国際ユースサッカーin新潟
U-17日本代表vsU-17新潟選抜


今日は新潟ビッグスワンスタジアムへ。

国際ユースサッカーin新潟最終日、U-17日本代表vsU-17新潟選抜。
久保建英(FC東京U-18)だけでなく様々なタレントが揃うU-17代表はとりわけ注目してきましたが、10月に迫ったワールドカップに向け直前キャンプ以外での国内活動は最後になるため、直接観戦するチャンスを逃さんとはるばる新潟へ向かいました。

今大会はここまで2戦を終えて1勝1分。1-0で勝利した昨日のメキシコ戦を今回の勝負所と位置付けていたようで、翌日の今日の試合は残念ながらサブ組主体の編成に。しかしこちらもメンバー生き残りを懸けた選手たちのアピールが見られるはずで、個々の出来栄えに注目です。

新潟は前日までの雨からうって変わっての晴天。16時近くのキックオフということもあって暑さはピークからは落ち着いて来たものの、夏らしい厳しいコンディションに。

 

U-17日本代表

今大会は、第2戦終了時点で1勝1分勝点4得失点差で2位。
第1戦:vs U-17クロアチア代表 1-1
第2戦:vs U-17メキシコ代表 1-0

今シーズン初観戦。


GK 
12 鈴木 彩艶  184/81 浦和レッズJY
DF
5  馬場 晴也  179/66 東京ヴェルディユース
7  菅原 由勢  179/67 名古屋グランパスU-18
15 関川 郁万  180/64 流通経済大学付属柏高
17 橋本 柊哉  178/68 市立船橋高
MF
6  桝谷 岳良  167/58 川崎U-18
8  奥野 耕平  171/58 ガンバ大阪ユース
16 岩本  翔  167/54 ガンバ大阪ユース
18 鈴木 冬一  162/58 セレッソ大阪U-18
FW
9  斉藤 光毅  170/60 横浜FCユース
19 栗原 イブラヒム Jr.  188/76 三菱養和SCユース

ーーーー栗原ーーーーーー斉藤ーーーー
ー鈴木冬ーーー-ーーーーーーー桝谷ー
ーーーー奥野ーーーーーー岩本ーーーー
ー橋本ーーーーーーーーーーーー菅原ー
ーーーー馬場ーーーーーー関川ーーーー
ーーーーーーー-鈴木彩-ーーーーーーー

 

 

U-17新潟選抜

今大会は、第2戦終了時点で2敗勝点0の4位。

第1戦:vs U-17メキシコ代表 3-7
第2戦:vs U-17クロアチア代表 1-3

今シーズン初観戦。

GK
1  藤田 和輝  アルビレックス新潟U-18
DF
3  小泉 善人  帝京長岡高
4  入山 慶斗  新潟明訓高
5  小澤 将秀  新潟明訓高
13 中野 郁弥  北越高
MF
6  五十嵐 新  アルビレックス新潟U-18
7  高月 創太  北越高
8  矢尾板 岳斗 帝京長岡高
FW
9  小林  心  北越高
10 外山  光  長岡向陵高
11 藤田 凌央  新潟明訓高

ーーーーーーーー外山ーーーーーーーー
ー藤田ーーーー-矢尾板-ーーーー小林ー
ーーーー五十嵐ーーーーー高月ーーーー
ー小澤ーーーーーーーーーーーー小泉ー
ーーーー入山ーーーーーー中野ーーーー
ーーーーーーーー藤田ーーーーーーーー




 

試合形式は45分ハーフ。

キックオフから新潟が激しいプレス。3トップが高い位置からチェックを仕掛けると、最終ラインからのビルドを試みる日本の出し所を埋め、素早く囲んで数的有利を作ります。

しかし最初のチャンスは日本。5分、右サイドの守備網を7菅原由勢が突破しニアへクロス。エリア内19栗原イブラヒムジュニアが落としますが、6桝谷岳良へのパスはややズレて相手のチェックに合い撃ち切れず。

8分、日本は最終ラインでのパス回しでGK12鈴木彩艶がトラップミス。チェックに行っていた新潟8矢尾板岳斗が奪いかけますが、何とか自ら回収します。

9分、新潟の右コーナー。クロスに日本12鈴木彩艶のパンチングが中途半端になると、キッカー9小林心がダイレクトで狙いますが、ミートしきれずDFがクリア。

10分、日本は16岩本翔からの縦パスでスイッチ。6桝谷岳良、7菅原由勢の連携で右サイドを突破すると、ラストパスを受けた9斉藤光毅が縦へちぎりミドルで狙いますが、当たり損ねゴール左へ外れます。

