲームを進める日本。90分には自陣から小林友希選手のロングパスを受けた鈴木冬一選手が相手DFをかわしてダメ押しの6点目を挙げます。後半アディショナルタイムには強烈なミドルシュートを放たれますが、これはGK谷晃生選手が防ぎ、相手に追加点を許さず。攻守に高い集中力を保った日本がグループステージ初戦を大勝で飾りました。

U-17日本代表 6-1(4-1) U-17ホンジュラス代表
(日本)22分、30分、43分 中村敬斗、45分 久保建英、51分 宮代大聖、90分 鈴木冬一
(ホンジュラス)36分

 

グループステージ第2戦 vs U-17フランス代表

スターティングメンバー
GK  
1  谷  晃生  190/82 ガンバ大阪ユース
DF
3  小林 友希  185/75 ヴィッセル神戸U-18
5  菅原 由勢  179/67 名古屋グランパスU-18
6  喜田  陽  171/59 セレッソ大阪U-18
15 馬場 晴也  179/66 東京ヴェルディユース

MF
4  平川  怜  175/67 FC東京U-18
8  奥野 耕平  172/64 ガンバ大阪ユース
13 中村 敬斗  180/69 三菱養和SCユース
14 上月 壮一郎 180/68 京都サンガF.C.U-18
FW
7  久保 建英  172/66 FC東京U-18
11 宮代 大聖  179/71 川崎フロンターレU-18

ーーーー久保ーーーーーー宮代ーーーー
ー上月ーーーーーーーーーーーー中村ー
ーーーー平川ーーーーーー奥野ーーーー
ー喜田ーーーーーーーーーーーー中村ー
ーーーー小林ーーーーーー馬場ーーーー
ーーーーーーーー-谷-ーーーーーーーー

HT
15 馬場→18 鈴木 冬一 169/60 C大阪U-18
69分
13 中村→9  山田 寛人 181/69 C大阪U-18
86分
14 上月→20 椿  直起 172/60 横浜FMユース

以下JFAマッチレポート転載
第1戦から2選手を入れ替えて臨んだ第2戦。立ち上がりから相手の強力な攻撃陣に攻め立てられます。1分、左サイドをLenny PINTOR選手にドリブルで突破されると、パスを受けたAmine GOUIRI選手にシュートを打たれます。これはわずかにゴール右に逸れていきましたが、開始早々から肝を冷やす場面を迎えました。日本はボールを保持するも、長身選手をそろえる相手の守備網に引っかかり、そこからカウンターを受ける場面が増えていきます。13分には、ピッチ中央からのパスを受けたGOUIRI選手がエリア左に進入し、右足でシュート。GK谷晃生選手が体に当てますが、ボールは無情にもゴールネットに吸い込まれ、フランスに先制を許します。反撃に出たい日本ですが、前線の選手にボールが入らず、コンビネーションで崩すことができません。35分、ペナルティーエリアの右で得たFKの場面ではキッカーの久保建英選手がゴール中央に速いボールを入れますが、中に走り込んだ中村敬斗選手にわずかに合わず。続く36分には上月壮一郎選手が左サイドからカットインして右足で狙いますが、相手GKに阻まれます。

後半に入り、森山佳郎監督が「勇気を持って前に前に押し出していくことで主導権はこちらに傾いてきた」と言うように、日本がペースを取り戻していきます。連係プレーで相手ゴールに迫っていった日本ですが、71分、右サイドのYacine ADLI選手とのパス交換から再びGOUIRI選手に決められ2点差とされます。それでも諦めない日本は72分、途中出場の山田寛人選手がペナルティーエリア内でボールを粘り強くキープすると、こぼれたボールを拾った宮代大聖選手が前に仕掛けたところを相手DFがたまらずファウル。このPKを宮代選手が自ら決め、1点差に詰め寄ります。しかし、日本の反撃もここまで。1-2で試合は終了し、日本の戦績は1勝1敗となりました。

U-17日本代表 1-2(0-1) U-17フランス代表
(日本)73分 宮代大聖
(フランス)13分、71分

 