15分、新潟は中盤でクリアボールを拾った7高月創太が、キーパーが前目に位置どっていたのを見逃さず、意表をつく35mのロングシュート。GKの頭を越えゴールへ向かいますが、惜しくもゴール裏左ポールを直撃。

16分、日本はミドルフィードから右サイドで浮いていた6桝谷岳良がドリブルで前進。追い越した7菅原由勢がラストパスを受けてそのままエリア侵入、フィニッシュに持ち込みますが、新潟1藤田和輝が飛び出し何とか手に当てます。

18分、日本はハーフラインで新潟DFの処理遅れを9斉藤光毅が奪いドリブルで仕掛けます。スピードを活かしエリアまで運んでGKと一対一に持ち込みますが、最後のタッチが乱れ飛び出した新潟1藤田和輝がブロック。

23分、日本は右サイド7菅原由勢のフィードから6桝谷岳良が中盤で前を向くと、ドリブルで運び追い越してきた9斉藤光毅へ絶妙のラストパス。スピードでちぎり右足で流し込みますがこれは1藤田和輝が反応。しかしファーに流れたボールを19栗原イブラヒムジュニアが難なく押し込み先制します!
U-17日本代表 1-0 U-17新潟選抜>

日本で目立っているのは主力に近い位置にいる7桝谷岳良。本職はボランチ、今日は左利きながら右サイドでの起用も、厳しい縦パスを収めてからのカットインやワンツーで攻撃の起点に。戦術理解度の高さを見せています。

28分、新潟は右サイドのスローインから7高月創太がマークをずらしシュート。DFにあたりゴール左へ外れます。

高月創太は調べてみると湘南ベルマーレU-15小田原の出身。小柄ですがクイックネスで相手を剥がし、パンチのあるロングシュート、DF裏へのフィードと攻撃を牽引していました。

30分、日本は右サイド6桝谷岳良が厳しいパスをしっかり収め中へ繋ぐと、9斉藤光毅のラストパスに右サイド19栗原イブラヒムジュニアが抜け出し、角度はなかったものの強烈ミドル!ゴール左へ外れますが、会場を沸かせます。

栗原イブラヒムジュニアは、フィジカルはモンスター級。ポスト時のDFを背負う力は国際レベルで、DFからボールを覆い隠し、さらには押し潰してしまうほど。くさびの精度も意識しているようで悪くないですが、柔軟性にかける印象も。まだまだ遠慮している様子なので、周りが彼を活かせるともっと本領を発揮できそうです。

34分、新潟は最終ラインでのパス回しにエリア前で関与した1藤田和輝の処理が遅れると、チェックした19栗原イブラヒムジュニアがボールを奪取。無人のゴールへのシュートを試みますが、藤田に引っ張られ倒されてしまいます。藤田にはイエロー。
30m左寄りのセットプレー。7菅原由勢のふわりとしたクロスに、9斉藤光毅がヘッドで合わせますがゴール左。

37分、新潟は左サイドのスローインから11藤田凌央が深く抉ってクロス。ファー9小林心が完全フリーの状態でヘッドで合わせますがゴール右!これは決めておきたかった!

38分、新潟は左サイドでテンポよくエリア侵入。日本は15関川郁万が体を入れて難を逃れたかに思われましたが、クリアの判断を迷いゴールライン際でボールを奪われてしまうと、突っ込んだ新潟11藤田凌央に対し、カバーに入った6桝谷岳良が引っ掻けてしまいPKを献上!これを7高月創太が思い切りよく蹴り込み同点とします!
<U-17日本代表 1-1 U-17新潟選抜

失点のきっかけとなってしまった関川郁万は、代表ならではの細かなラインコントロールに苦労。終了間際はかなり困憊しているようにも見えました。PK献上のきっかけとなった判断ミスは致命的で、まだ代表の中では自身のプレーを発揮しきれていない様子。

その後、新潟は7高月創太と9小林心の北越ホットラインで右サイドを執拗に攻撃。DF裏のロングフィードを供給すると、対応する日本17橋本柊哉の裏を度々ついて深い位置まで運んだものの、一対一では粘り強い対応を破るには到りません。橋本は守備で奮闘も、攻撃の機会が得られず万全のアピールとはいかないか。

スコアは動かず同点で前半を終了。




後半開始から日本はメンバーを大幅に入れ替え。
6桝谷→4平川怜(FC東京U-18)
15関川→2池高暢希(浦和レッズユース)
17橋本→13中村敬斗(三菱養和SCユース)
18栗原→11宮代大聖(川崎フロンターレU-18)
布陣は以下の通りに。

ーーーー宮代ーーーーーー斉藤ーーーー
ー奥野ーーーー-ーーーーーーー中村ー
ーーーー岩本ーーーーーー平川ーーーー
ー鈴木冬ーーーーーーーーーーー池高ー
ーーーー馬場ーーーーーー菅原ーーーー
ーーーーーーー-鈴木彩-ーーーーーーー

2分、主力を投入した日本が早速真価を発揮します。左サイドでパスカットした18鈴木冬一がボールを預けそのまま走りだすと、16岩本翔から素晴らしいスルーパス。これに鈴木が抜け出しスピードで縦にちぎると、飛び出したGKの寸前でスライディングで折り返し、無人のゴールに9斉藤光毅がしっかりと流し込んで勝ち越します。
U-17日本代表 2-1 U-17新潟選抜>

岩本翔はエレガントにボールを散らしてゲームメイク、ラインブレイクする選手に合わせたミドルパスも魅力的な選手。裏抜けを得意とする9斉藤光毅とのホットラインは可能性を感じるものが。しかしタイプ的に重なる森田晃樹(東京ヴェルディユース)がこの代表に定着できておらず、必要とされるタイプなのかは微妙なところ。

続く4分、日本は最終ライン5馬場晴也から対角に30mを通す素晴らしい縦パスが入ると、13中村敬斗が絶妙なダイレクトパス。これに9斉藤光毅が縦へ抜け出しGKをかわす横パスを送ると、11宮代大聖が流し込みあっという間の追加点。
U-17日本代表 3-1 U-17新潟選抜>

馬場晴也は、年少組ながらライン統率から対人まで卒なくこなし、ぐんぐん成長している様子。何よりこの縦パスが凄まじく、この見せ場だけで引き続き招集してほしいと思ったぐらい。

8分、新潟の交代。
5小澤→14杉山颯汰(開志学園JSC)、
10外山→17晴山岬(帝京長岡高)。

8分、新潟は日本のパスミスを奪い、縦パスから17晴山岬がDFと巧く入れ替わり前進。バイタルからミドルを放ちますが、惜しくもキーパー正面。

16分、日本は左18鈴木冬一から縦へフィード。これに11宮代大聖がラインぎりぎりで抜け出すと、飛び出したGKをあざ笑うかのようなループシュートを決め余裕の追加点。
U-17日本代表 4-1 U-17新潟選抜>

17分、日本は中盤で4平川怜が素早く寄せてボールを奪取。ダイレクトでのパス交換から11宮代大聖が右サイドを抜け出すと、ミドルで狙いますがミートせずゴール左。

19分、日本のカウンター。11宮代大聖が右サイドでのキープからの切り返しで三人をかわして縦へ繋ぐと、13中村敬斗がスピードでちぎり一気にエリア侵入。絶妙なシュートフェイントでDFを交わし、折り返しを8奥野耕平がダイレクトであわせ5点目。
U-17日本代表 5-1 U-17新潟選抜>

24分、新潟の交代。
7高月→16梨本夢斗(帝京長岡高)、
9小林→15押久保汐音(アルビレックス新潟U-18)。

26分、日本の交代。
8奥野→10福岡慎平(京都サンガF.C.U-18)。
右サイドに入り、13中村敬斗が左へ。

28分、日本は左に流れた11宮代大聖からサイドチェンジ。10福岡慎平が頭で落とし2池高暢希がスピードに乗りかけましたが、新潟14杉山颯汰が体で止めてしまいます。このプレーでイエロー。

30分、日本は7菅原由勢から左サイドへスーパーフィード。これを受けた13中村敬斗がカットインからミドルを放ちますが、ゴールを越えてしまいます。

32分、日本は左18鈴木冬一が13中村敬斗とのワンツーで前進。クロスはファーにまで達しますが、戻ったDFが何とかクリア。

32分、新潟の交代。
8矢尾板→18岩﨑慶太(帝京長岡高)、
11藤田→2原田新大(アルビレックス新潟U-18)。

35分、日本の交代。
16岩本→14上月壮一郎(京都サンガF.C.U-18)。
右サイドに入り、10福岡慎平がボランチ。
5馬場→3小林友希(ヴィッセル神戸U-18)。
布陣は以下の通りに。