グループステージ第3戦 vs U-17ニューカレドニア代表

スターティングメンバー
GK 
21 梅田 透吾 182/76 清水エスパルスユース
DF
2  池高 暢希 174/61 浦和レッズユース
15 馬場 晴也 179/66 東京ヴェルディユース
18 鈴木 冬一 169/60 セレッソ大阪U-18
19 監物 拓歩 189/77 清水エスパルスユース
MF
10 福岡 慎平 170/66 京都サンガF.C.U-18

13 中村 敬斗 180/69 三菱養和SCユース
16 山﨑 大地 182/74 広島ユース

20 椿  直起 172/60 横浜F・マリノスユース
FW
9  山田 寛人 181/69 セレッソ大阪U-18
17 棚橋 尭士 172/62 横浜F・マリノスユース

ーーーー棚橋ーーーーーー山田ーーーー 
ー椿ーーーーーーーーーーーーー中村ー 
ーーーー山﨑ーーーーーー福岡ーーーー
ー鈴木ーーーーーーーーーーーー池高ー
ーーーー監物ーーーーーー馬場ーーーー
ーーーーーーーー梅田ーーーーーーーー

57分
13 中村→7  菅原 由勢 179/67 名古屋U-18
63分
10 福岡→8  奥野 耕平 172/64 G大阪ユース
71分
18 鈴木→7  久保 建英 172/66 東京U-18

以下JFAマッチレポート転載
日本は上々の滑り出しを見せます。4分、右サイドの中村敬斗選手からペナルティーエリアでパスを受けた山田寛人選手が右足でシュートを放ちますが、右のゴールポストに阻まれます。立ち上がりから押し気味にゲームを進めると、7分、右サイドでボールを奪った中村選手が自らドリブルで持ち上がり、2人のDFをかわして右足で今大会4点目を決めます。幸先よく先制した日本でしたが、FIFA主催のトーナメント初出場のニューカレドニアのゴールを割ることができません。42分の左CKでは、山﨑大地選手が頭で合わせますが、またしても右のポストに直撃。追加点を奪えず、前半を終えます。

日本は57分に中村選手に代えて、菅原由勢選手をピッチに送り出し、3バックの布陣に変更。さらに奥野耕平選手、久保建英選手を投入し、ピッチを広く使いながら徐々に攻撃の形をつくっていきます。しかし、高い身体能力を生かした相手にピンチを迎えます。81分、ロングボールで抜け出したVita LONGUE選手にシュートを打たれ、GK梅田透吾選手のセーブでしのぎます。しかし、直後の右CKの流れからJekob JENO選手に頭でゴールを許し、同点とされてしまいます。終盤にかけて勝ち越しゴールを目指した日本でしたが、相手の粘り強い守備を打ち破ることができません。試合を通して相手の2倍となる22本のシュートを放つも、最後までゴールネットを揺らすことはできず、1-1で勝点1を分け合いました。

U-17日本代表 1-1(1-0) U-17ニューカレドニア代表
(日本)41分 菅原由勢、43分 山田寛人、59分 棚橋尭士、89分 久保建英
(カレドニア)3分、6分


ラウンド16 vs U-17イングランド代表

スターティングメンバー
GK  
1  谷  晃生  190/82 ガンバ大阪ユース
DF
3  小林 友希  185/75 ヴィッセル神戸U-18
5  菅原 由勢  179/67 名古屋グランパスU-18
6  喜田  陽  171/59 セレッソ大阪U-18
18 鈴木 冬一  169/60 セレッソ大阪U-18
MF
4  平川  怜  175/67 FC東京U-18
10 福岡 慎平  170/66 京都サンガF.C.U-18
13 中村 敬斗  180/69 三菱養和SCユース
14 上月 壮一郎 180/68 京都サンガF.C.U-18
FW
7  久保 建英  172/66 FC東京U-18
11 宮代 大聖  179/71 川崎フロンターレU-18

ーーーー久保ーーーーーー宮代ーーーー
ー上月ーーーーーーーーーーーー中村ー
ーーーー平川ーーーーーー福岡ーーーー
ー鈴木ーーーーーーーーーーーー喜田ー
ーーーー小林ーーーーーー菅原ーーーー
ーーーーーーーー-谷-ーーーーーーーー