ーーーー宮代ーーーーーー斉藤ーーーー
ー中村ーーーー-ーーーーーーー上月ー
ーーーー福岡ーーーーーー平川ーーーー
ー鈴木冬ーーーーーーーーーーー池高ー
ーーーー小林ーーーーーー菅原ーーーー
ーーーーーーー-鈴木彩-ーーーーーーー

37分、日本は4平川怜から右サイドへ散らすと、2池高暢希が縦にスルーパス。これに中央から流れてきた14上月壮一郎がそのまま左足で狙いますが、DFがブロックしてゴール上。

40分、新潟の右コーナー。ニアへの速いクロスは12鈴木彩艶がしっかりキャッチ。

鈴木彩艶は身体能力はやはりあるし、右足キックは飛距離・精度共に良好ですが、左足はまだ危なっかしい。パンチングやビルドのミスもあって今すぐこの代表で計算できるレベルではなく、本来次のU-17世代ということでW杯には二度出場できないこともあり、サブでの参加なら無理して招集するほどではないかなと。

43分、新潟は左サイド15押久保汐音が又抜きパスで局面を打開。バイタルをテンポよく繋ぎ、最後は2原田新大が振り向き様ミドルで狙いますが、DFにあたりゴール右。
このコーナー、17晴山岬が頭で合わせますがその前にキーパーチャージ。

AT、日本はライン裏へのボールに11宮代大聖がDFとの競争勝ってGKと一対一のチャンス。左足で狙いますが、惜しくもゴール左上部を強打!

両チーム足が止まり始め、ここでタイムアップとなりました。



前半内容に乏しく同点での折り返しと嫌な雰囲気が漂った日本でしたが、主力を投入し始めた後半は、開始5分で2点を追加するなど圧倒。終わってみれば5ゴールで新潟選抜を粉砕し、結果2年ぶりとなる優勝を飾りました。

やはり主力組はモノが違いました。アピールしなければならない組に比べて幾らか余裕はあると思いますが、それを差し引いても個々の持ち味を存分に発揮。13中村敬斗は、縦へのスピードとゴール前での落ち着き、長所のシュート力を活用したシュートフェイントで敵を切り裂き1アシストを記録。数字以上に個で打開する力は圧倒的。2ゴールの11宮代大聖は5点目の際は3人を手玉にとるなどポストプレーでのアイデアはさすが。フィニッシュワークも豊富で動きもキレている様子。AFC選手権時は決定機を悉く外し大ブレーキとなってしまったものの、コンディションとメンタルを保てれば本大会ではゴール量産できるのでは。そして4平川怜はやはり素晴らしい選手。ファーストタッチの置き所や散らしの判断の速さは、視野を確保してる外野から見ててもついていけないぐらいのクオリティ。世界でどれだけ通用するのか最も楽しみな選手です。

主力組以外で今後も召集されそうなのは先述の5馬場晴也、トップの9斉藤光毅あたりでしょうか。斉藤は1ゴール1アシストを記録。裏抜けの感覚と縦へのスピードは魅力でゴール前の落ち着きも兼備。この代表でも既に存分に活かされており、十分力になりえます。今回は招集されなかった山田寛人(セレッソ大阪U-18)、棚橋尭士(横浜F・マリノスユース)含め非常にレベルの高いサバイバルになっており、森山監督はどんな決断を下すのでしょうか。そして、フィジカル差を埋められず苦しんでいる様子の18鈴木冬一。中盤で起用された前半は守備重視になったため後ろのフォローを受けられず、良いところなしで正直厳しいかと思いましたが、見慣れない左バックでの出場となった後半から本領を発揮。味方を追い越すスピードはとても効果的で、ミドルフィードも駆使し2アシストも記録。攻撃時の貴重なオプションとして期待できそうです。

 

国際ユースサッカーin新潟
U-17日本代表 5-1(1-1)U-17新潟選抜
@デンカビッグスワンスタジアム
(日本)23分 栗原イブラヒムジュニア、47分 斉藤光毅、49分 宮代大聖、51分 宮代大聖、64分 奥野耕平
(新潟)38分 高月創太

 

 

 


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