54分
13 中村→20 椿  直起 172/60 横浜FMユース

以下JFAマッチレポート転載
最初のチャンスは日本に訪れます。4分、久保建英選手から左サイドでパスを受けた上月壮一郎選手がカットインして右足を強振。これは相手GKのセーブに阻まれるも、いい形でファーストシュートに持ち込みます。しかし、ここからイングランドが個の能力の高さを発揮していきます。14分、中盤でボールを奪われると、Angel GOMES選手からのパスを受けたRhian BREWSTER選手に決定的なシュートを放たれますが、GK谷晃生選手のファインセーブでゴールを許しません。さらに28分にはペナルティーエリア右に抜け出したBREWSTER選手が右足で狙いますが、今度は右ゴールポストをたたき、難を逃れます。日本は相手の高い位置からの猛プレスに遭い、なかなか攻撃の糸口をつかめません。それでも37分には平川怜選手のドリブル突破から中村敬斗選手がシュート。相手DFに当たったこぼれ球を上月選手が押し込もうとしますが、シュートは枠を外れてしまいます。前半アディショナルタイムにも久保選手のパスから上月選手が右足で狙うもシュートはゴールの上へ。苦しみながらもスコアレスで試合を折り返します。

日本は、54分に中村敬斗選手に代えて椿直起選手を投入。右サイドで椿選手と久保選手が起点をつくり、徐々に試合のリズムをつかんでいきます。69分には椿選手からのパスを福岡慎平選手がヒールパスでつなぎ、久保選手がペナルティーエリアの外から左足で狙いますが相手GKがキャッチ。84分にはNya KIRBY選手に決定的なシュートを放たれますが、小林友希選手がスライディングでなんとか弾き返します。最後まで諦めない日本は、87分に椿選手から宮代大聖選手が右足で、その1分後に久保選手がドリブルから左足でシュートを放つも、いずれも相手DFに防がれ、ゴールネットを揺らすことができないまま前後半が終了。今大会初のPK戦に突入します。互いに全員がPKを成功して迎えた日本の3人目、喜田陽選手が放ったシュートは相手GKに阻まれてしまいます。イングランドの5人全員に決められ、PK戦を3-5で落としたU-17日本代表はラウンド16で敗退。森山佳郎監督と共に歩んだ2年半の戦いに幕を降ろしました。

U-17日本代表 0-0(PK3-5) U-17イングランド代表

 


ベスト16という結果については残念ながら仕方がないかと。グループリーグが組み合わせに恵まれた一方で、1〜3位いずれで突破してもイングランド、スペイン、そしてブラジルと当たるラウンド16の組み合わせは最悪としか言いようがありませんでした。

内容については、ニューカレドニア戦のドローは置いておいて、フォーカスを当てるべきはフランス戦、イングランド戦でしょう。過去の大会のように何もできずに粉砕されることはなかったものの、リスペクトして臨んで来たフランスに対しては攻守のラスト15mいずれも抗うことができず、逆に真っ向勝負で来たイングランドに対しては、終盤に勝負をかけると言えば聞こえはいいものの、悪い言い方をすれば弱者の戦術で臨むしかありませんでした。「個」で劣るのはやむを得ないとして、「個プラス連携・組織」で今回のチームはどの相手でも互角に戦えると期待していたのですが、そこまでの水準には到達していなかったことは残念でした。

大会中のコンディションの問題も影響したかもしれませんが、とりわけ駒の少なさを感じました。瀬古歩夢(セレッソ大阪U-18)、斉藤光毅(横浜FCユース)の欠場が痛かったのは間違いありませんが、それを含めた上で15~16人ぐらいは誰が出てもいいような水準に上げておく必要があったのではないかと。今大会ではそれが12人程度に留まり、あと一歩で叩けたイングランド戦で、交代のカードを2枚も余らせる結果となってしまいました。確かにスタメン分でもタレントが揃うのも非常に稀なことですが。

特にイングランドなどに顕著でしたが、身体能力の高い黒人選手の比率が増えていて、かつそれらの選手の判断の質が上がっており、技術的・戦術的積み上げで日本は差を縮めているはずでしたが、結局身体能力の差がそのまま残っている状態。まだまだ厳しい。結果で見れば、イングランド戦はどちらに転んでもおかしくなかったので、できれば勝ち上がってもっと経験を積んで欲しかった。多くの選手が自信より挫折感、悔しさを持ち帰ったと思いますので、それを今後の成長に繋げてもらえれば。

以下、おこがましいですが選手個々の採点を。あくまで今大会、現時点ではこうだったというだけで、これからのキャリアで今回の評価を覆す成長を期待しています。(◎:期待以上、◯:期待通り、△:期待には届かず)

GK  
梅田 透吾(清水エスパルスユース)
○:NCL戦にフル出場。ビッグセーブが1本あり存在感を示すも、今大会が初召集だったこともありDFとの連携不足を感じさせる面も。

谷  晃生 (ガンバ大阪ユース)
○:HND戦での失点などハイクロスの処理に課題を残した他、プレスを受けたビルドでの拙い判断でピンチを招くことも。ENG戦ではパントミスを繰り返し地元ファンからブーイングを受ける時間もあったものの、その後建て直して好セーブを披露したのはさすが。

鈴木 彩艶(浦和レッズJY)
ー:出場機会なし。次回大会の出場を放棄してまで(対象はAFC選手権のみ?)の飛び級招集も出場機会なしに終わり、彼自身というよりはスタッフ側の采配に疑問が残る。NCL戦で想定していたゲーム運びができなかったため、途中出場のプランが崩れた?

DF
池高 暢希(浦和レッズユース)
△:監督の信頼を得られず、ボランチが本職の喜田にポジションを譲る形に。NCL戦フル出場も、仕掛けはほとんどなくトラップ・パスミスも多かった。試合勘が不足、インドのピッチに順応できていない様子だった。

監物 拓歩(清水エスパルスユース)
△:NCL戦フル出場、特に問題はなかった一方で卓越した働きもできなかった。窮地での寄せ、反応に甘さが残る印象で、エスパルスでも最終学年となる来季はDFリーダーとしての成長も期待したい。


菅原 由勢(名古屋グランパスU-18)
◎:FRA戦の前半以外は全てCBでの出場に。寄せの速さや厳しさ、窮地での体を張ったディフェンスはお見事で、フランスやイングランドの強烈な個に対しても十分対応できていた数少ない選手の一人。ENG戦のPKでは一人目の重役を見事に果たし、強心臓ぶりも見せた。

小林 友希(ヴィッセル神戸U-18)
○:HDL戦ではミドルフィードで攻撃の起点となりアシストも記録したものの、FRA戦・ENG戦では、強烈なプレスを前に自陣での危険な球出しもあった。スピードのあるアタッカーへの対応は課題。

山崎 大地(サンフレッチェ広島F.Cユース)
○:NCL戦フル出場。セットプレーではポスト直撃のヘッドなど狙いどころとなったほか、ボランチから3バックの中央に落ちて戦術的対応力を見せたものの、チームを勢いづかせる働きまでには至らなかった。

馬場 晴也(東京ヴェルディユース)
△:FRA戦で先発も、グイリとのマッチアップでは純粋なスピードだけでなく予測の部分でも不足しており翻弄されて失意のHTでの交代。NCL戦もミドルフィードの精度を欠き、攻撃の起点となれなかった。

MF
奥野 耕平(ガンバ大阪ユース)
△:福岡の状態もありFRA戦にフル出場も、守備の強度・寄せに行くところの判断に苦しみ、ブロックをちぎられる大きな要因に。1点を返す起点となるパスもあったものの、全体的にバックパスが多く繋ぎ役を全うできなかった。

平川  怜(FC東京U-18)
△:FRA戦、ENG戦では相手の強烈なプレッシャーを前に、危険な位置でボールを奪われる場面も。国内でやれていた中盤でのいなしの部分を打ち砕かれ、自信を喪失しているようにも見えた。何とか今後の糧にしてほしい。

鈴木 冬一(セレッソ大阪U-18)
◎:攻撃のオプションとして思われていた左サイドバックでの起用でレギュラーを務めた。プレスを受けた際も、いなしや前線のフィードで慌てることなく対応し、従来の攻撃的素養が活きた。守備者としてもアタッカーに対して粘り強い対応を見せ、コンタクトでも屈することなく才能が開花。キャリアのターニングポイントになる大会になるかも。

椿  直起(横浜F・マリノスユース)
◎:NDL戦で唯一存在感を示し、ENG戦では途中出場から攻撃の起点に。縦のスピードとトリッキーなテンポからなるドリブルは、欧州のDF相手でも十分通用することを示した。状況判断も悪くないものの、細かい繋ぎが相対的に苦手としているようにも感じるので、その辺りを伸ばしていきたい。

福岡 慎平(京都サンガF.C.U-18)
○:緒戦のHDL戦で終了を待たずに負傷退場と不安を残したが、怪我の影響を感じさせない安定したプレーを披露。守備で危険なポイントをカバーし、チームを落ち着かせる役割を果たした。プレースキッカーとしても貢献。FRA戦は彼がいれば展開も大きく変わっていたように思う。

喜田  陽(セレッソ大阪U-18)
○:本来のポジションではない右サイドバックでの出場となり、FRA戦ではPINTOR、ENG戦ではHUDSON-ODOIと強烈なアタッカーと対峙。前者には目立った仕事をさせず、後者には苦しんだものの結果として得点を許さなかった。守備で奔走した一方、献身的なオーバーラップで攻撃の選択肢にもなり、運動量、状況判断の素養の高さを感じさせた。PKは仕方がない。

上月 壮一郎(京都サンガF.C.U-18)
○:初戦のHDL戦では見事なスルーパスからアシストを記録。突破力だけでなくパスセンスも感じさせた。第2戦以降、逆サイドの中村に注目が集まった分、多少のやりやすさはあったはずだが、カットインからのミドルなど思い切りの良さを見せた半面、周りが見えておらず状況判断の拙さを感じる場面も。身体的に国際的にも通用することを感じさせた数少ない選手。

FW
山田 寛人(セレッソ大阪U-18)
△:FRA戦では、1点を返す起点となり大きな仕事を果たしたものの、レギュラー奪取の上で大きなゲームだったNDL戦で沈黙。消える時間が多く展開に関与できなかった。重要な交代のカードにも成りえただけに、非常に残念な大会に。

宮代 大聖(川崎フロンターレU-18)
△:フランス、イングランドの巨漢CBを前に、コンタクトやリーチの差に苦しみ前線で起点になることができなかった。デュエルを諦めているようにも見えたのが残念。久保が前を向いたときの動き出しやパスを受けるタッチの精度も今一つで、一つ一つをさらにレベルアップさせてほしい。

棚橋 尭士(横浜F・マリノスユース)
△:斉藤光毅の離脱による緊急招集と難しい部分はあったと思うが、出場はNDL戦のみと序列を覆すことはできなかった。NDL戦ではポスト直撃のシュートなどストライカーとしてのらしさを見せた場面もあったが、最前線、シャドーとポジションを移す中で存在感が薄れていった。まずはマリノスでポジションを確保してほしい。

中村 敬斗(三菱養和SCユース)
○:初戦HDL戦では圧巻のハットトリック。縦への突破からのフィニッシュと個の打開力を見せたが、フィジカルで上回る相手とのマッチアップを強いられたFRA戦・ENG戦では、前を向かせてもらえず沈黙。出来が分かれる大会となった。来年からのプロ入りも噂されるが、フィジカルで上回る相手とのバトルを早く経験させた方がよさそう。

久保 建英(FC東京U-18)
○:卓越したボールテクニックでキープと前を向く部分では十分通用することを示したほか、チームがチャレンジを躊躇する中でも果敢に仕掛けに行くメンタリティはさすがだった。周りのフォローに恵まれない部分もあったが、ラストパスやフィニッシュなど決定的な仕事は限られてしまったため、独力でゴールをこじ開ける上では特にランスピードの部分での身体的成長を期待したい。

 

 


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